里海画報～ガメラ岩で布袋竹が　０８年６月２日

2008/06/02 - 2008/06/02

入梅とともにガメラ岩の布袋竹のジャングルでは筍がどんどん出るんでがんす。
布袋の筍が出る時期は短く、ほんの２週間の間ぢゃが、あくが少なく柔らかい美味しい筍でがんす。
ガメラ岩は豊島では「ゴウラ石」と云はれ、薄く剥がれるけど固く加工しにくいんぢゃが昔はタガネで割って石垣などに「く」の字に積み上げとったんぢゃ。壇山の山頂部は安山岩のゴウラ石ぢゃが、風化で剥がれて転がって来たんか、２～３ｍ位のゴウラ石が山中にいろいろあるんよ。

エリア 直島・豊島・小豊島(香川)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船 バイク

布袋竹は根っ子がコブコブになる竹で釣竿や水戸黄門の杖になるが、その筍はあくが少なく美味しいんでがんす。

太さ20〜50ｍｍで明るい茶色の筍が梅雨入り頃に出るんでがんす。

竹林の中には２〜３ｍはあるゴウラ石の大きいんがゴロゴロしとってぢゃ。
もともとこのへんは畑ぢゃったげなんぢゃが、さすがにこのガメラ岩みたいなんは動かしたりはでけんかったげなんよ。

ガメラ岩の下にだけ豊島石と瀬戸物の祠（約２０〜３０ｃｍ）があって、かつて畑があった頃は灯明を灯して拝んだ人も居ったげな。５円玉のお賽銭がまだ残っとるんでがんす。

地元の人に聞いても「そんなん初めて聞いた」といふんぢゃが、耕作放棄になってから数十年は経っとるけえ、そんなんかもしれんのう。

豊島のどの集落のお墓にもこんな形のんがあるけど、これはそのミニチュア版でがんす。蝋燭一本供えるんに丁度ええんでがんす。

筍積んで瑞雲号で港まで帰るんでがんす。

朝８時の特設空母松栄丸でうどん国東浜港に向けて出港、すぐに不法投棄現場の前の海を通るんでがんす。

産廃の山もだんだん低うなってきたんでがんす。

「てしま心の資料館」のオリーブも、白い花を着けとるんでがんす。

黒い山がシュレッダーダストでがんす。

桟橋は産廃輸送専用船の専用桟橋でがんす。
うどん国の東浜港まで７０分位かかるんでがんす。

筍の皮を取って水で煮るだけでＯＫでがんす。
煮る時、スイートコーンみたいなイイ香りがするんでがんす。そもそもあくが無いけえ、糠などは要らんのでがんす。

約３０分加熱してお湯を捨て水を入れ替えて放冷したらもう食材として使用可になるんでがんす。
天麩羅や吸い物や炊き込み御飯や散らし寿司に入れて食うんでがんす。

むしゃむしゃして食べた。
今では反芻している。
(￣ 〜 ￣ )〃ムシャ、ムシャ