【祝！日本一】　名古屋史上最高に熱い夜

2007/11/01 - 2007/11/01

２００７年１１月１日、ドラゴンズファンが長年ず〜っと待っていた『日本一』の瞬間がついに・・・。

この夜の名古屋は、とても熱く盛り上がっていました〜。

エリア 鶴舞・堀田(愛知)

昨日（１０月３１日）、初めて日本シリーズをドームで見たdraken。

４−２という接戦を制して、ドラゴンズ５３年ぶりの日本一まであと一つとなりました。

翌（１１月１日）、drakenは会社でもその日の夜に実現するかもしれない『日本一』を想像し、胸が熱くなってしまうのでした。（←早すぎっ！！）

運命の日の仕事と用事を早めに済まし、この日のドームのチケットを持たないdrakenが向かったのは
ナゴヤドームではなく、名古屋の大須商店街でした。

大須商店街のテレビ中継の前は、５３年ぶりの日本一の喜びをみんなで分かち合いたいドラファンであふれていました。

５３年ぶり・・・。このテレビの前に集まっている人の９割以上は、ドラゴンズの日本一を知らない世代なのです。

当然、drakenもその一人で、ドラゴンズの日本一の映像ははるか昔の白黒映像でしか見た事がないのです。

その５３年という長い長いブランクの間に、どれ程多くの熱狂的ドラファンのおじいさん、おばあさんが
ドラゴンズの『日本一』を見ることなく、亡くなられた事でしょう。

テレビの横には、ドラゴンズ日本一のビールかけ用の缶ビール１０００本（←中日スポーツ調べ）が山のように積まれています。
大須商店街さんからの御厚意です。

ちなみに昨年のドラゴンズのリーグ優勝の瞬間もここにいたdrakenですが、その時は発泡酒でした。

今年は５３年ぶりの日本一がかかっているので、発泡酒なんてケチくさい事を言わずに、缶ビールを用意してくださった大須商店街さん。

ありがとうございます〜。


でも、まだ試合の中盤なのでお預けです。

あ〜、早くビールかけしたい〜。
早く飲みたい〜、じゃなくて早くビールかけたい〜　ってマジで思ってましたよ。

この日ばかりは、ビールは飲むものじゃなくかける物なのです。

この日先発した山井投手のパーフェクトピッチングは
まだまだ継続中です。

攻撃時だけでなく、守備時でも大きな声援がかけられます。

日本一の瞬間が近づき、ビールが配布されました。

あと少しでずっと待ち続けた日本一の瞬間が・・・。
胸の奥からこみ上げてくるものが・・・。

パーフェクトピッチングを続けていた山井投手に代わり、ドラゴンズ抑えのエース守護神　岩瀬が登場。

山井投手の交代に疑問の声も少しあがりましたが、
すぐ切り替えて、みんな岩瀬投手の応援です。

だって、日本一決定のマウンドには当然岩瀬投手しかいないとみんな思っていたから。
（さすがに、日本一決定試合で８回までパーフェクトで岩瀬投手にリレーなんて展開、誰も想像できなかったですが・・・）

この時の岩瀬投手のプレッシャーは、本人も後のインタビューで話していたけど、プロ野球人生最大のものだったでしょうね。

山井投手の神投球を壊さないため、大きな批判を覚悟しながら岩瀬投手に託した落合監督のためにも、失敗どころか、一人のランナーも許せないパーフェクトの投球をしなければいけない場面。

ピッチャーだけでなく、野手陣全員も相当のプレッシャーだったでしょうね。ここでエラーしたら、一生語られそうな場面ですもんね。

そんな最終回、最後の打者をセカンドゴロに打ち取り、ファーストのウッズがキャッチ。

２００７年１１月１日　午後８時３６分

その瞬間、全国のドラファンがずっとずっと待ち続けた『日本一』がついに実現しました。

大須の会場も大歓声とともに、一斉にビールの雨が降り注ぎました。

最高の笑顔を見せる人もいれば、感動のあまり涙ぐむ
人まで・・・。drakenもついに実現したドラゴンズの
日本一に感動の涙を流してしまいました。

落合監督のインタビューが始まりました。

大須から栄の中日ビル前に移動です。

中日ビル前もドラゴンズファンであふれていました〜

ほとんどの皆さんが初めのドラゴンズの日本一の喜びを味わっていました。

僕にとっても当然、初めてなのですが、ほんと長かったなぁ・・・。しみじみ・・・。

drakenは岐阜生まれで岐阜で育ち、テレビで見る野球は中日戦もあるけど、巨人戦も多かったなぁ。

だから、drakenが小学生の頃はクラスの中で中日ファンと巨人ファンがほぼ半分くらいでした。

他の友達の理由は分かりませんが、僕は強い巨人よりその巨人を倒すために頑張る地元のドラゴンズの方により魅力を感じて、ドラファンになっていました。

（７０年代後半〜８０年代前半は巨人や広島が強く、中日は上位と下位を行ったり来たりする程度のチームでした。）

みんなで集まる野球は、いつも中日ファンＶＳ巨人ファンの試合。
この試合の対戦成績もうまいぐあいに結構拮抗していました。

当時の強かった巨人ファンから「『中日ドベゴンズ』のファンなんてやめちまえ〜！」って何度言われても
drakenは乗り換える気は全くありませんでした。

逆に打倒！巨人の思いはますます強くなっていきました。

僕の小学校の少年野球チームのユニフォームは巨人に似たタイプ。隣の隣の小学校の中日タイプのユニフォームにすごく憧れていました。

８０年代〜９０年代のドラゴンズは優勝争いしていても、最後に粘り負けして２位が多かったなぁ。

で、来年こそは　って思っているとＢクラス落ちとか
安定した強さはありませんでした。

でも、魅力的な選手もたくさんいて、たまに見せるドラマチックな試合を見に、ナゴヤ球場に何度も応援に行ってました。

当時のナゴヤ球場は、狭い、汚い、暑いの３拍子揃った球場で、試合後は汗だくでバテバテになって満員電車に乗って帰っていったものです。

でも、環境は悪いけど日本的な野球場って雰囲気がある所でしたよ。

そして、日本プロ野球史上伝説となった
１９９４年１０月８日

最終戦を残し、中日と巨人が完全に並び、ナゴヤ球場での直接対決の勝者が優勝となる　いわゆる１０．８

drakenは名古屋駅前のテレビの前で応援していました。３−６の劣勢の状況で最後まで精一杯応援しましたが、敗れた瞬間、悔しくて悔しくてしばらく涙が止まらず、目をはらしながら電車で帰っていきました。

そして、２年後の１９９６年。ナゴヤ球場ラストゲームで再び巨人に目の前で胴上げを許してしまいました。

翌１９９７年、ナゴヤドーム元年。
狭いナゴヤ球場から広いナゴヤドームとなって、今までの打力重視の野球が通用せず、昨年の２位からまさかの最下位。

その後、星野、山田、落合とナゴヤドームに対応できるように守備力・投手力を整備するに連れて、安定した強さが出てきました。

１９９７年の最下位以降
１９９８年〜２００７年の１０年間で
優勝　３回
２位　５回
３位　１回
５位　１回
と、この１０年間セリーグでは一番安定した強さを発揮するチームとなりました。

安定して優勝争いができるチーム、毎年優勝候補として挙げられる強いチームになったドラゴンズ。

落合監督となって、目標はリーグ優勝ではなく、あくまでも『日本一』となったドラゴンズ。

２００３年シーズンオフ、コーチ経験なしでいきなりドラゴンズの監督となった落合氏。
現役時代の『オレ流』ぶりの行動に、評論家からは
失敗の声が多数を占めていました。

そして、最初のサプライズが
トレードを封印して、現有戦力の１０％底上げ　で優勝すると宣言。

その言葉を果たすために、１２球団一と言われる厳しい練習（６勤１休）を課し、選手を鍛え上げた。
その年、中日は戦前の予想を覆して優勝を果たした。

この夜の名古屋の街はほんと熱かった。

ドラゴンズのユニを着た人を見かけると、誰とでもハイタッチ。横断歩道でもみんな縦１列に並んで、ハイタッチしながら横断。

この夜だけでも、１００人以上の見知らぬ人とハイタッチしたdrakenです。


名古屋一の繁華街の錦３丁目のエリアをユニフォーム姿の団体が歩くなんて、この日が初めてだろうな〜。

この夜のご飯は、繁華街錦３丁目にあるカレーうどんの名店『にしき』

ここのカレーうどんは激ウマです。
実は、昨夜の日本シリーズ第４戦の帰りもココでした。この日のカレーうどんはさらに旨かったかも。

ただ一つ違うのは、この日１１月１日からこのカレーうどんが小麦の値上げのため６５０→７００円になったこと。

でもいいさ、うれしい事があったから。

この旅行記へのコメント （2）

• ぼぬかいさん 2007/11/02 12:17:11

  おぉぉぉぉ！！！

  drakenさん　大須におったんですかい！！
  昨日　旦那がコメ兵からの帰りに「ドラゴンズが勝ったらビールを配る」って商店街でてんこ盛りビール運んでるのを見たと言っていたが、もらいましたか？
  でも昨夜はドラキチの店へ行けばどこでも大盤振る舞いだったんでしょうね〜♪
  今日は各地でドラゴンズセール開催ですね〜。
  
  なんだか街が沸いている感じがしますね〜。

  drakenさん からの返信 2007/11/02 23:18:47

  RE: おぉぉぉぉ！！！

  こんばんは、ぼぬかいさん。
  
  そうですよ〜。去年の優勝決定日と同じように大須商店街に行ってました。
  
  ビールはもちろんもらいましたよ〜。
  去年のリーグ優勝は発泡酒だったけど、今回の日本一はビールにグレードあっぷしていて、大須商店街の心意気に感動でした。
  
  draken初体験の日本一のビールかけは最高の気分でした。
  
  その後、栄に繰り出したけど、何十人の見知らぬドラファンとハイタッチで喜びを分かち合いましたよ〜。
  
  ユニフォームを着て盛り上がっていた僕らに『おめでとう〜！』って言ってくれるおじさんもたくさんいましたよ。
  
  旅行記のタイトル通り、昨日の名古屋は史上最高に熱く盛り上がってました。
  
  昨日は、錦３エリアもドラファンがユニフォームのまま歩き回っていました。
  
  今週末は、名古屋が大盛り上がりでしょうね〜。