豊島０７年９月２３・２４日

2007/09/23 - 2007/09/24

赤トンボが飛んだりして、すっかり秋の豊島。
産廃掘削も営々と続いている不法投棄現場などなど。

エリア 直島・豊島・小豊島(香川)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船 バイク

定期高速船の窓から西岸を見る。
産廃輸送用コンテナトラックを停めている場所。
青は直島、オリーブ・グリーンは豊島のイメージカラー（ただし香川県庁側からみたイメージでそう決まったらしい。）３０年近く前、当時の香川県知事は「豊島の海や空は青いが・・・」と言ってくれたけど・・・・

現場北沖でプレジャーボートが座礁していた。
他所から来る人は暗礁とかあまり知らんので、要注意。

釣り舟も出ていた。
上陸してすぐ１４人の団体の不法投棄現場視察を案内。

翌朝、「瑞雲号」（YAMAHA MATE 80）のタイヤがパンクして、しょうがないから歩いて現場に行く途中に見た小さい赤トンボ。（全長3?以下）
多分マユタテアカネだと思ふ。

住民が不法投棄現場内で現地確認を行うのに同行、いつもは見られない掘削現場へ・・・

黒っぽいのが廃車を砕いたシュレッダーダストを燃やしたもの。

掘削は今第二次の工期に入っている。
処理自体は全体の三割強は進んだらしい。

掘削した穴に雨水が溜まっている。
シュレッダーダストなどを通ったことにより汚染物質が濃縮され茶褐色〜黒色の水面になっている。

黒い水の池

外から来る雨水が掘削現場内に入って汚染物質の中を通らないように周囲に側溝を巡らせている。

産廃を除去した後も、風化花崗岩にしみこんだ汚染物質がまだにじみ出ているやうな場所も何箇所か見られる。

岩からオイル状のものが染み出していないか？

プラスチック系を燃やすとコールタール状に黒くへばりつくのでは？

不法投棄現場の一番東側の壁面
産廃があった最上部のラインをマーキングしようとしている。

将来は石柱をマーカーとして配するかも。

多分排水路が出来る前に臨時に土嚢を積んで掘削現場に周囲から雨水が入らないようにした時の余りの土嚢を積んだままにしていてそれが風化して亀の子上に見えているのだろう。

掘削現場内で、廃棄物を除去した跡でも岩盤にオイル状の染みが目立つ。「汚染土壌」としてこれも掘削するのか？

重機が並ぶ掘削現場。

掘削作業中に廃棄物が風等で飛散しないように散水車が散水している。

雨で掘削現場の外で風化花崗岩の斜面が崩落している。
排水路に砂が流れてくる原因はここだったらしい。

掘削現場から排水路を付けようとしても側溝が取り付けられないところはパイプで中継している。ただ、継ぎ目からは大雨の時はオーバーフローして若干水漏れも発生しているようだ。

現場東端で、産廃が置かれていた終端部を表示。
将来掘削が終わり、完了判定が出た後も、住民は「ここからここのラインまで産廃があった」と判るようにしたいらしい。

この旅行記へのコメント （2）

• 野宿さん 2007/09/26 21:13:19

  豊島

  お疲れ様です。
  
  のんびり頑張って下さい！！！
  
  ホントこの国はどうなっているのか・・・

  52市村康さん からの返信 2007/09/26 22:21:50

  RE: 豊島

  ドモドモ、お疲れ様です。
  産廃撤去はあとまだ数年先で、その跡地をどう管理していくのか、大変そうです。
  だけど、豊島の種で森造りができたらカッコイイと思います。
  山一つ隔てた向こう側はトンボが舞いメダカヤドジョウが泳ぐのに、産廃はまだまだ７割ほど残っています。
  公害問題は過疎や高齢化との闘いもいっしょにやっていくことにもなり、結局全てのこの国のひとびとに関わってくる問題でもありますが、
  ゆっくりトンボやウミサボテンの写真を撮りながら気長に付き合って、年数回は野宿旅もしたいです。