2007/08/18 - 2007/08/26
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nobwooさん
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※文章が多いです。
旅行概要
1日目 日本から香港へ「NW0001」便にて22:30香港着
2日目 香港観光、九広鉄道で広州へ
3日目 広州観光、夜行バスで桂林へ
4日目 ツアー予約、桂林観光
5日目 りこう下り、陽朔から興坪へ
6日目 興坪観光
7日目 興坪観光、夜行バスで深センへ
8日目 深センから香港へ、香港観光
9日目 日本へ向け「NW0002」便にて帰国
日本から香港
ネットで探した日本-香港の往復航空券。
4万円程度
香港の費用(交通費、食費)
2万円程度
中国の費用(交通費、宿泊費、観光入場料、食費)
6万円程度
中国で依頼した旅行会社(りこう下り)
http://www.arachina.com/
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船
- 航空会社
-
興坪に向かって
私は船の中で、桂林への帰りのバスに乗らないで興坪に行くことを伝えていたので陽朔のバスターミナルで興坪行きのバスを探す。切符売り場で興坪と伝えると
バスの中で支払えと言う。近距離はバス内での支払いらしい。バッグを預けて後ろのトランクに入れる。中は20人ほど乗れるだろうか?
眺めの良い道をゆっくりバスは走る。途中で人を乗せたり降ろしたり、この辺の村の足になっていて家の前で止まってくれる。バス停などもちろんない。興坪に到着して最後にバスから降りる。客引きがたくさんいる。と振り返るとバスが発車しようとしている。大声でHEY、おやじ、MY BAG ジェスチャーを交えて叫ぶと止まってくれた。助かった。トランクからバッグを取り出してもらった。
カブにリヤカーをつけ荷台に座れるようになっているヘンテコな乗り物にのって老塞山旅館をめざす。場所を知っていれば歩いていくのだが初めての場所なので乗せていってもらうことにする。すぐについて5元もとられた。損した気分だが、まあしかたない。 -
老塞山
旅館に着くと林さん夫妻がにこやかに迎えてくれた。とっても安らぐ。さっそく部屋に案内してもらい荷物をおかせてもらう。まだ明るいので散歩に出かけた。
村を一回りして旅館に帰ってくる。旅館の裏には「NICE VIEW 30 minutes」と書いてある。山頂まで歩いて30分らしい。ご主人に登ってみますと伝えて山頂を目指す。
少し登ったところで中国人のカップルがゼイゼイ言いながら登っている。HALLOと声をかけると不思議な顔をしてこっちを見ている。中国語でなにやら言っている。私が「I am Japanese」「I cannot speak Chinese」と言うと少ししてわかったようだ。日本人に実際に会うのは初めてらしい。
15分登ると疲れてきて少し休憩する。また少し登り休憩する。汗びっしょりになりやっと頂上までたどりつけた。ここには中国人の学生が5-6人いた。大学生らしい男女で旅行に来ているみたいだ。さきほどのカップルもやっと登りついた。どうやらみんな友達らしい。
私が山頂についてからしばらくなにもしゃべらないで話しを聞いていたを不思議がっていたが、後からきたカップルに日本人だと教えてもらい納得した様子だった。つたない英語でみんなと話しをして楽しんだ。眺めも最高だ。
薄暗くなってきたのでみんなで山を降りることにする。私は1人の女の子とずっと一緒に降りてきた。楽しいひと時を過ごさせてもらった。感謝。
※写真の右側が老塞山。拡大すると小屋があります。ファイルに落として拡大するともっとわかりやすいです。 -
喜太郎くん
旅館に戻ってビールをもらう。冷たくて気持ち良い。ごくごく咽喉に入っていく。少しして喜太郎くんから名刺をもらう。旅館のひとり息子で3歳になるそうだ。とってもかわいらしい。喜太郎くんに日本からもっていったお菓子をあげる。
宿のご主人といろんな話をしながら晩御飯を頂く。とってもおいしい。1時間半くらい話をしながらビールを飲むと疲れていたせいか酔っ払ってしまって眠たくなってきた。もっといろんな話をしたかったのだが寝る事にする。
シャワーをしてすぐに眠れたのだが、夜中に気分が悪くなって目が覚めてしまった。それから眠れなくなって起きていたらトイレで戻してしまった。ビール大瓶2本しか飲んでいないのにどうしたんだろう。よっぽど疲れていたのか?
ちなみに今日の宿泊客は私1人だけだった。 -
朝の市場
8時に目が覚めシャワーをして朝食をご馳走になる。今日は雨だ。しかも結構降っている。
予定では今日の10時頃に興坪を出て龍勝に行きたかったのだがこの雨ではバッグを持っての移動はつらい。午前中様子を見て雨がやんだら出発しようと思う。それまで市場を散歩することにする。
まずおりたたみ傘を買って次に蒸かした饅頭を買って食べる。少し歩いてのどが渇いたのでジュースを買う。それにお土産用に駄菓子、お茶、タバコなども買う。全部で40元くらいだ。とっても安い。田舎の市場だが結構活気がある。
野菜、果実、肉、鶏、卵、魚、蛙、蛇、玩具、衣服、日用道具、いろんなものを売っている。
見ていて楽しい。買った袋を提げて歩いていると市場のみんなが声をかけてくる。
2時間くらい市場を歩いて旅館に戻った。 -
雨の興坪
部屋で日記を書く。雨も止みそうにないので龍勝に行くのはあきらめて興坪に留まる事にする。
宿のご主人にもう一泊したい事を伝える。ご主人は今日も宿泊客の予定はないのでどうぞと言ってくれた。これで今日1日のんびり過ごすことができる。そのかわり今回の旅行では龍勝に行けない。まあ旅行会社でツアーが無理だと言われた時に半分あきらめていたので、そんなもんだろう。
昼食時には日本人観光客が10人ほど来た。旅館でツアー向けの昼食の用意をしているそうだ。年配の方が多く少し会話しただけだった。
今日の午後は何もすることがなくなってしまったので、さっき買ってきた折りたたみ傘をもって再び市場に行く事にする。 -
再び老塞山
市場を一周すると朝と少し違うように感じる。いわゆる市場の商品の野菜、肉、魚の店が少なくなって駄菓子、玩具、衣料、食堂の店が増えているようだ。私の気のせいかもしれないが・・・。
市場もそろそろ飽きてきたので、昨日登った老塞山を再度登る事にする。傘を差しての階段登りは足元もすべりやすいのでゆっくり気をつけて登るようにした。それでも40分足らずで山頂に到着することができた。さすがに今日は私1人だけであった。他には誰にも会わなかった。
でも山頂に登ってみて本当によかった。もともと桂林は少し雨が降っているくらいの景色が良いと聞いていたが、雨の日の山頂から見る景色は格別だった。
刻々と風景が変化する。風に乗って雲が早い。一度として同じ風景に戻らない。薄い雲が去っていくと団子の雲が現れる。帯状の雲もやってくる。1時間ほど1人でずっと景色を眺めていた。そのうち身体が冷えてきたので降りることにする。
部屋に戻って昼寝をした。 -
水産大学生
朝6時に目が覚めた。散歩に行こうと思って1階に下りていったが鍵が閉まっていてドアが開かない。
また寝ることにする。ぐっすり眠ってしまい今度は目が覚めたら10時になっていた。階段を下りると見知らぬ若い男性が1人いた。挨拶をして少し会話をする。
水産大学生で半年かけて中国、台湾、日本、韓国などを旅するらしい。中国語もかなりできる。陽朔から興坪にきて今日はここに泊まるらしい。逆に私は今日には香港方面に出発しようと考えている。そうしないと飛行機での移動になってしまう。ここを昼くらいに出発して陽朔でバスの切符を買って観光をして、夜行バスで深センまで行こうと思っている。
水産大学生は遅い朝ごはん?を食べたあとにnobwooさん竹筏に2人で乗ると安くなるんですが一緒に乗りませんか?と言うので一緒に竹筏に乗ることにする。1人30元だそうだ。 -
興坪竹筏
旅館で筏舟を紹介してもらい喜太郎くんをだっこして水産大学生と3人で舟乗り場まで歩く。3歳になると結構重い。
半分沈みかけている竹筏に乗り出発する。一応エンジンは付いているが川を上る速度は非常に遅い。のんびりしていてゆっくり時間が流れている。喜太郎くんは竹筏に乗りなれているのかすごくおとなしい。
今日は天気が良いので暑い。水産大学生と写真を撮りながら会話をする。老塞山の山頂を遠くにみながら風景の話をすると、「自分も登ってみます」と言っていた。
折り返し地点まで行って帰りは下りだ。下りはさすがに早い。あっという間に興坪まで戻ってきた。
私には大きい船よりもこちらの竹筏のほうがあっている。 -
さようなら老塞山
結局3日間お世話になった老塞山旅館に別れを告げ出発することにした。記念にみんなの写真を撮らせてもらった。本当に良い思い出が出来た。
バスターミナルまでゆっくり歩いて行った。なんだか名残惜しい。とても善い村だった。バッグを担いで歩いていると向こうから声をかけてくる。ちょうど陽朔行きのバスが発車するところだ。ここにくる時に乗ったバスであのおやじが早くバスに乗れといっている。バッグを渡してバスに乗ると今度は黄色い声がHALLOとかかってくる。老塞山に登ったときに出会った中国の学生たちだった。楽しい帰りのバスにさせてもらいあっという間に陽朔に到着した。私は今日のバスのチケットを買いに行かなければならないのでみんなと別れた。
いつものようにメモを渡し深センまでの切符を買った。 -
陽朔自遊人旅店
陽朔観光をするのにバッグがじゃまになるので、今朝老塞山旅館のご主人に陽朔での荷物を預かってくれる所を紹介してもらった。さっそくそこに行くことにする。少し道に迷ったがなんとかたどり着けてご主人に話しをしてみる。老塞山旅館の名刺を渡し荷物を預かってもらえないか聞いてみた。自遊人旅店のご主人は快く引き受けてくれた。いろいろ話をして楽しかった。
アイスコーヒーと陽朔炒飯を注文してくつろぐ。ここは日本で言うインターネットまんが喫茶だろう。コンピュータは1台で本は小説が多い。10人で満席になる。小学生らしい子供が3人コンピュータに向かってなにやら楽しそうにさわいでいる。
陽朔炒飯はおいしかった。お腹も満足したし出かけることにする。 -
陽朔竹筏
街の中を散歩しながら公園に行ってみる。静かな公園で閑散としている。公園を一周して繁華街に戻って船着場のほうへ行ってみる。
土産物屋を見ながら歩いているとおばちゃんが竹筏に乗らないかと声をかけてくる。値段を聞くと60元だと言う。30元なら乗ってもいいよと言ってまけてもらった。そのかわり筏に乗る時間は興坪の半分以下だ。まあ1人だけなのでこんなものだろう。
30分くらい上流に向かってから竹筏は折り返す。今度は下りになり陽朔の船着場が遠くに見え出した頃になにやら雲行きがあやしくなってきた。空の真っ黒な雲がどんどん押し寄せてくる。おばちゃんも竹筏のスピードを上げるがたいして速くならない。
船着場に船が着くと同時に雨が降ってきた。大粒の雨がパラパラと降ったかとおもえば急に土砂降りになった。船着場を走っていると竹筏をつなぐロープに足が引っかかって見事に転んでしまった。急いで起き上がり繁華街のホテルの軒先で雨宿りをさせてもらう。土産物屋はびしょびしょに濡れながら商品にビニールをかぶせている。
1時間ほど雨宿りをして小降りになってきたので繁華街を少し歩く。桃を買って食べてみる。まだちょっと熟れていないようでかたかった。 -
陽朔バスターミナル
預けていたバッグを受け取りバスターミナルまで戻ってきた。もうあたりはうっすらと暗くなってきている。バスの出発までまだ時間はある。今回のバスは桂林始発で陽朔に途中停車して深センまで行く。
切符売り場で買った切符をみせるとバスが到着したら呼んであげるから待合室でまっていろと言う。
待合室には椅子とテレビが1台置いてある。椅子に座ってなにげなくテレビを観ていると、CMが終わり番組が始まりだした。なにやら戦争映画のようだ。タイトルは忘れたが「行山??」と書いてあったと思う。
日本兵が出てきて日本語をしゃべっている。中国兵が出てきて中国語でしゃべっている。「二百三高地」みたいなWW1からWW2にかけての日中戦争映画だ。
まわりの中国人は静かにテレビに見入っている。あのうるさい中国人がとても静かだ。なんともいえない恐怖感がある。効果音も加わってなんだか居たたまれなくなってくる。
映画の内容はほとんど頭にはいっていない。日の丸飛行機がとんで爆弾をおとして中国人が死んでゆく、日本兵が「とつげきー」とか言って中国兵を殺す。
超アウェー状態、この戦争映画の中で日本兵1人で戦っているような気持ちになる。
しきりに時計に目をやるが時間は一向にすすまない。さっきから3分もしないのに時計をみている。ただ早くバスよ着いてくれないかなーと祈る気持ちである。30分くらい居ただろうか?ついに待合室から外に出る事にした。
1人でぼんやり空を眺めているとやっとバスが到着した。よかった。 -
深セン
バスは寝台車だった。2段ベッドが3列に並んでいる。自分の場所に行くともうすでに子供が寝ていた。「Excuse me」と小さく声をかけると隣のベッドから父親らしい人物が起きて来てベッドを換わって欲しいといっている。私は1人なのでどこだろうとかまわないので快く引き受けた。これで往復とも席を換わったことになる。
私はそれほど大きいほうではないが、ベッドも大きくないので足が少し窮屈である。上段だったためバスが曲がると大きく振れるような感じで慣れないうちはちょっと変だったが慣れるとたいしたことはない。途中なんども停車しながら夜明け頃に広州あたりを抜け9時頃に深センに到着した。
羅湖にて出入国手続きをして香港到着だ。香港ドルをまったく持っていなかったので、少し両替をしようと思い銀行の前にいたところおばちゃんが声をかけてきた。どうやら100香港ドルを中国元に両替したいらしい。快く引き受けて100元を渡したところ今度は500香港ドルを中国元にしてくれと言う。またも快く引き受けて500元を両替した。レートはほぼ同じだが少しだけ中国元の方が高い。銀行では107香港ドルで100元と書いてあった。
どうせ香港ドルが必要なので私としても良かった。
※写真は香港ビクトリアピークから撮影 -
帰国
羅湖から電車に乗りホンハムに向かう。サト君に電話をすると仕事をしているらしい。ホンハム駅のマクドナルドでハンバーガーを食べながら日記を書く。
サト君と晩御飯を食べに行った。さすが香港は都会だけあって食べ物も美味しい。田舎の自然の料理も良いが都会の洗練された料理も良い。レストランのメニューには金賞受賞と書いてあるだけあってとても美味しかった。
食事が終わり香港で人気があるという芝麻緑豆にデザートを食べに行った。私はなにを注文したか覚えていないが、杏仁ココナッツミルクの冷たいスープみたいなものだった。そんなに甘くなくほどよい加減でとても美味しかった。
明日の朝は5時起きなのでビールを買うのをガマンして寝ることにする。
5時少し前に目が覚めシャワーをして荷物を詰め込む。タクシーで九龍駅まで行く。ここでAirportExpressのチケットを購入すると搭乗手続きもできるのでノースウエストのチェックインを済ませた。見送ってくれたサト君にお礼を言って別れた。楽しかった旅行ももうすぐ終わりだ。いろいろなことを思い出す。
※カンボジア編もあるので、そちらも読んで下さい。
http://4travel.jp/traveler/nobwoo/
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この旅行記へのコメント (2)
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- のぐっちゃんさん 2007/09/08 07:58:32
- 度胸と人柄
- トラブルを楽しめる度胸と、次々といろんな人が声をかけたくなる人柄が
nobwooさんの魅力だと思います。それが旅行記でよく伝わってきます。
写真がいいのも楽しめます。旅行の度に、カメラマンとしての腕も
上がっているような気がします。
桂林のぼったくり(?)の話は、貴重な情報共有だと思います。
ガイド本では「近づかないこと」となっているだけで、具体的にどうなるのか
わからないですからね。「ほんね」の突撃レポートがかっこいい!
- nobwooさん からの返信 2007/09/09 16:19:55
- RE: 度胸と人柄
- のぐっちゃさん
こんにちは、nobwooです。書き込みありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
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