【2006欧州旅行記】Ｂａｒｃｅｌｏｎａ（編集中）

2006/08/30 - 2006/09/04

街は騒がしく活気に満ちている．街並みは近代的だけれども，中世の風情も微かに感じさせる．ランブラス通りを二往復して，旧市街をぶらり巡って，サン・ジュゼップ市場で遅めのランチを食べながら，わずか半日でこの街が大好きになっている自分を発見した．

たっぷりのオリーブオイルでグリルした魚のソテーが出てきた．にんにくの香ほりが食欲をそそる．こんなに新鮮なお魚が食べられるとは♪美味い☆彡

この街は都会なんだなって思う．使い勝手の良く整備されたメトロに，自動車網．機能的に見えるビルがあって，都市生活の匂いがする．それなのに，中世の息吹というか調和が保たれており，美しい街並みを誇っている．
英語が通じ難い点を抜きにすれば，とても生活しやすそうな印象を受けた．立地も気候も全然違うんだけれども，バンクーバーを思い出して連想したのはそれほど反論も
受けないかなぁっと思う．
この街での3日間は基本的に楽しい想い出ばかりだ．街並みや建築や食事が素敵だったけれども，それだけぢゃあない．

アムステルダムのようにどんよりとした曇り空の下，引き篭もりながらはしゃげる不透明な心地良さや，ヴェネチアのすべての風景に心躍る感動のような理由付けがいらなくて，シンプルに陽気に楽しかった．

理由はなんだろうって考えてみた，宿が大変に快適だった．たくさん歩きたいと思った．飯と酒が美味かった．
これらがベストミックスしたとでも言えば良いだろうか？とにかく気に入った．

見所を一つ紹介するとすれば，特にスペイン広場の噴水ショーはお奨めする．日本人旅行者にメジャーではないのか，たまにこれを訪れずにBarcelonaを後にする旅行者がいて，もったいないことこの上ない．ラスベガスのベラッジオの噴水に匹敵する素敵な水の奏でが見られる．一人で行くと寂しいのでカップルで行くことを勧めるが，それでも美しい噴水ショーは是非見て欲しい．

そして地中海．あぁ，憧れの地中海．

エーゲ海と並んで，誰もが一度は目にしてみたいと思う海ではないだろうか？スキューバとかそういう目的的にではなく，ＤＮＡに刻まれた憧れの地として．どことなく神秘的で，青い空とどこまでも続く綺麗な海を想像せずにはいられない．

そんな期待をいっぱいに胸を膨らませて，バルセロネータのビーチへ向かった．広場からランブラス通りを端っこまで歩き，そこからさらに15分程．太陽は全力で嬉しそうに自己主張をし，焼けるように暑い．それでも湿度が低いから風は気持ち良く感じられる．

ビーチは賑わっていた．真っ裸の綺麗な金髪娘に目を奪われた．トップレスな娘が多い．視線のやり場に困る（笑）．
そして，砂浜を進み，地中海の波打ち際へ．
想像していた程神秘な香りもしなければ，それほど水が澄んでいるわけでもない．それでも，目の前に広がる海と遠慮の欠片もなく注ぐ太陽に心地良い潮風．一人で孤独なんだけどテンションが高くなる．

最高☆彡

そして，この海を目の前にして，ふと思った．

フェリーでローマまで行けないかな？

地中海をフェリーで横断する．なんて素敵なプランだろう？我ながらすごく冴えている．
明日のフライトを押さえているけれども，それを捨ててでもフェリーに乗りたいと思った．航海は男のロマンだよね？(≧∇≦)/

それからが大変だった．チケットを取るのにすんげぇ苦労した．どのような苦労かというと，①窓口に長いこと並ばされた。窓口が10個くらいあるのに，2つくらいしか空いてない．片方は英語が通じない．②窓口担当者が適当．ほんとまぢ適当．クレジットカードを出したら，Ｊａｐａｎのは使えねぇとか言うの．お前このＶＩＳＡって文字が読めねぇのかよぉぉぉっと他の担当に変わってもらい嫌そうに処理．③チビタベッキアについてからローマまでどれくらいか？って聞いてもだれも知らない．現地夕方着なんだけど大丈夫か心配になった．他もろもろ…．

それでも出発予定時間を２時間程ｏｖｅｒして夕闇のＢａｒｃｅｌｏｎａの街を船は出発する．ご機嫌な街だった．真っ暗闇に地中海に向けゆっくりと航海をするフェリーのデッキで，小さく明かりが遠ざかっていく街を目にしながら再訪を誓った．

エリア バルセロナ(スペイン)

●Ｖｕｅｌｉｎｇ
スペインの格安航空会社．バルセロナ国内や国外へ，とても便利かつリーズナブルに移動できる素敵な翼．
私が利用したトキは，ＡＭＳ〜ＢＣＮまで８０ユーロ．最近では欧州の移動は高速鉄道よりもっぱら飛行機っす☆

●ランブラス通り
カタルーニャ広場からバルセロネータまで続くバルセロナのメインストリート．いつも賑やかで大道芸人やらお土産屋やらレストランが続く．
歩いているだけでテンションが上がる素敵なＳｔｒｅｅｔだ☆

●旧市街
都会的な表通りから一本中へ入ると，こんな歴史の重みを感じさせるような石畳の美しい裏通りもある．散歩をしていて本当に飽きないというか，迷子になっても許せてしまう不思議な街．

●レイアール広場
市民の憩いの広場☆昼寝をしてたり，サッカー小僧がいたり，酔っ払いが昼寝してたり，みんな自由に人生を満喫しているように感じられる．
ちなみに夜は歌舞伎町のコマ劇のような雰囲気（笑）．この広場の一角にフラメンコショーが見られるホールもある．

●サン・パウ病院
これが本当に病院？驚きを隠せない程に荘厳で美しい建築．ホスピタリティも癒されそうな素晴らしい病院なんだろうなぁ．
サグラダ・ファミリアに初めて会いに行くトキは，サン・パウ病院を訪れ，それから坂を下って行くと良い．一番素敵な出会い方ができるから．

●サグラダ・ファミリア
説明なんて必要ない．なかなか上手く写真も取れないから，やっぱり直に目にしないと感じられないだろうと思う．
だばだぁぁぁ〜☆だばだぁ，だばだぁ…（≧∇≦）
ひつこく言うけれども，サグラダ・ファミリア駅で降りちゃいけない．初見の感動が薄くなってしまうから．サン・パウ病院から坂を下っていくと，だんだん視界に広がっていくサグラダ・ファミリア．このルートを一押しする．

●サグラダ・ファミリアから臨む街並み
美しくて整ったバルセロナの街並みが一望できる．私が訪れたトキは登りはエレベーターのみ．下りは彫刻を堪能しながら螺旋階段を降りた．

●サン・ジュゼップ市場?
ランブラス通りの真ん中くらいに位置する超賑やかで食材豊富な市場☆野菜と果物が色とりどりに並んでいる様を目にすると，すっごく自炊したくなっちゃう．
キッチン付のアパートメントにも泊まってみたい！

●サン・ジュゼップ市場?
地中海の豊かな魚介類たち．この市場を見ると，バルセロナの食が充実している理由がわかる．こんなに新鮮でバラエティ豊かな海の幸があって食事が美味しくないわけがないのだ．
あぁぁぁ，自分で調理してぇ（笑）

●サン・ジュゼップ市場?
有名なイベリコ豚もこの通り．ハモンイベリコ・ベジョータはさすがに高価だけれども，日本で購入するよりはずっとリーズナブルだし，お口いっぱいに広がる風味と脂の甘さは本当に最高だ☆
ちなみにベジョータに手が出なくても，ハモン・セラーノでもそこそこ美味しいので，ちょっとした酒のツマミにお奨めね！かなりリーズナブル♪

●市場で食べた魚のソテー
美味かったけれども，結構高かった．１５ユーロくらいしたかな(;＞_＜;)．
一番の問題は英語が通じないこと．ランチのセットメニューがあるみたいなのだけれども，全然通じない．しかたなく指をさして注文することになるのだけれども，結構悔しい思いを何度かした．

●カタルーニャ国立美術館前噴水?
大変に，とても，非常に美しい水の奏で♪
噴水って大好きだな．すぅ〜っと癒されていく．暮れていく空模様にライトアップされた噴水．
独りで来ると孤独を痛感する（笑）

●カタルーニャ国立美術館前噴水?
その２．
これぐらいの時間帯が一番綺麗に見える．時間によっては音楽も流れ，最高にロマンチックな雰囲気になる．
独りで来るとこぢゃあねぇな…（涙）

●カタルーニャ国立美術館前噴水?
完全に日が暮れた様子．夜空に映る月が神秘的な雰囲気をかもし出す．この噴水を眺めながら飲むビールが，うっとりするくらい美味かったと記憶に刻まれている．

●Ｌａ Ｆｏｎｄａ（ラ・フォンダ）?
レイアール広場から一本南のストリートにあるレストラン．安くて美味いし雰囲気も上々．
パエリャと魚介はどこで食べてもそれなりに美味かったけれども，この店は種類も豊富でとってもお勧め☆
激しく混むので閉店時間を狙うと良い．