2007/03/17 - 2007/03/25
58位(同エリア66件中)
浮浪星さん
一度は見ておきたかったオーロラ。ナイアガラとバンクーバーに寄り道しましたが、最大の目的は、オーロラ(ノーザンライツ、極光)を見て、撮ること」。
3月とはいえ、極寒の地でオーロラを取るための準備も合わせて記録に残しておきます。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 航空会社
- エアカナダ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
2007年3月17日(土)、会社から長期勤続者慰労休暇をもらって、オーロラを見る旅に。
カナダへは初めてだから、ついでにナイアガラの滝とやらをひと目見ておこうと、まず、トロントへ。
トロントも、氷点下の気温みたいだから、セーターを着こんで、成田空港に来て見たら、
外人さんたちは、Tシャツに半ズボンで歩いている。
なんだか、自分が勘違いをしている気がして不安。
エアカナダのエアバスでトロント直行。
隣の席には、モントリオールで一人暮らしを始めるという可愛い女の子。
不安な様子で、いろいろおしゃべり。
いろんな人のいろんな人生。 -
ナイヤガラフォールズは、日本の温泉街のようなノリ。
蝋人形館、お化け屋敷が並んでいて、観光客の街。 -
最近できたという観覧車。
日本と違って、高速回転。3周ぐらい乗れると聞いた。 -
翌日一日観光。白い滝。
JTBのツアーのパンフレットに、「白いナイヤガラとオーロラの旅」とあったが、
白いナイヤガラというのは、凍った滝のことであったかと今さら納得。 -
観光シーズンなら、遊覧船の「霧の乙女」号がこの下まで来るらしいが、今は欠航中。
-
近づくとさすがに迫力がある。
夏場はもっと凄いという。 -
エレベータで、滝の下まで降りられるが、冬場は凍っていて、テラスには出られない。
-
泊まったホテルから見えたカナダ滝
-
泊まったホテルの正面にアメリカ滝
-
下流のワールプール。
-
ナイヤガラオンザレイクは、オンタリオ湖の湖畔
-
凍ったブドウから作られるアイスワインのワイナリー。甘いけど、香りが最高。
-
ライトアップされた滝も綺麗だが、地面が凍っていて危ない。
-
ホテルの部屋から見た、夜のカナダ滝
-
ホテルの部屋から見た、夜のアメリカ滝
-
トロントから、エドモントンを経て、イエローナイフへ。
エドモントンは、すっかり雪の中だったから、北へ来た・・・という実感。
日本からイエローナイフに向かう場合も、
バンクーバーからエドモントンか、カルガリ経由で行くらしい。
接続が悪くて、エドモントンで4時間も待つ。
おまけに出発が一時間遅れたが、
カナダでは当たり前と、現地の人。
新婚旅行で来たカップルも疲れたご様子。
※2007年12月1日から、冬場に限り、バンクーバー、イエローナイフの直行便ができるそうです。 -
エドモントン空港で、いったんターミナルビルから外に出て小さな飛行機に乗る。
ボンバルディアだ。ジェットだったので少し安心。
マイナス10度以下になっているから、身が引き締まる。
いよいよという気持ち。
離陸に向けて動き始めた飛行機がいったん止まると、
何やら、トラックが近づいてきて、
飛行機に向けて、放水を始めた。不凍液らしい。
主翼、尾翼、垂直尾翼と一枚ずつかけているからじれったい。
飛び立って、ちょうど窓際の席だったから、
外を見ると、星がたくさん。
隣のオジサンが読書灯を点けていたから
身体全体で小さな窓に覆いかぶさって。。。
見慣れない明るい星がひとつ。
明るさからするとどう見ても金星だが、
時間は、すでに夜の11時。
・・・日本では考えられないことだが、
緯度が高いから、金星が宵だけでなく、
夜が更けても見えているのだ。
幸先の良いビーナスのお出迎え。
イエローナイフに近づき、着陸態勢に入り、高度を下げていく。
だけど??
・・・灯りが何も見えない。
白いものが近づいてくる。
雪の積もった地面?凍った湖?
ようやく空港に近くなって、灯りが見える。 -
ターミナルビルに入ると、白熊のお出迎え。
この下が荷物を受け取るターンテーブルになっている。
ホテルに着くと23時30分。
街の温度計は、−30度を表示している。
45分にロビー集合です・・・って、ええ?マジかよ。
レンタルの防寒具が部屋に入っている。
カイロに火をつけるどころか、防寒具に着替えるのに精一杯。
防寒下着に、シャツを着て、セーターを着て、
靴下を2枚履き、レンタルの防寒具を着る。
焦る。
カメラは、PENTAXだけにして、今夜は軽く試すしかないか。
なんとか、集合時刻に間に合うと、
バスに乗って、鑑賞地へ。
オーロラ・ワールド社の鑑賞地である。
バスで、約40分。
バスの中から、窓越しに、淡い光の帯が・・・・
あれって、ひょっとして、オーロラですか。
鑑賞地到着。
バスを降りると・・・
降るような星空に、オーロラがくっきりと流れている。 -
感動
-
-
湖の上に作られたアイスロードを通って、
大型トレーラーが荷物を運んでくる。
カナダ北部には、多くの資源があり、鉱山がある。
通常は飛行機でしか行けないから、大量の荷物を運べないが、
冬になって、湖が凍結するとその上に道路を作って、大型トレーラを走らせる。
氷の厚さは1m以上、
40トンのトレーラがその上を走る。
それでも、氷が割れないよう、一定の間隔で、一定のスピードで走るらしい。
ここにも信じられない世界があった。 -
お昼にちょっと早い時間にファミレスに入って、
ワンタンメンと餃子にビール。
中華料理は世界中どこへ行ってもあまり味が違わないと聞いたが、
全然違った。
ワンタンの中はツミレみたい。
餃子の中は、ミートボール。皮も分厚い。
タレは、それこそソースという感じ。
でも、ま、独特で結構。
ここへ来て、こういうものを注文する方がおかしいか。
国営のカナディアンビアは、普通においしかったです。 -
クルマが通ると灰色の雪が舞い上がる
-
21時前ににホテルまでバスが迎えに来て、
鑑賞地へ向かう。
だいたい21時半から24時半まで鑑賞できて、
延長を申し出ると、2時間延長できる。
二晩目はベタ曇り。
10何人かの人がいたけれど、
小屋の中で、ビデオ鑑賞。
何年か前、NHKがアイスロードを取り上げた番組
おかげでアイスロードのことが良くわかった。
たまに、誰かが外へ出て、晴れているかどうか確かめるが、
この日は全然ダメ。
雪まで舞い始めた。 -
結局、2時半まで粘って、あきらめて、小屋に戻ったら、
雪遊びをしていたOLさんが雲の向こうにオーロラが見えると・・・
しまさんがあわててカメラを持ち出して撮影。
確かに緑色に写っている。
雪が降っているのに、雲の向こうでオーロラが舞っているのだ。
帰りのクルマはしまさん運転で3人だけでしたが、
アイスロードに向かう大型トレーラーと対抗するたびに、
サラサラの雪が大量も舞い上がり、視界が真っ白。
これもまたおもしろい体験でした。 -
何で雪がこんなに白いのだろう。
しかもキラキラ輝くツブがある。 -
あれ? 鳥だ。
-
雪とまったく同じ色で、雪になりきった鳥がいる。
近づいても逃げない。
雷鳥だ。 -
雲がかかっていたが、前夜のこともあり、
最初から延長を申し込んだ上で、
最初から360度展望デッキに陣取った。
カメラは、PENTAXとSONYの二台を一台の三脚につける。
薄い雲がかかっているが、前夜の経験で
雲の向こうの光るものがオーロラとわかる。
撮影してみると緑に写っている。 -
雲が切れ、オーロラが次々に現れる。
-
見る間に形を変えていく。
-
ため息
-
朝もいい天気。
オールドタウンの方まで歩いてみることにした。
太陽の右の方に、光のかたまり。「幻日」現象だ。
これも日本では珍しい現象なのだが、ここで見られるとは。 -
人は歩き回らないんだろうな〜。
一昨日の雪がきれいに積もったまま。 -
ん? ワーフ?
波止場だよな、確か・・・。
一面雪だが、、、見ればむこうに見えるは、氷付けの船。
ここって、湖だ。 -
凍った湖
-
クルマはマスクをして、駐車場でコンセントにつなぐヒーターのコードをたらす。
-
今日の昼食はどうしようかと、ふとマックへ行こうと思い立つ。
OLさんが世界最北端のマックへ行ってきたと言ってたから、
話の種に行って見るかと、そっちへ向かった。
オールドタウンと正反対の方向。よく歩く日本人。
オールドタウンから50分ほど歩き続けただろうか、
やっと見つける。
Mの真ん中にメイプルリーフ。
テイクアウトして、またホテルまで30分。
よく歩く日本人。
酒屋でバーボン買って、
昼間っから寝酒だ。
後で聞いたら、世界最北端じゃなくて、カナダ最北端だって・・・やれやれ。 -
いよいよ最後の夜。
前夜の圧倒されるオーロラにもう十分満足していたが、
部屋で、前夜の写真をスライドショーにして眺めていたら、
あれ?
連続して流れるように見える・・・・
そうか〜
動画を撮影しなくても、静止画をつなげて動画にできるじゃないか!
ということにハタと気づいた。
綺麗な写真を撮るには、ISO800で、ノイズリダクションオンにしなければならないが、
どうぜ、プロには負けるし・・・
動画に挑戦しよう!
思いきって、ノイズリダクションをオフにして、
せっかっくのPENTAXのISO3200を利用して・・・
最後の夜に期待。
この日は、バスの中から薄明の空に三日月が見えて綺麗。
でも、
三日月がなかなか沈まない。
初日に体験した金星と同じ。
日本なら宵のうちに沈む三日月が地平を這うように進んでなかなか沈まない。
おまけに空が暗いから、やたら明るく感じる。
空の暗いところでは、三日月さえ明るすぎる。
オーロラが出た。 -
その後、厚い雲が垂れ込めてしまう。
ただ、この日は幸いに、深夜の道路封鎖があって、
いつもの延長時間ではまだ道路が通れないとのことで、
4時まで過ごすことができた。
超ラッキー!!
いつもの延長時間が終わる頃にやっと雲が取れ始めたのだ。
空の一角に明るい部分がある。撮影すると緑の光。オーロラだ。 -
イエローナイフの街の方角の雲が切れ始め、緑の光が・・・。
-
幻想的な光
-
最後に見たオーロラ
-
イエローナイフでオーロラに感激して、
そのまま寝ないで、
エドモントンから、バンクーバーへ、
YK7時初の飛行機は、エアカナダではなく、
カナディアンノース。
エアカナダは機内食が出ないのですが、
カナディアンノースでは朝食が出ます。
エドモントンからはエアカナダだったのですが、
混んでいて、ビジネスクラスに座らされ、
食事が出ました。満腹。 -
2010年には、バンクーバーで冬季オリンピックがあるのでした。
シンボルマークは、イヌクシュク。
石でできた先住民の道標。
2010年になったら、思い出すだろうな〜。
自由になるのは、午後いっぱいだけ。
でも、この雨じゃ歩くのも大変。
ホテルのチェックインはまだだし、
JTBのツアーデスクで空いてたツアーに申し込む。 -
行った先は、なんと水族館。
春休みの子供連れでいっぱい。
やれやれ・・・。 -
ここにも先住民っぽい芸術が。
-
つり橋へ。
・・・
日本と違って、しっかりと板が敷き詰められ、
鋼鉄のワイヤーで吊られている。
揺れるだけ。 -
同行したツアー客は、ご婦人方と娘さん、おばあさん。オジサン一人。
-
ここまで架ける必要はないと思うが。
-
バンクーバーらしい港の風景を見ることができなかったが、
夜は、日本料理店で酩酊。 -
翌日も雨。
-
-
バンクーバー空港は、オリンピックに備えて、あちこちで工事中。
帰りの飛行機では、ホームステイから帰る若者の団体と一緒になってしまった。
マナー悪く、あんまりいい気分せず。
バンクーバーをホームステイで訪れる若者が多いらしいけど、
注意しましょう。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
54