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海外旅行編〜フィリピンーその2

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1999/04 - 1999/04

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life-travelerさん

  パキスタン航空ファーストクラスの乗客となったYさんと私はゆったりした座席に身を沈め、離陸を待っていた。と、Yさんがなにやら手にして、私に話しかけてきた。
 「これ、はずれちゃってるみたい・・・」見ると、座席の肘掛のクッションの部分である。
 「んっ、何それ。スチュワーデス(当時はこう言ったいた)に知らせたほうがいいよ。」と私。
 Yさんは申し訳なさそうに、精一杯の引きつった笑顔で、流暢な日本語で彼女にそのことを伝えた。彼女(国籍はパキスタン人だと思う)は微笑んで英語で言った。
 「No problem.Always happens.(心配しないで。いつものことよ。)」
 Yさんと私は顔を見合わせた。機体の部品がいとも簡単になければならないところから外れてもノープロブレムだと???
 私はこれからの4時間のフライトにある種の不安を覚えた。<離陸は大丈夫かな・・飛行中空中分解しないかな・・着陸は大丈夫かな・・>
 程なくエンジン音が最高潮に達し、私のパキスタン航空機は関西空港を飛び立った。隣のYさんは心なしか顔が引きつっている。私たちはしばらく会話はなかった。あれやこれや考えて二人とも余裕がなかったのかもしれなかった。
 後から聞くと、Yさんも私の顔が動揺していて、話かけづらかった、とのこと。結局、同じことを考えていたようだ。
 私たちの便は上空で安定し、座席ベルト着用のランプが消えるとYさんも私もやや冷静になり、ふたたび会話が始まった。
 「東南アジア系の飛行機って、いろんな国で使ってたものを再利用しているみたいだよね。」とYさん。
 「うん、それは聞いたことがある。この便、エンジンとかプロペラ飛行中にはずれなきゃ
いいね。しゃれになんないよ。」と私。
 「飛行機のプロペラ外れてキリキリ舞いしているときに、笑顔でノープロブレムじゃ、たまんないよね。」とYさん。
 私はそのときから、時計を絶えず気にして、あと何時間何分でフィリピン、いや地上に戻れると考えてしまうようになった。
 しばらくして、またYさんが話しかけてきた。
 「このファーストクラスってサービスも同じかな?もともとのチケットはエコノミーだから、食事はエコノミーのものだよね?」
 「どうかな、食事もファーストクラスじゃないの。」と私。
 私たちはファーストクラスというとある種の憧れとステータスを感じる。それはJAL等の一流航空会社のパンフなどである種の豪華なイメージが焼きついているからである。
 私の印象は、他の乗客より席が機体前方にあり、しきりがあるというぐらいしか差はない、と感じた。
 そうこうしているとあのスチュワーデスのおねえさんが、何やら手にして私たちのところにやってきた。いよいよサービス開始である。−つづく

同行者
友人
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
タクシー
航空会社
パキスタン航空

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