2006/11/21 - 2006/11/29
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seitani5766さん
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ニューハンプシャー州というと、日本では米国大統領選挙の予備投票が最初に行われる州として名が通っているが、併せて、私が最も行きたかった「日露戦争」の講和会議でポーツマス条約(Portsmouth Peace Treaty)が結ばれた場所でもある。米国大統領選挙の選挙は来年の事であるが、ポーツマス条約は3年前で締結(調印は、1905年9月5日)から100周年を迎えたが、盛大な行事が行われたようである。しかしながら、The Greater Portsmouth Chamber of Commerceの担当者によると日本人が殆どで、ロシア人は非常に少なかったという。
残念ことにこの時期は、講和条約が行われた場所は、海軍工廠の敷地内で、自分で車を運転し、且つ、予約をすれば跡地を見学できたかもしれないが、車を運転できない私は、そこを訪問するツアーが再会される今年の5月までは不可能であった。
いうなれば、全般的に、何処にいくにも来年の春にまで待って欲しい、そんな感じのニューハンプシャー州であった。
日露戦争の講和会議(ポーツマス条約)が行われた場所(ポーツマス海軍工廠内=Portsmouth Naval Shipyard)は、実際の所在地はメイン州であるが、日露両国の代表達が泊まったホテルやその他の付帯設備なども、時の港町(当時は賑やかな町)であったニューハンプシャー州のポーツマス市にある。
戦争を始める時には”出口戦略”が必要である。米ブッシュ大統領はイラクを無条件降伏させるつもりであったのか出口戦略が無く、日露戦争時の”伊藤博文”総理大臣には”出口戦略”をもって戦争を始めた。
即ち、ロシアとの関係が欧州各国のように強烈ではなかったアメリカを頼りにして米大統領セオドア・ルーズベルトに講和会議の仲介を頼もうとした。その為に、特に、日本政府の特使として”金子堅太郎”(福岡県黒田藩の出身)が派遣された。本人はセオドア・ルーズベルトともハーバード大学の同期生であることから仲がよく、また、日本側の、特命全権大使・男爵”小村寿太郎”もハーバード大学の出身であったことから、大学の同期生を”出口戦略”として、伊藤総理は有効に利用したことになる。
また、余談ではあるが日露間に平和を齎したことで米大統領セオドア・ルーズベルトに1906年度のノーベル平和賞が授けられた。
このあたりの情報は、次のホームページに詳しい。http://process.portsmouthpeacetreaty.org/
尚、”金子堅太郎”は、八幡製鉄を作るなど経済面でも功績をあげたが、ポーツマス条約の時期に、同じ、ニューハンプシャー州のマンチェスター市で当時では世界最大の紡績工場(Amoskeag Millyard)を見学した。どうも、これをもとに日本にも紡績工場ができ、だんだんにAmoskeag Millyardを追い落としていったのではないか。
正面の島がポーツマス海軍工廠”Portsmouth Naval Shipyard”のあるSeavey IslandというPiscataqua Riverの小島です。Portsmouth側から撮影。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
-
Portsmouth, NH
Downtownの一角
ポーツマス市はかっての一時期、ニューハンプシャー州の州都だったことがある。写真の左端が”State Capital”跡である。
然しながら、ポーツマスに港が発展し、なかんずく、軍港としても”Portsmouth Naval Shipyard”などもできると、州都の機能をConcord, NHに譲った。どうもこの事実は、全米共通の出来事のようで有名な都市でも州都としての機能はない。例えば、カリフォルニア州の州都はロサンジェルスやサンフランシスコではなく、サクラメントである。所謂、政経分離であるとも云うべきか? -
Portsmouth, NH
レストラン”Portsmouth Brewery”
ポーツマス市のダウンタウンにて。
ここ、レストラン”Portsmouth Brewery”でエール(ビールの一種)を楽しみ、食事をとった。
ところで、ダウンタウンといっても、今では人口も20,000人強に減少しているからか、Congress St、Daniel St、Market St、Pleasant St、にかけての150mの範囲と狭い。11月22日には全ての店舗が開いていたが、11月23日は全て休み。観光案内で地図をくれたり、口頭でも行きかたを聞いたりするThe Greater Portsmouth Chamber of Commerceなども全て休みであった。ところが、TV報道ではNYCでは大々的な”Macy’s Thanksgiving Day Parade”が開催されており賑やかな様子。人口の多いところと少ないところの違いか。 -
Portsmouth, NH
Strawbery Banke Museum
もともと、この辺りは、英国の植民地であった。最初に、Piscataqua River沿いに入植したのは1603年頃であり、その後、野生の苺の栽培をおこない"Strawbery Banke"として地名が呼ばれるようになった。George Washington, Daniel Webster, John Paul JonesやJohn Hancock なども客人としてここを訪れたことがある。
いまでは、この一帯を"Strawbery Banke Museum"として保存している。
また、”Portsmouth”になったのは1653年で、時の植民地総督の故郷である英国ポーツマスに習ってそう命名した。 -
Portsmouth, NH
John Paul Jones House
英国生まれで数々の困難な後にアメリカ人となり、アメリカ海軍の父とも呼ばれている人物。また、世界三大提督(英国ホレーショ・ネルソン、東郷平八郎と当人)の一人であり、アメリカ独立戦争のときにPortsmouth(Portsmouth Naval Shipyard)で建造されたContinental frigate Ranger号を受けとるために2度も当市に滞在し、いまでは、”Portsmouth Historical Society”となっている。
世界三大提督とは、戦争のゆくえを変えるような戦いで、数少ない艦隊で大勢力の相手の艦隊を破った提督の意味である。 -
Portsmouth, NH
Memorial Bridge
本橋は、New Hampshire州とMain州のKitteryの間に架かっているがNew Hampshire州の入り口側のトラストに次の文章が記念碑として掲げられている。
"Memorial to the Sailors and Soldiers of New Hampshire who participated in the World War 1917-1919" -
Portsmouth, NH
Albacore Museum & Park
第三代目のAGSS-569 Albacoreは、Portsmouth市にあるPortsmouth Naval Shipyardで建造された水中高速型実験潜水艦である。即ち、AGとは、Auxiliary Generalの略である。構造的特長は”涙滴(Tear Drop Hull)”型で爾後のアメリカなど潜水艦の標準形態(これまでの潜水艦は通常の船体と同じ形状をしていた)になっている。
尚、第二代目のSS-218 Albacoreも日本海軍と戦った。航空母艦を含む8隻の日本の艦船を沈めたが、1944年11月7日に爆雷に触れて沈没している。 -
Portsmouth, NH
Veteran's Park
"veteran”はLatin語で”old”を意味するらしいが戦没者に敬意をはらうための公園。全米、いや、各国とも何処にでもあり、アメリカ独立戦争、南北戦争(The Civil War)、第一次世界大戦など多くの戦役で亡くなった人のための記念公園である。 -
Concord, NH
State Capital(州議事堂)
Concord市は、州人口が130万人強を超えるNew Hampshire州の州都である。
その他の、北東部諸州と同じように白人の比率が高く、また、廉い労働力を海外からいれるために Irish American、French-Canadianや Italian-Americanが多いのもこの州の特徴である。これが、マンチェスター市で長い間続いた世界一の紡績工場の礎かもしれない。
宗教的にも、最も多いのがキリスト教で80%を超え、イスラム教は2%以下である。また、無宗教の人も18%と結構、多い。 -
Concord, NH
Museum of New Hampshire History
”Museum of New Hampshire History”は、先のメイン州で訪問した”Maine State Museum”に比較して”History”が付くか遣いかで、こうも展示内容が変わるものかな…と思った。それでも、中で上演していたAbraham Lincolnを扱った”劇”、観客はMuseumに来た人、約15人程度であったが、当時の小説家や随筆家、詩人であったMs. Sarah Josepha Haleが President Abraham Lincolnに”Thanksgiving Day”を”National Holiday”にしなければならないかの説明をSteve Wood(大統領Abraham Lincoln役)とSharon Wood(Sarah Josepha Hale役)の夫婦で演じていた。
アメリカでも人気のある大統領はGeorge Washington、Abraham LincolnとFDR(Franklin Delano Roosevelt)であるそうであるが、そのなかでも最も人気のあるのがAbraham Lincolnである。全米各地に”Abraham Lincoln”だけを演ずる俳優がいるようで、協会を作っている。また、”Arnold Schwarzenegger”の映画”Kindergarten Cop”などにもあるように、有名なリンカーン大統領の”ゲティスバーグ演説”を幼稚園の子供たちで合唱させるなど、大人にも子供にもAbraham Lincolnは人気が高そうである。”ゲティスバーグ演説”は、独立宣言、合衆国憲法と並んで、アメリカ史に特別な位置を占める演説となっているそうである。 -
Concord, NH
“Abraham Lincoln, Sarah Josepha Hale, and the Origin of Thanksgiving”のポスター
残念ながら、写真はフラッシュ禁止で撮ることは出来なかった。でも、舞台劇らしい名演技かも。 -
Concord, NH
Concord Trailwaysの案内
PortsmouthからConcordへ行くには、どうしても一旦Boston, MAへでるしか方法がなかった。PortsmouthからConcordへタクシーで行くと運賃が$100以上も掛かり、さらに、チップである。従い、”Vermont Transit”でPortsmouthからBostonへ、そこから、” Concord Trailways”でConcordへ向かった。
写真は、Concord Trailwaysのバス終着駅で撮ったものであるが、この場所は昔は鉄道の駅があったところ。 -
Manchester, NH
Manchester City Hall
人口11万人にも及ぶManchester市の市役所。11万人というのはNew Hampshire州最大の人口である。因みに、New Hampshire州での人口分布をみと、最大がManchester市であり、続いて製紙産業で有名なMashua、Concord、Rochester、Doverであり、いまや、先のPortsmouthは8位に陥落している。 -
Manchester, NH
Verizon Wireless Arena
American Footballの試合を遣っていた。”Verizon Wireless”は、東北部諸州を所管する電話会社。 -
Manchester, NH
“Amoskeag Millyard”の跡地
その昔は、世界最大の紡績工場として栄えたが、先にも述べたように金子堅太郎もここを見学するなどして、その繁栄は過去のものである。
その代わりに、SEE科学センター(SEE Science Center)やマンチェスター歴史協会紡績工場博物館(Manchester Historic Association Millyard Museum)などの博物館が入っていたり、その他の中小企業が借りている。
過去には、直ぐ目の前のMerrimack川にダムを造り、Merrimack川の水を導入するトンネルを掘り、両岸に巾1-mile規模の工場を稼動させるに相応しい水車(現在ならば、電気モーターの替わりに)を設備するなど(”Maine State Museum”でも見たことがある)、当時では世界第一の工場だと云うことが良くわかる。推測するに、紡績工場”Amoskeag Millyard”の凄さが良くわかる。 -
Manchester, NH
SEE Science Centerの内部
米国では、玩具など子供向けの博物館があるが、ここは、科学の原理を子供向けに実験装置などで説明し、子供が理解できるようにしたセンターである。実に、親子が展示の実験設備を相手に楽しんでいる。日本に、このような設備があるのだろうか? 因みに、アメリカではどの都市でも”子供博物館”があって、玩具の歴史やその地方での子供にまつわる出来事などを展示している。
自分を想像するに、理科の実験室にいるようなものである。 -
Manchester, NH
Holliday Season Parade
Holliday Season Paradeとでも云うべきか。沢山のParadeがあったが、そのなかでも、アメリカでも有名になっているのかClint Eastwoodの映画”Flags of our Fathers”を借りて、硫黄島に星条旗を掲げるパレードもあった。星条旗を揚げた海兵第五師団28連隊になかにNew Hampshire州の人もいるそうで、その人に敬意をあらわすためか。 -
Manchester, NH
Holiday Pops
”Place Theater”で”The New Hampshire Philharmonic”の”Holiday Pops”を聴いた。”Place Theater”は観客500人程度の小さなものであったが、オーケストラでも生で聴けるのは何千にも入るような大掛かりなものよりも”Place Theater”のように数百人しか入れないようなものの方が適しているように思われた。なかでも、合唱つきの”Carol Sing-Along”は地元のコーラスグループの合唱に合わせて観客全員でX’mas Calolを合唱するさまは、我々の目からすれば全く素晴らしかった。
今次、旅行の最大の出来事か? -
Manchester, NH
Veterans Parkで
MIAや捕虜たちの安全を祈願する記念碑もあった。 -
Manchester, NH
変わったBoutique
人口が10万人を超えると、こんな変わったBoutiqueもある。
本項、終わり
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