Ｆ１カナダＧＰ観戦の旅３日目

2004/06/12 - 2004/06/12

フリー走行と予選の間には市街地へ戻り少し観光するつもりです。

エリア モントリオール(カナダ)

今日からいよいよＦ１観戦です。サーキットまでは添乗員さんの案内で地下鉄に乗って行きます。ホテルの最寄り駅から一駅なのであっという間に到着です。駅を出て５分程歩くと入場口がありましたが、まだ開場前でかなりの人が並んでいました。

ツアーの中でヘアピンで観戦するのは僕達だけなので、サーキット内へ入ったところで他の人達とは別れました。辺りには色んなショップが出ていましたが、とりあえず自分達の席まで行ってみることにしました。

チケットを見せて観客席に入ってみると、目の前にアストロビジョンがありました。そこには昨日のフリー走行で佐藤琢磨が１位だったと表示されていました。この調子だと今日の予選も期待出来そうです。

僕達の席はまだ太陽の日があたっておらず、しかも川から吹いてくる風のおかげで、半袖だとかなり寒いです。フリー走行まではまだ時間があるので、一旦外へ出てグッズショップなどを見て回ることにしました。

席を出てショップが並んでいる辺りまで行き、色々と見て回りました。フリー走行の時間が近付いて来たので席に戻りましたが、まだ人が少なかったので自分の席では無く、日が当たっている場所に座りました。

時間が来て、いよいよフリー走行が始まりました。ピットを出たマシンがヘアピンに近付いて来るにつれて、エンジン音が大きく聞こえ始めました。約１年３ヶ月ぶりの生Ｆ１に気持ちも高まって来ました。

僕達の席からはヘアピンの少し手前の部分まで見ることが出来ます。かなりのスピードでマシンがコーナーに向かってきます。

僕の応援しているミハエル・シューマッハが目の前にやって来ました。このＧＰでは調子が良さそうなので、それなりの成績を残してくれるでしょう。

今年はＢＡＲも調子が良くて、佐藤琢磨も良い成績を残しています。昨日のフリー走行ではトップタイムをマークしているので、今日の予選も期待出来そうです。

モントリオールは市内にも見所がたくさんあるので、２回目のフリー走行を見るのを止めて、予選が始まるまでの間に少し観光しに行くことにしました。サーキットへ向かう人の流れに逆らって地下鉄の駅へと向かいました。

観光のメインの目的はノートルダム大聖堂ですが、それだけだと時間があまりそうなので、ガイドブックを見て別の場所にも行くことにしました。地下鉄の駅を出ると、目の前には何の建物かは分からないけど、歴史を感じさせる建物がありました。

この建物も教会のようですが、名前が分かりませんでした。周りはオフィス街のようなのに、このような歴史を感じる建物が多くあり、感心するばかりでした。

ガイドブックを見てノートルダム大聖堂以外に行こうと思ったのが、世界の女王マリア大聖堂です。大聖堂は道に迷うことも無くすんなりと見つかりました。

建物の周りには人もいなくて、ドアも全て閉まっているので、最初は何処が入り口かということすら分かりませんでした。

入り口を見つけて中へ入りましたが、こういう場所にしては珍しく、入場料は無料でした。中は僕達以外には２、３人しかいなくて、静かで荘厳な雰囲気が満ちていました。

この大聖堂は、バチカン市国にあるサン・ピエトロ寺院の４分の１のレプリカだそうです。中に入って一番奥には、サン・ピエトロ寺院にもある天蓋のある祭壇のレプリカがありました。

このマリア大聖堂は１８９４年に、プロテスタント勢力の強いこの地域でカトリック勢力を示すために作られたそうです。

マリア大聖堂を出た後は、再び地下鉄に乗ってノートルダム大聖堂へ向かいました。ノートルダム大聖堂の前に着くと、マリア大聖堂とは違って多くの人で賑わっていました。中には日本人の姿も何人か見られました。

大聖堂の建物自体は１８２９年建設のネオゴシック様式の重厚な造りで、先程のマリア大聖堂とは違った雰囲気があります。

教会内部には５７７２本のパイプからなる世界最大級のパイプオルガンがあり、コンサートが良く行われているそうです。

薄暗い中ではなかなか綺麗に写真を撮ることが出来ず、三脚を出したりして何度も撮影していると、係員がやって来て、なんのために写真を撮っているのかと聞かれました。趣味だと言うと、誓約書のようなものにサインをさせられました。