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9月7日。<br />莎車滞在の2日目は、爺ぃが18才の頃、会社の労働に借り出され、錬鉄(鉄鉱石採掘など)で1年以上も働かされていた村、「霍什拉甫郷(フォスラップ)」へ出掛けた。<br />実は、霍什拉甫は、鉄など全く無い所。画像を見終えて頂けるとお判りになると思うが、見るからに赤い土壌を見た低能幹部が、「製鉄で一儲けだ~!」と旗揚げし、当時の会社にいた若者が借り出されたと言うから無様な事だ…。<br /><br />最初は、砂と土ばかりの悲境の大地にタップリと湛えられた、恵みの水で溢れる「叶爾羌河(イェアルチャン河)」を訪問した。<br /> <br />朝は簡単にパンなどを買い込み、車内で済ませた。<br />「霍什拉甫郷(フォスラップ)」と言う所へ向かうらしいが、聞いたこともないところなのでクニクニに説明すらできず。<br />砂漠のど真ん中にあるような莎車、その周辺にはどんな村が、どんな形で息吹て居るのだろうか・・・<br /><br />見慣れたポプラ並木を通り抜けた所から、見た事もないような景色が次々と現れ驚かされる。砂曇りの空中に浮かぶその山々の姿は、まるで悲境の「要塞」の如く。<br /><br />では、突如現れた堤防の向こうに、蕩々と湛えられた水で潤う「叶爾羌河」、悲境に溢れる命の源をご覧戴きたく。<br />(この章も3部作です・・・(~~;ゞ)<br /><br />尚、画像後半にある戈壁の山々は、元画像でご覧戴くと、その迫力が充分に伝わります。

新疆放浪の旅・其の30~莎車探訪!!南疆旅情第6弾、命の泉砂漠の叶爾羌河!?~

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2006/08/19 - 2006/09/19

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こまちゃん

こまちゃんさん

9月7日。
莎車滞在の2日目は、爺ぃが18才の頃、会社の労働に借り出され、錬鉄(鉄鉱石採掘など)で1年以上も働かされていた村、「霍什拉甫郷(フォスラップ)」へ出掛けた。
実は、霍什拉甫は、鉄など全く無い所。画像を見終えて頂けるとお判りになると思うが、見るからに赤い土壌を見た低能幹部が、「製鉄で一儲けだ~!」と旗揚げし、当時の会社にいた若者が借り出されたと言うから無様な事だ…。

最初は、砂と土ばかりの悲境の大地にタップリと湛えられた、恵みの水で溢れる「叶爾羌河(イェアルチャン河)」を訪問した。

朝は簡単にパンなどを買い込み、車内で済ませた。
「霍什拉甫郷(フォスラップ)」と言う所へ向かうらしいが、聞いたこともないところなのでクニクニに説明すらできず。
砂漠のど真ん中にあるような莎車、その周辺にはどんな村が、どんな形で息吹て居るのだろうか・・・

見慣れたポプラ並木を通り抜けた所から、見た事もないような景色が次々と現れ驚かされる。砂曇りの空中に浮かぶその山々の姿は、まるで悲境の「要塞」の如く。

では、突如現れた堤防の向こうに、蕩々と湛えられた水で潤う「叶爾羌河」、悲境に溢れる命の源をご覧戴きたく。
(この章も3部作です・・・(~~;ゞ)

尚、画像後半にある戈壁の山々は、元画像でご覧戴くと、その迫力が充分に伝わります。

同行者
友人
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
高速・路線バス レンタカー
航空会社
中国国際航空

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  • 思いも寄らぬ朽ち果てた莎車賓館で朝を迎えた。<br />このホテルは2星だが、文革後のホテルとしては有名なところの1つだ。<br />シルクロードの西の玄関口、莎車に来た旅人や商人は、当地に2つと無いホテルに魅了されたはず。<br /> <br />・・・しかし今は、壁も剥がれドア勘合もガタガタ。<br />聞くと頃によると、個人に引き渡し営業委託すると言う事で、その業者に引き渡すまでは手を加えないとの事。<br />この辺り、中国らしい考え方だ。

    思いも寄らぬ朽ち果てた莎車賓館で朝を迎えた。
    このホテルは2星だが、文革後のホテルとしては有名なところの1つだ。
    シルクロードの西の玄関口、莎車に来た旅人や商人は、当地に2つと無いホテルに魅了されたはず。

    ・・・しかし今は、壁も剥がれドア勘合もガタガタ。
    聞くと頃によると、個人に引き渡し営業委託すると言う事で、その業者に引き渡すまでは手を加えないとの事。
    この辺り、中国らしい考え方だ。

  • 朝9時頃起きてみると、一寸涼しい感じがした。カーテンを開けて窓を開け、外気を取り込んでみると、仄かに心地よい香と共に、徐々に気温が上がってくる。<br />北京時間の9時は、ここ新疆では現地時間7時に相当する。<br />南疆地方は兎に角暖かい。<br />同じ時期に於いて、北疆の烏魯木齊と比べると季節が違う程の気温差がある。<br />烏魯木齊を出る時に寒かった事が、まるでウソのようだ。<br /> <br />今日も相変わらずの空模様。。。<br />砂が上空に滞留し、遠くの景色が殆ど見えないあいにくの情況。 <br /><br />画像は、お馴染みの(身内で)莎車県文化中心。<br />朝なので、日の差す方向が昨日とは違う。

    朝9時頃起きてみると、一寸涼しい感じがした。カーテンを開けて窓を開け、外気を取り込んでみると、仄かに心地よい香と共に、徐々に気温が上がってくる。
    北京時間の9時は、ここ新疆では現地時間7時に相当する。
    南疆地方は兎に角暖かい。
    同じ時期に於いて、北疆の烏魯木齊と比べると季節が違う程の気温差がある。
    烏魯木齊を出る時に寒かった事が、まるでウソのようだ。

    今日も相変わらずの空模様。。。
    砂が上空に滞留し、遠くの景色が殆ど見えないあいにくの情況。

    画像は、お馴染みの(身内で)莎車県文化中心。
    朝なので、日の差す方向が昨日とは違う。

  • さあ、朝は「余り欲しくない・・」と呟くクニクニに併せて、パンやビスケットなどを買い込み出発した。<br />車は、韓さんの1つ上のお兄さんの息子さんが、当地では権力者なので、その人の手配で「北京チェロキー」がやって来た。<br />運転手曰く、「この手の車でなければ行けないんだ」<br /> <br />・・・(ーー;<br />あんた、そんなプレッシャー掛けてどうするの?<br />ま、本人はそんなつもりではないんだけど。。。<br /> <br />画像の道は、市内を整備したばかりの幹線道路。<br />この先に見えている新疆ポプラの道に突入すると、そこはもう維吾爾人の世界だ。

    さあ、朝は「余り欲しくない・・」と呟くクニクニに併せて、パンやビスケットなどを買い込み出発した。
    車は、韓さんの1つ上のお兄さんの息子さんが、当地では権力者なので、その人の手配で「北京チェロキー」がやって来た。
    運転手曰く、「この手の車でなければ行けないんだ」

    ・・・(ーー;
    あんた、そんなプレッシャー掛けてどうするの?
    ま、本人はそんなつもりではないんだけど。。。

    画像の道は、市内を整備したばかりの幹線道路。
    この先に見えている新疆ポプラの道に突入すると、そこはもう維吾爾人の世界だ。

  • 入った途端に世界が変化。。。

    入った途端に世界が変化。。。

  • 行き交う乗り物もこの通り。<br />トラクターや驢馬車や、顔かたちの違う民族が散歩する光景。

    行き交う乗り物もこの通り。
    トラクターや驢馬車や、顔かたちの違う民族が散歩する光景。

  • 新疆ポプラのトンネル。<br />車からの撮影なので、画像はピンボケ。<br />ご勘弁願いたし。

    新疆ポプラのトンネル。
    車からの撮影なので、画像はピンボケ。
    ご勘弁願いたし。

  • 暫く続く長い長い新疆ポプラのトンネルは、真っ直ぐな道も相俟って、口では言い表せない独特な感激がある。<br />フラッシュのように、途切れ途切れに差し込む光、背の高い自然木のアーケード。

    暫く続く長い長い新疆ポプラのトンネルは、真っ直ぐな道も相俟って、口では言い表せない独特な感激がある。
    フラッシュのように、途切れ途切れに差し込む光、背の高い自然木のアーケード。

  • 「阿熱斯蘭巴格郷(アルスランバック村(集落クラス))」の標識。<br />乳牛の「半ケツ」は気付かなかった・・・(~~;

    「阿熱斯蘭巴格郷(アルスランバック村(集落クラス))」の標識。
    乳牛の「半ケツ」は気付かなかった・・・(~~;

  • アーケードが解かれ、今度はオープンテントの並木道。<br />肥料効果の試験区域と書かれている垂れ幕。

    アーケードが解かれ、今度はオープンテントの並木道。
    肥料効果の試験区域と書かれている垂れ幕。

  • 馬、牛、驢馬の3兄弟?<br /> <br />郊外の村に来た方が、道が綺麗になっている。<br />莎車町内から外れたばかりの道は、自然道にアスファルトが浸みているだけだった。

    馬、牛、驢馬の3兄弟?

    郊外の村に来た方が、道が綺麗になっている。
    莎車町内から外れたばかりの道は、自然道にアスファルトが浸みているだけだった。

  • この先は、徐々に登りになっている。<br />その様子が判る程、道はひたすら真っ直ぐ。<br />

    この先は、徐々に登りになっている。
    その様子が判る程、道はひたすら真っ直ぐ。

  • 舗装道はここまでだった。<br />まだできたばかりだったのだろう。<br />その先は、ご覧のように工事中だった。<br /> <br />何れ全線綺麗になって居る事だろう。

    舗装道はここまでだった。
    まだできたばかりだったのだろう。
    その先は、ご覧のように工事中だった。

    何れ全線綺麗になって居る事だろう。

  • 工事区間を過ぎると、さっき手前の道路にもあったような、簡単なアスファルトの道になっていた。<br /><br />・・・真っ直ぐ。

    工事区間を過ぎると、さっき手前の道路にもあったような、簡単なアスファルトの道になっていた。

    ・・・真っ直ぐ。

  • 小橋を超えると、景色が一気に開けて、目の前には戈壁の小山が連なっている。

    小橋を超えると、景色が一気に開けて、目の前には戈壁の小山が連なっている。

  • 村に近づくと、またご覧のように、馴染みのトンネルが現れた。<br />最初の村が近いようだ。<br /> <br />しかし、驢馬車は便利そうだ。<br />免許不要、自動運転機能付き!?

    村に近づくと、またご覧のように、馴染みのトンネルが現れた。
    最初の村が近いようだ。

    しかし、驢馬車は便利そうだ。
    免許不要、自動運転機能付き!?

  • ここでは、みんな驢馬を目一杯活用し、思い思いの使い方をしている。<br />

    ここでは、みんな驢馬を目一杯活用し、思い思いの使い方をしている。

  • その中にも、文明の利器は走っている。<br />ドコの国、ドコの人でも、若い人には人気のバイク。<br /> <br />ガソリンスタンドを見ないが、ドコにあるのかな?・・・<br />こま達は、出る寸前に莎車で給油してきた。

    その中にも、文明の利器は走っている。
    ドコの国、ドコの人でも、若い人には人気のバイク。

    ガソリンスタンドを見ないが、ドコにあるのかな?・・・
    こま達は、出る寸前に莎車で給油してきた。

  • 迫力の、貫禄有るかしまし娘?<br />並木の所々には、飾りがあったり、策が施されていたり、そしてこの画像のように花が植わっていると、その先には人家がある。

    迫力の、貫禄有るかしまし娘?
    並木の所々には、飾りがあったり、策が施されていたり、そしてこの画像のように花が植わっていると、その先には人家がある。

  • 最初の村「喀群郷」到着。

    最初の村「喀群郷」到着。

  • 帰りに食事で立ち寄るので、サッサと通過する。<br />最初に到着した見所は、タイトルにある「叶爾羌河(イェアルチャン河)」だ。<br />砂漠の砂と土煙の中では、ここは人々の生活の源だ。<br />

    帰りに食事で立ち寄るので、サッサと通過する。
    最初に到着した見所は、タイトルにある「叶爾羌河(イェアルチャン河)」だ。
    砂漠の砂と土煙の中では、ここは人々の生活の源だ。

  • そこにあった記念塔。<br />台座部分は3面で、それぞれに、漢語,英語,維語の3カ国語で説明書きが施されていた。

    そこにあった記念塔。
    台座部分は3面で、それぞれに、漢語,英語,維語の3カ国語で説明書きが施されていた。

  • 叶爾羌河喀群引水枢紐。<br />画像奥から流れてくる水は、遠く天山、崑崙山の雪解け水だ。<br />ここは水量調整の堰で、写真奥(南)の崑崙から流れてくる水を溜め、下流3つの町へ水を供給している。<br />「北育緑州」と言うのは、この水で潤う町を言う。

    叶爾羌河喀群引水枢紐。
    画像奥から流れてくる水は、遠く天山、崑崙山の雪解け水だ。
    ここは水量調整の堰で、写真奥(南)の崑崙から流れてくる水を溜め、下流3つの町へ水を供給している。
    「北育緑州」と言うのは、この水で潤う町を言う。

  • 潤いの水に肥やしを!!<br />。(*o☆)\バキッ!<br />中国人検定3級のクニクニ。。。

    潤いの水に肥やしを!!
    。(*o☆)\バキッ!
    中国人検定3級のクニクニ。。。

  • ここで佇んでいると、「水」について考えて仕舞う。<br />日本で飲んでいる水とは、別なモノのように感じてしまうのは、きっとこまの「逃げ」だと思った。

    ここで佇んでいると、「水」について考えて仕舞う。
    日本で飲んでいる水とは、別なモノのように感じてしまうのは、きっとこまの「逃げ」だと思った。

  • 今日お世話になった「北京チェロキー」。<br />記念塔を背景に。

    今日お世話になった「北京チェロキー」。
    記念塔を背景に。

  • 爺ぃと韓さんが、裏の説明(漢語)を読んで戻ってくる所。<br />珍しく、共産党の凄さを語っていた。(~~;(意味深ではあるが…)

    爺ぃと韓さんが、裏の説明(漢語)を読んで戻ってくる所。
    珍しく、共産党の凄さを語っていた。(~~;(意味深ではあるが…)

  • こちらは、下流が莎車に当たるらしい。<br />一番多く必要で、堰を通さず直接流し込んでいる。

    こちらは、下流が莎車に当たるらしい。
    一番多く必要で、堰を通さず直接流し込んでいる。

  • こちらは調整区域。<br />村はどこかは聞かなかったが、時々流す程度で良いのだろう。<br />人が入り込んで釣りなどを楽しんでいた。<br /> <br />数ヶ月前の水害で、河に落ちてしまったトラクターを引き上げている所。。。(~~;<br />(何で落ちてん?)<br />

    こちらは調整区域。
    村はどこかは聞かなかったが、時々流す程度で良いのだろう。
    人が入り込んで釣りなどを楽しんでいた。

    数ヶ月前の水害で、河に落ちてしまったトラクターを引き上げている所。。。(~~;
    (何で落ちてん?)

  • 堰でゆっくりした一行は、車に乗り込みここを後にした。<br />橋のような堰の狭い道をゆっくりと進み、そこを越えると、信じられないような量の水で溢れていた。<br />砂漠と戈壁の景色に於いては、この光景は感動モノだった。<br /> <br />画像は、堰の向こうの上流に当たる部分。<br />

    堰でゆっくりした一行は、車に乗り込みここを後にした。
    橋のような堰の狭い道をゆっくりと進み、そこを越えると、信じられないような量の水で溢れていた。
    砂漠と戈壁の景色に於いては、この光景は感動モノだった。

    画像は、堰の向こうの上流に当たる部分。

  • 暫く行くと、砂曇りで視界の効かない前方に巨大要塞出現!<br />戈壁の山脈、不毛の山々が連立する。<br />この光景はド迫力だった。<br />

    暫く行くと、砂曇りで視界の効かない前方に巨大要塞出現!
    戈壁の山脈、不毛の山々が連立する。
    この光景はド迫力だった。

  • 坂道を越えると、その要塞の麓を流れる川沿いに、地元の人達が何かを捜しているようだった。<br />噂に聞く「砂金」何だろうか?

    坂道を越えると、その要塞の麓を流れる川沿いに、地元の人達が何かを捜しているようだった。
    噂に聞く「砂金」何だろうか?

  • しかし、奥に聳える戈壁の山々は圧迫感がある。<br />天候のせいで、あまり良く見えないのが残念だが、その奥には、もっと大きな壁が立ち並んでいた。

    しかし、奥に聳える戈壁の山々は圧迫感がある。
    天候のせいで、あまり良く見えないのが残念だが、その奥には、もっと大きな壁が立ち並んでいた。

  • このエリアの道は、ご覧のように舗装が施されたばかりらしく、快適なドライブができた。

    このエリアの道は、ご覧のように舗装が施されたばかりらしく、快適なドライブができた。

  • 彼らの命を繋ぐ源と併走しながら、頭の中では1つの歌がいつまでも流れていた。<br /> <br />不毛の大地に花咲く夢を見るのは、何も現地人だけではなく、人類みんなの希望。<br />そして、みんなが何の蟠りもなく、楽しく愉快に暮らせる大地。<br /> <br /> <br /> ♪もしも今から百年が過ぎ、僕らに良く似た子供達が、<br /> 微笑みと歌とを忘れない時、人は皆愛せるかも知れない。<br /> その頃には緑が地に滴り、柔らかな日差しが花を咲かせる。<br /> <br /> ♪もしも今から百年が過ぎ、ボクらが夢見た頃になれば、<br /> 美しい裸に何も纏わず、人は皆愛せるかも知れない。<br /> その頃にはきらめく星が戻り、心には優しい歌が芽生える。<br />

    彼らの命を繋ぐ源と併走しながら、頭の中では1つの歌がいつまでも流れていた。

    不毛の大地に花咲く夢を見るのは、何も現地人だけではなく、人類みんなの希望。
    そして、みんなが何の蟠りもなく、楽しく愉快に暮らせる大地。


     ♪もしも今から百年が過ぎ、僕らに良く似た子供達が、
     微笑みと歌とを忘れない時、人は皆愛せるかも知れない。
     その頃には緑が地に滴り、柔らかな日差しが花を咲かせる。

     ♪もしも今から百年が過ぎ、ボクらが夢見た頃になれば、
     美しい裸に何も纏わず、人は皆愛せるかも知れない。
     その頃にはきらめく星が戻り、心には優しい歌が芽生える。

  • ♪その日まで、その日まで・・・・・<br /> 愛よ枯れるな傷つくな…<br /> (布施明:愛よその日まで)<br /> <br />口を突いて出るその歌が、妙に心を悩み困らせる。<br />

    ♪その日まで、その日まで・・・・・
     愛よ枯れるな傷つくな…
     (布施明:愛よその日まで)

    口を突いて出るその歌が、妙に心を悩み困らせる。

  • 車は次第に、今まで見えていた要塞に向かって登り始めた。

    車は次第に、今まで見えていた要塞に向かって登り始めた。

  • 砂の塊、

    砂の塊、

  • 砂の壁、

    砂の壁、

  • 数億年前に隆起したままの姿でそびえ立つ姿から、体中に何かを感じさせられる。形容のしようがない。<br /><br />時々、申し訳のようになびくそよ風が、まるで昔の人のメッセージのように感じるが、未熟なこまには、その風を感じられても言葉にはできない。

    数億年前に隆起したままの姿でそびえ立つ姿から、体中に何かを感じさせられる。形容のしようがない。

    時々、申し訳のようになびくそよ風が、まるで昔の人のメッセージのように感じるが、未熟なこまには、その風を感じられても言葉にはできない。

  • ここに豊かな草原が有れば、とても素敵な景色になっていただろう。。。

    ここに豊かな草原が有れば、とても素敵な景色になっていただろう。。。

  • 爺ぃ曰く、この辺りが、昔、錬鉄作業で詰め込まれた辺りらしい。<br />しかも、何もかも、全くなんにも変わっていないと言う。

    爺ぃ曰く、この辺りが、昔、錬鉄作業で詰め込まれた辺りらしい。
    しかも、何もかも、全くなんにも変わっていないと言う。

  • すると、やはり48年前の記憶通り、「霍什拉甫郷(フォスラップ村)」に入った。。。<br /><br />画像に見えている小屋は、現地の人々の家。<br />

    すると、やはり48年前の記憶通り、「霍什拉甫郷(フォスラップ村)」に入った。。。

    画像に見えている小屋は、現地の人々の家。

  • 農業しか生活の糧はない。<br />しかし、その農業でさえ、理屈通りには行かない厳しいところ。<br /><br />こま達は、この訪問が終わればそれで済むが、彼らはこの後もずっとここに居る。

    農業しか生活の糧はない。
    しかし、その農業でさえ、理屈通りには行かない厳しいところ。

    こま達は、この訪問が終わればそれで済むが、彼らはこの後もずっとここに居る。

  • こんな離れていても、携帯のアンテナは引かれている。<br />携帯の電波は「フル」だった・・・<br />何か妙に不可思議な抵抗感を覚える。。。

    こんな離れていても、携帯のアンテナは引かれている。
    携帯の電波は「フル」だった・・・
    何か妙に不可思議な抵抗感を覚える。。。

  • 一寸車を止めて見てみる事にした。<br /><br />道のある丘の上から見下ろした所。<br />遠くに見えるのは村の中心だろう。

    一寸車を止めて見てみる事にした。

    道のある丘の上から見下ろした所。
    遠くに見えるのは村の中心だろう。

  • 少し行くと、、、<br /><br />正面に見える山肌が、何か彫刻のような芸術的なモノを感じさせる。<br />アメリカ人だったら、きっとここに歴代著名人の顔などを彫刻してしまうだろう。

    少し行くと、、、

    正面に見える山肌が、何か彫刻のような芸術的なモノを感じさせる。
    アメリカ人だったら、きっとここに歴代著名人の顔などを彫刻してしまうだろう。

  • 範囲を少し拡げて・・・

    範囲を少し拡げて・・・

  • もっと拡げて、9枚綴りの超ワイドパノラマで。<br /><br />(元画像まで進み、画像を保存してから、そのファイルを開けてみて下さい。<br />戈壁の村に広がる、原寸大(気持ち)の大藝術が目の前に現れます。)<br />

    もっと拡げて、9枚綴りの超ワイドパノラマで。

    (元画像まで進み、画像を保存してから、そのファイルを開けてみて下さい。
    戈壁の村に広がる、原寸大(気持ち)の大藝術が目の前に現れます。)

  • 大感動の大自然を背景に、空虚な心で記念撮影。

    大感動の大自然を背景に、空虚な心で記念撮影。

  • そこにも咲く花はあった。<br />栄養が完全ではなさそうだったが、彼らは懸命に花を咲かせていた。<br />いつか自分たちで満ちあふれる世界、豊かな未来を夢見て。

    そこにも咲く花はあった。
    栄養が完全ではなさそうだったが、彼らは懸命に花を咲かせていた。
    いつか自分たちで満ちあふれる世界、豊かな未来を夢見て。

  •  ♪微笑みと歌とを忘れない時、<br /> 人は皆愛せるかも知れない。<br /> その頃には緑が地に滴り、<br /> 柔らかな日差しが花を咲かせる・・・<br /><br /><br />続いて第7弾では、「霍什拉甫郷」の大自然に、とっぷりと浸かってみた。

     ♪微笑みと歌とを忘れない時、
     人は皆愛せるかも知れない。
     その頃には緑が地に滴り、
     柔らかな日差しが花を咲かせる・・・


    続いて第7弾では、「霍什拉甫郷」の大自然に、とっぷりと浸かってみた。

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