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カリブ海とカナディアン・ロッキーを目指して。(その4)

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1989/07/25 - 1989/08/25

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悠悠さん

 3人は、それぞれの旅を続ける為に、別れた。
二人の学生は、途中まで一緒に旅していたらしく・・帰国して暫くした時、二人が同棲している事を知った。

 まあ、京都と神戸の男女だし・・年も近いみたいだし・・そんなもんかな??って男だけの寮生活の私には、無縁の言葉、『同棲。』

 前回の反省から、前日の夜からマイアミの空港に泊まって、今回もしっかりリコンファムした。が、しかし・・。

 また、朝、カウンターに行ってみると・・。予約が、入っていないと言われた。今回は、前日に手続きをしてくれた人の名前を控えていたが・・何の役にもたたなかった。

 温厚な私も、再三にわたるこの扱いに、怒りが頂点に達した。

全て、日本語で、『いいかげんに、しろよ。お前ら、なめるにも程があるぞ。』私は、小さい頃から人一倍声がでかい。空港のチェックインカウンター全体にはっきりと響き渡る声で叫んだ。

 後から思えば、頭がおかしな人として空港の警備に取り押さえられてもおかしくない程、私は叫び続けた。

 今回も渋々、乗り継ぎ回数は多くなりますが・・と別便の案内をされた。

 私は、仕方なしにその提案を呑んだ。シカゴで、五時間もトランジットの時間がある・・。シカゴ、俺、全く興味ないし・・困ったな・・。そんなこんなで、雲の上の人になり、何度も離着陸を繰り返し、シカゴの街に出て、美術館めぐりをしたりで、やっとの思い、また、夜中のカルガリーに到着した。

 マイアミからカルガリー、Tシャツ、短パンの格好で真夜中のカナダ。最高に寒かった。当初の予定なら、昼間の内に、カルガリーについて、カナディアンロッキーを目指す準備(服装とか・・)を済ませているはずだった・・。

 私は、この二度の海外一人旅で、様々な体験をした。いつ何時、状況が変わり、服装を始め、全ての事態に対処できる用意がないといけないんだな・・・。

 俺が、甘かった。もう、同じヘマは、しないぞ。

あまりの寒さに、仕方なく、空港から予約できるそれなりのホテルに一泊する事に決め、タクシーで向かった。
我慢できるというレベルではなかった。夏でもカナダの夜は、はんぱなく厳しかった。

 何とか、暖かい部屋にありつけた私は、次に日、この寒さ(真夏だが・・。)に絶えられる装備を購入した。

 意外な程の出費に、私は、交通手段に当てるはずの予算を防寒具に使ってしまった。

 そう、それは、ここから、カナディアンロッキー、アラスカ、そして、バンクーバー、シアトルまでの全行程をヒッチハイクで旅しなければならないと言う事を意味していた。

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