2006/08/19 - 2006/09/19
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こまちゃんさん
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8月30日。
烏魯木齊滞在の2日目は、葡萄の故郷吐魯番紀行を紹介。
其の第1部では、天山山脈からの水を有効利用する為に張り巡らせた地下水脈「坎儿井(カレーズ)」を中心に綴ってみた。
(道中の様子も沢山(多すぎやっちゅうの)!)
朝はバイキングで、文明的な1日が始まった。
車の方も、今日は何か大きなRVが迎えに来て呉れた。
小さな町吐魯番だけど、美味しい葡萄でも頬張りながら、軽くゆったり見てきたいと思っていた。
所が、、、
吐魯番の料金所で、突然知らない女性が便乗し、何やら挨拶をし出したのだ。
何と、爺ぃの知人から連絡を受け、やって来た現地ガイドと言う事だ。
中国公安、恐るべし。。。
・・・と言う事で、充実した吐魯番紀行となり、今回も1つではなく3部構成。。。
?.吐魯番紀行!!聳える風力発電翼、命の水脈坎儿井!?
?.吐魯番紀行!!葡萄の里はかく語りき、燃える火焔山!?
?.吐魯番紀行!!古の城下、豊かな水の聖地交河古城!?
では、壮大な風力発電施設の達坂城からお楽しみ戴きたく。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー
- 航空会社
- 中国国際航空
PR
-
朝起きたら、昨晩夜景撮影でセットしたままのカメラで、同じ角度の朝の風景を撮影。
おはよう、烏魯木齊市。
朝はロビーのカフェでバイキング。
ゆっくり頂きながら珈琲でも。。。 -
小食のこまの取り分。
大抵一回取ったらそれっきり。
最初にフレッシュグレープフルーツジュースを飲み干した。今日取った内容は、ソーセージに牛肉とジャガイモの炒め物、もやしと椎茸の炒め物に冬瓜のとろとろ煮。
ピリ辛で、中身が良く判らなかったスープとパン3種。
あとで珈琲一杯♡
・・・でも、珈琲はイマイチ(;_; -
パンが豊富で嬉しい♡
-
今日迎えに来た人は、昨日とは別の人だった。
しかも車もパジェロになっている。。。
公安はホント金持ちだ。 -
近い郊外にある化学工場設備。
烏魯木齊は、こう言った工場が近すぎる郊外地区に有る為、町の空が年中ガスっている。 -
今日の天気も、何だかパッとしないスタート。
厚い雲の下に太陽が埋もれている。
それがまるで空中に空いた穴のように見えて、心なしか不気味にも感じた。
昔、キカイダー01で、太陽電池で動く彼がピンチの時、空が晴れる時ってこんな感じの画像だったような・・・
「イチロー!チェンジキカイダー・・ゼロワン!!」
これは好機の前兆かな?(^^・・・(知らない人は何の事かワカラン) -
高速の出口案内に書かれている「新疆化肥厰」とは、烏魯木齊にある大きな国営化学会社。
こんな大きな物を始め、点々と支店や子会社があるらしい -
暫く行くと、前方に沢山の突起物を発見。
そう、来る時にも列車から見えていた、「達坂城草原」の風力発電用のプロペラ群だ。 -
ここは観光ポイントになっていた。
サービスエリアの用になっているので、そこで車から降りて参観出来る。
すると、烏魯木齊方向には綺麗な青空が広がり始めていた。 -
爺ぃとクニクニとで記念撮影。
このプロペラは構図が取りにくいので困った。
挙げ句は適当、人が綺麗に写ればいいや!(^^; -
そこに置かれた標示プレート。
-
今日、お世話になるパジェロで、この先の吐魯番へと駒を進める。
風力発電厰参観エリアにて。 -
各駅停車クラスの列車に遭遇。
-
今まで直線だった高速道の前方が大きく左にカーブしている。
湖を回避するルートに差し掛かった。
烏魯木齊は湖が豊富な事でも知られている。
美しい草原、大自然の宝庫の意味を持つ烏魯木齊には、「海」以外の光景は全てあると言っても過言ではない。 -
前方に広がるこの広い湖は塩湖。
有る意味海に近いのかも・・・? -
振り返ると、さっきまで曇っていて見えなかった、万年雪を湛えた天山山脈が顔を覗かせていた。
-
「塩湖」高速道の料金所を過ぎるが、吐魯番はまだ先。
-
大きかった塩湖の端っこを過ぎて行く。
-
雄大な道が続く高速を130kmで突っ走っていた。
-
左手には、次第に綺麗になって行く天山が併走している。
-
羊の放牧や駱駝や馬なども沢山見られ、近くに遮る物が無い道路なので、130kmが次第に遅く感じられてくる程だった。
-
山並みを迂回するような道に差し掛かり、車は少し減速。
結構簡単そうな土砂止めにヒヤヒヤ。 -
火焔山の出来るまでの行程を見ている感じ。
砂が全て飛ばされて地貌部分が残れば完成?
火焔山へは今日行く予定。 -
この山肌を見ていると、火焔山もこんな感じで出来ていったのだろうか・・・
-
「吐魯番」の標示に出会った。
あとどの位かは書かれていない。 -
遠くに新蘭鉄道を行く貨物車を発見。
-
300mm望遠で寄せるがこれが限界。
しかも、車は相変わらず猛スピードで走るので、手元は固定不可能だ。 -
こちら側も天気回復の様子。
-
遠くに陽炎が立つ程になってきた。
しかし、体感気温はこの上なく清々しい。 -
「吐魯番26km」
大陸では2.6kmの様に感じる距離。
もうすぐだ。 -
途中、奇瑞汽車のQQがエンコ。
大きなトラックが救援していた。
これなら後続車にはねられる事もないだろう。
大陸では、こんな真っ直ぐな道で車から降りていると、危険度は日本の比じゃない。 -
雲は晴れないが気持ちのいい天気。
雲の厚みが圧巻だった。
こう言う時の雲の表情は、中々そのままを納め切れないのが残念。。。(腕悪し…) -
大量の葡萄乾燥庫が見えていた。
何故ここに集中しているのかは不明。 -
葡萄溝の広告。
国家AAAA級観光点になっていた。
ここは、初期の新疆開発で、温州人がテナントを預かり再開発した所。
その後、温州人の開発援助の手は東西南北へと広がり、今や新疆全土に温州人不動産がひしめき合っている。 -
到着。・・・と言ってもまだ料金所だが。
ここで予期せぬ事があった。
料金所を出た所に警官が数人居て、何やら運転手に話し掛けている。
「你啊,几点上高架?看看過程時間那幺快就到了。應該是超速(あなたね、何時に高速に乗ったの?時間見てよ、早すぎだよ。スピード出し過ぎだよ)」
一瞬焦った。。。けど、彼も公安やん・・?
と思ったら、連絡してあった警官が、あまりに早く着いたので冗談言っていただけだった。
(でも、当たってるけど・・・)
しかし、出口の路肩で違反を切られている車が居たのも確かだ。レーダーが有るとの事。
・・・見ると、チャーター車両らしく、乗客は日本人らしかった。
皆さん降りて落ち着かない様子。
同じ違反車でも、この違いは・・・(@@;
更に、見知らぬ女性が乗り込んできた。
何だろうと訝しく思っていると、どうやら爺ぃの友人(自治区公安庁役員)が手を回していたようだ。
役員からの通達だったもので、吐魯番派出所側は慌てふためいたのだろう。思いがけないサービスまで付いてきた。(^^;
普段は卑下している共産党の行いに、今自分がその恩恵を被っている・・・(--;
この車も。。。(@@; -
複雑な心境で色々考えていると、辺りに干し葡萄の乾燥小屋が目立ってきた。
吐魯番に到着したようだ。 -
最初に訪れたのは「坎儿井研究中心(カレーズ研究センター)」
「坎儿井」とは、カレーズ井戸と言う、謂わば一種の地下水脈で、人工的に掘られた大規模な地下水路だった。
日本の方でその方面を研究している方が居られる。
http://www.nissaku.co.jp/geo/01/01_01.html
「坎儿」は「カレーズ」、「井」は「井戸」の事。カレーズを「坎儿井」と訳すのは無謀。
外来語を示す中国語は、その後にその意味を表す代名詞が付く事が多いのだ。 -
部屋から表を見ると、催し物担当の民族衣装を纏った吐魯番の人達が見えた。
こう言った人達は、踊りなどの実演もあるが、他では記念撮影もあった。 -
カレーズの立体模型。
ご覧の通り、縦穴の井戸を掘って、その下を繋いで造った地下水路だ。漢の時代が発端とされ、当時の事なので全て手掘り。天山山脈からトルファン盆地にかけて、1500個以上の井戸と総計5000mもの地下水路があるそうだ。
現在、実際に使われているのはその5,6割だと言う。 -
カレーズには全く興味のない爺ぃ。
説明員に干支を尋ね、簡単に絵を描いて遊んでいた。。。(ーー;
右が今回突然登場のガイド小姐。 -
ガイド小姐です♡
宜しく♡♡ -
では、センターには、参観用カレーズを公開しているの公園があった。
「坎儿井楽園」と掘られているその石は、何と贅沢にも本物の「硅化石」!! -
坎儿井までの通路は、トルファンらしく葡萄棚になっていた。
-
子の小粒のタイプがトルファン葡萄で、皮が極めて薄くて食べやすい。
しかも特別甘い。
この長細い新疆の葡萄は、皮を剥いて食べられないのが難点だが、トルファン葡萄はそのままでも違和感無しなので嬉しい。 -
この沢山の葡萄。
殆どがそのまま朽ち果てる。 -
これは特別な品種。
「黒寶石(黒いダイア)」と呼ばれていた。 -
坎儿井の航空写真。
坎儿井がある丘陵地は、街中から良く見えるのでこの後の画像でもご確認あれ。 -
豪華な小部屋から地下室へ。
参観用とは言ったが、実際使われているカレーズの一部を観光用に流用している。
生活用とは切り離してはいるが、中の水は飲めるのである。 -
地下へ行く時に天井を仰ぐと、坎儿井の縦穴井戸をイメージした天窓があった。
粋な設計の小部屋だった。 -
坎儿井の横穴地下水路。
-
参観が終わった帰りの道は、こうしてヶ所に分かれていた。
左が「女通道」、右が「男通道」だそうだ。 -
地下から出てくると、そこには参観用坎儿井の「上流」に辺り、天山から吐魯番盆地までの丘陵地下を通って来た清水。
ガイド小姐とクニクニが試飲。 -
そこには土産物屋があった。
早速何やら説明し出す爺ぃ。
民族楽器のミニチュアだった。
「30元」の価格に絆され、ついつい買ってしまうクニクニだった。。。(--; -
ガイド小姐が弾いて・・・みるマネだった。
彼女、維吾爾人だそうだが、殆ど漢民族みたいだ。
英語はOKだが、日本語はかじっただけだそうだ。
「日語?当然想学!但没有学日語的好環境」
教える所はあったが、教えるレベルが低すぎて止めたそうだ。
良い日本語学校が出来たら直ぐにでも習いたいそうだ。
関西弁でも良い???(~~; -
その店の主人のお母さんが進めるシルクのスカーフ。
でも、合成繊維だった。(15元、、、安すぎでバレバレ…) -
そこには記念撮影場所もあった。
民族衣装の小姐4人がジュディオング顔負けで取り巻いてくれる。
本物の民族楽器を持って、ムカムでも演奏出来たら良いのにね。
「ムカム」は新疆伝統大曲音楽の事で、昨年呉れに世界無形文化遺産に指定された。
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/xwdt/t223454.htm
http://www.people.ne.jp/2005/11/29/jp20051129_55494.html -
ぶたさんの人形たち。
中国では、豚は12支の最後の動物で、色んな意味で重宝がられ愛好されている。
日本とは少し違った傾向だけど、こうしてみると結構可愛いのが多い。 -
坎儿井楽園の出口は、やはり葡萄棚アーチだった。
では第2部の、昼食を撮った後、VIP感覚で訪れた葡萄溝と、灼熱の大地に聳える火焔山へと続く・・・
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この旅行記へのコメント (5)
-
- ajiajiroさん 2006/10/23 22:51:22
- 盛り沢山ですね!
- 写真はキレイだし、珍しい風景がてんこ盛りで参りました。m(_ _)m
キカイダーは判りません。
風車は大好きです。
天山山脈の見える景色はいいですね。
羊がぶれているのは残念至極。
ガイド小姐…可愛く撮れていますね。
ぶどう、最高に美味しそうですね。
ぶたさんもなかなかいい表情がでています。
続きが楽しみです。
- こまちゃんさん からの返信 2006/10/23 23:19:24
- RE: 盛り沢山ですね!
- 哈哈・・(~~;;
でも、沢山すぎて…済みません。。。(^^;
>キカイダーは判りません。
哈哈〜…(~~;ゞ 不認識它无所謂,没有問題!(機械だから「它」?)
>風車は大好きです。
ここの風車は凄いですよね!昨年よりかなり増えているそうです。
>天山山脈の見える景色はいいですね。
ホント、周りの広さに雄大さが加わり、
自分なんて空気なんだって気がします。
>羊がぶれているのは残念至極。
そう、車止めりゃ良いのにね。
でも、早く目的地へ行きたいので、乗ったまま望遠使ったり無謀…。
>ガイド小姐…可愛く撮れていますね。
中々気さくで明るい人でした。「好像不是初次見面?」って感じで。
(オヤジ感覚?)
>ぶどう、最高に美味しそうですね。
旨いです。文句なし。殆ど皮なしって感じです。
>ぶたさんもなかなかいい表情がでています。
これもピンボケでゴメンなさい。。。(><;(車中撮影ではないのに)
南疆では、もっと神秘的で人智が及ばない様な場所へも行ってきました。
これからも乞うご期待!!・・・
(9月19日まで、あと・・・・・考えただけで目が回ってきた(@@;
この頃、マウス持つ手の甲が痺れ、肩こり腰の痛みが増大中です〜〜(><;~)
こま
- こまちゃんさん からの返信 2006/10/24 00:07:36
- RE: 盛り沢山ですね!
- 追加レスです。
羊さんですが、他の頁では、山羊さんには接近距離で会ってきました。
良かったらどうぞ!!
・http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10099407/
(ここでは触ったりぶつかったりしてきましたヨ!)
・http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10099726/
(こっちでは、プリプリのオケツも堪能(?)しましたヨ!
「新疆的綿羊屁股大」は、現地で良く使われると聞きました。
普通の羊と山羊は、こんなに毛が多くないそうです。)
こま
- ajiajiroさん からの返信 2006/10/28 23:08:24
- RE: 盛り沢山ですね!
- >好像不是初次見面? 彼女、前にどこかで会わなかった?♪〜(=^ε^=)
ですか… 生きた中国語ですね、今度、早速使ってみようと思います。
>新疆的綿羊屁股大はやはり、独特のニュアンスが含まれているのでしょうね。
なんか、解るような、解らないような…
とても参考になります。
- こまちゃんさん からの返信 2006/10/28 23:49:15
- RE: 盛り沢山ですね!
- い・・いや、あのぅ・・・・そのぅ。。。
こま
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