2006/08/19 - 2006/09/19
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こまちゃんさん
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8月23日の第2部。
今年8月5日に、ようやく開通した新鉄道で敦煌へ向かう。
新鉄道とは言っても、軌道敷がそうであって、人が乗る汽車の方は・・・
まあ、、、それは乗ってからのお楽しみと言う事で。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
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-
さて、敦煌行きの為に駅へ向かう。
一番の心配だった切符は、友人の助けで既にクリアされている。
安心して駅広場に足を踏み入れると・・・ -
蘭州駅で見たこの光景は、クニクニには超級カルチャーショックだったようだ。そう、大西北方面では綿花の綿積み出稼ぎラッシュがひっきりなしだったのだ。
その為に駅前広場では、列車発次番号が書かれたプラカードを持った駅員が居て、その後には、距離を置いて車両番号プラカードを持った駅員。その間には、該当車両毎に乗客が並んで待機していた。
駅前広場には、そんな感じで列車発次毎の列が出来ており、横切るのも一苦労。
丁度爺ぃが抜けた所で係員に通せんぼされたこまは、そいつから「向こう回れ!」と言われた。
向こう?と思ってそっちの方向を見てみると、とんでもなく長〜い列だったので、速攻で「我是外国人!你説的…我聴不懂!!」と言って、無理に許可させた。
だが、これって実際は“聞き取れているから言える事”なんですよね。。。(^^; -
その列車ごっこを待っている乗客や切符が取れない乗客は、駅前広場の思い思いの場所に寝転がっていた。切符が取れない人が悲惨そうで、もう数日寝転がっている感じだ。
普段なら5元で休める休憩室に、この日は無理矢理入れて貰ったが(当然有料)、その時はその機能を有しておらず、乗客達の臨時的な入り口になっていた。
そこで繰り広げられる荷物検査後の乗客が、自分の荷物を掴むや否や、運動会の障害物競走ように走っていく光景を見て、クニクニはは更にびっくりだった様子。 -
そう、彼らは「无座票(自由席切符)」なので、老若男女を問わず我先にホームへ駈けて行く。
ここは床が模造大理石。見事に滑って転ぶ人や、転けそうになって荷物を振り回し、その勢いで紐が切れたり、レバーが折れたり・・・
MADE in CHINA製品の耐久テストを見ているような光景だったが、見事に殆どの製品が不合格(保たない)・・・。 -
一番凄い事は、こんな境遇であっても誰1人「厭そうな顔」をしていない事。みんな「笑顔」なのだ。
爺ぃ曰く「苦労の先には稼ぎが待っているから」だそうだ。
この連続写真は、運動会の競走音楽を思い浮かべながら見て欲しい。 -
ずた袋を持ったおばさんリード!!
青頭巾のお母さん荷物をファンブル!! -
おおお〜。
お爺さんがんばれ!!
誰か手伝ってやれよ!! -
おお、お母さんリード!!
他の4,5人のお母さん、
荷物が出て来なくてイライラ〜〜っ!! -
「これ、アタイのじゃないわ!」
その間にピンクのお母さんダッシュ!!
ε=ε=ヘ(*≧∇≦)ノ!! -
選手が重なってきました!!
走り難そうだ〜!! -
レースの真っ最中だが、自分たちの列車の検札が始まったので、競走の覇者が誰なのか確認している暇もなくホームへ向かう。
すると、張さんのお兄さんもやって来てくれた。忙しいのに済みませんね! -
我々は、この障害物競走には影響のない別のホームだったので、無事自分の列車に辿り着く事が出来た。
本来は、時間が近い便であっても、該当する便毎に検札が行われ、それ以外の人はホームへ入られないシステムだが、前の便の客が多すぎて、結果的に重なってしまう場合が多かったようだ。
ホームからは、利用したホテルも見えていた。 -
功労者の張さんのお兄さんと解(xie)さん達と話しをする爺ぃ。
皆さんのおかげで、楽しく無事にここまで来られました!
どうも有り難う!!! -
憧れ(?)の蘭州敦煌列車!
輝く【蘭州−敦煌】の文字。
過去の中国鉄道の歴史上、無かったプレートだ! -
おお、120kmも出せるの?
壊れないでよね。 -
23日時刻改訂後の一番列車の様子。
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ホームと列車の様子。
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列車員(鉄道員)が男性なのは、ここ中国では珍しい。
後で仲良くなる。
このおいちゃん、張さんのお兄さんとは友人らしく、こま達の事を頼まれていたそうだ。 -
乗った車箱(車両)は「11車箱」
なんか古臭い車両やなぁ〜・・・
中国鉄路にとって、この路線って「念願の」って、新聞などには書かれていたけど、単なるパフォーマンス路線なのかな? -
走り出した頃、既に日が暮れ始めていた。
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この窓が開いてしまう状態は、列車がぼろくエアコンがない事を示すが、皮肉にも写真を撮るには丁度良かった。
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寝台車下鋪の様子。
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レトロな扇風機、これがこの列車の空調だ。
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通路の様子。
のどかな光景。
満席ではなかったが、下鋪は全て埋まっていた。 -
絵描きの休息。
動かない地上にいる時は、何かと忙しく動き回る。
動く地上なるこの列車での一時が、彼にとっての休息の場となるのだ。
帽子が飛ばされないように、既に脱いでいた。。。
現在就是我能休息的時間。
関建是在火車里跟解放囉。 -
みんなで、昼に買った焼き芋を食べていた。
爺ぃが皮を窓から「自然に帰し」ていたので、クニクニは不思議そうに見ていた。
そこで、クニクニにも挑戦して貰った。
ポイっと捨てたその時点で、中国人検定4級合格。
この後、この検定はドンドン難しくなって行く。
(したないわ!そんな合格・・・) -
列車からの写真が写しやすいと喜んだのも束の間、、、
あれだけ天気が良かったのに、急に曇り空が広がりだした。
凄いでしょ!? -
来た方向はまだ茜色だが、、、
-
向かう方向はグレーの雲が覆っていた。
暫くして、西北地区念願の雨。。。こまには最悪の雨。。。 -
左を見れば夕焼け、右を見れば暑い雲。
列車はこのまま、暗い夜に入って行く。
結局、「窓が開くメリット」は殆ど無く、中国人のゴミ捨てや、雨が入ってくる・・・などのデメリットしかなかった。 -
途中で停まった駅で記念写真。
暗くて駅名不明・・・
敦煌までは16時間。
政府発表では「12時間」だったが、開通したばかりなので低速運行らしい。
クニクニ初めての長時間列車の旅。
しかし大丈夫だ!この後も烏魯木齊へ12時間、喀什へ24時間の列車が控えている。
がんばれ、クニクニ!!
苦労の先には、日本に居ては知り得ない事が沢山待っているのだ!
(知りたないわ、そんなモン!!って言わないでね) -
オマケ・・・
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