2006/01/10 - 2006/01/15
3043位(同エリア5583件中)
ぱぶさん
9時過ぎ、ケナ(Quena)の街に入る。大きなきれいなモスクが見える。道にはグリーン・ベルトもあり、この街はムバラク大統領のご贔屓の街だそうで、街中、いたるところに大統領の大きな写真が掲げられている。(ムバラク大統領以前は、街は見捨てられており、住民が請願して援助を貰ったと言う。)
この街からコンボイの隊列は3ルートに分かれる。北はカイロに、東は紅海沿岸のリゾート地、ハルガダ方面に、そして西がぱぶさん達の向かうデンデラなのだ。車は立派なケナ・ブリッジでナイル川を渡る。この辺りのナイル川はきれいだ。子供たちが河川敷でドッジ・ボールの様な遊びをしている。9:15頃、デンデラに着く。
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このスナップはケナの大橋を渡っているところである。右側がケナの街で、ナイル川を越えた先がデンデラである。
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泥レンガ周壁に繋がるローマ時代の門から中に入る。
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右手にローマ時代の誕生殿とか、コプト教会、プトレマイオス誕生殿、ローマ時代の療養所といったやや廃墟化した建物を覗く。中は暗く、壁に絵や文字が彫られている。
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ローマ時代の誕生殿内部。
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これもローマ時代の誕生殿内部、天井画。
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コプト教会跡地。
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療養所跡地。
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デンデラ(ハトホル神殿)正面。
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ハトホル神殿の横側。
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今日のガイドのハッサンさん。
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ハトホル神殿の側壁には数々の壁画があり、ガイドのハッサンさんが丁寧に説明してくれているところ。
(ハッサンさんが指し示しているところがクレオパトラとカイザリオンのレリーフである。) -
前庭を通り、やがて古代神殿の中でも最も保存状態が良いと言われるハトホル神殿(巨大な牛の頭を持つ愛の女神が彫られている)が聳え立っているところに着く。
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中に入る前に回りを見る。聖なる池(今は水は無い)があり、ここにはナイル川の水量が測れるナイロメーターが設置されており、僧侶がその年の作物の実り状況をはかり、またこの池で体を清めたと言われる。
(今は空の池となり木が生い茂っている。) -
この近くには古代の知恵と言える、石組みの方式が一目でわかるこの様な組付けが見られた。
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ハトホル神殿の裏側に当たる、南の壁にはクレオパトラとカイザリオンのレリーフがくっきりと見て取れた!もちろん写真も忘れなく撮った。
(ちょっとハッキリしないかも知れないが、まさしくこの図の左端がクレオパトラでその右がカイザリオンの姿と言われているものである。) -
そう、ガイドさんが指差して説明している。
(クレオパトラとカイザリオンの図。) -
このハトホル神殿の裏側にはイシス神殿もある。
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ハトホル神殿の内部は先ず大列柱室(24本)から始まる。更に進むと列柱室(6本)があり、どの柱にも上部にハトホル神の牛の女神が彫られており、柱一面に 諸々のレリーフやヒエログリフが彫られている。至聖所に入るが、ここは空っぽで壁には2mのボートが描かれている。
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驚異的な大きな柱である!柱には沢山の彫り物(ヒエログリフやレリーフ絵)が施されている。
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デンデラ大列柱室の様子。
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ガイドのハッサンさんが丁寧にぱぶさん達に諸々のいわれや、内部の秘密の部屋(12もあり、貢ぎ物の宝物をしまっていた地下の部屋)や屋上やこれらに通じる回廊と言ったところの壁画等説明してくれる。
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ガイドのハッサンさんが懐中電灯で絵を説明してくれている。
(ここは秘密の宝物倉庫だったところ。) -
この様な秘密の倉庫への道をたどって・・・
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地下室だけでなくこのように屋上もあらゆるところを案内してくれた!
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この様なカラー彩色の残るレリーフも神殿内部には沢山ある。
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もちろんそれぞれのレリーフには祈りを込めたストーリーもある。
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しかし、ちょっとメモが不足で、ストーリーの内容は書けません。 m(__)m
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サンディスク・ゾジアックと言った占星術に使われた様な天井に彫られた干支暦の様なものや彩色のきれいに残っている沢山の壁画も、例えば、子供を守るパピルスと言った風に説明してくれ、パブさん達の馬鹿げた質問にも丁寧に答えてくれた!
大満足のデンデラ詣でであった。
12時過ぎにケナの街に入り、来た時のように、他からのルートからの合流車と一緒で、コンボイを組み、帰りは120km/hr.と言った猛スピードでルクソールに戻る。1時頃無事ホテルに帰り着く。
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