バナナの房あるいは追憶の女の島

2004/03/21 - 2004/03/23

　３月２１日はベニート・フアレス生誕日。こんな日は日の出を見よう、と思い明け方５時に起きだしてプエルト･モレロスからSOLを拝む。チャーリー・カルロスとはその浜で出会った・建築士をしているという彼は、春分の日に太陽が人間に与えてくれるエネルギーについて滔々と語ってくれた。アミニズムと一言で片付けてしまうにはとても畏れ多いその太陽信仰は、偶像崇拝がどうしたとか、聖地がどうしたとか言って、その宗旨をはるか昔に忘れ去ってしまったような宗教にはない、シンプルさと平等さを兼ね備えたもののように思えて、ひどく羨ましくなった。
　朝１０時の雨のカンクンは、ヒトとモノ、すべての物質の生存と意味を脅かすに余りあるたたずまいでそこに厳然と存在していた。あるヒトは水溜りに足をつっこみながら雨を避けるために懸命に走り、またあるヒトは自然の恵み、とでもいうように両腕を大きく広げ全身で３月の雨を感じていた。
　プエルト・フアレスから３０分、ついに念願のイスラ・ムヘーレスの土を踏む。あの島については何も言うことがない。南国の島から連想できることは何一つ不自由なく行える。そしてあの大きな太陽は今日もあの島の人々の頭上を照らしているのだろうか。

エリア イスラ・ムヘーレス(メキシコ)

イスラ・ムヘーレスの昼。

イスラ・ムヘーレスの昼。

イスラ・ムヘーレスの昼。

イスラ・ムヘーレスの昼。

イスラ・ムヘーレスの昼。

イスラ・ムヘーレスの昼。

イスラ・ムヘーレスの夕暮れ。

イスラ・ムヘーレスの夕暮れ。

イスラ・ムヘーレスの夕暮れ。

イスラ・ムヘーレスの夕暮れ。

イスラ・ムヘーレスの夕暮れ。

イスラ・ムヘーレスのSUN SET。

イスラ・ムヘーレスのSUN SET。

イスラ・ムヘーレスのSUN SET。

イスラ・ムヘーレスのSUN SET。

イスラ・ムヘーレスのSUN SET。

イスラ・ムヘーレスのSUN SET。