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韓国インチョンで、Kリーグ、インチョン対光州の試合を観戦した。インチョンのワールドカップ競技場で開催される。<br />2002年の、あの盛り上がりを期待して、ソウルから地下鉄を利用してスタジアムに向かった。<br /><br />2006年のゴールデンウィークに、息子を連れて、ソウル、上海、杭州に行くことにした。4月29日(土)に成田を発ち、ソウルに3泊し、5月2日に上海に向かう予定だ。<br />ソウルは、3回目であり、市内観光や、38度線の観光などは経験済みなので、何か他の事を考えることにした。近郊都市の訪問や、スポーツ観戦もしたいと思う。<br />インターネットで、ソウルでのKリーグの試合を検索したが、旅行期間中には無さそうである。早速、フォートラベル、質問コーナーに投稿してみた。<br />すぐ親切な方から、4月30日(日)に、近郊の、インチョンで、Kリーグの試合があると回答をいただいた。インチョンは、国際空港がある町ではあるが、黄海に開けた港町でもある。近郊都市訪問と,Kリーグ観戦の両方楽しめることになる。以下,Kリーグ観戦記である。<br /><br />試合開始は、午後3時である。午前中、時間があるので、市内観光バスを使って、市内観光を少し行い、南山のテレビ等に登り、ケーブルカーで、明洞まで下り、さらに、昼食にサンゲタンを食べて、いよいよ、インチョンに向かう。明洞から地下鉄に乗り、ソウル駅で、地下鉄一号線に乗り換える。20駅近く過ぎ、豊平駅で、今度は、インチョンの地下鉄に乗り換える。試合は、インチョンのワールドカップスタジアムで行われるが、地下鉄の駅がある豊平の駅で乗り換えるとき、周りに、ユニホームを着た若者がちらほら見えたので、安心する。<br />ソウル市内を観光すると、看板はほとんどハングルで書かれている。駅名などは、英語で併記されている場合もあるが、当然韓国読みの、英語表記であり、発音がわからないので、当てにならない。中国の場合、漢字で表記されているので、地名などは、問題なく識別できる。しかし、ソウル地下鉄の場合は、すべての駅に番号が付与されているので、路線案内図を持っていれば、ハングルが読めなくても問題がない。<br /><br />ソウル駅から、一時間くらいで、スタジアム駅に到着した。沢山の観客をさばける様に、駅構内は、非常に広くなっている。車内では気が付かなかったが、結構の人が観戦にきているようで、かなり混み合っている。人の流れについて階段を上がり地上に出た。正面に大きなスタジアムが建っている。道路には、屋台のような売店が出て、食べ物や、観戦グッズを売っている。そのまま流れについていくと、どうやら、同時に野球の試合もやっているらしく、野球場に来てしまった。試合開始1時間前であり、サッカーの観客は、まだ少ないようだ。あまり人が流れていないスタジアムのほうに向かった。<br />チケット売り場があり、当日券を買うため、窓口に向かったが、誰も並んでいない。窓口の前に、若い男が2人居り、向こうから声をかけてきた。ダフ屋かと一瞬思ったが、ダフ屋が出るほど込んでいない。息子の分も含めて2枚買いたいというと、20000ウォンという。正規料金である。日本であると、S席、SA席などがあるが、一律同料金のようだ。<br />切符売り場の近くに、ホームチームのインチョンユナイテッドのグッズ売り場があった。ユニホームやチームカラーのマフラーなどを売っている。ユニホームはライトブルーの縦縞で、アルゼンチンのユニホームに似ている。記念に一枚買うことにした。売店の女の子は、英語でも通じたが、こちらが日本語でしゃべると、日本語で応じてきた。一枚45000ウォンだそうだ。しかも、ユニホームを買うと、サポータのカードが貰え、試合も無料観戦できるという。「もう少し早く言ってくれれば、切符を買わなかったのに!」と軽く言うと、「それなら、払い戻ししてあげる。」といって、切符売り場に行ってくれ、二人分20000ウォンを取り戻してくれた。<br /><br />競技場の中に入ると、まだ、観客席はガラガラで、ゴール裏の大画面表示版とスピーカからの大音響が、ハングルで訳の判らないことをがなりたてている。そうこうしていると、ヴィジターの光州チームが練習のため、グランドに出てきた。Jリーグと同じようなウォーミングアップをしている。一方のホームチーム、インチョンユナイテッドは、数人が丸くなってボールをまわし、それを、一人もしくは2人が取るゲーム的なことをやっている。<br />こんなので良いのかと思っていると、ようやく、チームのメンバーが出てきた。最初に出てきたのは、控えのメンバーのようだ。<br /><br />試合が始まる時間になっても、観客席はほとんど埋まらない。ワールドカップをやるくらいだから、スタジアムの収容人員も3万人以上と思うが、これでは、5000人くらいしか居ない感じである。<br />サポータ席も、ヴィジター側は、数十人程度、ホーム側も100人くらいで、横浜マリノス対浦和レッズ戦のように、スタジアムをチームカラーで埋めるような派手さはない。<br />それでも、太鼓などの鳴り物での応援は迫力がある。<br />試合は、ホームチームが前半に一点先制し、その後膠着状態になる展開である。Jリーグと比べて、ボールを奪った後、攻めに切り替わるスピードは速く、攻撃しようという意欲はかんじられる。その代わり、パスやドリブルに雑な所があり、直ぐ、攻守が入れ替わる。<br />そのうちに、観客席の後ろのほうで、大きな音がして、怒鳴りあう声が聞こえる。観客が皆、その方を見ている。そのうち、制服を着た人が集まってきて、2人を引き離している。<br />観客は、試合そっちのけで、喧嘩だ、喧嘩だと騒いでいる。<br />そうこうしている内に、試合終了直前、ヴィジターチームが、早いパス回しで、サイドチェンジをし、最後は、ペナルティエリア右側からフリーでクリーンシュートを決め同点にした。それでもかなりの観客が、喧嘩の方を見ている。これも韓国人の国民性なのかと感心してしまった。<br /><br />たった一回の、それも地方都市の観戦であり、一面的な見方かもしれないが、あれだけワールドカップサッカーで盛り上がった割には、Kリーグの人気が低いこと、韓国人も表面的には、熱狂しているように大声や身振りで示すが、本音の所では冷めているのかなーなどと感じたサッカー観戦であった。                   --完--<br /><br />

韓国Kリーグサッカー観戦記

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2006/04/30 - 2006/04/30

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trippower

trippowerさん

韓国インチョンで、Kリーグ、インチョン対光州の試合を観戦した。インチョンのワールドカップ競技場で開催される。
2002年の、あの盛り上がりを期待して、ソウルから地下鉄を利用してスタジアムに向かった。

2006年のゴールデンウィークに、息子を連れて、ソウル、上海、杭州に行くことにした。4月29日(土)に成田を発ち、ソウルに3泊し、5月2日に上海に向かう予定だ。
ソウルは、3回目であり、市内観光や、38度線の観光などは経験済みなので、何か他の事を考えることにした。近郊都市の訪問や、スポーツ観戦もしたいと思う。
インターネットで、ソウルでのKリーグの試合を検索したが、旅行期間中には無さそうである。早速、フォートラベル、質問コーナーに投稿してみた。
すぐ親切な方から、4月30日(日)に、近郊の、インチョンで、Kリーグの試合があると回答をいただいた。インチョンは、国際空港がある町ではあるが、黄海に開けた港町でもある。近郊都市訪問と,Kリーグ観戦の両方楽しめることになる。以下,Kリーグ観戦記である。

試合開始は、午後3時である。午前中、時間があるので、市内観光バスを使って、市内観光を少し行い、南山のテレビ等に登り、ケーブルカーで、明洞まで下り、さらに、昼食にサンゲタンを食べて、いよいよ、インチョンに向かう。明洞から地下鉄に乗り、ソウル駅で、地下鉄一号線に乗り換える。20駅近く過ぎ、豊平駅で、今度は、インチョンの地下鉄に乗り換える。試合は、インチョンのワールドカップスタジアムで行われるが、地下鉄の駅がある豊平の駅で乗り換えるとき、周りに、ユニホームを着た若者がちらほら見えたので、安心する。
ソウル市内を観光すると、看板はほとんどハングルで書かれている。駅名などは、英語で併記されている場合もあるが、当然韓国読みの、英語表記であり、発音がわからないので、当てにならない。中国の場合、漢字で表記されているので、地名などは、問題なく識別できる。しかし、ソウル地下鉄の場合は、すべての駅に番号が付与されているので、路線案内図を持っていれば、ハングルが読めなくても問題がない。

ソウル駅から、一時間くらいで、スタジアム駅に到着した。沢山の観客をさばける様に、駅構内は、非常に広くなっている。車内では気が付かなかったが、結構の人が観戦にきているようで、かなり混み合っている。人の流れについて階段を上がり地上に出た。正面に大きなスタジアムが建っている。道路には、屋台のような売店が出て、食べ物や、観戦グッズを売っている。そのまま流れについていくと、どうやら、同時に野球の試合もやっているらしく、野球場に来てしまった。試合開始1時間前であり、サッカーの観客は、まだ少ないようだ。あまり人が流れていないスタジアムのほうに向かった。
チケット売り場があり、当日券を買うため、窓口に向かったが、誰も並んでいない。窓口の前に、若い男が2人居り、向こうから声をかけてきた。ダフ屋かと一瞬思ったが、ダフ屋が出るほど込んでいない。息子の分も含めて2枚買いたいというと、20000ウォンという。正規料金である。日本であると、S席、SA席などがあるが、一律同料金のようだ。
切符売り場の近くに、ホームチームのインチョンユナイテッドのグッズ売り場があった。ユニホームやチームカラーのマフラーなどを売っている。ユニホームはライトブルーの縦縞で、アルゼンチンのユニホームに似ている。記念に一枚買うことにした。売店の女の子は、英語でも通じたが、こちらが日本語でしゃべると、日本語で応じてきた。一枚45000ウォンだそうだ。しかも、ユニホームを買うと、サポータのカードが貰え、試合も無料観戦できるという。「もう少し早く言ってくれれば、切符を買わなかったのに!」と軽く言うと、「それなら、払い戻ししてあげる。」といって、切符売り場に行ってくれ、二人分20000ウォンを取り戻してくれた。

競技場の中に入ると、まだ、観客席はガラガラで、ゴール裏の大画面表示版とスピーカからの大音響が、ハングルで訳の判らないことをがなりたてている。そうこうしていると、ヴィジターの光州チームが練習のため、グランドに出てきた。Jリーグと同じようなウォーミングアップをしている。一方のホームチーム、インチョンユナイテッドは、数人が丸くなってボールをまわし、それを、一人もしくは2人が取るゲーム的なことをやっている。
こんなので良いのかと思っていると、ようやく、チームのメンバーが出てきた。最初に出てきたのは、控えのメンバーのようだ。

試合が始まる時間になっても、観客席はほとんど埋まらない。ワールドカップをやるくらいだから、スタジアムの収容人員も3万人以上と思うが、これでは、5000人くらいしか居ない感じである。
サポータ席も、ヴィジター側は、数十人程度、ホーム側も100人くらいで、横浜マリノス対浦和レッズ戦のように、スタジアムをチームカラーで埋めるような派手さはない。
それでも、太鼓などの鳴り物での応援は迫力がある。
試合は、ホームチームが前半に一点先制し、その後膠着状態になる展開である。Jリーグと比べて、ボールを奪った後、攻めに切り替わるスピードは速く、攻撃しようという意欲はかんじられる。その代わり、パスやドリブルに雑な所があり、直ぐ、攻守が入れ替わる。
そのうちに、観客席の後ろのほうで、大きな音がして、怒鳴りあう声が聞こえる。観客が皆、その方を見ている。そのうち、制服を着た人が集まってきて、2人を引き離している。
観客は、試合そっちのけで、喧嘩だ、喧嘩だと騒いでいる。
そうこうしている内に、試合終了直前、ヴィジターチームが、早いパス回しで、サイドチェンジをし、最後は、ペナルティエリア右側からフリーでクリーンシュートを決め同点にした。それでもかなりの観客が、喧嘩の方を見ている。これも韓国人の国民性なのかと感心してしまった。

たった一回の、それも地方都市の観戦であり、一面的な見方かもしれないが、あれだけワールドカップサッカーで盛り上がった割には、Kリーグの人気が低いこと、韓国人も表面的には、熱狂しているように大声や身振りで示すが、本音の所では冷めているのかなーなどと感じたサッカー観戦であった。                   --完--

同行者
家族旅行
一人あたり費用
5万円 - 10万円
航空会社
アシアナ航空

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