2005/05/06 - 2005/05/06
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こまちゃんさん
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陽関(や玉門関、雅丹地貌)の帰り道には、「敦煌古城」と呼ばれる昔の城下を再現し造られた撮影セットが、観光スポットとして残されている。
ここは、井上靖作『敦煌』の映画撮影の為に日本サイドが建設した、実写スケールの沙州(敦煌)城下を模写したセットタウンだ。
敦煌市内から16kmの位置にあるので、住所が「敦煌市郊西十六公里」となっている。。。何と単純で判りやすい住所・・(^^;
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陽関の見学が終わって、丁度お腹も空いてきました。
朝が遅めだったので、今14時半ですが、お昼ご飯時ですので、陽関を出て直ぐの所にある家常菜(家庭料理)のレストランに入る事にしました。
ここは一昨年の訪問でも使ったレストランですが、この辺りではここともう一軒程が衛生的で通っています。
名前?・・・(^^;確認漏れです・・・。(^ε☆)\バキッ!(詰めが甘いぃ!) -
車から降りて何かを感じたので、その方向を見てみると・・・
何か居ます!!
何でしょう!? -
犬です。
別に犬くらいどうって事無いんですが、この表情が何か可笑しく、人間っぽい感じで「人面犬」って呼んでしまいました。(^^;ゞ
犬好きのこまですから、早速近付いてみましたら、、、 -
「犬好き」には2つ意味があり、こまが犬を好きなのは元より、大抵の見知らぬ犬が、こまを好いてまとわりついて来るんです。(^ω^
ほら、コイツなんかしっぽ振りまくってるでしょ。
更には、跳ねてましたよ。(~~;ゞ
しっぽの振りが大き過ぎて、地面の砂利でスリップし、足摺リしまくっていました。(~ω~; -
最後はご覧の通りごろにゃ〜ん。。?
へ!?アンタ犬でしょ?
ごろにゃ〜んしてどうすんの? -
犬と遊んで食事も済んで、1時間弱程走ると、敦煌古城に到着しました。
門票30元/人。
ちょっと高いという感じは否めませんが、何でも楽しみ方を工夫すれば、大抵元は取れると思っています。(そう思い込んでるだけだったりして・・?(~~;) -
楼閣の門を潜ると、そこにはセットですが町が広がっています。
真ん中には「沙州」と書かれた石板があり、コースは左の通りから進むようです。
その通り手前の建物に、無料ガイドが待機しています(写真の左際の白服の小姐が立っている後辺り)。 -
ガイドは他のお客さんとドンドン進んで行きました。
我々は、勝手にゆっくりと眺めながら進みました。
ここ全体に、各部屋の間口両側の板看板に書かれている言葉が、蘊蓄があって良いと言う事です。 -
窓から差し込む日差しを利用してのモデル撮影・・・
ではなく、今回のお客さんの広州から来た魏さんでした。 -
敦煌古城は別名「敦煌影視城」とも呼ばれ、今でも色々なドラマの撮影に頻繁に使われている。今年の大きな連続物で、陳家林監督「大敦煌」は、40集に渡る大作。昨年の5月31日、ここでこけら落としが行われた。
莫高窟などのシーンは、甘肅省黄河縁の特設セットで行われるので、ここでの撮影シーンは限られている。
こまが、妙に凝った部屋を懸命に見たり撮影したりしていると、爺ぃがその板看板を写せと言うので、 -
豪華なお宅ですね。
庄屋さんか金貸しさんのお宅でしょうか?? -
一通り、その凝った部屋を撮影し終えた後、出て行って爺ぃの要望にお答えします。
黄色いカーテンは皇帝様の称号。
衣装、食器、その他何でも、黄色をあしらう事は偉いさん以外出来ませんでした。
その奥は、この地土地偉いさんの寝室になっているようです。 -
テーブルの上の魚の置物が不似合いな感じ・・・
でも、趣味趣向物だったのかも知れませんね。 -
表へ出て、早速爺ぃのリクエストにお答え。
地論天談
左:清閑就是神他出多談気雲少生
右:健康也是小康銭也要命也得要 -
洞 房
左:通唯唯事就不了了之如何
右:以平常心待不平常事就好 -
武 館
左:閉門即是深山
右:読書随霉浄土 -
{看板無し}
左:熱閙場中人向前我向后
右:是非寓圣只用耳不用口 -
書 房
左:財不知是厚身喪家
右:学不知是名成業立 -
ここは、上記各部屋のある一角の入り口です。
玉壺寿茶楼
左:喝一杯茶敗大解渦
右:行萬里路眼亮心涛 -
宿題の如く、漢文読みをさせられた後、別のガイドにくっついて進みます。
無料なので、どんな形で着いて行っても構いません。
後には、維吾爾人系の茶屋のセットがあり、簡単な喫茶店になっています。 -
・・・何だったか忘れた。(^^;
駱駝止めが据え付けられた、後の高い木々は何でしょう・・・?
通行証の手配場所だったかな?
いえいえ、反物乾し場ですね。 -
ゲートを潜ると町のこんな光景が広がっています。
いやはや、お天気が良すぎて、肉眼ではこんな感じには見えていませんでした。
写真様々です。(^^ -
福源と書かれた家屋の前。
福源は、当時の庄屋さんみたいな所の屋号。
商売の縁起を担いでか、今でも多くの同名企業が見られます。
この格子の中に鳩が巣をしているようです。 -
あらら。。。
家の中だけではなく、家中でしたね。(^^;
中に入ってみてみたら、信じられない程の数の鳩が居ました。
他の所と併せて、この古城内には2万羽くらい居るとの説明でした。
ホンマかいな。。。(@@; -
ここは絲綢反物店。
魏さんに店前でモデルして貰いました。 -
道のあちらこちらに、形の不思議な古木があしらわれています。
-
ここは金貸し屋です。
中にいる人は、悪徳金貸しではありません。
掲げた板看板に「莫道上當不上當」と、面白い事が書かれています。
意味は・・皆さんに宿題です!(^^v
もう一つは簡単で、「且把死銭復活銭(しかも、使えない金までもが使えるようになる)」ですね。 -
古城の中にある貸衣装屋(観光用に写真を撮るアレ)で、鳩がヒナを育てていました。
ヒナと言っても、もうこんなに大きくて、親と大差はありませんが、鳴き声は「ピーピー」でした。(^^
全く逃げません。
でも、手を差し伸べたら流石にソファーの下へ逃げて行きました。(~~; -
玄関口には子犬が居ました。
おおおおお!可愛ゆ〜い!!
目が開いたばかりだそうで、よちよち、ふらふら歩いていました。 -
余りにも可愛いのでもう一枚!
-
家の隣に親が居ました。。。
吠えまくって煩いの何のって・・・(>o<;
家の隣と言っても、狭い通路を赤煉瓦で仕切って、その空間で飼われていました。。。
可哀想・・・
流石に気が立っているようで、「私らの子を返せ!」って叫んでいる感じでしたね。 -
中央通路から、正面の方向を望む。
-
古城のほぼ中心部にある役所(旧政府)のセット。
帰義軍節度府。
セットとは言え、たわみなどがあり、古さの味を出していますね。 -
これで空が曇っていたら、正しくゴーストタウンみたいでしょうね。
-
中央通路から後方を眺める。
一番奥に見えている大きな楼閣は、2003年に完成したもの。
映画の時に焼失させて撮影に使ったので、暫くは城壁が切れた感じになっていて、応急的にシートが張ってあるだけだった。 -
左は葯屋(・・のセット)。
雲とのコントラストが気に入って、上野と重なるけど載せました。(^^; -
では、もうそろそろ正面へ向けて戻ろうと思います。
-
飲み屋さんです。(・・のセット)
-
一般住居のセット。
-
林家鋪子。
「林家」と言う屋号ですね。
「鋪子」は「〜店」の意味です。 -
行きに通った所が見えています。
維吾爾人の茶屋ですね。 -
入る時は「沙州」と見えていた石板は、逆から見ると「敦煌」と書かれています。
どちらの書も「趙樸初」と言う、日本の書道協会や寺院との深い関係を持つ中国人書道家によるものです。 -
敦煌古城、お楽しみ戴けましたでしょうか?
漢文の読み出しは、幾つ合っているかは不明です。(^^;
古城を去って主要道路に出た所で撮影しました。
こうしてみると結構広いんですよね。
歩き疲れた自分が納得です。。。(@@; -
暫く進むと、軍隊の運転練習か試験かが行われているのを目撃しました。
何となく、秘密を撮るみたいでドキドキです。(^^;
(全然普通なんですけどね)
しかし、今日はバカ暑かったなぁ〜・・・
まだ5月初旬。夏が思いやられる・・・(@@;
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この旅行記へのコメント (2)
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- azianokazeさん 2006/05/08 22:12:16
- 変わりましたね
- 15年前、敦煌の現地バスツアーで“なんとか古城”とか“故城”とかいうのが入っていたので、てっきり遺跡みたいなものを想像して参加しました。
現地で“どうも映画セットのようだ・・・”ということがわかり、“どうして中国まで来て映画セットを見物してるんだ”とがっかりした想い出があります。
当時は展示物なども殆どなくうら寂しい雰囲気でしたが、随分と鮮やかなテーマパーク然としたものに進化したようですね。
これなら楽しめそうですね。
- こまちゃんさん からの返信 2006/05/08 23:52:35
- RE: 変わりましたね
- そうですね。
こまが1996年に来た時も、中にはセットがこんなにも無かったように記憶しています。説明にも書きましたが、ドラマ撮影に使われるようになり、製作会社の手で、ドンドン内容が充実しているのだと思います。テレビ連続ドラマが大流行の中国なので、結構何もしないでも儲かって居るんじゃないでしょうか。(^^(でも、その時に来たお客さんは入れないんでしょうね・・)
あと、奥には動物博物館(何でココにコレが有るのかは意味不明)や莫高窟の模写版洞窟なども綺麗に整備されたので、付加価値は少し上がったかも知れません。
この年の夏に行ったら出来ていました。↓↓
http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10037876/
莫高窟は2年前後で閉館になる予定です。昨年に聞いた話なので、もう少し早まるかも知れません。昨年のウチにビデオ撮りは終了しています。
陳列館近くにビデオ博物館の様な物を造り、その中で有名窟のビデオを見せられる形になるようです。
古城の模型でリアル感を味わうしか無いかも知れませんね。。。(~~;
敦煌空港前に駅が出来て、これからだと言うのにどうしてでしょうね。
大義名分は保護の限界などが理由とされていますが、本当のところは判りません。見せる場合でも、96窟の9層楼と他の代表的で保存が保てる窟だけになりそうです。
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