マーガレットリバーのお正月

2006/01/04 - 2006/01/06

　パースから南へ約300キロ。ワイナリーと海の町、野生の動物達と一緒に暮らす町、マーガレットリバーで、2泊3日のお正月休暇を過ごしました。のっけから、「もう一度、絶対、行きたい町」と言うのもなんですが、その魅力をお伝えします。

エリア オーストラリア

　お世話になった宿は、素敵なB&B。老夫婦2人で、4室の瀟洒なB＆Bを開いています。
　素足のご主人Robさんに案内された部屋に入ると、天蓋付きのベッド。ジャグジーのあるバスルーム、庭に出ると、正真正銘の青い鳥に出会い、いきなり天国に迷い込んだような世界です。

　かなり苦しい写真ですが、「青い鳥」をご覧ください。

　Robさんが手入れした庭も、周囲の散歩道も、ただそれだけで1日をゆっくりしていたい環境。

　これも苦しい写真ですが、夜になると、カンガルーの家族が庭に出没します。お父さんは2メートルはあろうかという大きなカンガルー。お邪魔にならないように、し〜っ、と静かに見守ります。

　ワイナリーの町、マーガレットリバー。Voyagerワイナリーは、英国式庭園が見事です。

　マーガレットリバーのワインは、シャルドネ、ソービニヨンの白ワインがいいようです。いくつかワイナリーを回った範囲では、Brooklandワイナリーのシャルドネが、ひときわ香り立っていました。

　マーガレットリバーがインド洋に注ぐ河口です。大きな川ではありませんが、手付かずの自然が素敵です。

　河口付近のビーチは、サーファーたちが好んで集まるポイントです。たしかに、ハワイのノースショアなどに負けない、いい波が続いています。でも、夏とはいえ、南極からの寒流で、海は、ヒェー、冷たい。

　河口から南へドライブ。ワイナリー、牛や羊の牧場の合間の森は、乾いた大陸・オーストラリアと思えないほど深い。実は、この辺りには鍾乳洞も数多くあります。

　鍾乳洞の一つ、Jewel Cave。1時間に1回ぐらい、40分ほどのツアーで洞内を歩きます。案内のお姉さんが、子供たちにも分りやすく、元気に丁寧に教えてくれて、日本の鍾乳洞の暗さと比べると、いい雰囲気です。

　地図でいうと、オーストラリア大陸の左下の隅、Augustaという町のLeeuwin岬に着きました。本当は違うのですが、雰囲気的には世界で一いちばん南の灯台って感じのルーイン灯台です。

　岬の先端。右はIndian Ocean、左がSouthern Oceanの標識が感動的です。日本語では南極海とか南氷洋とか翻訳される海にまで来るなんて、考えてもいなかった旅だったのですが。
　マーガレットリバーは、ナチュラルな日々を過ごすに最上の機会を与えてくれました。