クラクフ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
<br />ポーランドには中世から戦前にかけて、数多くのユダヤ人が住んでいました。14世紀、ピャスト朝のカジミエジュ大王がユダヤ人優遇政策をとった結果、当時すでに西欧で迫害されていたユダヤ人がポーランドに大挙して移住したためです。<br /><br />それゆえ第二次世界大戦では、いやおうなくホロコーストの悲劇の場となりました。クラクフのユダヤ人の悲劇は、映画「シンドラーのリスト」に詳細に描かれています。<br /><br />ここではクラクフ・ポドグジェ地区のシンドラーの工場、ゲットーの英雄広場とゲットー跡、ゲットー博物館、そしてカジミエジュ地区のユダヤ人共同墓地とシナゴーグをご紹介します。

映画 『シンドラーのリストの世界』 クラクフ・ゲットー、シンドラーの工場とカジミエジュ地区

4いいね!

2004/10/05 - 2004/10/17

672位(同エリア917件中)

0

16

straszewskaさん


ポーランドには中世から戦前にかけて、数多くのユダヤ人が住んでいました。14世紀、ピャスト朝のカジミエジュ大王がユダヤ人優遇政策をとった結果、当時すでに西欧で迫害されていたユダヤ人がポーランドに大挙して移住したためです。

それゆえ第二次世界大戦では、いやおうなくホロコーストの悲劇の場となりました。クラクフのユダヤ人の悲劇は、映画「シンドラーのリスト」に詳細に描かれています。

ここではクラクフ・ポドグジェ地区のシンドラーの工場、ゲットーの英雄広場とゲットー跡、ゲットー博物館、そしてカジミエジュ地区のユダヤ人共同墓地とシナゴーグをご紹介します。

PR

  • <br />オスカー・シンドラーの工場<br /><br />スティーブン・スピルバーグ監督の名作映画 『シンドラーのリスト 』は、ここクラクフが舞台となっています。クラクフ・ポドグジェ地区には、そのシンドラーの工場が、今日も当時のままの姿で残されており、映画のシーンにも登場した入り口の階段やシンドラーの執務室(写真)などを見学することができます。<br />


    オスカー・シンドラーの工場

    スティーブン・スピルバーグ監督の名作映画 『シンドラーのリスト 』は、ここクラクフが舞台となっています。クラクフ・ポドグジェ地区には、そのシンドラーの工場が、今日も当時のままの姿で残されており、映画のシーンにも登場した入り口の階段やシンドラーの執務室(写真)などを見学することができます。

  • <br />入り口の門をくぐってすぐのドアから建物の中にはいると、映画のシーンにも登場した階段が登場します。階段の踊り場では、当時の写真を使った記念フィルムが上演されています。


    入り口の門をくぐってすぐのドアから建物の中にはいると、映画のシーンにも登場した階段が登場します。階段の踊り場では、当時の写真を使った記念フィルムが上演されています。

  • <br />ゲットーの英雄広場<br /><br />クラクフのゲットーは、歴史的なユダヤ人地区であったカジミエジュ地区ではなく、ヴィスワ川の対岸のポドグジェ地区(Pod G&amp;oacute;rze)に設けられました。そのためカジミエジュ地区に住んでいたユダヤ人の家族は、家財道具をすべて大八車に詰め込み、ヴィスワ川にかかる橋をわたってゲットー地域へと移ることになりました。<br /><br />住む家だけでなく、商店、学校などユダヤ人に属するものはすべてゲットーに移転となりました。ユダヤ人学校の生徒が、一人ひとつずつ教室のイスをもって移動している様子を映した記録フィルムはあまりにも有名です。2005年12月には、そのシーンにちなみ、イスをモチーフにした記念モニュメントが、ゲットーの英雄広場に設置されました。


    ゲットーの英雄広場

    クラクフのゲットーは、歴史的なユダヤ人地区であったカジミエジュ地区ではなく、ヴィスワ川の対岸のポドグジェ地区(Pod G&oacute;rze)に設けられました。そのためカジミエジュ地区に住んでいたユダヤ人の家族は、家財道具をすべて大八車に詰め込み、ヴィスワ川にかかる橋をわたってゲットー地域へと移ることになりました。

    住む家だけでなく、商店、学校などユダヤ人に属するものはすべてゲットーに移転となりました。ユダヤ人学校の生徒が、一人ひとつずつ教室のイスをもって移動している様子を映した記録フィルムはあまりにも有名です。2005年12月には、そのシーンにちなみ、イスをモチーフにした記念モニュメントが、ゲットーの英雄広場に設置されました。

  • <br />クラクフのゲットーは、歴史的なユダヤ人地区であったカジミエジュ地区ではなく、ヴィスワ川の対岸のポドグジェ地区(Pod G&amp;oacute;rze)に設けられました。<br /><br />そのためカジミエジュ地区に住んでいたユダヤ人の家族は、家財道具をすべて大八車に詰め込み、ヴィスワ川にかかる橋をわたってゲットー地域へと移ることになりました。<br /><br /><br />〔写真〕ゲットーの地図。点線で囲まれた狭い領域に、15,000人以上ものユダヤ人が居住していました。<br />


    クラクフのゲットーは、歴史的なユダヤ人地区であったカジミエジュ地区ではなく、ヴィスワ川の対岸のポドグジェ地区(Pod G&oacute;rze)に設けられました。

    そのためカジミエジュ地区に住んでいたユダヤ人の家族は、家財道具をすべて大八車に詰め込み、ヴィスワ川にかかる橋をわたってゲットー地域へと移ることになりました。


    〔写真〕ゲットーの地図。点線で囲まれた狭い領域に、15,000人以上ものユダヤ人が居住していました。

  • <br />逆にゲットーに指定された区域に住んでいたポーランド人も、ゲットーの外に強制退去となりました。そんな中、ゲットーの一角のズゴダ広場にあった薬局「Pod Orlem」のオーナーは、ポーランド人でありながら、引き続きゲットー内にとどまることを許可されました。彼は「ゲットー内にとどまることを許された唯一のポーランド人」として見たゲットーの様子を 、後年『 Apteka Pod Orlem 』という本に記しています。現在この薬局はクラクフゲットー博物館として開放されており(左の写真)、当時の様子を映した貴重な写真の数々をみることができます。


    逆にゲットーに指定された区域に住んでいたポーランド人も、ゲットーの外に強制退去となりました。そんな中、ゲットーの一角のズゴダ広場にあった薬局「Pod Orlem」のオーナーは、ポーランド人でありながら、引き続きゲットー内にとどまることを許可されました。彼は「ゲットー内にとどまることを許された唯一のポーランド人」として見たゲットーの様子を 、後年『 Apteka Pod Orlem 』という本に記しています。現在この薬局はクラクフゲットー博物館として開放されており(左の写真)、当時の様子を映した貴重な写真の数々をみることができます。

  • <br />ゲットーの壁の一部: ポドグジェ地区のルヴォフスカ通りには、ゲットーの壁の一部が再現されています。実際に訪れてみると、とても高く、圧倒されます。この高い壁に阻まれて、ゲットーからの脱出は殆ど不可能だったことがわかります。<br /><br /><br />続きは私のウェブサイトにてご覧ください。<br />http://sachiko.vip.interia.pl/polska/krw8.html


    ゲットーの壁の一部: ポドグジェ地区のルヴォフスカ通りには、ゲットーの壁の一部が再現されています。実際に訪れてみると、とても高く、圧倒されます。この高い壁に阻まれて、ゲットーからの脱出は殆ど不可能だったことがわかります。


    続きは私のウェブサイトにてご覧ください。
    http://sachiko.vip.interia.pl/polska/krw8.html

  • <br />ヴィスワ川を渡ると、カジミエジュ地区です。カジミエジュ地区では、今日もなお、古いユダヤ風民家やシナゴーグを訪れることができます。<br /><br />第二次世界大戦で破壊されずに残ったユダヤ人地区は、ポーランド全域で、ここクラクフのカジミエジュ地区だけです。<br /><br />


    ヴィスワ川を渡ると、カジミエジュ地区です。カジミエジュ地区では、今日もなお、古いユダヤ風民家やシナゴーグを訪れることができます。

    第二次世界大戦で破壊されずに残ったユダヤ人地区は、ポーランド全域で、ここクラクフのカジミエジュ地区だけです。

  • <br />かつて社会主義時代、カジミエジュ地区は古びたスラム街風の様相を呈していましたが、1980年代頃から再開発が進みました。またスピルバーグ監督の映画『シンドラーのリスト』が製作されてからは、外国からの観光客も立ち寄る場所となり、おしゃれなホテルやカフェがオープンしました。[写真]新広場(Plac Nowy)


    かつて社会主義時代、カジミエジュ地区は古びたスラム街風の様相を呈していましたが、1980年代頃から再開発が進みました。またスピルバーグ監督の映画『シンドラーのリスト』が製作されてからは、外国からの観光客も立ち寄る場所となり、おしゃれなホテルやカフェがオープンしました。[写真]新広場(Plac Nowy)

  • イサークシナゴーグ(Synagoga Izaaka)<br /><br />このシナゴーグでは、ナチス軍がクラクフを占領した当時の様子をビデオとパネル展で見学することができます。<br /><br />シナゴーグに入る際、男性は帽子をかぶらなければいけません。紙でできた帽子を入り口で借りることができます(無料)。<br /><br />Kupa通り18。ところでクーパってKupさんのという意味でしょうか?ポーランド語では他に「うんち」って意味もあるのですが。。。(本当です!!!)<br /><br />

    イサークシナゴーグ(Synagoga Izaaka)

    このシナゴーグでは、ナチス軍がクラクフを占領した当時の様子をビデオとパネル展で見学することができます。

    シナゴーグに入る際、男性は帽子をかぶらなければいけません。紙でできた帽子を入り口で借りることができます(無料)。

    Kupa通り18。ところでクーパってKupさんのという意味でしょうか?ポーランド語では他に「うんち」って意味もあるのですが。。。(本当です!!!)

  • <br />このシナゴーグでは、ナチス軍がクラクフを占領した当時の様子をビデオとパネル展で見学することができます。<br /><br /><br />続きは私のウェブサイトにてご覧ください。<br />http://sachiko.vip.interia.pl/polska/krw3.html


    このシナゴーグでは、ナチス軍がクラクフを占領した当時の様子をビデオとパネル展で見学することができます。


    続きは私のウェブサイトにてご覧ください。
    http://sachiko.vip.interia.pl/polska/krw3.html

  • <br />スタラシナゴーグ(Stara Synagoga)<br /><br />クラクフで一番大きいシナゴーグ。ユダヤ文化を紹介する博物館になっています。(火曜日休館)


    スタラシナゴーグ(Stara Synagoga)

    クラクフで一番大きいシナゴーグ。ユダヤ文化を紹介する博物館になっています。(火曜日休館)

  • テンペル・シナゴーグ(Synagoga Tempel)<br /><br />ポドブジェジィエ通り(ul. Podbrzezie)とミオドーヴァ通り(ul. Miodowa)が交わる角にたっています。<br /><br />

    テンペル・シナゴーグ(Synagoga Tempel)

    ポドブジェジィエ通り(ul. Podbrzezie)とミオドーヴァ通り(ul. Miodowa)が交わる角にたっています。

  • なかに入ってみてびっくり。ステンドグラスが沢山あってカトリック教会みたいです。ですがシナゴーグですので、正面の祭壇にはダビデの星がデーンと飾られています。天井も一面ダビデの星です。

    なかに入ってみてびっくり。ステンドグラスが沢山あってカトリック教会みたいです。ですがシナゴーグですので、正面の祭壇にはダビデの星がデーンと飾られています。天井も一面ダビデの星です。

  • <br /><br />1993年に改装を終えたばかりでとてもきれいです。<br /><br />続きは私のウェブサイトにてご覧ください。<br />http://sachiko.vip.interia.pl/polska/krw3.html



    1993年に改装を終えたばかりでとてもきれいです。

    続きは私のウェブサイトにてご覧ください。
    http://sachiko.vip.interia.pl/polska/krw3.html

  • レーム・シナゴーグ(Remuth Synagoga)<br /><br />このシナゴーグでは現在も実際に使われています。<br />奥のほうは女性立ち入り禁止なのだそうです。<br /><br />続きは私のウェブサイトにてご覧ください。<br />http://sachiko.vip.interia.pl/polska/krw3.html<br />

    レーム・シナゴーグ(Remuth Synagoga)

    このシナゴーグでは現在も実際に使われています。
    奥のほうは女性立ち入り禁止なのだそうです。

    続きは私のウェブサイトにてご覧ください。
    http://sachiko.vip.interia.pl/polska/krw3.html

  • レームシナゴーグに隣接するユダヤ人墓地。

    レームシナゴーグに隣接するユダヤ人墓地。

この旅行記のタグ

4いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

マイルに交換できるフォートラベルポイントがたまります。
フォートラベルポイントって?

ポーランドで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ポーランド最安 600円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

ポーランドの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP

ピックアップ特集