2005/07/14 - 2005/07/14
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こまちゃんさん
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朝日を堪能した陽関、初めての雅丹地貌と玉門関を見終えて帰途に就く。
そして、帰り道には敦煌古城と呼ばれる映画のセットが観光スポットとして残されている。ここは、井上靖作『敦煌』の映画撮影の為に建設した実写スケールの城下町だ。
時間も圧して居らず丁度良いので立ち寄る事にした。
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敦煌への戈壁灘道を走っていると、右手に地肌がクリーミーな鳴沙山が見えてきた。
そして暫くすると、敦煌古城の案内掲示がある。すぐかと思うけど中々脇道がない。
すると右へ曲がるT字路に差し掛かる。ここには掲示も標示もない。
曲がると見えてくるこの光景。 -
敦煌古城の正面。
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去年はなかった駱駝が居た。。。
置物ですけど。
「禁止攀爬駱駝(駱駝によじ登る事は禁止)」と言う無礼な表現の札が下がっている。
普通は「請勿爬駱駝(駱駝に登らないで下さい)」なんだけど。。。 -
入場した所にある標示、正面には「沙州」の文字。
敦煌の旧城下呼称。
書は、中国仏教会で有名な趙樸初さんによるもの。
入場料は30元。 -
入場して門の裏側を臨む。
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最初に右手にある詰所でガイドを頼む(無料、中国語のみ)。
始めに案内される四合院の家。
ここは歴代映画撮影の記録が掲げられている。
場所が広くなく、広角レンズの限界だったので、画像は2枚の写真を繋ぎました。 -
四合院奥から入り口を臨む。
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城下町を散歩する。
基本的に、正面と奥との間に3本の通路がある。
両サイドの通路は、場所によっては奥にも広場や集落が広がっている。
順序よく見ないと、見落としや重複、挙げ句は迷子にもなり兼ねない? -
右がガイド氏。かなり丁寧にガイドしてくれた。非常感謝!
傘をさしているが、こうでもしなければ1日耐えられない日差しだった。
この日の最高気温は41度・・・
敦煌の最高気温は15時前後。到着した時間が15時丁度だから、将に最中だ。 -
インパキ(インド・パキスタン)スタイルの茶屋もあった。
ここは喫茶店にもなっているので休憩が可能だ。 -
酒屋のセット。
結構沢山あるのがこの酒屋と旅館のセットだ。 -
Canon EOS KISSはオレンジ色系が濃く出てしまうようだ。
逆光で撮影すると、オレンジ系を消そうとしたら、空の青が変色する・・・
使い勝手は良いけど、悪条件下の色合いはカラーレーションがきつ過ぎるかも。 -
雑貨屋。
このセット城下の門には、中々粋な内容の書が掲げられている。
中国の古語が好きな人は、見ているだけで嬉しくなるみたいだ。 -
馬場。
有料で乗馬も楽しめる。
でも、普通のツアー観光客には時間がないのでムリ。
我々にはお金がないのでムリ・・・? -
馬車の客車。
細工が細かい。この辺が流石に日本が企画したセットと感心出来る。 -
沙州驛館。
玄関には馬を繋いでおく設備が見える。
馬屋だけど旅館。今で言う4星クラスだとガイド氏曰わく。 -
当時の庄屋さん宅。
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ある集落の一角。
給仕などは表で下準備するようだ。 -
日本で言えば地主さんの家の中。
中々広くて工芸品等が沢山並んでいる。 -
同じ部屋内、リビング。
怪しい人影発見・・・ -
同じ部屋内、寝室。
龍の絵が面白い。 -
ここもホテル。
3星程度だと言う事。 -
祠のセット。
ここには鳩が沢山居る。
聞いたら2万羽ほど居るという。。。(@@; -
所々にあるテーブルと椅子のセット。
今と同様、集落の一角に置かれている百姓(市民)の憩いの場だ。 -
城内のゲート。
昔は集落毎にこう言ったゲートがあった。
ここの映画セットは、一つの集落ではなく、幾つかの集落が集められた構成になっている。 -
中心通路奥手から正面を臨む。
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更に奥手から正面を臨む。
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昔の政府。
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最奥手に近づく。
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すると、莫高窟模造ルームがあった。
「初めて発見したよ」と言ったら、なんと今年初めに出来たばかりだそうだ。 -
第45窟。
暗い所でピントが合わない。(~~; -
莫高窟と楡林窟が入り交じっているようだ。
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これは楡林窟の壁画かな?
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莫高窟の何番窟の壁画か不明・・・(~_~;
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旧159窟の中唐に描かれた壁画。現・・・窟?
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顔料が参加して、皮膚の肌色が黒色変化している感じも再現してある。
当時の色を想定して、当時の感じを復元する・・・って言う発送はなかったのかな?
変化して瞳が無くなっているので、この黒い肌に白目が怖い。。。 -
莫高窟知識不足・・・
何番か不明。出来たばかりだからなのか、何にも説明がなかった。
ガイド氏も莫高窟には知識薄らしい。入場料高いモンね・・(^_^; -
書きかけの壁画絵が置いてあった。
はっきり言って下手。 -
何屋か判らないけど、駈けられた句が良いと言う事で撮影。
右:「良い書物を沢山読めば心静かに(知恵が増える)」
左:「くだらない事には余り係わらなければイライラしないで済む」 -
一番奥手の楼門。ここは映画の最終シーンで炎上した所。
昨年は何もなかったので聞くと、ここも今年出来たばかりだそうだ。
実は日本側は、映画の最後に古城全部を炎上させ、超ダイナミックなシーンを撮影するつもりだった。しかしこれを知った甘肅省政府は、折角のセットを燃やされては困るという事で、それを言ったらせこいと思われるだろうから、別の理由で制作側を悩ませた。その結果、ここだけ燃やして他は残った。
その理由は、「燃やしても良いが、砂漠の真ん中なので、ここでは焼けた廃材を処理する能力を持ち合わせていない。日本側が全責任を持って持ち帰ってくれるのであれば燃やしても良いが、出来ないのなら内容変更して貰わなければ困るし、撮影許可できない」・・・田舎役人のせこい策である。要するに残して今のようなテーマパークにしたかっただけなのだ。
この左手には野性動物剥製館があった。 -
超大型野性駱駝の標本。
鳴沙山の駱駝の1.5倍はある。 -
角にある食堂セット。
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その先にあった娯楽城。
ここを利用して、今は酒屋を営業している。 -
その中の情況。
カウンターバーにしたらいいのにね。 -
店内にはこう言う座敷が幾つかあった。
時間の余裕を持って来て、ここでのんびりマオタイでも引っかけて・・・
寝てしまったらどうしよう。。。 -
別の集落内。
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荷車。
車輪の造りが粋な感じでお気に入り。 -
そこの集落の全景。
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別の城下町の全景。
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別の通路側全景。
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茶屋か餐庁のセット。
ここには中で石(奇石)を売っていた。
「石は重たいから買う人居るのかな〜」と心配して仕舞った。
すると玄関口で店の人が泣いて居るではないか!(・・・目をこすっているだけ) -
玄関口の標識は、裏側が「敦煌」の表記。
空港への道にある楼門と同じ感じですね。
書は表と同じ趙樸初さんによるもの。 -
正面口から見える鳴沙山を臨む。
現場で見ると、もの凄く雄大なんだけど、写真で見ると・・・ -
さようなら敦煌古城。
これから帰宅です。
ここから敦煌市内へは16km、なので、ここの住所は敦煌市16公里。(@@;
なんと安直な住所にちょっとびっくり!
この写真も2枚繋げました。
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