1998/10/10 - 1998/10/26
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belleduneさん
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バンとはフランス語で洲のことで、大西洋に面した広い海岸です。年間を通じて多くの渡り鳥が来ます。1989年に世界遺産に登録されました。
ヌアディブは、首都ヌアクショットから飛行機で2時間弱ですが、海岸線まで砂が押し寄せているので、陸路も大変時間が掛かります。そういう不便さもあって、この自然は当分保たれるだろうと思います。
波打ち際のテントで、波の音やまた魚の跳ねる音やガイドの敬虔な祈りの声を聞きながら、ぐっすり寝ることが出来ました。夕食は鯛に似た魚をガイドと二人で分けながら、何もかけずに食べましたが、鯛のような味がしてとても美味しかったです。
以前は、ヌアディブは、日本の大洋漁業もこの町に拠点を持っていましたが、撤退してしまいました。この国の資源は、漁業とヌアディブから奥地へいったところにある、ズエラートで石炭が採れる位です。貧しい国ですが、モロッコやチュニジアに比べると、敬虔なイスラム教徒が多いです。
モーリタニアは、クレジットカードが使えないので、とても苦労しました。トラベラーズチェックと現金を全て叩いて、車と運転手兼ガイドを2日チャーターしたので、その後、一日一食で3日過ごしたことも、今では良い思い出です。
モーリタニアで知り合った人は皆親切でしたし、ヌアクショットでも、町を歩いている人の殆どは、失業者だと思っても間違いではない程ですが、敬虔なイスラム教徒が多いので、モロッコやチュニジア、エジプトのような観光国と比べると素朴な印象を受けました。
帰りの飛行機まで時間があったので、ホテルから乗り合いタクシーで町の中心まで行くと、モロッコやチュニジア、マリほどしつこくなく、話しかけてきます。
皆お腹が空いていて、大きな声を出せないのかもしれません。
カフェでインスタントコーヒーを飲みながら、多分日本人を話すのは初めてだと思うモリタニア人達にこの国のことを色々と訊きました。恐らく、自分の住んでいる町から出たことがない人が大多数だと思われますので、サハラ砂漠を旅して来た色んな不思議なことや日本のことを話すと皆静かに聞いていました。年齢当てクイズをしたのですが、砂漠は乾燥しているので、肌も乾燥して年齢より老けて見えるため、私の年齢を聞いて皆びっくりしていました。
砂漠に長く住んでいると、すぐ老人になってしまいますね。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 航空会社
- エールフランス
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ブラン岬
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カンサドにある高級ホテル「オアジアン」。最初は2泊しましたが、バンダルガンから帰った後は、安ホテルへ移動しました。
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カンサドの岬にある国営工場
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ホテルオアジアンでお世話になったスペインのビジネスマン達。手前の車の運転をしているは、その後大変お世話になったヌアディブの船会社の社長さんで、このスペイン人達が仕事で来るといつもタクシー代わりに送り迎えをしています。
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ヌアディブのスペインレストラン。数少ない外国人だけがお酒が飲める店。
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車と運転手をチャーターして、念願のバンダルガンへ行きました。途中、何ヶ所かにある検問所では、賄賂代わりにちょっとしたもの、牛乳とかお菓子とかをあげていました。何にもない砂漠なので、お金よりも食べる物の方が嬉しいのでしょう。世界遺産に登録されているバンダルガンの風景です。
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バンダルガンへ入る許可の切符
2003年当時、約400円でした。 -
夜明け前のバンダルガン
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夜が明ける
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いつも鳥がいる。
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バンダルガンの漁師
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バンダルガンにすむ現地の子供たち
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朝、ヨットのクルーズが出て行った。とても乗りたかったけれど、お金が足りなかった。トラックとガイドの料金で一杯だった。残念!いつかきっと一週間位のんびり過ごしたい。
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ブラン岬はサンテグジュペリが郵便航空会社にいた時に、ここに滞在していたそうです。これは岬にあるお墓です。カンサドのホテルで彼の本を思い出しながら、空想していました。
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ヌアディブに戻ってきましたが、帰りの飛行機が出るまで、この町ですごさなければなりません。ヌアデイブの商店街と言っても、それ程広くないので、毎日散歩していました。
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毎日、砂が砂漠から海の方へへ吹いていて、道路が砂に半分埋もれています。日本のオンボロバスやトラックが、他のアフリカ諸国同様、ここでも元気に走っている。日野のマークが人気です。クレジットカードが一切使えず、することがなかったので、一日中店先に座っている地元の人と話していました。多分、ヌアデイブの人も日本人と話すのは初めてだと思います。
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ズエラートからヌアデイブへ鉄を運ぶ長ーい列車です。
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この安ホテルマグレブで3日過ごし、毎晩お腹が空いて、眠れませんでした。
あのバンダルガンでの美しい日々を思い出して、何とか過ごしていました。旅にはいつも柿ピーとカロリーメイトが必需品でした。ここでも、柿ピーは大活躍でした。柿ピーとコーラでお腹を一杯にして、直ぐ寝ます。こういうことでもなければ、出来ない体験だと思って、結構楽しんでいたのかもしれません。 -
やっと飛行機が出る日がやってきて、お世話になったヌアディブの人にお礼をして、首都ヌアクショットへ戻ってきました。ヌアクショットの海岸へ行った時の写真です。
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ヌアクショットの海岸には何隻かの難破船が見られる。
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海岸から町を見たところです。
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大部分のアフリカの町同様、町はいつも失業者で溢れている。
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ヌアクショットのモスク
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ヌアクショットの港。当時は漁業だけだったが、2003年ここの沖で油田が発見されたので、今は凄い外国資本ラッシュで、以前は2軒だった中華料理屋が今は30軒に増えたそうです。
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首都ヌアクショットの一番大きなマーケット
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ヌアクショットで最高のホテルハリマ。一泊8000円!
唯一カードが使えるので泊まりました。ヌアデイブの貧乏生活の後の贅沢でした。
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