2003/07/26 - 2004/07/26
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Arthurさん
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戦争や難民、悲しいことばかりで有名になってしまったアフガニスタンですが、信仰を重んじる純朴で誠実な人々と東洋と西洋の入り混じった独特の文化、そして雄大な自然。平和ボケした生活大国の失われた時を求められる世界最後の国かもしれません。
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コーランでは喜捨という習慣があって、その日一日の自分の糧の中から、困っている同胞に対して余剰を分け与えるという。この老人はその喜捨で生計を立てる人物。
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マザリシャリフまで行く途中の山中にある巨大なレストラン。かなり美味しいカライにありついた。みな涼しいので広いレストラン内で食事をせず、入り口のパルコニーにたむろして食事をする。もちろん右手で。山の雪解け水で入れたグリーンティーも非常に美味しかった。腹を壊さずにいられる保証はない。
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アフガニスタンの幹線道路沿いには、こんなに必要かと思うほどの売店が立ち並ぶ。飽食日本人はぜひともこの売店などでペットボトル入りのミネラルウォーターをお勧めします。生水は100%お腹壊します。私もやられました。ちなみに最もお勧めなのはアナルジュース。えっ? ざくろのジュースです。
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3ヶ月前、あるアフガニスタン青年を日本へ招待した。滞在中、彼の家にずっと滞在させてもらい、彼の両親にも大変世話になったのだ。お礼にディズニーランドへ連れて行った。アメリカの生んだ偉大な作り物に、真実のみが存在するアフガニスタンの彼は何を思ったことだろう? スプラッシュマウンテンを両手ばなしで喜んでいたのは、彼だけだったかもしれない。
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なぜ私がアフガニスタンまで行くことになったのかをお話しよう。
西暦2002年04月18日 俺は埼玉の片田舎で脱サラ牛乳店を営むしがない江戸っ子ミルクマン。住んでる場所は埼玉でも、江戸遷都と同時に三河から家康に付き従って城下町に染物問屋を開いた三河屋伊介300年の末裔。心は江戸っ子商人。夜明け前に床を抜け出し、毎朝禅修業のように軽トラックで市内の家々に牛乳を配達して回る。昼間の暇な時間を利用してダサイ地域サイトを運営していたのだが、ある日そんな俺の元にニューヨークから1通のメエルが届いた。
「私はニューヨークと日本を行き来し、ビジネスコンサルタントをしている H.Mと申します……」
アフガニスタンのことがメディアに溢れてます。あなたの身近な団地で元アフガンの要人が生活を送っており、彼がインターネットができずに困ってます。私は彼の身元保証をしており、PC(ソフト)の故障・修理も色々助けてるのですが、結局やはりご近所の方にお願いせざるを得ません。どなたかボランティアでお助け頂けませんか? 【H.M】
俺は奇妙なそのメエルとアフガニスタンという未知の国名に、前の年9月11日にマスメディアを圧巻した衝撃的な映像を思い浮かべた。レンタルビデオの見すぎで頭を毒された俺の想像は危険な方向にどんどん発展して行った。団地に暮らすそのアフガン人とはもしやビンラディンと共に世界の攪乱を狙うテロリストではないのか? その危険な空想にひきづられるかのように、俺の好奇心は団地に暮らすそのアフガン人に会ってみたいという願望に変わった。しがない市民がちょっとした事をきっかけに巨大な事件に巻き込まれる。ハリウッド映画の常套手段だ。趣味とは言え、パソコンの組み立ぐらいはお手の物。その機器がテロリストの通信手段に利用されようとも、これはお天道様から俺へのメッセージではないのか? 常日頃から早起きのし過ぎで脳みそのテンションが高くなりすぎている俺の想像はとどまるところを知らなかった。
翌日、俺は取り付かれたように1本のプラスドライバーを片手に握り、指示された住所を頼りに、アフガン人の暮らすという団地に向かった。軽トラのエンジンはその日も快調だった。
私はMr.Hです。
息を切らしてエレベーターのない団地の5階に昇りついた俺はこれが日本の見納めになるかもしれないと、バルコニーから眼下に広がる田園風景を見渡した。一呼吸付き、呼び鈴を押す。その瞬間、どうやって会話すればいいのか考えてくるべきであった事を思い出した。時すでに遅し、思い鉄扉の中からひげを蓄えた異国の中年男性が顔をのぞかせた。
「H.Mさんから話を伺い、パソコンの修理に来ました」
続く……。 -
ソ連侵攻と内戦、米軍の空爆と数々の戦争によって破壊されたアフガニスタンでは幹線道が整備されていなかったこの時期カブールからマザリシャリフまでは山を迂回すると車で24時間もかかってしまう。近道はソ連侵攻時、カブールまで戦車を運ぶために造られた標高5000メートル近い位置にあるこのトンネルを抜ければいい。12時間でマザリシャリフまで抜けられる。
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しかし、トンネルは岩盤が崩れ全面的な補修中。瓦礫が積もり、車が通ることはまったくできない。そこでカブール側のトンネル入り口で車を乗り捨て、徒歩で行くことになる。標高はすでに富士山を越えている。山の民と荷物運びの交渉をする間も息が苦しく、うまく酸素がすえない。トンネルを通れるのは工事がお昼休みになるたった1時間だけ。山のあちこちで工事が終わるのを待っていたムスリム達が家族や家畜を連れ集まってくる。民族大移動の様相だ。
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彼は山の少年アリ君。14歳。学校へは行けず。トンネルを通る人たちの荷物運びで生活しているという。大人ばかりに仕事が回ってなかなか運び仕事が回ってこない。ようやくありついた仕事にうれしそうだ。後ろに背負うトランクは30キロはあるだろう。普通の道ならいざ知らず。みかん箱程度の瓦礫や岩が崩れ落ちたトンネルの中は恐ろしく怖い。私にとってはグアムのUSOビーチ突端の米軍が作った防波堤で泳いでいておぼれかけたとき以来の恐怖であった。なぜなら完全な暗闇だからだ。懐中電灯で照らしても何百人のムスリム達がいっせいにトンネルを抜けようとするので砂塵が舞い、まったくの暗黒のトンネルだ。足で乗り越える瓦礫さえよく見えない。足を踏むたびにゴツゴツした瓦礫が崩れて脛にあたり、激痛!! 捻挫もする。そんな中をアリ君は慣れない人の手を引いてもくもくと進む。彼にとっては5ドルにもならない仕事だろう。でも数日分の幼い兄弟達の生活費になるのだ。
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こうした家畜たちも飼い主に導かれてトンネルを抜けマザルヘ向かう。ファインダーに付く砂塵がものすごい。入り口でこれですから。30分瓦礫の中を歩いて、出てきたときには私の頭は真っ白、足は傷だらけでした。
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さてアフガンから帰国してアルツールは何をしていたかといえば、彼と一緒にアフガン料理店の準備に追われていた。
千葉県四街道市に出現したアフガニスタン料理店
その名も【アフガニスタンバーミヤンレストラン】
共に旅をしたMr.Hのお店だ。
あのカイバル峠を越え、この間大雪の事故があったサラング峠も越えてから、かれこれ7年の月日がたってしまいました。
文章における時間配列の混乱は現代小説の定石でもR。
意識の中でわれわれは瞬時にタイムワープする。 -
これがマヒチャだ。
アフガニスタンの人であれば目にしただけでよだれをたらす羊のすね肉でR。味はまったく辛くない。トマトとヨーグルト。この組み合わせなんともイタリアンなのである。そうギリシャローマそんな臭いを感じさせる。 -
一番気に入ってる写真でR。この両替商の親父の表情。いいでしょ?右手にドル札、左手にアフガニーといかにも稼いでまっせ、といった笑顔。ようやく戦場写真は踏み込んで撮るというのがわかってきた。とにかく一歩前へ出る。渡辺さんよりいけてるんじゃない?
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山の民も一歩踏み込んで撮ればこの笑顔。かつてはソ連軍相手に対戦車砲をぶっ放していたムジャヒディーンだ。アフガンもグローバル化の渦に巻き込まれてしまうとこの笑顔ももう見ることができないね。
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この旅行記へのコメント (3)
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- アンタライさん 2009/02/13 10:17:18
- 続く・・・の後は??
- ドアーを開けて・・・・
それから、ど〜なったの??
トラブルに巻き込まれていなければ、ぜひ、続きを・・・・。
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- arfaさん 2005/09/04 18:56:15
- はじめまして
- ペシャワールからカブール、バーミヤン、ヘラートといつか行ってみたいのですが全く情報がありません。アフガニスタンの公式HPには観光地など紹介されているのですが交通手段、宿泊施設などの情報がなく今だに行けない状況です。
唯一の情報がこの旅行記でした。交通網も寸断され旅行にはまだまだ厳しいようですね。
この旅行記の続きを期待していますのでお時間があればまたアップお願いします。
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- きっちーさん 2005/03/01 14:35:35
- はじめまして!
- 旅行記を、読ましていただきました!
アフガニスタンって、今どんな状況なのか、ニュース以外で誰かフツーの人が書いたものを読んでみたくて、アクセスしました。
劣化ウラン弾などの使用が行われ、土壌汚染も深刻な状況の中で、最近ではニュースでもほとんど取り上げられていません。
それでも、誰か行ってるんだろうな、と思っていましたが、Arthurさんの旅行記しかないのに驚きました。
また、Arthurさんがアフガニスタンに関わるようになったきっかけも、とても不思議ですね。
つづきが気になります。
また、お邪魔したいと思います。
有難うございました。
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