パンダを見るなら碧峰峡

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成都から高速で約１時間半の雅安に碧峰峡はあります。
成都近郊でパンダを見ることができるのは、臥龍と繁殖センターとここ碧峰峡の３ヶ所です。臥龍よりはこちらのほうが広くて見やすいと思います。
ここを知ったのは、秘境ツアー専門会社のパンフレットに地名だけ書いてあったからです。碧峰峡は滝の連続のすごいところで、約１時間半のハイキングも楽しめます。成都から１日コースとして手頃ですよ。

私は、海累溝の帰りに雅安にとまり、午前中は李唄温泉に行き、碧峰峡に向かいました。私の旅の仕方は目的地まではタクシーで行き、帰りはバスで帰ってくる方法です。西門バスターミナルより１５分ほどで着きます。立派な大きなセンターには、バンジージャンプ台（高空弾跳８０元）や、逆バンジー（、岩登り台などがありました。下のほうには動物園があり、キリンやダチョウが出迎えてくれます。

センターで入場券を買い、９９Ｍの電悌（エレベーター）に乗り、川底まで下ります。私は上りましたが、次に来るとしたら一旦下ったほうが良いでしょう。なぜなら滝は下るよりは、見上げて上ったほうが迫力があると思います。雅女園という一服したくなるようなところを過ぎ、一旦道路に出て碧峰寺に行く門をくぐり、趣のある石門に着き、階段を上るとお寺に着く。この寺は貧乏寺らしく参道の横はとうもろこし畑で、野菜も作っている。テラスで８元と３元のお茶があるが、８元の茶を頼むとおいしい緑茶であった。

テラスに吹く風はさわやかで気持ちが良い。はるか下にはバンジー台が見える。寺の子供にチョロＱをあげると非常に喜んで、兄貴に見せに行くものだから兄貴にもおもちゃをあげなければいけない。ちょうど昼飯時なので寺の爺さんは飯を食っていけと誘う。とうもろこしの団子汁だ。はじめの２，３口は非常においしいのだが、何せどんぶり鉢に１杯なのでだいぶ残してしまった。

もっと上を目指すとすぐに道路に出る。バスが来たので乗せてもらうが、チケットを見せろと言っているが解らない振りをして只で乗る。言葉の解らないことはいいことだ。終点小西天はお寺のようなところで、お堂で演舞会を１日５回開演しています。５，６人のきれいな人が踊ってくれて、最後は見物人も一緒になって踊ります。フイルムを巻き戻そうとボタンを押すと、ほんの２秒で終わってしまう。写真を撮っても巻き取られておらず写っていなかった。今回の旅行は写真と天候にはついていない。

ここの案内書は不親切でパンダ園がどこにあるのか解らない。入場券に写っているパンダを指差して聞くが良くわからないので、手を引いて連れて行ってもらう。パンダ園と小西天は隣接しており、裏口を通り２分もかからない。結構広いパンダ園で約４０頭ほど飼われているそうだ。林の中で高い木の上で昼寝をしている。飼育舎の中で寝ているのを、係りの人が口笛と名前を呼ぶと、のそのそと超内股で出てくる。檻は無く深い溝で仕切られているだけだから、２Ｍほどの近さで手が届きそうだ。電気自動車に乗ってパンダ幼稚園へ行く。赤ちゃんはかわいい。抱いて写真を撮ることもできるが、２０００元ほどのお金をなくしたオバカさんには余裕が無い。

小西天に戻り、トラのおしっこなどを売っている土産売りの前を通り本来の碧峰峡をくだる。すごい滝の連続で山好きの人にはたまらない所です。滑め滝あり、渓流あり、泳げるほどの滝つぼ等、ちゃちなカメラでは取れない迫力です。下り１時間登り１時間半の遊覧ですが、結論的には上った方が良いようです。つまり電悌を下りてから一旦ゆるい川を下り龍風橋をさかのぼり、小西天、パンダ園より車でセンターへ行けばよいです。

センターの少し下にミニバスが客待ちしています。客が少なく３０分ほど待ちましたが、結局それ以上集まらず出発しました。雅安の旅遊汽車坦までえらく近かった。行くときのタクシーは遠回りしたのかもしれない。高速道路の入り口か出口かは解らないが、古玩店が目に付いたので、汽車坦よりバイクタクシーで戻る。２軒並んで営業しており、手頃な壷があったので娘に聞くと３００元で、母親に２００元にならないかと聞くと親父に電話で聞いてＯＫとなる。

西門汽車坦に明日の成都行きのバスチケットを買いにいくと、後１５分で成都行きがあると言うので、あわてて招待所に預けてある荷物を取りに帰り間一髪間に合った。石羊場車坦に着き、文殊院近くの現華青年旅舎に投宿。