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時空の旅人さんのクチコミ全80件

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  • 「草津ハイランドホテル」 草津温泉「西の河原」の大露天風呂はすぐ裏手に

    投稿日 2015年07月27日

    草津温泉 草津ハイランドホテル 草津温泉

    総合評価:4.0

    2018年7月現在、このホテルは閉館しているようです。

    これは、2015年7月に利用した時の口コミです。
    ご参考までに・・・

    2023年10月5日現在
    「星野リゾート」がこのホテルの裏側の「西の河原」大露天風呂温泉の近くにできる予定です。
    「西の河原」のすぐ北東側の広大な敷地で建設する予定です。現在、計画が進行中です。


    -------------------

    ホテルは、草津温泉街の、あの雑踏する中心地の「湯畑」から少し外れたところの森の中にあります。 なかなかよい環境です。 このあたりになると、人影も少なく静かでゆっくりできるところがよい。

    ホテルの館内に内湯があるのですが、ホテルとは別に「草津温泉館」を独立して併設しています。 別個の施設なので、一般の人も利用しています。 有料ですがホテルの宿泊客は無料で利用できます。 この「草津温泉館」には内湯と、ほどよい大きさの露天風呂があります。 それほど混まないのでのんびりと温泉を堪能できます。 それに、休憩フロアーがあり、昼は軽食もできます。 昼食がてら温泉を利用できるので使い勝手がよいです。 ホテルから廊下伝いに直接行けます。

    ホテルのすぐ裏手の急斜面を歩きながら沢へ少し下ったところに、草津で一番大きい「西の河原」の大露天風呂温泉があります。 「西の河原」まで歩いてすぐという便利さは、数ある宿の中で、このホテルが一番でしょう。 巨大な露天風呂が快適で気持ちがよい。 お勧めの大露天風呂です。

    ホテルは古いですが、現在、少しずつリニューアル中のようで、徐々にきれいになっていくでしょう。 表の外観は、きれいだったし、玄関入口もきれいでスッキリしていたし、ロビーもきれいだった。 部屋もこれから段々きれいに整えられていくものと思います。 草津温泉の中にあっては、環境のいい場所に位置していますのでこれからを期待したいところです。

    旅行時期
    2015年07月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    一人旅
    1人1泊予算
    10,000円未満
    アクセス:
    3.5
    中心街の「湯畑」からは離れています
    コストパフォーマンス:
    3.0
    古さの割にはやや高い感じですが温泉がいいのでOKとします。
    客室:
    3.5
    部屋は古さが見られるが清潔です
    接客対応:
    3.0
    普通だけれどもう一つ何かが足りない
    風呂:
    4.5
    併設されている「草津温泉館」の露天がよい
    食事・ドリンク:
    4.0
    朝食はバイキング形式。 私の好きなスタイル。

  • 界 川治 に浸る、オモテナシよし味よし紅葉よし、そして街角に男根「おなで石」が

    投稿日 2021年03月07日

    界 川治 川治温泉

    総合評価:5.0

    栃木県の川治温泉郷に行ってきました。
    ” 星野ワールド ” ならぬ星野リゾートの「界 川治」に ” ひたる ” 。
    オモテナシよし、味よし、紅葉よし、で大満足でした。

    【川治温泉郷】
    山あいに広がる美しい渓谷と閑静な環境の中にあり、素朴でのどかな温泉情緒を残しているところが気に入りました。江戸時代の享保年間、男鹿川が氾濫した時に発見されたといいます。鬼怒川温泉郷から車で約30分ほどの距離ですが、鬼怒川と男鹿川が合流する渓谷に広がる静かな温泉地です。

    【宿泊プラン】
    宿名:星野リゾート 界 川治
    宿泊日数:3泊
    部屋タイプ:和室(定員2名/50㎡)
    プラン名:ひとり旅プラン
         ■お日にち・部屋タイプ限定でお得なご褒美温泉旅
         1泊2食付
    プラン内容:
        通常料金より約10%割引でお泊まりいただけるプランです。
    ※表示価格は割引適用後の料金です。
    水車がお出迎えする館内は里山ならではの温かい風情が漂います。
        四季折々に表情を変える自然の景色を望む客室にはベッドとソファを完備。
        季節の会席料理や檜風呂の内湯と岩風呂の露天風呂、足湯やライブラリー
    などのサービスも充実しています。
    心がほっとするひと時をお過ごしいただけます。
    ■お食事■
    ご夕食:栃木の里山を感じさせる会席料理をご用意しております。
        この地域ならではの素材を使った遊び心あふれる会席をお楽しみください。
    ※お時間は17:30~または19:30~の2部制です(時期により多少前後いたし
    ます)。
    ご宿泊予約完了後に公式サイトのご予約確認ページよりご予約いただけます。
    ご朝食:地域に伝わる説話にちなみ、餅やニンジン、ゴボウなどの野菜が入
    った具だくさん鍋「鬼子蔵汁(きしぞうじる)」がメインの和食膳をご用意
    します。
    ■温泉■
    檜造りの湯船がある内風呂は開放感がありゆったりとした空間。
        そこから続く露天風呂は男性用は野趣溢れる岩風呂と滑らかな肌触りが特徴の「みかげ
    石」で作られた湯殿、女性用には岩風呂の他、
    暖かな質感が特徴の「檜風呂」が。
        渓流のせせらぎの音を聞きながら、贅沢なひと時を味わう湯浴みをお楽しみ
        いただけます。
    ■マッサージのご案内■
    界では、高い施術レベルの国家資格者によるマッサージをご用意しています。
    温泉後に受けることで血行が促進され、体がほぐれやすくなります。
    また 、ご夕食前なら消化の助けにもなります。
    ぜひ公式サイトからの事前予約をご利用ください。
    食事:朝あり
    夕あり
    料金:1 泊につき 35,145円(税込・サービス料込)一人旅

    なお、館内の昼食サービスなし、食事のルームサービスなし(ホームページより)
    となっていました。
    街での食事処は数が少ないですが、いくつかあります。
    徒歩圏内です。散歩がてらに街を散策するついでに立ち寄るのに、ちょうど良いでしょう。

    【星野リゾート「界」】
    全国に展開する温泉旅館ブランドですが、ホームページによると、

    界の約束
    その1 界は、現代に合った快適性を追求した和の空間です。
    その2 界は、その地域や季節ならではのおもてなしをご用意しています。
    その3 界は、星野リゾートの精鋭スタッフそろえています。
    その4 界は、温泉の本質を伝え、湯治文化を現代に受け継ぎます。

    ということ、ですが、
    「界」のキーワードは、「和」「おもてなし」「精鋭スタッフ」「湯治文化」
    ということのようです。わかりやすい。

    「界 川治」のイメージは、
    全体としては、「京風」「若さピチピチ」「おもてなし」「ひょうたん」「色はシックな黒」という感じです。

    【京風】
    食事処へのアプローチは、通路の両サイドに「犬矢来」(いぬやらい)をあしらった空間を通って行く。
    京都の町家でよく見かける、あの「犬矢来」の竹垣風で演出。しかも、中から明るい光を放っている。窓には館内の影がうっすらと映っていて通路の明るさがいっそう引き立ちます。
    京風の趣で夕食へいざなう演出に料理への期待が高まります。
    さすが、これぞ星野ワールドだ、と感心する。
    夕食は、会席料理で、いろいろと京風の ” 香り ” を感じさせるもので、きれいに仕上がっていて美味しかった。
    味付けは、薄味ながら食べやすく、どんどんイケマス。
    次々と運ばれてくる、洗練されたモダンな逸品のお味に大満足でした。
    それぞれの料理の分量は、程よく、お腹いっぱいです。
    ご飯は、土鍋風のつくりの大鍋で焚かれたものが用意されています。
    食欲旺盛の人で足りない分は、大鍋で焚かれたご飯を詰め込めば大満足でしょう。
    また、大鍋の底には、” オコゲ ” もついていて、それがまた美味しい。
    この世の中に、これほど美味しい夕食があったとは・・・

    スタッフは、「丁寧なおもてなし」と「若さ」いっぱいで感じは良かった。
    また、若い女性スタッフらの対応の良さ、とベテラン高齢者の連携プレーでうまく回っていました。
    親切丁寧で行き届いた教育が伺えました。

    【ひょうたん】
    館内のロビーの照明は、天井から「ひょうたんランタン」がたくさんぶら下がっていて、斬新なデザインの照明で、色とりどりが華やかでした。いい雰囲気を醸し出していました。
    お土産でも、ひょうたん型のコースターがあって、購入しました。
    その、ひょうたん型は、左右対称ではなく、わずかばかり首が傾いていて、その非対称性がいい。
    家で、お茶受け用、コーヒーカップ用として使っていますが、毎日使っても飽きないデザインです。大変すぐれものです。コースターの色は、火にあぶしたような、いい色に仕上がっている。その色具合と非対称の微妙な形のズレ具合が心憎い。気に入っています。
    部屋の窓際の照明も大きなひょうたん型ランタンで、奇抜な印象です。

    【温泉】
    泉質、単純温泉
    効能、神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労、冷え性、痔疾など
    泉質、単純温泉_弱アルカリ性低調性高温泉_45.9℃_pH8.1_塩素消毒・循環ろ過・加温。

    【おなで石( ”リンガ・ヨーニ” 民間信仰)】
     川治温泉郷の温泉街を散策しているとき、「おなで石」(写真参照)を見つけました。
    小さな祠(ほこら)に男根(リンガ)と女陰(ヨーニ)の形をした石の御神体が祀られていました。
    古代からの民間信仰としての生殖器崇拝(性器崇拝)なのですが、それが現代まで引き継がれていることを知り、何か新鮮なものを感じました。
    かなりリアル感があり、新ためて ” 感激 ” したわけですが、現代の世に生きているものにとって、どう受け取って良いものか、” ハタ ” と考えました。
    この民間信仰は、縄文の昔から連綿と続いてきました。それは真面目なものです。
    そして、この石の御神体は、石を神とする考え方が石器時代・縄文時代からあり、それが現代にも 伝えられていることから、なるほどと、納得します。

    ”リンガ・ヨーニ” 信仰は、
    「神聖なもの」として、力の源、創造力、生命力の象徴として崇拝するものです。
    「神聖なもの」として、多産、豊穣、創造、魔除けなどを祈願するものです。

    そういえば、川治温泉郷のほかに、
    同じ栃木県の奥日光の湯元あたりにも、似たようなものがありました。
    栃木県と群馬県の県境に金精山があります。日光湯元の湯ノ湖からその山を望むことができます。
    その金精山のやや下った登山道の鞍部あたりに金精峠があり、そこに金精神社があります。
    その神社に、男根をかたどった石造の金精神が祀られています。立派な御神体です。
    子孫永続、一族繁栄の守護神として祀られてきました。

    この金精峠は、
    日光湯元から沼田に抜ける県境の峠ですが、大昔は、歩いて峠越えしていましたので旅人は、金精神にお参りができました。
    その後、金精トンネルが出来て車で日光湯元から沼田に抜けられるようになり、便利になりました。その代わり簡単に金精神社へ立ち寄ってお参りできくなりました。
    そんなわけで、金精峠を超えてやや沼田寄りに白根魚苑(しらねぎょえん)がありますが、その小高い所に精明神社(金精神社と同じ)が建てられ、男根の御神体の一つを遷座しました。
    それで、今では容易に御神体を拝むことができるようになりました。
    なお、金精峠にある元祖の金精神社の御本尊には、元々の本来の男根の御神体が今も祀られています。かなり古いものですが、やや黒ずんだ姿かたちの石造りの御神体は、その貫禄は十分です。
    しかし、その元祖の金精神社に行くには、金精トンネルの脇からすぐ急登する険しい登山道を登って峠に出なければなりません。ご利益にあやかりたいと願うには、ひと汗かかなければなりません。でも、それなりの価値はあるでしょう。

    ところで、金精神社の由来は、
    千余年前の、垂仁天皇(第11代天皇)の第九皇子である勝道上人(735年~817年)にまで遡ります。
    勝道上人は、日光山の開祖です。少年期から山林修行を行っていました。
    日光山の開基に際し、その最高峰の山を男体山と名づけました。その山頂に日光二荒山神社奥宮を置きました。
    また、隣の山も開き、女峰山としました。
    そして、男体山の山頂から湯ノ湖を眺めると、さらに向こうに金精山が見えますが、
    勝道上人は、この金精山の中腹の金精峠に金精神社を造営し金精神を祭り安置したといいます。

    この ” リンガ・ヨーニ ” 信仰は、本来、男根と女陰が対になって御神体とします。
    ならば、日光山では、女陰はどこにあるのでしょうか。
    一般的に、湖とか温泉が ” ヨーニ ” の象徴として崇められます。そんなわけで、明確ではありませんが、私は、それは、湯ノ湖ではないかと思っています。しかも、そこには、奥日光湯元温泉もありますし。
    また、日光湯元の湯ノ湖からも金精山の頭頂部を望むことができますし。
    その金精山の鞍部の金精峠に金精神社が祀られていることなどから、日光湯元の湯ノ湖と金精神とが対になっているのではないかと思っています。

    また、男体山 → 湯ノ湖 → 金精山と結ぶその延長線をたどると朝鮮半島にいきつきます。
    山林修行者の勝道上人は、元々は皇族なので、その祖先は、朝鮮半島からの海を渡ってきたという話があります。
    そんなわけで、男体山の山頂(日光二荒山神社奥宮)→ 湯ノ湖(女陰)→ 金精神社(男根)の並びが
    ” ふるさと ” 朝鮮半島に向かっている、というのには意味があると思っています。
    そんなわけで、湯ノ湖が女陰の象徴とされているのではないかと想像します。

    さらに、”リンガ・ヨーニ”信仰は、さらに、古代、インドまで遡ることは、よく知られています。
    生殖器崇拝の歴史は古い。
    古代インドではヒンドゥー教の神であるシヴァ神まで遡る。
    インドの最強のシヴァ神の象徴は、男根です。リンガです。シヴァ神妃の象徴は、女陰です。ヨーニです。
    シヴァ神は、生命を生み出し、そして破壊する。シヴァ神は「破壊と創造の神」。
    一般的に、男根と女陰が対になって、その象徴が祀られていることは、知る人ぞ知るインドのヒンドゥー教の ” リンガ・ヨーニ ” 信仰です。
    これは、生命力 = ” 性命力 ” 信仰と私は捉えました。
    その信仰の願いは、多産_豊穣_創造_魔除、また、力の源_創造力_生命力とするものです。
    日本では、その影響と思われる民間信仰の流れが現在まで続いている。
    また、一方では、日本では、縄文時代から ” リンガ・ヨーニ ” 信仰があった、という話もあります。

    その流れが現在に続いていることは、数千年に渡ってそれが続いていることは、驚異的なことで、また信じられないお驚きです。

    なお、
    シヴァ神(ヒンドゥー教)とシバの女王(旧約聖書)とは無関係です。

    まとめ
    ・川治温泉郷は、新緑の渓流沿いに細長く広がる、空気が美味しいところでした。
    ・宿の「丁寧なおもてなし」と「若さ」がいっぱい溢れているいい宿でした。
    ・おもてなし良し、味よし、紅葉よし、で満足でした。
    ・川治温泉郷の民間信仰「おなで石」「 ” なでて ” 子宝恵まれる」に出会い、元気をもらいました。
     その意味するところは、深かった。
    ・一方、日光湯元の「湯ノ湖」は、実は ” 女陰 ” だった。

    旅行時期
    2020年11月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    一人旅
    1人1泊予算
    30,000円以上
    アクセス:
    4.0
    駅から歩いてすぐです。
    コストパフォーマンス:
    3.5
    客室:
    5.0
    広くてよし、景色はよし。
    接客対応:
    5.0
    若い女子スタッフが元気です
    風呂:
    4.0
    食事・ドリンク:
    5.0
    京風の薄味で、量もちょうどよし。

  • 「奥日光秘極の湯 興」は「竜頭の滝」の前という好立地

    投稿日 2015年09月30日

    復興御宿 富双江葉大馬 奥日光秘極の湯 興 日光

    総合評価:3.5

    ご訪問ありがとうございます。
    しかしながら、このお宿は、2022.3.9現在、閉業を確認しております。
    なお、クチコミは、現役稼働中のお宿情報です。
    ご参考までに・・・


    今回、連泊で利用。 宿は、古いですが人気のある「竜頭の滝」がすぐ裏にあるし、その滝の茶屋で軽食もできるという立地条件の良さが魅力です。
    早朝のもの静かなときに茶屋から沢の上の方まで続く遊歩道の散歩が気持ちいい。 やや急な登りですが早朝の運動に丁度よい。

    このあたりには、食事処がないので茶屋での軽食がとても便利で重宝した。 とくに、牛角煮入りの「ちまき」がうまい。おいしくて朝食代わりにもなった。 昼食は、日光湯元の休暇村の宿まで遊びがてらに、よく出かけたけれど、そこの「ゆば牛丼」が安くて美味しかった。 お勧め。

    毎日のように救急車が宿の前の小道をサイレンを鳴らしながら走って行く。 日光湯元温泉方面に向かっていた。 パトカー、救急車、消防車などが一緒で走って行くのもを見た。 それらが都会などでよく見る大型車でなく、みんな小型車で一見「軽」に見えるが・・・   
    奥日光は、山岳道路なので小型車でなければ山道には入れないためなのだろう。 でも毎日のように救急が日光湯元温泉方面に向かっていく。 奥日光は、この季節、結構、事故が多いのだろうか。 奥日光湯元あたりは、特に老人の旅人が多かったし、また、学校行事らしい学童が多かったので、その影響も・・・

    温泉は、本物で日光湯元からの引き湯らしい。 湯船は、広くゆったりとしている。 風呂場の外の小さな庭と湯船を仕切るガラスの引き戸は、開放されていて涼しい風が頭を冷やしてくれて気持ちが良い。 屋内風呂ながらも、ちょっとした露天風呂の感覚が味わえるのがいい。
    夜には、風呂場の庭から強烈なライトが照らされ、夜でもかなり明るいので安心感がある。 快適な ”プチ” 露天風呂でした。

    フロントに女性従業員は、いなかったが宿のマスターが窓口でした。 口数の少ない年配の ”おじいさん” であったが誠実なフロントの応対だった。
    クーラーがないので夏場は、涼しい奥日光でもやはり日中は暑い。 扇風機の利用となる。 部屋と館内の清掃は、やや不十分で従業員が少ないという人手不足感が否めない。

    爽やかな林の中に佇み、すぐ裏に「竜頭の滝」の観光が楽しめる、なかなかいい感じの一軒宿だった。

    旅行時期
    2015年08月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    一人旅
    1人1泊予算
    10,000円未満
    アクセス:
    3.5
    バス停の前
    コストパフォーマンス:
    3.0
    客室:
    3.0
    古いながらも小綺麗
    接客対応:
    3.0
    マスターは物静かな対応
    風呂:
    4.0
    ”プチ” 露天風呂でした
    バリアフリー:
    1.0
    3階建てなるもエスカレーターはない

  • 石垣港離島ターミナルの近くですが、静かなところにあるアパホテル<石垣島>

    投稿日 2018年09月09日

    アパホテル<石垣島> 石垣島

    総合評価:3.0

    このホテルは、八島町の静かな所にあります。 観光客が良く利用する賑やかな「石垣港離島ターミナル」(浜崎町)側から眺めると、港湾を挟んだ向こう側のフェリーターミナル側にあります。 このターミナルは、「フェリー・よなくに・乗り場」(八島町)です。 ホテルから歩いてすぐです。 与那国島行きフェリーを利用するには、ホテルから近いこの乗り場が便利です。 ちなみに、石垣島~与那国島のフェリー運賃は、片道 3,550円、所要時間は、4時間~4時間半。 飛行機ならば、石垣島~与那国島は、安くても片道7,400円、所要時間は35分ですが、フェリーだと時間はかかりますが半額です。 時間的余裕のある場合とか、船旅がお好きな方にお薦め。

    このホテルは、部屋がやや狭いつくりになっています。 部屋には、フロント連絡用の電話器が置いてありません。 フロントの係は一人です。 チェックアウトのとき、ガギをフロント横のボックスに投入する形になります。 合理化が進んでいて、やや味気ない雰囲気ですが・・・。  料金は、季節によってかなりの差があり、今回は、冬場の閑散期のせいか安く利用できました。 飛び込み利用の素泊で 5,040円だった。 ビジネスに徹した、また、アパグループ独特の ”クセ” のある経営、そんな雰囲気を感じるホテルでした。

    ホテルは、港の前の海が見える場所に建ってっていますので、窓から見える部屋にあたればラッキーでしょう。 この辺りでは、比較的新しいホテルです。 歩いてすぐにある与那国行きフェリー乗り場に、お安い食堂ありますのでお薦め。 穴場の食堂です。 空いています。 他に、ホテルの近くにコンビニとドラッグストアがあるので便利です。

    - - - 追伸 - - -
    このホテルを利用したキッカケは、別に私が滞在で利用している宿が、とある事故で利用できなくなってしまった。 そのとき、急遽、利用しました。 夕方、滞在していた宿から出かけようとしたとき、部屋の扉を閉めたら内側からロックがかかり再度開かなくなってしまった、というアクシデントに遭遇した。 閉め出された恰好になるわけです。 このようなケースは、普通の住宅でも時々あるようです。
    ドアを閉めた瞬間にドアガードのU字ロックがパタンと倒れた。つまり、ドアが自動的にロックしてしまった。 よくよく調べたら、ドアガードのU字ロックの構造に問題があった。 普通のU字ロックは、支点部分がやや堅くなっていて簡単にパタンと倒れないのですが、そのドアガードのU字ロックは、支点部分の ” 引っかかり ” がなく、スムーズに動くようになっていた。 これでは、扉を閉めたとき、勢いでU字ロックが自動的にかかってしまうことがある、ということが分かった。 早くいえば、設計不良です。 ちなみに金具には、「YKK」というマークが刻まれていた。 気をつけ付けなければと反省仕切りでした。
    翌朝、滞在先の宿のドアーガードの修理が終わった、との連絡が入ったので宿に戻ることができました。

    - - おまけ - - -
    一般的な住宅で、暑い季節などのとき、風通しのためにドアを半開きにしていおくことがありますが、このタイプのドアーガードは、簡単にロックが解除でき部屋に侵入されます。 ドアの「半開き」というのは、カギをかけていないドアと同じです。 どうぞ、ご注意を!!

    旅行時期
    2016年12月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    一人旅
    1人1泊予算
    7,500円未満
    アクセス:
    3.0
    石垣港離島ターミナルの向こう側にあるのでやや不便
    コストパフォーマンス:
    3.0
    シーズンによっては高めの設定のときがある
    客室:
    3.0
    接客対応:
    2.5

  • 秋田県大館の開湯125年の歴史的「日景温泉」が再開、そして”刺さった喉の小骨”

    投稿日 2019年08月23日

    日景温泉 大館

    総合評価:4.0

    秋田県大館市の「日景温泉」は、一時閉館しましたが、地元、大館市の「株式会社 割烹きらく」によって再開され、2017年10月1日にリニューアルオープンしました。
    宿の名前も、白神矢立 湯源郷(しらかみやたて とうげんきょう)の「日景温泉」(ひかげおんせん)として新たに発足しました。
    なお、「白神矢立 湯源郷」の「湯源郷」は、「桃源郷」のイメージを重ね合わせたものと思われます。

    宿の場所は、秋田県大館市から青森県弘前へ通じる国道7号が県境を分ける矢立峠のすぐ近くにあります。
    1893年(明治26年)開湯で125年もの歴史を誇る老舗の一軒宿です。
    ” 日景温泉よ! もう一度 ” という愛好者の熱い気持ちと、地元の ”残してほしい歴史的温泉” の声に応え、やっと、よみがえりました。

    場所は、JR陣場駅(奥羽本線)で下車して、国道7号を北に進み矢立峠方面へ向かいます。 ゆるい坂道を少し歩くと、やがて「下川橋」の道路標識が見えてきます。 橋を渡るとすぐに、バス停「日景温泉入口」が見えます。
    さらに、「日景温泉」の看板があり、そして「日景温泉入口」の道案内が見えたら、小道を左に入ります。 その舗装された狭い山道をさらに登っていくと、やがて、宿が見えてきます。
    山道に桜の木々が並んでいますので、春になれば、さぞ、見事な散策路になるでしょう。
    そして、「日景温泉」の大きな看板を横に見ながら少し進むと、もうここは、森にシッカリ包まれた山の中の隠れ宿です。 ここまで道に迷うことはありません。
    そして、宿の手前の大湯沢川にかかる「ひかげばし」を渡れば宿の境内に入ります。
    JR陣場駅からここまでの間、周りの林を眺めながらの散策は、山奥の秘湯にはぴったりです。 凛と身が引き締まる思いです。
    「ひかげばし」を一歩踏み込めば完全に日景温泉の空気にドップリ浸かり、もう温泉に入った気分です。 なんとも爽やかな、そして、これから始まるであろう新たな期待と喜びでいっぱいになります。
    ここまで、JR陣場駅から 3 Km 徒歩45分。
    なお、JR陣場駅から宿まで無料送迎があります。 また、JR碇ヶ関駅からも無料送迎があります。

    ところで、宿のホームページによりますと、
    【 一人旅、湯治滞在におすすめ、デザイナーがこだわったのは、飾らない素朴な部屋作り。 旧日景温泉の面影を客室に残しながら、無駄のない和の様式美と、窓から望む自然美を融合させ、日本の伝統を改めて感じることができる空間に仕上げました。 一人旅、湯治の長期滞在のお客様に人気のお部屋です。 】
    との案内があり、一人旅、湯治客も歓迎されています。 気に入りました。
    東北の多くの温泉宿が、伝統的な湯治の温泉文化を守りがらも健在であることが嬉しい。
    そんなわけで即申し込みました。

    今回、利用したプランは、
    ・プラン 2連泊以上湯治プラン ★2018年12月31日まで★
    ・部屋  和室(一人旅・湯治にお得な湯治用客室)
    ・食事 1泊2食付
    ・食事  朝食 夕食(軽食の少なめ)
    ・費用  《期間限定》10,500円+税
    ・送迎  陣場駅から送迎車あり
    ・昼食   別途注文 1食につき 1,000円+税
    宿には食堂なし、昼食メニューなし、とのこと

    今回利用したのは、開湯まもない期間限定のサービスプランらしく、料金は大変リーズナブルでお得感がありました。

    宿の案内では、
    【 大浴場も独り占め、日帰り入浴ではいつも混み合う日景の大浴場・露天風呂も、ご滞在なら、人も時間も気にせずゆっくりと秘湯を独り占めできます。
    ご滞在のお客様限定の展望露天や、貸切家族風呂を心ゆくまでお楽しみください。 】
    とあり、まさに、その通りでした。 おかげさまで湯治をタップリと楽しみました。

    日景温泉の施設の全体が、木のぬくもりを感じられる空間にできています。
    食事処には、大きな秋田杉のテーブルが ”でんー” と置かれ、名物の大館曲げわっぱを使った食器、また地元の沼館焼の食器で食べる食事は一味違います。
    宿泊棟にも秋田杉がふんだんに使用されていて落ち着いた空間を醸し出しています。 特に、浴場「ぬぐだまる湯っこ」は、骨組みに釘一本も使用していない総ヒバ造りは、圧巻です。
    館内は、広大で、増改築を重ねられた様子がうかがえます。 廊下が迷路のようなつながっている老舗の一軒宿です。 宿の規模が大きいので館内は、歩くと下手をすると迷います。

    客室にテレビはありません(携帯電話の通話可、Wi-Fi完備)
    ラウンジに古風なストーブがありますが、それが良い演出になっています。
    立派な図書室があり、また、懐かしい卓球室がありました。
    宿の景観や木のぬくもりを感じながらレトロな空間を過ごす時間は最高です。

    部屋は和室(一人旅・湯治にお得な湯治用客室)でしたが、湯の蛇口の温水が濁っていました。 錆っぽい色で、しばらく流してみましたがとれませんでした。
    一方、水の蛇口の水道は、きれいでした。配管の鉄錆のような印象です。

    宿の自然環境は、申し分ありありません。 沢と森と山と静寂に包まれた、空気の美味しいところです。 ここは、外界から遮断された ” 湯源郷 ” の世界です。 自然を十分味わうことができます。
    ” 何もない ” これこそが一番の贅沢なおもてなしではなかろうか。

    「日景温泉歴史資料館」がありました。
    併設する資料館には、かつて宿を訪れた彫刻家の高村光雲や、政治家の犬養毅などの書を展示されていています。 まだ、整理が十分でありませんが、見ると歴史の重み感じる重厚なものです。
    また、「江戸押絵羽子板飾り」の展示もあり、これぞ ” 日本の美 ” でした。
    羽子板美人に見とれました。 素晴らしい作品です。

    大工さんが二人ほどでメンテナンスをしていました。 木造の老朽化が進んでいますので、常にお手入れを欠かせないのだろうと思います。 おかげさまで、いい宿を利用することができました。
    また、大工さんは、地元の人なので秋田弁の方言があたたかい。 山深い秋田の秘湯にやってきたんだ、との思いが沸き立ちます。
    温かい温泉がぬくいように、心もぬくいようになります。

    宿のメインの温泉は、「ぬぐだまる湯っこ」ですが、
    秋田弁で「ぬぐだまる」+「湯っこ」。
    温まるお湯、ということでしょうか。

    インターネット環境は、あります。 Wi-Fi は、WPA2と、セキュリティーもシッカリしています。
    また、スピードは、早いです。 客が少なかったのでなお早い。 快適でした。
    ドコモのデータ通信端末も持参しましたが電波が弱いながらも使えました。

    この宿は、以前は、「日本秘湯を守る会」の会員でしたが、 リニューアル後の今は、会員ではありません。
    でも玄関には、その名残りを感じさせる白い提灯がぶら下がっていました。 銘は、「白神矢立 湯源郷の宿」となっていました。

    ところで、
    「白神矢立 湯源郷 日景温泉」という新たな命名の由来を推察すると、
    「白神」は、温泉が白神山地の東端の入口にあること。
    「矢立」は、矢立峠の界隈にあること。
    「湯源郷」は、桃源郷のイメージに重ねたこと。
    「郷」は、近くにいくつかの温泉が寄り合い温泉郷になっていること。
    矢立峠界隈に、「日景温泉」「矢立峠温泉」「矢立温泉 赤湯(長期休業中)」と3カ所あります。

    日景温泉は、1889年(明治22年)、ここから遠く離れている福島県の磐梯山の噴火に伴う地殻変動により湧き始め、1893年(明治26年)に地元の名士の日景弁吉氏によって温泉が開発されました。
    彼は、矢立峠を結ぶ道路づくりに携わったり、学校の創設、病院に関わったり、養蚕・織物・杉苗の栽培、などの産業を興したり、県議会議員を12年間務めるなどの活躍をした地元の名士です。
    その後、日景温泉は、今日まで続くわけですが、つい最近、一時、閉館しました。 しかし、国の援助と「株式会社 秋田銀行」と地元「株式会社 割烹きらく」の連携プレーが功を奏し、無事に再開されるに至ったたわけです。
    国の「平成29年9月28日 総務省 地域循環創造事業交付金を活用した民間宿泊施設に対する事業性評価融資の決定」がなされたので一気に事が進んだようです。
    しかし、地元「株式会社 割烹きらく」の、地域の伝統の火を守る深い思いが、歴史的な「日景温泉」を存続させました。 その功績は、大きいと思います。 大変に喜ばしい事です。


    ところで、話が変わりますが、
    少し昔の事ですが、ここ日景温泉の近くに鉱山がありました。 地元の人とか鉱山労働者たちも、温泉を楽しみに利用していました。
    時代は進み、太平洋戦争の末期になると、ここ日景温泉の近くの鉱山で大きな出来事が起こりました。 当時、秋田県北秋田郡花岡町にあった鉱山です。 そこで事件があったのです。
    それは、強制連行により中国から連れてこられた人々を虐待したという、いわゆる「花岡事件」として知られています。

    時は、第二次世界大戦中の最終盤のことです。 日本では、太平洋戦争の敗戦の間際でした。
    そのころ、日本は、軍需増産による労働力不足を補うために多数の中国人を強制連行し、全国各地に鉱山、土建、港湾など全国135事業所で過酷な労働を強いていました。 全国で約4万人の中国人を強制連行し、約7千人が命を落としました。

    その中の一つが花岡鉱山でした。
    花岡鉱山は、当時、日本有数の銅鉱山でした。 重要な軍需物資の銅をはじめその他の鉱物の大増産命令が下っていました。
    日本の春も過ぎ初夏に入る日本のもっとも良い季節に向かおうとしていました。
    日本の敗戦間際の1945年6月30日「花岡事件」が起きました。

    「鉱山があった秋田県の花岡には約千人の中国人が送られ、1945年6月30日、過酷な労働と暴行と食料不足に耐えかねた中国人が一斉に蜂起。 しかし、蜂起は失敗し、その前後の虐待や拷問で400人以上が死んだ」(2009年12月15日 朝日新聞 朝刊)とあります。
    花岡に送られてきたグループは、鉱山に直接たずさわる労働ではなく、坑道の真上を流れる川が陥没し坑内が氾濫した大事故がありました。 それで川の流れの変える土木作業のためでした。

    作業は、厳しく、食事も満足に与えられず過酷な労働で死者が続出した。 ついに耐えかねて一斉蜂起に立ち上がった。だが残念ながらかなわず、その結果、残虐な仕打ちを受け、さらに殺された。 また、その後も、鹿島組の強制労働と虐待は8月15日(天皇の玉音放送)以後も続いた。
    最終的に、約4割もの中国人が犠牲になったという痛ましい事件だった。
    1945年6月30日の「花岡事件」は、日本のもっとも ”熱い日” になった。

    戦前戦後の境目の、絶対主義的な明治憲法が、民主主義の今の憲法に移行する過程の複雑な時代でしたが、裁判になりました。
    当時の司法(秋田裁判)は、ほう起した中国人指導者らを有罪としました。 一方、アメリカが開いた横浜軍事裁判は、鹿島組関係者4人と大館警察署の2人の計6人に、BC級戦犯として有罪判決を下しました。 そして、その後も裁判は続き、和解もありましたが、事は複雑で簡単には決着がつきません。
    戦後、当時の社会が混乱していた時代での事件は、複雑でしたが、ずーっと時代は下がって、
    2000年に和解。
    しかし、和解の過程に、強く疑問を持った当事者が、事件から数えると56年目にあたる
    2001年8月、花岡事件の「屈辱的和解」に反対する声明を出した。その後、紆余曲折するも、当事者は、
    2015年6月、日本政府に対し計約7,150万円の支払いを求める訴訟を起こした。 同事件に絡んで日本政府を訴えるのは初のケースとなる。
    2019年1月29日、大阪地方裁判所は、請求を棄却するも、当事者は控訴した。
    そんなわけで、裁判は、まだ、現在に続いています。

    そして、一斉蜂起した「花岡事件」から74年を迎えた同じ一斉蜂起の日の
    今年2019年6月30日、
    大館市花岡町の十瀬野公園墓地で中国人殉難者慰霊式が行われた。 遺族を含む中国の関係者や大館市民ら約220人が参列。 犠牲者の冥福を祈り、平和と友好を誓った。

    この「花岡事件」を含め、現在の日本・中国・韓国の間に生じている極東アジアの国際情勢は、複雑怪奇ながらも重要な問題です。
    中国との尖閣問題、韓国との徴用工問題と慰安婦問題と竹島問題、などがあります。
    戦時処理と戦後の外交関係で決着がついているものあり、はっきりしないものもありますが、例え国際的に決着がついていても、やはり、それぞれの国民の心としては、納得していない、ということがうかがえます。

    そういう意味で、日本としては、
    ”刺さった喉の小骨”がとれないのが今の状況といえるのではないでしょうか。 刺さった喉のキズが膿んで、将来に向かって大事に至らないことを願うばかりです。
    そういう意味で、今でも戦後は、まだ終わっていないといえます。 現在も戦後は続いています。
    日本・中国・韓国の間の政治的経済的力学が働くこれらの国際問題は、未来にも続きます。
    問題解決には、日本をはじめとする当事国間の努力と知恵が、もっともっと必要なようです。


    最後に、
    宿の季節は春でした。 到着した頃は、まだ肌寒かったのですが、何日かしたら急に暖かくなり、カメムシが出てきました。
    部屋には、ほとんど入り込まなかったのですが、廊下に出てきました。 木造作りで宿の基本構造が古いので、やむなし、ということかもしれません。
    退治するコツは、ガムテープです。 廊下にガムテープが用意されていました。
    そっと、くっつけてから折りたたむ。 決して、虫に力を加えないようにします。 ”そっと” がコツです。
    原則どおりやらないと、”毒ガス” を発射されます。 カメムシの ”屁” は、強力ですからね・・・
    山に囲まれた自然いっぱいの日本の良き田舎の自然環境ならではの、カメムシ君たちのお出ましでした。

    湯治の温泉文化を引き続き守ってくれた、なかなか味のあるリニューアル後の「日景温泉」でした。
    いつまでも、残して欲しいお宿です。
    玄関横に、昔懐かしい、丸い胴体の赤い郵便ポストがまだ現役で稼働中でした。
    レトロな赤いダルマ型郵便ポストが「日景温泉」には、よくお似合いです。

      ー おわり ー

    旅行時期
    2018年03月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    一人旅
    1人1泊予算
    12,500円未満
    アクセス:
    3.0
    コストパフォーマンス:
    3.5
    客室:
    4.5
    接客対応:
    3.5
    風呂:
    4.5
    食事・ドリンク:
    3.5

  • 徳島は祖谷の「ホテル秘境の湯」、深山幽谷に突如 ”祖谷城” が・・

    投稿日 2015年09月30日

    祖谷渓温泉 ホテル秘境の湯 祖谷渓・かずら橋・大歩危

    総合評価:4.5

    前々から気になっていた祖谷へ乗り込んだ。 山間部に点在する生活圏は、道が狭く車のすれ違いも難しいところが多く、大雨・大雪などがくれば道は閉鎖される厳しいところ。 そんな祖谷の山奥に「ホテル秘境の湯」があった。 車で走って来たら山間部に突如、”お城” のような大きいホテルが現れたのには驚いた。

    ホテルには、大きな屋内温泉浴場と小さな露天風呂があり、いい感じの造りでした。 温泉のある館の方には、食堂もあり夜もやっているので便利です。 そして、ホテルの入口あたりに道の駅があり、土産物があり軽食も利用できます。 山深いので、夜、近辺には、食事をする所はありません。 館内は、広大なので道に迷いやすい。 そして、ホテルの朝食夕食がおいしくて申し分ない。

    丁度、お盆だったので、恒例の阿波踊りのイベントがあり、盛り上がった。 また、それに合わせて、フロント嬢は、艶やかな浴衣の出で立ちに身を包み、フロントの男性も着物姿での演出で雰囲気は最高潮。 いい感じのホテルになった。

    宿の下の方に公園があり、渓谷を散策できる。 また、「モノライダー」のお遊びもあり楽しめる。 いわばモノレールの遊戯設備ですが、山すそをめぐりながら雄大な景色を楽しめる。 公園の入口に売店があり、地元の畑モノが手に入る。 なかなか面白い公園だ。

    高松方面に帰る途中に、とある道の駅でニホンミツバチの蜂蜜を売っていた。 超健康食品の貴重なニホンミツバチの蜂蜜なのでこれは是非と思って買った。 それも「巣蜜」を手に入れた。 蜂蜜の中に小さいながらも蜂の巣が入っている。 その巣を食べることが出来る。 甘さはほどよく大変うまかった。 熊になった気分。 クマタカになった気分。 このとき、四国では、ニホンミツバチの養蜂が盛んであること知った。 なお、街でよく売られている一般的なものは、ほとんどがセイヨウミツバチの蜂蜜です。

    今回は、西祖谷の中心部を旅したが、さらに、東祖谷があり、さらにその奥に入れば、奥祖谷、剣山もある。 祖谷地域は、地形的にも深い。 また観光的にも大変に奥深い。 さらに挑戦をしてみたい深山幽谷の温泉と渓谷でした。


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    4T旅行記 もあります。ご参考まで。

    「 お盆に徳島の ”「祖谷」秘境テーマパーク” へ♪ようこそ♪ ~異次元の世界に迷い込む!!~ 」
    < https://4travel.jp/travelogue/11297876 >

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    旅行時期
    2015年08月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    一人旅
    1人1泊予算
    20,000円未満
    アクセス:
    2.0
    やはり車がいい
    コストパフォーマンス:
    3.0
    トップシーズンだったのでそれなりに・・
    客室:
    3.5
    今回、シングルだったのでやはり少々窮屈
    接客対応:
    4.5
    笑顔で親切に応対、フロント嬢は生き生きしていた
    風呂:
    4.0
    小さいながらも露天あり、夏はややぬるめに調整される
    食事・ドリンク:
    4.5
    量も程よく、味もよかった
    バリアフリー:
    3.0
    玄関は段差なし、エレベータあり

  • 道北”歌登の奇跡”「うたのぼりグリーンパークホテル」(枝幸町)は捨てがたい

    投稿日 2017年01月16日

    うたのぼりグリーンパークホテル 枝幸・中川・音威子府

    総合評価:4.0

     このホテルは、道北のオホーツク沿岸から内陸に奥深く入った山里にあります。 ここの枝幸町歌登地区は、北海道でもかなりの僻地っぽいところで、ホテルの周りは、何もない不便なところです。 その代わり山と森と清流に囲まれた大自然があり、そして静寂さがあります。 このあたり一帯は、「うたのぼり健康回復村」として整備されていて、その「村」の中心部にホテルがあります。 大変に健康的なところです。 そして、こんな何もないところに大きなリゾート施設と立派なホテルがあることに感激しております。 しかも、都会の喧騒と無縁な、静かな環境の中にあるのがいい。

     このホテルは、枝幸町の直営施設なので安心して利用できます。 ホテルの前には、ゴルフ場、遊園地、コテージが広がっています。 そして、ホテルの裏山全体が、ひと山まるごと「うたのぼり健康回復村」の施設にもなっています。 自然環境を十分生かした施設になっています。 大自然を利用した、そのスケールの大きさに驚かされます。 ちょいと山に入れば、きれいなお花畑の広場、パークゴルフ場、キャンプ場などなど、いろいろなものが用意されています。 この雄大な規模の施設をみると ”スゴイ” の一言に尽きます。 山奥に入るには、車が必要なほど広々としています。 そして野鳥も多くて ”ピーチクパーチク” と、盛んにさえずっていて良い自然環境です。 都会の喧騒から離れ、遊んで食べて泊まって心身をリフレッシュできる ”静かなリゾート” です。 山の頂上は狭いながらも広場があり、小さな池があり、そして山並みの景色が広がります。

     ただし、ずーっと昔、約10年前の2007年7月に利用したときはそうでしたが、今は山の奥の方では手入れがあまり行き届いていませんでした。 昨今の不景気な経済情勢の反映なのでしょう。 でも、ホテル周辺のゴルフ場、遊園地、広場、遊歩道などは、比較的よく整備されています。 ホテルのすぐ裏にコテージがあり、その周辺を一回りすることができ、散策にはちょうど良いです。 また、さらに「うたのぼり健康回復村」の裏山に登ってみればちょっとしたトレッキング体験となり、良い運動になります。 また、車で入ることもできます。 山頂まで行くことができます。

     このホテルは、古いながらもなかなか快適です。 北海道でも、地方のホテルとしては、本格的な造りで、フロント、レストラン、エレベータ、温泉などなど、きちんとしていますし通常のシティホテル並みです。 となりに大きな体育館のような建物が付属していますが大規模な大広間のようです。

     今回利用した部屋は、「部屋タイプ:【新館】シングル(13㎡)、朝食夕食付きで7,300円(税込)」と、大変にリーズナブルでした。 窓は大きくて明るいし、外を眺めれば緑いっぱいの山と森が見渡せる、なかなか快適な洋室です。 落ち着いた雰囲気です。 昼食は、レストランを利用しました。 お風呂は、大きい真湯浴槽と小さな温泉浴槽があります。 温泉浴槽は、炭酸水素塩泉で加温・加水・循環。 源泉は、すぐ近くの「元湯朝倉温泉」からの引湯です。

     この「うたのぼり健康回復村」は、 ”小さな” 自治体による、手作りの ”大きな” リゾート地です。 その歴史は古く、枝幸町と合併する前に存在していた旧 「歌登町」時代に遡ります。 42年前の1975年に「南宗谷健康回復センター」としての開業が始まりで今日に至ります。 これはすごい。 昨今の大リゾート地のはしりが大昔からすでにやっていた。 地方の小さな自治体がそんな昔から総合的リゾート施設を作っていたことに驚きを感じます。 こういう形のリゾート地は、全国的に見ても珍しい。

     ここの町営のホテルは、昔、大幅な赤字営業だったらしいのですが、指定管理者を「NPO法人健康保養ネットワーク」(札幌)になってから再建されたようです。 その再建の ”隠し技” の一つは、タイ人観光客の呼び寄せに成功したこと。 一時、年間2,000人に迫るタイ人が殺到し、北海道の ” 歌登の奇跡 ” とマスコミに騒がれました。 二つ目は、日本文化の体験というテーマを企画し、居ながらにして日本文化を丸ごと体験できる催物を用意して滞在中に矢継ぎ早やにやるという、精力的な活動にあったようです。 例えば、「鮭の解体ショー」、「流しそうめん」、「寿司にぎり体験」、「もちつき体験」などなど、てんこ盛りの企画だったそうです。 これがタイ人観光客に大いに受けたとのこと。 しかし、「NPO法人健康保養ネットワーク」(札幌)は、2015年8月に、ゆえあって倒産。 現在は、町が直接運営しているもようです。 今は、静かなホテルに戻っています。

     そんなわけで、今回2016年6月行ったときは、館内には ”タイ” の面影はすでになく、” やけに静かだなあ- ” と思ったら ” そうなんやー ” と、後で調べて分かったのでした。

     ところで、私は、目的地に到着する過程のドライブを、”これも旅” として重視していますが、北海道では、国道よりも山間部を走る道路が好きで、隠れたすばらしい自然に出会うことが多いのです。 そのコースひとつとして、道央と道北を結ぶ内陸の山間部のドライブコースです。 下川町 - 枝幸町を結ぶ 100Km にも及ぶ長距離の、ステキな内陸部のコースを時々利用しています。 下川町 -(60号)(49号)- トロッコ王国(美深町仁宇布) -(120号)- 歌登 -(120号)- 枝幸町 を結ぶラインです。 新緑に囲まれ、そして、北海道の ” デッカイドウ ” を感じる、すばらしいコースです。 しかも、車は、ほとんど走っていなく ” 私の専用道路 ” みたいな感じでドライブは、とても快適です。この間、宿がほとんどありません。 唯一ホテルらしいのが、この 「うたのぼりグリーンパークホテル」のみなのです。 このホテルは、長旅の道中に一息入れることができる宿として貴重な宿です。 宿泊せずとも、途中の休憩として、レストランで食事と温泉で一息入れる楽しみもあります。 そして、「元湯朝倉温泉」が歩いてすぐにあり、体にまとわりつく ”泡ぶくぶく” という本物の炭酸泉も堪能できます(ただし、現在、土曜日と日曜日のみの限定営業に注意)。 そして、広大な「うたのぼり健康回復村」が散策できるし、ゴルフもできる、という健康的な利用もあります。

     まとめとして、 
    ○ありえない山里の快適なホテルでゆっくりと宿泊できる。 
    ○すぐ近くの本物の温泉「元湯朝倉温泉」に入れる。 
    ○「うたのぼり健康回復村」の散策と野鳥観察とゴルフで健康的。
    ○長い道中での一息入れる休憩に丁度良い。
    などなど、このホテルの利用価値は大きい。

     今回、北海道でも相当な僻地にもかかわらず、ありそうもないところに、こんな快適な宿があったことにあらためて感激。 なかなか捨てがたい気になるホテルでした。 これぞ、 ” 歌登の奇跡 ” だと、私は思っています。

    旅行時期
    2016年06月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    一人旅
    1人1泊予算
    7,500円未満
    アクセス:
    2.0
    車なら、稚内より国道238号線で2時間30分、旭川より国道40号線で約3時間
    コストパフォーマンス:
    5.0
    お安いです。2食付きで7,300円(税込)
    客室:
    3.5
    古いながらも綺麗で清潔
    接客対応:
    3.0
    営業体制が新しいためか、ややぎこちない。
    風呂:
    3.5
    ややカルキ臭がします。
    食事・ドリンク:
    3.0
    明るい食堂で頂きます。

  • 奥多摩町の ”おもてなしの心”「山荘 鉢の木」はサプライズだった

    投稿日 2015年07月28日

    山荘 鉢の木 奥多摩

    総合評価:4.0

    古くは、「鉢木(はちのき)」の話、「いざ鎌倉」の昔話に、ちなむ宿です。 宿は、奥多摩町の中心地にあります。 日原街道入口にある民宿風の宿です。 奥多摩駅(旧・氷川駅)から歩いてすぐと大変よい位置あります。 宿に入ると、奥多摩の山に詳しい女将さんが、元気に案内してくれます。 登山、トレッキングなどで親切に教えてもらえそうです。

    今回、素泊まりで利用。 格安です。 駅周辺には食事処のお店がちらほらあり、また、宿の近くにコンビニもありますので便利です。 宿は古いですが、部屋はとてもきれいで、明るさいっぱいの快適な宿。 渓流沿いに建っているので、風がさわやかで涼しかった。 部屋は、きれいに整えられ、こざっぱりした感じが気に入りました。 窓を開ければ、渓流沿いに立つの木々のこずえの揺れがさわやかで、新緑に目には青葉がしみます。

    今回、何十年ぶりかの奥多摩でしたが、町は、あまり変わっていないようでした。 でも、奥多摩湖は、多くの人で賑わっていました。 ドライバー、オートバイ、サイクリング、山登り、キャンプ、温泉客とかで・・・。 奥多摩には、温泉宿がたくさんあります。 みんな最近できたようですが・・・

    この奥多摩駅は、東京の西の外れの終着駅なので、みなさん興味があるようで、休みの日は、あっちこっちからやってきます。 結構な混雑で驚きでした。 奥多摩湖などをめざして・・・。 ターミナル駅というと、何かロマンを感じるようですね。 人が集まります。 北海道の最北端のターミナルの稚内駅でもそうでした。 賑わっていました。 そして、この宿の駐車場から見る風景を見ても分かるように、奥多摩町は、山岳の町だった。 どこを歩いても山登りで一汗かかねば行けません。 そして、町の裏道では時々、熊も ”散歩” しているようです。 れっきとした本物の ”東京産の クマ公” です。 これも驚きです。

    サプライズとして、実は、この宿は、日原川の断崖絶壁に造られた宿だった。 建物は、谷底から建てられていました。 道路沿いの玄関から宿に入ると落ち着いた明るいロビーがあり、そこは”1階”に見えますが実は、4階だった。 今回、”3階”の最上階の部屋に案内してもらいましたが、実は最上階は6階だった。 宿は、日原川の渓流の崖に谷底から這うように上に向かって造られていました。 正確には、6階建て風というべきか・・・。 しかし、すごい造りの宿で驚きだった。
    旅はいつも ”サプライズ” でいつも新しい発見があります。 これが私の心を興奮させる。

    日曜日だったせいもあって奥多摩周辺はどこもメチャ混んでいました。 これも意外でした。 ”奥多摩なんて” と ”バカ” にできない。 ここは、東京の人気のスポットと知りました。
    今回、なんだかんだで、あたらしい東京の再発見でした。 東京サプライズの旅でした。

    旅行時期
    2015年05月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    一人旅
    1人1泊予算
    7,500円未満
    アクセス:
    5.0
    奥多摩駅から徒歩5分
    コストパフォーマンス:
    5.0
    格安です
    客室:
    5.0
    そよ風がよく通り、明るい部屋だった
    接客対応:
    4.0
    女将さんが親切です

  • 気さくな若い女性オーナーの心遣いが嬉しい「ゲストハウス AloAlo 宮古島」

    投稿日 2018年04月22日

    ゲストハウス AloAlo 宮古島 宮古島

    総合評価:3.5

     宿は、小さいながらも若い女性オーナーの方が元気に切り盛りしているゲストハウスです。 オーナーの細やかで丁寧な対応と、そして旅人の心をよく知っている対応で、そして、よく気がつく方なので安心です。 宿は、キビ畑の真ん中にある比嘉地区の閑静なところにあるのがいい。 気に入っています。 また、この地区は、高台にありますので景色が良くて気持ちが良い。

     ところで、宮古島は、数万年以上前に珊瑚や貝殻などが堆積した琉球石灰岩でできています。 島には、山とか川がありません。 そんなわけで宮古島にとって水は、大変貴重なものです。 水は、雨水を地下で貯めて使ってます。 琉球石灰岩の下は、水を通しにくい島尻層泥岩の地層が横たわっていて、地下水は、この地層の上に蓄えられる形になっています。 また、島は、北西から南東の方向に走る断層があり、宮古島は、その数条の断層に沿って地下水脈があり海に流れ出しています。 その流れを地下で堰き止め、地下ダムが作られています。 水は、その地下ダムの水を水源にしています。

     宿は、そんな断層の縁のやや高台のところにありますので見晴らしが良い。 畑の真ん中なので外灯が少なく、夜になると星空がよく見えます。 宿は、個室になっていますので安心です。 よくあるドミトリー形式の相部屋ではありませんので使い易い。 キッチンは、共同です。 ガスレンジ、電気釜、電子レンジ、ポット、コーヒーメーカー、それと、醤油など調味料もあり、なんでもありで心配はありません。 やはり、共同ですが、風呂、シャワー、電気洗濯機などがあり、特に、普通のゲストハウスでは設置されていないお風呂があるのは、オーナーの心遣いの一つで、旅人の気持ちに寄り添っている造りになっています。

     周辺での私のお気に入り近隣スポットは、「東平安名崎」(ひがしへんなざき)、ゴルフ場の「オーシャンリンクス宮古島」、「宮古島温泉」などです。 「東平安名崎」は、日の出の撮影スポットとして最高です。 今回、生憎、地平線に雲がかかってしまい、綺麗に撮れなかったのが残念でしたが、次回が楽しみです。 お薦めの食事処は、「オーシャンリンクス宮古島」(城辺保良940-1)です。 ここは、ゴルフ場ですが、ここのレストランが最高です。 そのレストランからの大海原を見渡せる展望の素晴らしさは、息を飲みます。 海の遥か彼方の180度の地平線が一望でき、しかも、それが、少し「孤」になっているのが分かるほどです。 ” 地球は丸かった ”
     また、ここから日本100景の1つに数えられる「東平安名崎」を遠くに望むことができます。 胸のすくような雄大な景色を眺めながらの食事は、きっと、宮古島観光の素晴らしい思い出になること間違いなしです。 ゴルフをしなくても食事だけでも十分に満喫できます。 隠れたお薦めスポットです。 「宮古島温泉」は、次回の楽しみに回しました。 河川のない宮古島では、水源の確保として地下ダムが必須ですが、その「地下ダム資料館」も宿から近いです。 ここは、必見の価値があります。 水なくして生きていけませんが、宮古島では、どうしてんの? を知るためにも重要です。

     時には、男性スタッフによる三線が「ポロロンロン」とはじかれ、それに合わせて女性オーナーの宮古島民謡の美声が響き、島の雰囲気を演出してくれる時もあります。

     ところで、AloAloとは、ハワイ語で ” ハイビスカス ” の意味だそうで、あの情熱的な深紅の花のイメージが、常夏の宮古島の「ゲストハウス AloAlo 宮古島」には、お似合いです。 なお、沖縄の宿泊施設「AloAlo沖縄」とは全く関係ないそうです。

    旅行時期
    2017年02月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    一人旅
    1人1泊予算
    5,000円未満
    アクセス:
    3.0
    畑の中の小さな村落なので場所がやや分かりにくい
    コストパフォーマンス:
    4.0
    大変にリーズナブルです
    客室:
    3.5
    小ぎれいに整っています
    接客対応:
    4.5
    好感のもてる丁寧な説明でした

  • 北海道は大沼公園、芸術的な宿の(旧)「クロフォード・イン大沼」に感動

    投稿日 2015年09月30日

    函館大沼 鶴雅リゾート エプイ 大沼・駒ケ岳

    総合評価:4.5

     (旧)「クロフォード・イン大沼」は、
     経営者が替わり、2016年8月10日、改装新規オープンにより「大沼鶴雅オーベルジュ エプイ」となり、 
     さらに、その後、施設名が変更され、2018年5月1日より「函館大沼 鶴雅リゾート エプイ」となっています。

    これは、(旧)「クロフォード・イン大沼」の宿泊体験の口コミです。 ご参考までに。

    宿は、古いながらも2009年に改装されているので、きれいで清潔感にあふれています。 造りは、古風なヨーロッパ風で何か大正ロマンを感じさせるいい雰囲気の宿でした。 ウッディを基調としたデザインながら洋風の趣に出来ています。 木造なのですがそれを感じさせないデザインです。

     夕食は、ナイフとフォークを使う本格的な洋食で、朝食は、和洋の選択ができました。 フロントとポーターは、男性でしたが高級ホテル並みの丁重な対応でした。 チェックアウトのときも、玄関の外まで見送りしてもらい遠くになるまで視線を追ってくれました。 これは、なかなかできないサービスです。 ホテルの高い品格を感じさせる一面でした。

     特徴は、線路の向こう側の、にぎやかな大沼公園側と違ってホテルは、線路のこちら側の別荘地なのできわめて静かな環境になっています。 JR大沼公園駅のすぐとなりながらも、林で仕切られ不思議と列車の音が気にならない。 レストランの前は、木作りのデッキが広がり小鳥もよく来る。 そして、沼もすぐ目の前に見え、その近くまで行けるという自然環境を生かした造りになっているのがいい。 線路のこちらは、小沼側で野鳥が特に多い。 早朝の小沼の散策は、実に楽しい。

     レストランの昼は、いつも昼食客で一杯で、どうも近所の別荘の住人がよく利用しているようです。 そんなわけで客の品よし、宿泊客の品もよし。

     ところで、この宿は、JR北海道の宿ですがニュースとして、ホテルを売却するようです。 【 「クロフォード・イン大沼」の土地建物について売却する方針を固めました。 平成27年4月8日 】と発表されています。 大変、残念なことですが宿が残るのかどうか、心配なところです。 いつまでも残しておきたい宿なのですが・・・

    旅行時期
    2015年09月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    友人
    1人1泊予算
    20,000円未満
    アクセス:
    5.0
    JR大沼公園駅から歩いて5分の大変に便利
    コストパフォーマンス:
    4.0
    トップシーズンながらもキャンペーン枠が利用できたことがラッキー
    客室:
    4.5
    シックなウッディのデザインは落ち着く
    接客対応:
    5.0
    年季の入ったベテランの対応は高級ホテル並み
    風呂:
    3.5
    部屋の浴室を利用
    食事・ドリンク:
    4.0
    夕食は洋食で朝食は和洋の選択

  • 開業316年の秋田県秋の宮温泉郷「新五郎湯」は ”スゴイ” 超老舗宿だった

    投稿日 2019年11月02日

    秋ノ宮温泉 新五郎湯 湯沢(秋田)

    総合評価:3.0

    秋の宮温泉郷は、秋田県の最南端の温泉郷です。
    温泉宿が十軒程度の、ひっそりとした佇まいの、のんびりとした、のどかな温泉郷です。 ここは、湯量が豊富なことと県内でも一番古い温泉地として知られています。

    地形的には、活火山の栗駒山が東方にある栗駒山系の温泉郷です。 そして秋の宮温泉郷は、「栗駒国定公園」の一部にかかっています。 栗駒山あたりが秋田県と岩手県と宮城県を分ける県境となっています。

    「栗駒国定公園」の内外には、色々な温泉郷があっちこっちに散らばって存在しています。 温泉好きには、たまらないところです。
    また、秋の宮温泉郷からちょいと南に行けば隣の宮城県の鳴子温泉郷に行き着きます。 秋田県の「秋の宮温泉郷」の名は、「秋」田県と「宮」城県の県境に位置しているところから名付けられたといいます。 実に分かりやすい。
    この温泉郷は、1978年に国民保養温泉地に指定され、また、日本紅葉の名所100選にも選ばれ、自然環境が良い大変素晴らしいところです。

    周辺には、特に温泉街といえるほどお店はありませんが、そんな中で近くで目についた施設は、
    お寺が一つ「祥雲寺」、仙秋サンライン108号沿い。
    酒屋が一つ「菅仁酒店」、仙秋サンライン108号沿い。「祥雲寺」の前あたりです。やっているかどうかなーという感じの店構えで心配しましたが、” きちんと ” お酒が買えました。
    郵便局が一つ「湯ノ岱簡易郵便局」。
    目立たない感じの飲食店「食堂まこ」。
    温泉宿があっちこっち遠くに散らばりながら10軒ほど。
    大変に、のどかな感がいっぱいのいいところです。

    秋の宮温泉郷は、東に活火山の栗駒山があるように、この山系一帯の地下深くにはマグマの大きな塊があり、その上の水分が温泉の源泉になっているようです。
    そんなわけで、数メートル掘れば立派な温泉があっちこっちから湧き出てくるという構造になっている、といいます。どこを掘っても温泉という。” ドコモ温泉 ” という感じだそうです。 そして、一般家庭に引かれるほどで湯量豊富な温泉地です。

    特に、近くの河原では、すぐ地下まで温泉が来ています。 そこに、” 野天風呂 ” があります。 ただし、河原を掘って自分で温泉を作ります。 「河原の湯っこ」の砂利をスコップで ” ホリホリ ” すれば高温の温泉が湧き出します。 湯加減は、川の水で調整すれば ” マイオンセン ” となります。

    そんなわけで自然環境は、抜群に良いところです。 ” ざわざわ ” した温泉街がありません。 静かなのところが最高です。 近所にスーパーもコンビニも無いという ” 不便さ ” が気に入っています。 ここには、日本の良き田舎の原風景が残っています。

    そんな一角にひっそりとした佇まいの「新五郎湯」があります。
    周囲の山に囲まれた豊かな自然の中で、林の間からこぼれてくる、やわらかい陽ざしと清流の音を身体いっぱい感じ、四季の移り変わりを肌でうけとめながら日頃の雑多な疲れを癒すには、この温泉地が一番です。
    「新五郎湯」は、開業元禄15年(1702年)と古く、昔ながらの湯治宿です。 「延命泉」として地元の方々に人気があり、当然、源泉掛け流しで、そして打たせ湯もあります。
    秋の宮温泉郷は、郷内にある約10ばかり温泉の源泉がすべて違う、と言います。

    温泉は、
    源泉名 延命泉 新五郎湯
    開業  元禄15年(1702年)
    泉質  塩化ナトリウム物泉

    今回利用したプランは、
    「 プラン名 : 湯治パックプラン
    部屋タイプ : 和室
    プラン内容 : 長期滞在向けの1泊3食付きの連泊プランです。2泊以上からご利用になれます。
    食事 : 朝あり 夕あり
    (1泊につき) 7,344円(大人)(税込・サービス料込)
    昼食は、別途注文 」

    宿は、旅館というより大きな民宿という感じです。 古くからの宿なので設備は、十分ではありませんが落ち着ける宿です。 この季節、三月の春といえども、まだ寒いです。 また、冬の寒さ対策として部屋の窓の外側にはビニールみたいなシートで覆われていました。 もうそろそろ、そのシートを外す時期だそうです。 また、部屋は、温泉熱を利用した温泉スチームが引かれていて部屋は暖かくて快適でした。

    夏は、クーラーがないので夏は、窓あけの ” 天然クーラー ” となります。
    でも、扇風機があり、また、窓を開ければ爽やかな風が涼しいといいます。

    客室のテレビは、コインを入れての有料です。 朝夕食は、別に用意された六畳の個室でいただきます。この食事処の部屋のテレビは無料。 また、週二回の訪問スーパーで何でも買えるといいます。

    また、ここは、湯治宿なので、共同の炊事場があり自炊する人も多いようです。
    冷蔵庫や調理スペースは、自由に使えます。

    東日本大震災の時、この辺りは、あまり揺れがひどくなかったといいます。 特に、新五郎湯は、あまり揺れず、ちょっと北側の、橋の向こうが結構な揺れたとか。 この辺りは、地質的にも頑丈なところのようです。

    地熱発電の関係者と思われる人も泊まっていました。
    最近、再生エネルギーがボチボチ話題に上がってきていますので、ここいらの温泉でも始まったのかなあー、と思っていたところでした。 そうしたら、次の年の秋、ニュースが飛び込んできました。

    (秋田魁新報 2019年10月13日 15時31分 掲載)
    「山葵沢地熱発電所の竣工式、完成祝う 国内4番目の規模」
    ・秋田県湯沢市の山葵沢(わさびざわ)地熱発電所の竣工(しゅんこう)式が10月13日、同市の雄勝スポーツセンターで行われた。出力で国内4番目の規模(4万6199キロワット)を誇る大型地熱発電所の完成を祝った。
    ・運営は、湯沢地熱(大樂良二社長)。
    ・山葵沢地熱発電所は、電源開発(東京)などの出資で設立された湯沢地熱が、湯沢市高松、秋ノ宮にまたがる山間部に建設した。
    ・・・とありました。

    そんなわけで、
    話ぶりから、近くの地熱発電の仕事に携わっているようでしたが、やはり、そうでした。 秋の宮温泉から小安峡温泉に入る道筋の山間部の「わさび沢」に建設した山葵沢地熱発電所の関係者のようでした。

    しかし、東北地方は、歴史的な、いい温泉が実に沢山あり、かつ、お値段もリーズナブルな宿が多く、魅力的な地方です。 また、自然環境がよく、古き良き時代が残っている点が魅力です。

    そして、” 地震王国 ” の日本ですが、今、東北地方が安心です。
    東日本大震災が過ぎ去り、あと数百年は、巨大地震は来ないでしょう。 そういう意味で、今、日本で一番安全なところは、東北地方ではないでしょうか。
    これから、もっと、東北地方の温泉を勉強したいと思っているところです。
     

    旅行時期
    2018年03月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    一人旅
    1人1泊予算
    7,500円未満
    アクセス:
    2.5
    コストパフォーマンス:
    4.0
    客室:
    3.0
    接客対応:
    4.0
    風呂:
    4.0
    食事・ドリンク:
    4.0

  • 厳重警備中に子猫ちゃんが紛れ込んだ「秋田キャッスルホテル」に泊まる

    投稿日 2020年03月16日

    秋田キャッスルホテル 秋田市

    総合評価:4.0

    秋田市は、かなりの大都市でした。 車の混雑は、東京並みだった。 驚きました。
    また、秋田駅では、地下に「秋田中央道路」が走っていて、街の東西を繋げています。 地下道路が必要なほど、都市交通が混雑している、ということでしょう。
    その地下道路の途中に分岐があり地上に車で出られます。 ちょうど、千秋公園の城址のお堀あたりに出ますが、そこが「秋田キャッスルホテル」でした。
    ホテルへは、歩いても秋田駅から10分くらいで行けます。 駅からやや離れているけれど、お堀を挟んだ千秋公園の目の前という環境の良さと、すぐ近くに県立美術館があるなど立地条件は、抜群のシティホテルです。
    気に入っています。

    ホテルの外観は、上空から見るとY字型をしているスターハウス型で、大昔、流行った建築デザインです。レトロ風の懐かしい感じのホテルです。 ホテルの築は古いですが、その後リニューアルされて中は綺麗です。
    今、改めて振り返って見ると、外観はスターハウス型と古風ながら、 内装はリニューアルされた現代風のモダンでスッキリとしています。
    そんなわけで、レトロとモダンという組み合わせのコントラストが逆に新鮮です。 なんとも不思議な感じのホテルでした。

    今回は、食事なしの連泊プランで利用しました。

    宿泊プラン
    部屋種:《喫煙》スタンダードシングル(15~18平米)
    プラン:【連泊限定】ノークリーニングでECOステイ、素泊まり
    ※本プランは2泊以上からご予約可能となります。
    お部屋の清掃なしで、エネルギー消費量の削減。
    Myアメニティ持参で、使い捨てのゴミの削減。
    食事 大人:朝食別  夕食別  
    [1泊につき 5400円] サービス料込・消費税込

    と格安でした。
    もちろん、ハイクラスなプランもありますが、このような格安プランもあり、このように幅広いサービスが用意されている所が気に入りました。

    また、
    部屋のエアコンは、冷房も暖房も自由に切り替えができる冷暖房両用です。 また、音が静かで快適です。
    ホテルによっては、季節ごとに冷房のみとか暖房のみとか限定されている場合がありますが、そうゆう時は、切り替えの季節によっては、寒すぎたり、暑すぎたりと辛いことがあります。
    そうゆう心配がないのがいい。

    そして、
    ホテルの入り口あたりにコンビニが隣接し、また、館内からもつながっているのが便利です。
    駅から遠いので周辺は、あまりお店などがないのでちょっとした買い物に便利で重宝しました。 小腹の空いた時などに気軽に利用できて便利です。
    また、ホテルのセキュリティーもしっかりしています。
    部屋は、カードで開け閉めしますし、さらに、エレベーターもカードがないと動きません。 部屋のカードかざさしてから、階のボタン押すと動き出します。

    ところで、その後、エピソードが飛び込んできました。
    < 天皇、皇后両陛下が宿泊された「秋田キャッスルホテル」において、ホテルからご出発される朝に、子猫ちゃんが厳重警備中のホテルに現れた >
    という。

    2019年9月のことでした。
    < 両陛下、即位後初の東北訪問、第39回海づくり大会出席へ7日に秋田入り >
    < 天皇、皇后両陛下が宿泊され、厳重な警備体制が敷かれていた「秋田キャッスルホテル」の玄関付近で8日朝、子猫が紛れ込み、保護された >
    < 子猫は、両陛下が式典行事が行われる県立武道館へ向けて出発される午前10時前、ホテル玄関付近に停車していた警察車両のそばで見つかった >
    という趣旨のニュースが報道されています。
    でも、ホテルの前になぜ子猫が・・・

    まあ、いろいろあるようですが、なんと愛らしい、微笑ましいエピソードの、両陛下の即位後初の東北訪問になったようです。
    そして、このホテルは、天皇、皇后両陛下もお泊まりになるホテルでした。
    「秋田キャッスルホテル」は、” 皇室御用達 ” でした。 まさに「キャッスル」とその名にふさわしいホテルでした。
    そんなわけで、安心して利用できるホテルです。 お勧めします。

    ところで、
    秋田は、さすが美人が多い。街の散歩も楽しい。そして、男も、美男が多い。
    また、ホテルは、レトロでも新鮮な雰囲気のホテルでした。
    秋田市は、古くて新しい街、そして楽しい街でした。
     

    旅行時期
    2018年03月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    一人旅
    1人1泊予算
    7,500円未満
    アクセス:
    4.0
    秋田駅から徒歩10分
    コストパフォーマンス:
    4.0
    高級なホテルでもリーズナブルで素泊まり価格あり
    客室:
    4.0
    築は古いけれどリニューアルで内装は綺麗
    接客対応:
    4.0
    丁寧です

  • 「男鹿 萬盛閣」秋田美人の女将さんのおもてなし、いい感じ

    投稿日 2020年10月11日

    男鹿温泉 男鹿萬盛閣 男鹿

    総合評価:3.5

     「男鹿 萬盛閣」は、秋田男鹿半島の入道崎の東側に広がる男鹿温泉郷にあります。旅館は10軒くらいで、こじんまりとした温泉街です。街並みは、落ち着いた雰囲気が漂っています。騒がしくない温泉街は、一人旅にはピッタリで、この「こじんまり感」が気に入っています。
     温泉街には、源泉をもつ宿が多く、温泉は豊かです。また底曳船をもつ網元の温泉宿とか、湯治宿などがあり、特徴をもった旅館とかホテルが立ち並んでいます。
     この地域の名物料理は、やはり石焼料理です。日本海から水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を木の桶に入れ、そこに真赤に焼けた石を放り込み「ジュッー」という音を聞いていただく独特の豪快な料理は、たまりません。この「ジュッー」は、旨さを ” 奏でる ” 味のスパイスとなっています。

     この「男鹿 萬盛閣」は、漁船「萬盛丸」を持っていて秋田県の数少ない漁師宿です。網元なので採れたての旬の魚料理は、大変に美味しかった。
     「男鹿 萬盛閣」は、源泉掛け流しの温泉を持っている湯元であり、いい湯に浸かった後の夕食は実に楽しみです。そして、ご飯は、まさに米どころ秋田ならではの上等品で、魚料理の旨さをさらに引き立てます。その上、食事は、部屋食で、ゆっくりとアットホームに食事できるのが嬉しい。
     おすすめのお宿です。

     また、ホテルの造りは、全室が海側です。部屋からの展望は、遠くのホテルにやや遮られますが、海が見える展望の素晴らしい景色です。レイトチェックアウトは、11時なので、朝は慌てることはありません。ゆっくり旅の気分が楽しめます。

    今回の宿泊プランは、

    「 宿名:男鹿 萬盛閣
    部屋タイプ:海の見える和室
    部屋数: 1室 1人 8畳または10畳
    プラン名: 【鍋】秋田自動車道でおいで!
    プラン内容 :当日でもご予約OKなので、
        ふら~っと男鹿半島に遊びに来て「温泉行こうか!」なんて急な思いつきでもOK。
        夕食は19時半が最終スタート時間。それまでにご到着くださいね♪ 
        翌朝はちょっぴりうれしいレイトチェックアウト付。
        11:00までのんびりお部屋をご利用いただけます。
        別に夕食グレードアッププランもございます。
        お食事メインのお客様はそちらをお選びください。
        1泊2食 14,040円(税込み・サービス料込) 」

    でした。

    その他として、
    インターネット接続について
     有線LANなし。
     Wi-Fi(JCWアプリ)は、ロビーでOKという案内あり。宿の ” 目 ” は、海外客にも向いています。
    温泉について
     屋内のみで露天風呂なし。
     飲泉不可のもよう。元湯の宿はOKという案内あり。
     温泉分析書では「加水」の文字あり。
    客室について
     基本的には、客室は、3~6階の海の見えるお部屋。
    館内について
     古い館の匂いが館内の上階でもややあり。1・2Fでは長年使っている調理室に伴う匂いが ” 香る ” 。
     宿は、古いので、ほころびあり(カーペットのシミ・冷蔵庫のカビ・ドアロックが閉まりにくいなど)
    エアーコンデション
     集中コントロールでした。
     今回、部屋の暖房は、よく効いていた。
    エアコンコンデション(口コミでは)
     「エアコンあるも涼しくない」「夏は扇風機が1台だけ」など、
     どうも、エアコンの冷房の性能がイマイチらしい。

    今回の館内暖房について
     冬明けの、この春先の時期なので館内は冷えていた。
     寒い。館内に石油ストーブがあっちこっちに置いてあった。
     石油ストーブのタイマーが切れると朝は寒い。
     館内 1Fにも石油ストーブあり。やや 灯油の匂い。
     朝は、石油ストーブの温度管理が十分でなく、私がスイッチをONにして歩いた。
     風呂場の踊り場の石油ストーブも私がスイッチをONにした。

    部屋の暖房について
     利用したのは3月下旬の早春で、そろそろ暖かくなり始める季節とはいえ、東北の秋田県では、時期によっては、まだ寒い日もあります。
     特に、日本海を望む男鹿半島の海のそば、という地域のなので春は、まだ寒かった。連泊の宿泊でしたが、到着したときは、部屋が暑いくらいよく暖房は効いていました。しかし、翌日、朝から何か寒いなーと感じていたけれど、厚着してなんとか過ごしましたが、夕方から冷え始め、やはり、まだ暖房は、効いていないようでした。
     フロントに「寒い」と電話しましたら、石油ストーブを部屋に持ってきてくれた。しかし、部屋での石油ストーブは、排気ガスが目に染みる。そこで、電気ストーブに変えてもらったが、下から出るファンの風が寒い。部屋が暖かくならない。セラミック電気ストーブが欲しいといったが、ないという。その後、やっと、館内の暖房を入れてくれました。
     前日は、複数の宿泊者がいましたが、この日は、たまたま、宿泊者は、私1人になったようなので、集中暖房装置は、切られていたようで部屋は寒かった。
     だが、翌朝は、また、寒かった。夜中に集中暖房装置は、切っていたようだ。またまた、フロントに電話を入れて、朝の部屋の暖房を入れてくれました。
     全館冷暖房ではあるがコントロールが十分ではないようです。特に、コンクリート造りの立派な館内の部屋は、壁がよく冷えるものです。
     じゃらんでの予約案内では、館内設備として「全室冷暖房」とあった。夏場としては、
    「お客様には節電へのご協力をお願いしております。冷房は16時から9時まで、外気温が28度以下では稼働いたしません。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。」
    との冷房の案内があり。
     エアーコンデションに関して、ちょいと不安があるホテルでした。まあー、たくさんある宿泊施設の中には、いろいろな事情や方針があるものですが、利用するときは用心が必要です。
     今回、学んだことは、ここのホテルは、真夏は、ちょいと不安が残る。

    歴史について
     設立 昭和38年5月創業、と歴史は長い。
     ビル造りの館の方は、昭和54年築の鉄筋です。
     ところで、隣に廃墟同然の施設あり。旧館だろうか。通路らしき空中通路がかかっていた。


    ところで、ホームページによりますと、
    「 男鹿 萬盛閣 女将を務めております斉藤です。
     昭和38年、秋田県男鹿温泉郷に祖父が開業した温泉宿を、両親と私でコツコツ続けています。
     3名様までは昔ながらの部屋食で、4名様以上の場合も個室のお食事どころでゆっくりできます。
     朝食もご希望でしたらお部屋に用意ができます。
     続けることは大変ですが『変わらない』サービスがあってもいいんじゃないかな、という小さなこだわりです。
     のんびりしたいというご要望で、朝食を9時頃お部屋にお持ちすることもしています。 」
     との紹介が目にとまりました。
     
     大きなホテルの造りですが、このなんともいえない温もりのある案内がとてもいい感じ。大都市で生活する者から見ると、この秋田男鹿温泉郷のローカル感の滲んだ案内が心に響きます。特に「コツコツ感」が「男鹿 萬盛閣」の特徴をよく言いあてている感じがします。気に入っています。やはり、旅は、旧所名跡だけでなく、その地方の空気とか生活感とか雰囲気を味わえることが楽しい。

    観光としては、
     男鹿温泉郷の周辺はいろいろ見所がありますが、
     今回は、「八望台」周辺をウロウロしてきました。
      ここでは、周辺に湖がいくつかありますが、
     主なものは、三つ点在しています。マールというそうです。「目潟」と呼んでいます。
      一ノ目潟(国の天然記念物) 直径600m 深度42m
      二ノ目潟 直径400m 深度11m
      三ノ目潟(県の天然記念物) 直径400m 深度31m
     海のすぐ近くにできているので、よく見る普通の湖と違ってなんか不思議な感じがする風景でした。
     目潟は、マールならぬ ” 丸ーい ” 大きな池でした。

     マールは、ちょっと聞き慣れない名前ですが、火山が水中噴火によって作った火山湖のことです。水中で火山爆発が起り、水とマグマが接触して水蒸気爆発が起こり、火口の跡に水は貯った。
     爆裂火口に水がたまってできた湖で、男鹿半島にある一ノ目潟と二ノ目潟、三ノ目潟。さらに、その近くに「戸賀湾」がありますが、これも爆裂火口によってできたと言われています。

     マールは、東北では、「男鹿目潟火山群」が唯一です。また、一ノ目潟は、地球の深層部から吹き出た貴重な岩石が火口付近で見られるので、世界的に注目されている火山です。
     一ノ目潟は、マールの典型として重要であることから平成19年7月に国の天然記念物に指定されました。また、湖底堆積物(年縞)などの発見で地球環境史の研究に貴重な資料を提供しています。
     「マールは目潟火山で約3万年ー1万年前の火山活動」という、途方もない大昔に活動していた。

     この辺りの地形は、火山群の上に男鹿温泉郷が出来ている、ということのようです。地図上でも、目潟が北東方向に順に、三ノ目潟、二ノ目潟、一ノ目潟、さらにその先に男鹿温泉郷と並んでいる。そんなわけで、「男鹿 萬盛閣」は、男鹿目潟火山群の中にある男鹿温泉郷の温泉でした。

     入道崎にも行ってみました。「鹿落とし」あり。断崖絶壁になっていました。福井県の東尋坊の小型版のようでした。
     「昔、この周辺の田畑を荒らす鹿がいて困り果てた村人が、この急崖から鹿を追いやったことからこの名がつけられました。 *足元に十分注意しましょう。」(パンフより)
     ところで、最近は、秋田など東北は、クマが多く出没しています。いろいろ事故が後を絶たない。今では、「クマ落とし」が必要かも・・・、という状況みたいです。


    まとめ
    ○「男鹿目潟火山群」という恵まれた温泉環境にある秋田男鹿温泉郷の「男鹿 萬盛閣」は、「沸かさず、循環せず」の本物の源泉掛け流しの「天然子宝温泉」でした。
    ○「元湯」で、且つ「網元」という二つのベネフィットを持つ「男鹿 萬盛閣」は、懐かしローカルカラーの漂う「コツコツ感」の、気になる温泉宿でした。
    ○ほほ笑み にこにこ の秋田美人の女将のおもてなしが素晴らしい。

    - - - おしまい - - -

    旅行時期
    2018年03月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    一人旅
    1人1泊予算
    15,000円未満
    アクセス:
    3.0
    コストパフォーマンス:
    3.0
    客室:
    3.5
    接客対応:
    4.0
    風呂:
    4.5
    食事・ドリンク:
    5.0

  • 甘粕事件に ”ゆかり” のある東鳴子温泉「高友旅館」で湯治

    投稿日 2019年03月26日

    東鳴子温泉 黒湯の高友旅館 鳴子温泉

    総合評価:3.5

    東鳴子温泉「高友旅館」は、難易度がやや高いものの、 ” わび・さび ” を知る粋人好みの老舗の温泉宿でした。

    あまりにも有名な宮城県の鳴子温泉郷。 多くの温泉街が寄り集まって巨大な温泉郷をなしています。
    千年を超える歴史をもつ鳴子温泉郷は、源泉が400本近くもあり、日本にある11種類の泉質のうち9種類も揃っていて、まさに温泉王国です。 また温泉の原点ともいえる湯治宿が多いなど、実に変化の富んだ魅力的な温泉郷です。 多くの宿は、源泉掛け流しで、その上、宿の料金がリーズナブルなので嬉しい。

    この広大な鳴子温泉郷には、5つの温泉エリアがあります。
    JR鳴子温泉駅を中心に、江合川沿いの線上に広がるメインの「鳴子温泉」を始め、
    その南西寄りの支流の大谷川沿いにある「中山平温泉」。
    そして、鳴子温泉からやや離れていますが北方の荒尾山の山麓にある「鬼首温泉」(おにこうべ)。
    南に戻って、鳴子温泉の東寄りの、同じく江合川沿いの「東鳴子温泉」。 その「東鳴子温泉」の江合川を挟んだ向こう岸にも特徴のある温泉がいくつかあり、それを含めて「東鳴子温泉」を形成しています。
    また、「東鳴子温泉」の、さらに東隣りに「川渡温泉」(かわたび)があります。
    このように、東北の鳴子温泉郷は、驚くほど実に広大です。
    大変に興味をそそられます。

    その広大な鳴子温泉郷の中の一つに「東鳴子温泉」がありますが、
    この「東鳴子温泉」の原点といえるのが高友旅館です。   

    高友旅館の最寄駅は、JR鳴子御殿湯駅です。 駅前の道路を左折してガードをくぐって、少し歩けば左側に宿の看板「黒湯の高友旅館」が見えてきます。 やや大崎よりに位置しています。
    1924年(大正13年)創立という94年の歴史を数える老舗の温泉宿です。 そんなわけで建物は、歴史もの、年代もので年季が入っています。 率直に言って古いです。 そして、広大な土地の中に大きな宿が鎮座しています。
    館内は、迷路のように複雑に広がっていて下手をすると迷います。 まさに、重厚な老舗温泉の貫禄は十分です。
    ここの温泉は、4種類の泉質をもっていて、また、浴槽は、6壺もあり他の温泉宿との格の違いを感じさせてくれます。
    その上、宿は、比較的空いています。
    「東鳴子温泉」の温泉街は、昔は栄えていて各温泉宿は、いつも満室だったそうですが、今は静かで落ち着きのある街となっています。 実は、それがいいのです。 ゆっくりとマイペースで温泉の生活が堪能できます。

    この宿の周辺の生活環境ですが、
    宿から徒歩圏内にいくつかのお店があります。 やや大崎よりの、「川渡温泉」寄りに、商店街がかたまっています。 銀行のATM、ガソリンスタンド、薬屋、スーパー、八百屋、魚屋、そば屋、コンビニなどなどがあり買い物には困りません。
    その一角にある、そば屋「甚六」がいい。 実に美味い。 大変人気のあるお店です。 午後1時ごろ一旦休憩に入りますので早めの入店をお勧めします。
    郵便局は、宿から少し歩きますが、JR鳴子御殿湯駅の前の道路のガードをくぐらないで右折し、やや鳴子温泉よりに東鳴子簡易郵便局があります。

    この高友旅館の特徴は、他の宿と比べて東鳴子温泉の商店街に一番近いということです。 大変に便利です。
    そうゆう意味では、宿の立地は、東鳴子温泉の宿の中で一番良いといえます。
    などなどを考えると湯治生活の条件は、揃っています。

    今回は、湯治なので自炊棟の利用となりました。
    だがしかし、ここの自炊棟は、水がよくありません。 水道水は、やや茶色の水で、鉄サビ臭い。 鉄管の錆のせいかもしれません。 そんなわけで、スーパーで水を買ってきて生活用水としました。
    米とぎ、お茶、コヒー、そして飲料には、それを使いました。 炊飯は、携帯型の電気炊飯器を持参しましたが、宿にも炊飯器があります。 フロントに言えば借りられます。

    老朽化した宿ながらも、お安いということもありますので多少のマイナス面に目をつむればいいと納得。 それなりに歴史のある温泉を楽しめますので・・・
    一方、温泉浴槽は、綺麗に清掃が行き届いていました。 当館の命は温泉ですが、黒湯をはじめ、他の湯壺などは、さすがお手入れが良かった。 何しろ温泉がいい。

    また、館内に設置されている、電子レンジとか電気洗濯機などは、汚れが結構あり気になります。 洗濯機は、なんとか使用できましたが、電子レンジは、無理な感じで使用しませんでした。
    建物自体の古さは、それなりでいいのですが、キズや汚れが目立ちます。 滞在には気になります。 しかし、長期になればなるほど、慣れてくるせいか、なんとかなるという感じですが・・・ 
    まあー、いろいろありますが、工夫して、自分なり納得し、うまく心構えをクリアできれば、つまり気にしなければ、快適な湯治生活ができます。
    でも、もう少し、”お手入れ” をご丁寧にされれば、古さのマイナス面は、キャンセルできるのではと思います。 今後を期待します。

    そんなこんなで、宿の湯治としての利用における総合的印象は、
    「四角い部屋の真ん中は、綺麗だけれども四隅は、お手入れがいまいち」です。 気になる場合は、自分でお掃除をするという感じです。
    湯治としての総合評価は、上中下のうち「中」の ”弱”(じゃく)(^_^)。

    湯治料金は、素泊まり利用で、
    「プラン名:源泉はもちろん掛け流し! 気軽に湯治体験プラン」
    「4,390円(平日)、 5,470円(土日)(税込・サービス料込)」
    と格安でした。

    でもこの宿の利用は、今がチャンスなのではないかと思います。
    きれいな宿にお客は流れて行くせいか、そんなわけで宿泊客は、少なくて空いています。 逆に、今こそが、ゆっくり、と、”湯” っくり、貫禄のある老舗宿の温泉をのんびり堪能できます。 そうゆう意味で、今がチャンス。
    良質の温泉に浸かって、風呂上がりに、ちょいと一杯やりしながら、じっくりと静かに自分と向き合う。 これも ” オツ ” なもんです。
    また、客が少なくて静けさは、” 充分 ” なのはいいんですが、歴史的な建物で年季が入っていて、そして、館内が広いので夜中は、異様な雰囲気の静けさとなります。 ” さびしい ” 静けさになります。 しかし、この寂寥感が ” しまり ” ます。 気に入っています。 心にしみます。

    また、宿の玄関の入り口に泉質の効能書きの古ぼけた案内板が何気なくそっと立っています。 筆で書いたような効能書きの文字もかすれ気味ですが、そんな案内板見ると、宿の長い歴史を感じます。 一種の ” わび ” を感じます。
    老舗旅館の古風さと良質な温泉と ” 侘び ” た案内板という、組み合わせがよく似合う宿です。 日本文化の特徴である ” 侘び・寂び ” を感じさせてくれるいい温泉宿です。

    温泉は黒湯を始め沢山あるし泉質は多彩です。 温泉は、源泉掛け流しだし、湯船も湯治の雰囲気がバッチリあり、捨てがたい温泉宿です。

    今がチャンスです。
    この旅館は、1990年頃の日本バブル崩壊の時を乗り越え、2008年のリーマンショックにも持ちこたえました。 さらに、2011年の三陸沖を震源とする東日本大震災でも建物が壊れず生き残った。 激変する経済情勢と、現代としては稀なる日本海溝型の大地震という天変地異を生き抜いてきました。

    ところで、昨今の経済情勢は、低空飛行ながらも上昇中ですが、だがもうそろそろ限界の兆しがあります。 空ぶかし経済は、限界にきています。 世界経済は、2008年のリーマンショック以来、持ち直して順調ですが、どうもバブルの再崩壊がもうそこまで来ている気配です。
    次回の数年後に来るだろうバブル崩壊には、この宿が持つかどうか気になります。 東京オリンピック後にやって来るだろう、来たるべきバブル崩壊の世界経済の曲がり角にある昨今の経済情勢において、次回のバブル崩壊においても、是非とも、また、残っていてほしい老舗温泉旅館です。

    しかし、その時は、もしかしたら、建て直しとか、改装リニューアルがあるとか、はたまた、経営者が変わる、などが予想されます。 すると、高額な宿となります。 今のいい雰囲気の宿の景色が様変わりするかもしれません。 そういう意味で、ここの温泉は、今が ” 入り ” どころといえます。 お安い料金で、こんなすばらしい温泉が利用できるなんて・・・
    でも、新しくなれば、今後は、お安くとはいかなくなります。 そういう意味で、今が最後のチャンスではと・・・

    この宿での湯治生活の感じは、風呂上がりに、缶ビールとメザシ2、3本とお新香があれば十分に満足という感覚の ”粋人” 向けです。
    湯治は、難易度はやや高いものの、慣れれば、歴史的な雰囲気がいっぱいの、いい宿です。 温もりを感じさせるいい宿です。


    ところで、話が突然に飛びます。
    この高友旅館は、実は甘粕事件(大杉栄事件)に、ゆかりのある宿なのです。
    戦前の話になりますが、
    日清戦争から第二次世界大戦終了までの約50年間は、まさに世界の激動の時代でした。

    概観すると、
    日清戦争(1894年ー1895年)がありました。 日本の勝利。
    この戦争あたりからアジアおよびヨーロッパが世界大戦へと ”誘なわれる” 。
    この戦争は、日本が行う初めての外国との戦争です。 しかも相手国は、大国の「清」です。
    日本は、大国の「清」を破り全世界で日本が注目された。 日本が世界から警戒され始めました。

    その後、世界に何が引き起こされたのか。 世界がどうなって行ったのか。
    この日清戦争は、世界情勢の先行きを占う大きなキーポイントになりました。
    結果は、ご存知の通りです。
    日清戦争(1894年ー1895年)から 50年後の1945年に、太平洋戦争において日本の敗戦で決着が付いたということです。
    全世界を巻き込んだ、まさに本当のグローバルな規模の第二次世界大戦が終わった。

    この50年の間に、様々なことがありましたが、その極く一例を挙げますと、
    日清戦争が終了してから9年後に、
    日露戦争【1904年ー1905年】が始まりましたがアメリカ合衆国の仲介により講和した。
    この戦争は、各国の外交関係が関与したグローバルな規模の戦争になったので、
    第0次世界大戦とも言われる。
    この日露戦争は、やっとのことで勝ったものの、この戦争がキッカケとなり、その後、大日本帝国陸軍の「不敗神話」が”猪突猛進”して行くことになった。太平洋戦争で大日本帝国の軍隊が敗北するまで、この「不敗神話」が日本をはじめ世界をひどく苦しめた。

    日露戦争が終了してから、さらに9年後に、もっとグローバルな規模の、
    第一次世界大戦【1914年 - 1918年】が始まり、そして、その大戦が終わってから5年後に、
    関東大震災【(大正12)1923年9/1】が起きました。
    この大震災は、ご存知の通り、それはそれは凄惨なものでした。

    そして、加えて、
    朝鮮人が暴動を起こすのではないかということで、憲兵によって朝鮮人が大量に捕らわれ殺害された。
    それに乗じて、このとき、「主義者」や「活動家」もやられた。
    甘粕事件(大杉栄事件)は、このような混乱の中で起こされた。
    この時代は、日本中のあっちこっちで、さらに、世界中のあちらこちらで、社会が混乱していた時代でした。

    その中で、追い打ちをかけるように、悪いことが重なるもので、
    関東大震災で国内が大混乱している最中に、こともあろうか、その大震災の、わずか約2週間後のこと。
    甘粕事件(大杉栄事件)【(大正12)1923年9/16】が起こされた。
    無政府主義者(アナーキスト)の大杉栄が憲兵に虐殺される。

    大杉栄が大日本帝国陸軍の憲兵の甘粕に、” しょっぴ ” かれ署内で拷問され、さらに踏みつけられ、殺害され、死体が近くの井戸に放り込まれた。
    これには、さすが、行きすぎか、ということで、大日本帝国陸軍としてもほっと置けず一応の軍事裁判にかけられた。 この時、憲兵の甘粕が有罪となりました。
    しかし、お互い同じ穴のムジナの陸軍と憲兵の間柄、10年の刑のところを2年で仮出獄してシャバに出て来た。

    甘粕事件(大杉栄事件)は、次に起こされた日中戦争の14年前のことでした。 1937年の盧溝橋事件(日中戦争開始)の14年前のことでした。

    甘粕事件(大杉栄事件)は、まさに日中戦争への ” 序曲 ” となった。


    ところで、
    甘粕の故郷は、宿からこのすぐ近くの大崎だそうです。
    1926年(大正15年)出所。
    高友旅館が(大正13年)1924年の創立なので、旅館が出来てから間もない2年後に出所。
    甘粕の故郷は、今の大崎市の片田舎で宿から近いので、同じ大崎市の現在の東鳴子温泉の高友旅館の新築のことは、当然知っていたことでしょう。 そんなわけで、宿が出来てからまだ新しい高友旅館に投宿して20日間の湯治をしました。 さぞ当時は、綺麗な旅館だったろうと思います。
    このとき、マスコミは、甘粕を追っていました。 ついに記者が、甘粕がこの高友旅館に居ることを突き止め、朝日新聞が独占インタビューに成功しました。
    これは、大スクープでした。 日本中が大騒ぎになりました。 甘粕の部屋の「松の間」(?)で、事は展開されたらしい。
    当時の旅館は、投宿者が甘粕本人だとは知らなかったようです。 しかも、当然に偽名を使っていただろうから知る由もないないでしょう。

    日清戦争から始まり第二次世界大戦までの、この激動の50年は、日本にとっては戦国時代(15世紀末~16世紀末)の現代版でした。 また世界にとっても「地球規模の戦国時代」だったと言えます。 共産主義者、無政府主義者、労働運動の活動家など多くの ” 主義者 ” とか ” 活動家 ” が拷問されたり殺され、多数の朝鮮人も殺されました。
    また、多数の中国人も殺されました。

    などなど、夜の黒湯に浸かりながら、この激動の50年間の悲惨な時代の光景が湯けむりのスクリーンに浮かび上がってきました。 走馬灯のように私の目の前に情景が流れていったのでした。
    真夜中の黒湯に浸かりながら、この暗黒時代を振り返りつつ、一人で感慨にふけり夜は過ぎていきました。
    今は、老朽化した老舗の旅館ですが、静かに名物の黒湯に浸かりながら、日本の現代の醜い歴史を垣間見るのもちょっと感慨深いものがあります。

    「老舗旅館」「黒湯の高友旅館」「甘粕事件に ” ゆかり ” 」というキーワード、なぜか、今回の湯治体験では ” ぴったりこん ” でした。


    まとめ
    ・激動する世界の現代版ともいうべき ” 戦国時代 ” の世界情勢の中で、色々な忌まわしい大事件が次々と引き起こされた、この50年間の「戦争と平和」の ”とき ” が走馬灯のように私の目の前を通り過ぎていきました。
    ・そんな時代に思いを馳せながら湯に浸かって時代の追体験ができた湯治は、貴重な思い出になりました。
    ・湯けむりのスクリーンにその光景が目に浮かぶ。
    ・ゆっくり湯に浸かることができるのは、戦後の平和の時代ならではと思います。 そんなことを ” ふっと ” 思うものがありました。
    ・時代とともに生きてきた高友旅館に感謝。
    ・日本の老舗旅館ならではの ”わび・さび” を十分に堪能できる粋人好みの高友旅館で、湯治を満喫出来ました。
    ・今回、錆びはいただけませんが ” 寂び ” は、十分ありました。 堪能できました。
    ・ただ、ちょいと ”わび・さび” が効きすぎた感はありますが・・・
    ・高友旅館は、難易度がやや高いものの、 ” クセ ” になりそう!

    - - - おわり - - -

    旅行時期
    2018年05月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    一人旅
    1人1泊予算
    5,000円未満
    アクセス:
    5.0
    JRの駅から近いです。
    コストパフォーマンス:
    4.5
    湯治プランがあります。
    客室:
    2.5
    接客対応:
    3.0
    風呂:
    5.0

  • 上対馬の宿ではダントツの「花海荘」・オーシャンビューで最高

    投稿日 2015年04月14日

    花海荘 <対馬> 対馬

    総合評価:4.0

     対馬旅行は、今回初めてですが、北側の対馬(上対馬)にいい宿を見つけました。 こちら側は、宿が少ない中ここが一番しっかりした宿です。 お値段は、手ごろです。
     海沿いの断崖に建てられたオーシャンビューなので景色は、抜群で大変に気持ちがいい。 宿の周囲には、緑豊かな杜が広がり、野鳥たちのさえずりも盛んです。 今回、ミヤマホウジロがたくさん来ていました。 このあたりでは、渡りの季節により色々な種類の野鳥が見られるようですが、今回は、やや時期的に早かったせいか種類は多く見られなかった。 時期がマッチングしなかったようでした。

     対馬は、南北約70Kmありますが南方面の対馬が開けています。 特に対馬空港と厳原間の約10Kmの海沿いのラインがよく開けていました。 一方、北側の対馬へ行くと、グッーと閑散になり宿も少なかった。 民宿がチラホラある程度でした。 その中にあって、一段と立派な大きいな宿が「花海荘」で目立ちます。 宿から少しばかり下ったところが比田勝の港町で、そこは比較的にぎわっていました。

     この宿は、2010年に、国民宿舎「上対馬荘」(かみつしまそう)から民間施設の「花海荘」に変わったそうです。 地元では、古くからから親しみを込めて「かみそう」と呼んでいたところから、民間に変わったときに、「花海荘」(かみそう)と名付けたという。「”花”香る杜に立ち、異国へと続く大”海”原を望む”宿”」という意味を込めているようです。 宿の入り口の案内表示では「朝陽上対馬の宿・・・」とありますが、この宿は、対馬の北方面に位置していて、ここは「上対馬町」です。

     異国へ続く・・・。 そういえば、韓国人の団体観光客が多く宿泊していました。 日本人客は、私たちくらいでしょうか。 まるで韓国に紛れ込んでしまった、という印象でした。 さもありなん、韓国の方が近いのです。 韓国(釜山)- 対馬(比田勝港)は、距離50Kmと近く、フェリーも多く運行しているし、一方、対馬 - 日本(長崎)は、82Kmと逆に遠い。

     ところで、宿の売店にハチミツがありました。 対馬の「はちみつ」は、ニホンミツバチがつくったもので貴重品です。 1年に一度しかとれなく、かつ採取が少ないので ”レア” ものです。 一般的なハチミツは、セイヨウミツバチのもので農薬とか抗生物質が入っているようです。 だが、対馬では、ニホンミツバチしか生息していません。 ニホンミツバチのハチミツは大変貴重品です。
     また、ニホンミツバチは、ダニがほとんどついていないので農薬などで殺虫しなくてよいので、対馬のハチミツは、農薬なし・抗生物質なし。 そういう意味で、健康食品といえます。 お値段はやや高めですが味は濃厚です。 買ってみました。なかなかおいしかった。
     対馬は、山間部が多く狭いのでハチミツを採取したところの花の分布、また季節による花の違いで味が大きく異なるといいます。 そういう意味で、また、対馬のハチミツを買ってみようという楽しみがあります。

     さて、次回の対馬の旅はどんな味でしょうか・・・
     別のハチミツの味は・・・
     楽しみです。

    旅行時期
    2015年03月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    友人
    1人1泊予算
    10,000円未満
    アクセス:
    3.0
    厳原からちょいと遠いです
    コストパフォーマンス:
    3.5
    客室:
    4.0
    きれいにしています
    接客対応:
    3.0
    風呂:
    3.0
    湯船は変則な形の四角形
    食事・ドリンク:
    3.0
    量は多くもなし少なくもなしで程よい

  • ちょいと”雨宿り”的に利用した稚内駅近くの旅館「以木以」は案外”イケマス”

    投稿日 2019年07月23日

    旅館 以木以 稚内

    総合評価:3.5

    北海道の稚内駅の近くの宿です。
    旅館「以木以」は、「いこい」と読みます。 人の良さそうな、そして親切な老夫婦がやっています。
    稚内の一番小さな宿ですが、こじんまりしていて気楽に利用できます。

    北海道の観光シーズンは、6月から始まりますが、このころから北海道は、活気付いて人の出入りが多くなってきます。 宿の確保で焦ることもありますのでご注意を!
    稚内でも同様で、6月の宿は、意外に混んでいました。 2ヶ月前から宿探しを始めましたが稚内駅周辺の宿は、なかなかとりづらかったのですが、それでも、なんとか、この宿を見つけました。
    やはり、このころの季節は、利尻島・礼文島行きを始め、稚内の観光客が多いようです。

    そんな時に利用しやすい宿です。 比較的、確保しやすい宿です。 お手軽に利用できる感じの宿です。
    宿の場所は、稚内駅からノシャップ岬の方向に少し歩けばすぐです。
    駅の近くの稚内郵便局の信号を右折して北門神社方向に少し歩くと道路沿いの右側にあります。

    今回利用した宿泊プランは、
    プラン名:  【朝食付】お手頃価格でお仕事や観光へGO★1人@4,590円~♪
    部屋タイプ:  和室6畳
    料金:  1泊につき、5,670円(税込・サービス料込)【朝食付】
    と、かなりのリーズナブルな料金でお得でした。

    宿の近くに、飲み屋さん、飲食店、コンビなどもあります。
    ただし、都会と違ってお店の数が少ないのでよく探して見るとあります。 目を凝らして歩いてみればいくつか見つかります。
    宿の左隣りの二軒目にスイーツのお店「御菓子司 小鹿」(オカシツカサ コシカ)があります。 この店の創業は、昭和39年と戦前からの老舗です。
    おいしいです。 稚内空港の売店にも「北緯45° モッチリーヌ」「モカ小福」などを卸しているほどの人気です。

    駅までは、徒歩圏内です。
    稚内駅までいけば、 ” 駅ナカ ” の「キタカラ」があり、お土産、食事、喫茶、コンビニなどが揃っていて便利です。
    その他、周辺には、 スーパー、郵便局、ドラックストア、喫茶店、レンタカー、フェリー乗り場などがあります。 徒歩圏内で便利です。
    ただし、街中は、都会と違ってお店が沢山並んでいて、よりどりみどりというほど、お店の数は多くありません。
    必要なお店は、最低限はある、という感じです。
    そこは、やはり、地方都市らしい稚内の特徴ということでしょうか。

    特にお勧めは、稚内駅前のバスターミナルの前に飲食店「ひとしの店」があります。
    ここの「かにめし」(汁物付き)がとてもおいしい。
    今、カニがなかなか手に入りにくいところですが、カニの大きな ” 親指 ” が付いています。 ” 親指 ” 、つまりハサミですが、昔は、ロシアからのカニが多く揚がっていた時代は、カニは当たり前のように目にしましたが近頃は、日本とロシア間の取り締まりが厳しくなっていますので、カニは、ほとんど見られなくなっています。
    そんなわけで以前と比べ ” 親指 ” は、小ぶりになり ” 小指 ” になったような気がしますが・・・

    なお、この宿は、2階が和室の客室になっています。
    部屋に洗面とトイレがなく共同洗面となっています。 部屋にポットはありますが電気ポットではないので、共同のお勝手台にある電気ケトルでお湯を沸かして入れ直します。
    暖房機は、あるものの冷房装置はありません。 稚内は、冷たいオホーツク海に面していますので、真夏でもなんとか凌げます。

    禁煙部屋は、ありません。 部屋は、タバコ臭があります。 他の部屋からタバコの匂いが部屋の通気口を通して入って来ます。 目がややしみる時もあります。 禁煙主義者には、キツイかもしれません。
    部屋に消臭剤がありますが・・・

    宿にランドリーがあります。
    駐車場は、玄関前に2~3台入れられます。 裏にも2~3台くらいの共同駐車場あります。 しかし、ここは目が届かないので心配です。

    利尻島、礼文島へ行く場合、フェリーターミナルへの送迎がありますが、事前に予約しておくことをお勧めします。
    でも徒歩圏内ですので運動がてら歩いて行ってもそんなに苦になりません。 ちょうど良い運動です。
    徒歩1.5キロメートル、20分程度です。

    船酔いに注意。
    普段は、波がそんなに高くないので船は、あまり揺れませんが、時には、揺れることもありますので、一応、乗船直前の空きっ腹でコーヒーを飲んだ後の乗船とか、またお腹いっぱいの食事後の乗船は、やめた方が良いでしょう。
    船酔いしやすくなります。

    宿は、ノシャップ岬へ行く道路に面しているので、やや交通量が多く、車の音が少し気になります。
    宿は、全体的に、やや薄暗い感じの雰囲気の古そうな宿ですが、稚内駅から徒歩圏内にあり便利ですし、お安い料金なので、そして、また、お客さんからプレゼントされた色々な絵が廊下などに飾ってあるなど、なかなか人気のある稚内の小さな宿でした。
     

    旅行時期
    2017年06月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    一人旅
    1人1泊予算
    7,500円未満
    アクセス:
    3.0
    コストパフォーマンス:
    4.0
    客室:
    4.0
    接客対応:
    4.0
    風呂:
    3.0
    食事・ドリンク:
    3.0

  • 支笏湖温泉街の「離れ」の原生林に囲まれた「休暇村支笏湖」は素晴らしい

    投稿日 2019年07月21日

    休暇村 支笏湖 支笏湖

    総合評価:4.0

    この宿は、支笏洞爺国立公園の中にあって、その支笏湖の一角にあります。
    支笏湖温泉の中心街から、千歳川を挟んだ向こう側の高台にあり、やや離れた静かなところにあるのが気に入っています。
    また、宿は、大きな敷地の「野鳥の森」の中にあります。 野鳥の「さえずり」のバックグラウンドミュージックを聞きながら、ゆっくり早朝散歩すると幸せ感いっぱいに包まれます。
    この自然環境は、なんとも言い難い贅沢な ” ひととき ” をもたらしてくれます。
    さすが休暇村です。
    そして「野鳥の森」の「展望台」から見事な支笏湖が眺められます。 原生林に囲まれた神秘の湖の眺望が広がります。
    全国にある休暇村は、どこも、国立公園・国定公園の中にあって、素晴らしい自然環境の中にあるので、いつも ” ワクワク ” します。

    今回の宿泊プランは、
    ○プラン名     :迷ったらこれ! スタンダードみずうみプラン
    ○部屋タイプ   :【禁煙】洋室ツインルーム
    ○宿泊日数   :2泊
    ○食事         :朝食  夕食
    ○宿泊料金   :1泊につき 11,200円込 + 入湯税300円
    を選びましたが、広い部屋ながらも、お手頃な料金なのが嬉しい。

    宿の用意する観光のメニューは多彩です。
    見る、遊ぶ、歩く、登る、食べる、探す、などなど、いろいろあリます。
    「休暇村支笏湖」のホームページ参照。

    ” 見る ” では、例えば、ガイド付きの「野鳥観察」(有料)が毎朝あり、野鳥の森を一周します。
    今回、オオルリ、カワラヒワなどを見ることができましたし、支笏湖を眺めながら散策すれば小鳥のさえずりが響きわたり、朝の「野鳥の森は」賑やかです。
    そして、アカゲラの幹を叩くドラミングの音が森いっぱいに響き渡っていました。

    この支笏湖は、カルデラ湖であって日本屈指の透明度を誇ります。
    そして、湖は深い。田沢湖についで国内で2番目に深く、最大深度は363メートルもあるそうです。
    そんなわけで、北海道の厳冬期でも凍ることが無く「最北の不凍湖」とも言われています。

    ところで、
    支笏カルデラは、太古の昔の4万年前に破局的噴火を起こした後に出来た、と言います。
    その規模はケタ違いに大きく、噴出物の量は、北海道に均等に撒いたら厚さが「4メートル」にもなる膨大な量だといいます。
    当時、石狩川は、太平洋に注いでいたけれど、
    この大規模な火砕流によって、川がせき止められ石狩川が日本海へと流れを変えてしまいました。
    そして、マグマが噴出した跡は、陥没してカルデラになり噴火口には大きな穴が残った。
    その後、支笏カルデラに水が溜まって最大深度363メートルという深い支笏湖になったようです。
    これには、驚き。

    一方、ちょいと離れた洞爺湖のカルデラも破局的噴火を起こした ” なごり ” だそうで、
    その火砕流は、積丹半島の根元あたりまでの55キロメートルもの先にある泊原子力発電所のすぐ近くにまで流れたと言います、その痕跡の一部が確認されています。
    実際は、類推すると今の泊原子力発電所あたりにも流れ込んだのだと想像されています。

    そんなわけで、今、世界でも破局的噴火による原子力発電所の安全性の是非が問われているのです。
    また、今後も起こるであろう破局的噴火の確率は、「今後100年間に1%。 個人が交通事故で死ぬ確率より高い」と言いますから、人ごとではありません。考えさせられます。
    以上は、火山の専門家が指摘しています。

    その他、災害関係では、
    ついこの間、胆振東部地震が起こり、すぐ近くの北海道電力の石炭火力の苫東厚真火力発電所(厚真町)が壊れました。
    一極集中の巨大な火力発電所を作ったばかりに、それがで裏目に出て、それに頼りきっていた北海道電力のシステムが完全に麻痺しました。 北海道の全道が何日も停電しました。 例のブラックアウトです。
    その時、稚内からやや南の豊富温泉に滞在していましたが、暗い夜を何日か経験しました。参りました。
    でも、支笏温泉の周辺では、ブラックアウトにはなりませんでした。
    それは、この地域には、王子製紙の水力発電所の千歳第1発電所など5つの水力発電所があり、その電力を元々使っていたからです。
    電気は、支笏温泉周辺にも供給されているので、それでこの地域は停電をしなかった。
    これは、素晴らしいことです。

    やはり、化石燃料による電気ではなく、原子力発電所の電気でなく、自然のエネルギーをもっと利用すべきだ、ということを実証しました。
    日本の特徴は、何と言っても、雨の多い「水の国」、海洋に囲まれた「海の国」、山が多く風が強い「風の国」、火山が多く温泉の多い「火の国」ですから、やはり、その豊富な自然のエネルギーを有効活用して、水力、波力、風力、地熱、その他、太陽光などのエネルギーをもっと活用した方が良いのではないでしょうか。
    北海道のブラックアウトの経験は、日本の持っている有利な自然環境を、自然の恵みを、もっと積極的に活用すべきことを物語っています。
    自然のエネルギーの利用で持続可能な電力システム環境をもっと利用するように強力に進めるべきでしょう。

    何しろ、東日本大震災での原発事故とか、チェルノブイ原発事故でも実証されたように、一度原子力発電所が破壊され、放射能が一度ばら撒かれたら元に戻せないのが現実です。 原発事故は、持続不可能な、かつ不可逆的現象ですから一度起こしたら取り返しがつきません。
    「水」と「放射能」は、「覆水盆に返らず」と肝に銘じるべきでしょう。
    やはり、こういう基本的なことは、押さえておきたいところです。

    そんな、いろいろなことを思いながら、この綺麗な支笏湖を眺め、そして、かわいい野鳥のうたごえに耳を傾けながら、支笏湖温泉の ” 離れ ” にある原生林に囲まれた「休暇村支笏湖」の宿泊体験は、深く記憶に残るほど素晴らしかった。
    そんなことを、あらためて実感したところです。

    旅行時期
    2017年05月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    一人旅
    1人1泊予算
    12,500円未満
    アクセス:
    3.0
    コストパフォーマンス:
    4.0
    客室:
    4.0
    接客対応:
    4.0
    風呂:
    4.0
    食事・ドリンク:
    4.0

  • 道北の猿払村の「笠井旅館」は ”旧国鉄” おにしべつ駅の駅前旅館だった!

    投稿日 2014年09月29日

    笠井旅館 浜頓別・猿払

    総合評価:3.5

     猿払村というとなじみのない人が多いと思いますが、実は、
    ○雄大な宗谷丘陵を臨み、大自然が豊かでサロベツ原野に次ぐ広い湿原・原野があって負けていない。
    ○日本最北端の村で、樺太を望むオホーツク沿岸に位置する。
    ○北海道では一番広い村。 日本全体では奈良県十津川村に次ぐ2番目に広い村。
    ○ホタテの水揚げ量は、日本一で輸出もしていて、誇れる ”ほたての町” 。
     などなど、冠(かんむり)が沢山つく村であり、大変に魅力的です。

     その猿払村の鬼志別地域に「笠井旅館」という宿があり、この地区ではこの一軒のみなので貴重な宿です。 猿払村は、いくつかの地域が分散して存在していますが、鬼志別が一番大きい地区で猿払村の役場もある中心地です。

     ところで、 「 ”旧国鉄” おにしべつ駅の駅前旅館だった! 」の ” だった! ” といいますのは、国鉄時代の元・鬼志別駅のすぐ近くにある宿 ”だった” からです。 昔、国鉄・天北線(てんぽくせん)が走っていましたが、今はありません。 
    ちなみに天北線は、音威子府・敏音知・中頓別・浜頓別・猿払・鬼志別・沼川・南稚内と走っていました。でも、現在、その代わりにバスが走っていて元・鬼志別駅の跡地のとなりにバスターミナルができています。 女将さんの話では、宿の創業も古く昭和2年(1927年)で戦前から営業している、ということです。 現在、3代目だそうです。 これは立派につきます。

     町は、小さいながらも元・鬼志別駅があったころの、当時の栄えた時代の面影を残しています。 道路標識に「鬼志別駅」の標識が残っているのに感激。 まだ残っている? 残している? 

     女将さんは、親切でおっとりタイプの家庭的な方です。 丁寧な ”お・も・て・な・し” がうれしい。 宿には、愛らしい、ネコちゃんの「チャッピー」ちゃんがいます。 血統書付きの正真正銘の立ち耳(*1)タイプの「スコティッシュフォールド」で大変珍しいネコちゃんです。 このネコちゃんは、人に ” つかずはなれず ” のタイプのようで、近づきすぎるとスルッと離れてきます。 面白いネコちゃんです。

    この宿は、ネイチャーの愛好家がよく利用しているみたいです。 館内に、トリ・サカナなどの写真が飾ってあります。 愛好家がプレゼントしたものらしい。 ちょっとした小さい私的なネイチャーミュージアムみたいです。 シティホテルと違って旅館などではご主人・女将さんの顔が見えるという安心感があり、この点はシティホテルにない魅力です。 宿は古いですが落ち着ける宿です。 シティホテル慣れしている女性にとっては、ややきつい感じがするかも知れませんが山ガールの経験者なら快適に、十分 ”イケル” 宿です。

     鬼志別バスターミナルには、元・鬼志別駅時代の遺産が展示されていました。 当時の、貴重な列車の写真・時刻表・路線図・駅名標などなどが多数あります。 これらは、元・天北線の歴史を物語っていて大変に参考になります。 当時の栄華が偲ばれます。

     宿泊した日は、うまい具合に「鬼志別神社祭り」に遭遇し、華やいでいました。 この季節は、北海道でもあっちこっちがお祭りの時期みたいで、旅行中に時々、このように地域のお祭りに遭遇します。 宿はやや古いですが格安です。 部屋で無線LANが使えます。

     当時、盛んだった林業時代の栄華を彷彿させる猿払村の、とある一軒宿を紹介しました。

    *1 訂正 14年09/30
     

    旅行時期
    2014年06月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    一人旅
    1人1泊予算
    7,500円未満
    アクセス:
    2.0
    宗谷バスで「音威子府」から「鬼志別」下車すぐ、2時間30分
    コストパフォーマンス:
    4.5
    格安です。お腹もいっぱい。
    客室:
    3.0
    地方の一般的な民宿風です。やや狭い感じかも・・・
    接客対応:
    4.0
    丁寧で親切な ”お・も・て・な・し”
    風呂:
    3.0
    大きな浴槽でゆったり
    食事・ドリンク:
    4.0
    ホタテなどのオホーツク海の海の幸がおいしい

  • 和歌山・串本町「国民宿舎あらふねリゾート」は目の前が海、まさにオーシャンビュー

    投稿日 2018年02月12日

    国民宿舎 あらふねリゾート 串本・古座川

    総合評価:4.0

      「温泉」と「海の幸」と「風光明媚な広い海」を眺めながら癒やしのオーシャンビューの空間と時間に、しばし、身を置いてみるのも、たまにはいいもんです。
    和歌山県の紀伊半島の南端の串本町と太地町は、観光地として名が知れていますが、ここ「国民宿舎あらふねリゾート」のある串本町田原は、丁度その中間に位置し、メジャーな場所ではないところが気に入りました。 この宿は、紀伊本線の紀伊田原駅から1 Kmほど離れている大変に静かで小さな港町にあります。  宿は、国道から少しばかり奥に入った所です。 宿の前の浜辺から聞こえてくる、さざ波の音が心地が良い。  癒し効果は満点。 しかし、周りに食事処がないことに注意。

     今回、プラン内容:≪お得に手軽な2食付会席プランをお探しの方に!≫、当館スタンダードプランよりちょっとお料理が少なめ、というプランを利用。 部屋タイプ:和室8畳(バス無トイレ付)、陽光が差し込む眺めの良い海側のお部屋で2食付き9,330円(税込み)。 自家農園で栽培した新鮮野菜が ”売り”。 ちょいと、奮発すれば、別に、アワビの付いた食事プランも用意されています。
    宿は、目の前が田原海水浴場でビーチまでたったの30秒! 400m続く美しいビーチ。 夏には、水着のまま浜辺に向かい海水浴が楽しめます。 他、荒船海岸での磯釣り、カヌー、ダイビングなどもまた楽しめます。 温泉は、< 湯ノ谷温泉>アルカリ性単純温泉、循環・ろ過・加温。

     実は、ここは観光には、なかなか良い立地なのです。 田原の海霧(目の前)、国立天然記念物・橋杭岩(車で20分)、潮岬灯台(車で30分)、串本海中公園(車で30分)、トルコ記念館(車で30分)、潮岬灯台(車で30分)、くじらの博物館(車で30分)、那智の大滝(車で30分)などなど。 橋杭岩ではライトアップもあります。 夜に浮かぶ奇岩の幻想的な雰囲気も味わえます。

     なお、もっとお安いプランもあります。 「長期滞在 ビジネスプラン」、6,630円1名1室、5,550円3名1室、2食、平日。 昼食は、お弁当付き。 シーズンオフのお得プラン。 全室オーシャンビューの客室。 ご夫婦やカップル利用など少人数でお越しのお客様におすすめです。 バス無し、トイレ・洗面台付き。 定員:1~4名。 連泊でゆったりするには、このプランがピッタリ。 いろいろなメニューが用意されているのがいい。 アクティブ、周辺観光にもってこいの宿だと思います。

     今回、この宿を利用したシチュエーションは、高野山のお参りした後、熊野三山のお参りをし、終着点の宿として利用。 高野山から熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社と巡って来ました。
    ドライブコースは、高野山から東へやや進み、道路標識「県道53号 野迫川村」の案内に従って右折、南に下ります。 この道が熊野本宮大社への近道。 道順は、県道53号(高野天川線)、国道168号、十津川村を経由して熊野本宮大社に行けます。 だが、どっこい、この県道53号がとんでもない山岳道路の険しい山道でした。 車一台がやっとの道幅しかありません。 そして、カーブが多く、高野山の ”いろは坂” ともいうべき道でした。 まさに県道ならぬ ”剣道” の ”酷道” でした。 さらに、この辺りは、何年前からも年中、工事をやっています。 ということは、砂利トラが常に通るということです。 こちらの車は、セレナ8人乗り用のミニバンでやや大きい。 今回、ご丁寧にも3回も砂利トラとすれ違う羽目になりました。 かろうじて、うまく ”パス” できましたが幸運でした。
    この近道は、マニア向けの ”酷道” なので利用する方は、要注意です。 ここを使うのなら軽自動車がお薦め。

     一般的に、紀伊半島の山岳道路は、どこも険しい。 そして、いつも、あっちこっちで道路工事中。 もともと、紀伊半島は、雨が多く、洪水濁流、崖崩れが頻繁です。 道路には、小石が ”コロコロ” 転がっているので要注意。 そして、その上、道幅が狭い。 ここ紀伊半島の山岳地帯では、豪雨による大災害が50年~60年間隔で起きています。 急峻な山地という地形条件と豪雨の多い気象条件などの自然環境からして、これからも繰り返し起こるのは必至。
    ちなみに、直近では、2011年の台風12号による大災害とその後の昨今の雨の多い気象現象により、その後遺症で今でも、あっちこっちで道路工事が進行中。 紀伊半島の山に入るときは、なるべく大きなメイン道路を選ぶことをお薦めします。 小道は、なるべく避けることが肝心です。

     今回の、世界遺産の高野山参りから、さらに熊野三山参りが無事に済んで、また、紀伊半島の山岳道路の、 ”剣道” の ”酷道” コースを通る経験をしたことによって、紀伊半島の自然の偉大さを深く理解できたことは、大きな収穫でした。

    旅行時期
    2016年10月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    友人
    1人1泊予算
    10,000円未満
    アクセス:
    3.0
    駅からも歩いて行ける距離です
    コストパフォーマンス:
    3.5
    連泊プランを利用すればなお安く ”イケル”
    客室:
    3.0
    接客対応:
    3.0
    風呂:
    4.0
    結構、広いのが良い
    食事・ドリンク:
    3.5

  • お花畑のお散歩に礼文島の「ホテル礼文荘」が ”オススメ” 、久種湖畔です

    投稿日 2019年07月25日

    ホテル礼文荘<礼文島> 礼文島

    総合評価:3.5

    花の浮島「礼文島」が人気上昇中です。
    今、北海道は、礼文島です。 ここは、利尻礼文サロベツ国立公園なので、さすが島は素晴らしかった。

    季節は、春から初夏にかけてのシーズンが最高です。 特に5月から6月のトップシーズンが礼文島の旬です。
    この時期は、やや、寒いけれども空気が澄んでいて小鳥たちは、子育ての真っ最中でお花も咲き始めます。
    春の目覚めと自然の移ろいがなんとも快適な礼文島の、この季節は、まさに天国です。

    そんな中、久種湖畔にあります「ホテル礼文荘」に宿泊してみました。海が見え、また、湖の周りを一周する遊歩道を散歩するのもなかなか良いもんです。

    今回、利用したプランは、

    プラン名: ビジネス料金でお得 インターネット接続OK
      島でのビジネスでやってこられる方、お得な滞在型の料金設定です。
      3泊以降はご相談ください。(割引があるかも)
      基本的にはフェリーターミナルの送迎はございません。
    部屋: 和室6畳
    食事: 朝食 夕食
    料金: 7泊で52,500円(税込)

    というビジネスプランを探すことができました。

    標準的な観光プランでは、食事量が多くて食べきれませんので、このビジネスプランを選びましたがやはり正解でした。 食事は、ほど良い量でした。
    宿は、中年のご夫婦が切り盛りしながら家庭的な雰囲気でやっていました。 この6月のシーズンは、人も多くて宿は忙しそうでした。
      
    駐車場は、玄関前に数台分あり、奥にやはり数台分の広さあります。 狭いのでやや駐車しずらいですが、これは、島自体がほとんど山なので、土地が限られていますからしょうがありません。
    ビジネスプランなのでやや制限があります。 アメニティの交換とか、清掃は2~3日ごととか。
    食堂は、お昼はやっていません。 でも、おにぎりは、注文できます。 中くらいの大きさのものが2つ入りで「たくあん」付き。

    宿に共用の大型冷蔵庫があります。 お風呂は4~5人ほど入れる中型の大きさで丁度いい感じです。 広くて快適。
    宿は、部屋数多いです。 全て和室です。
    この時期、6月は、まだ寒い日があるので防寒の準備が必要です。 廊下に石油ストーブが用意されいて、寒い時は、使えるようになっています。 部屋には、冷暖房装置がないです。

    礼文の自然環境は、申し分ありません。
    利尻と同じように、礼文にはクマがいませんので安心して花のトレッキングができます。

    ところで、
    2018年5月に、隣の利尻島では、106年ぶりに、いないはずのクマが確認されクマ騒動が起きましたが、糞の遺伝子検査の結果、対岸の豊富町のクマだそうです。 延々と20キロメートルも海を泳いで渡ってきたと見られています。 これはスゴイことです。
    クマが泳げるということと、こんな長い距離を泳ぎ切ったということを・・・
    その後、姿を見せませんので、どこかに潜んでいるようでしたが、でも1年以上も監視カメラに写らず糞などの新たの痕跡も確認されなかったので対岸の古巣に戻ったと考えられています。
    そんなわけで、今回、対策会議は、2019年6月28日に終息宣言を出しました。 これで、利尻島のクマ騒動は一件落着で一安心ということでしょうか。

    ところで、
    クマ騒動は、今回で2回目です。 前回は、もう約100年以上前事ですが、やはり泳いで渡ってきました。 その時は、上陸しようとしたところを島の人たちに見つかり、かわいそうにも駆除されたそうです。

    天気が良ければ、礼文島は、本当に天国ですねー。 なんせ、山といっても丘くらいの感じで、道はなだらかで優しいのでトレッキングには最適です。 厳しい地形の利尻島とは正反対の島です。
    素晴らしいに尽きます。

    礼文島とは、
    剣山の利尻に対して花の礼文。
    男の利尻に対して女の礼文。
    親父(おやじ)の利尻に対して娘の礼文。
    というイメージです。

    昆布漁も盛んで、一般的に利尻昆布は、有名ですが、その中に礼文昆布も含まれているといいます。
    礼文昆布は、利尻昆布に名前負けしていますが盛んに行われています。

    こんな贅沢な島は初めてです。
    なんという素晴らしい島なのでしょうか。
    キャッチフレーズの「花の浮島 礼文島」は、そのものピッタリ。
    景色も絶景です。
    礼文の奥は、深い。

    なお、フェリー港の所に「ホテル礼文」がありますが名前が似かよっていますが全く違います。

    旅行時期
    2017年06月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    一人旅
    1人1泊予算
    7,500円未満
    アクセス:
    2.5
    コストパフォーマンス:
    4.0
    客室:
    3.0
    接客対応:
    3.0
    風呂:
    3.5
    食事・ドリンク:
    3.0

時空の旅人さん

時空の旅人さん 写真

0国・地域渡航

13都道府県訪問

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時空の旅人さんにとって旅行とは

●旅とは「月日は百代の過客にして・・・」 
●「ゆく河の流れは絶えずして・・もとの水にあらず」 
●時間と空間の中にさすらい、ただよう。そして遊ぶ。このよろこびは・・・ 

自分を客観的にみた第一印象

大好きな場所

瀬音のかすかに聞こえる”静かな”湯治場。

大好きな理由

深く、静かに、穏やかに「我を思う」時間を大切にしたい。

行ってみたい場所

やはり日本の花鳥風月が一番です。そして「雪月花」をめでる。

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