さすらいおじさんさんのクチコミ(3ページ)全3,789件

秩父礼所めぐりの秩父三十四ヶ所（秩父郡市４市町）の観音霊場は､板東33ケ所、西国33ケ所とともに日本百番観音にかぞえられている。
秩父札所一巡約100キロといわれており、静寂な山村と自然の風光を背景に秩父路をめぐるもの。西国と坂東は33ケ所で秩父だけは34ケ所なのはあわせて99観音めぐりより100観音めぐりの方がキリがいい数だろうということで、秩父だけが1ケ所増やされたとのこと。

秩父神社（ちちぶじんじゃ）は埼玉県秩父市にある秩父地方の総鎮守で三峯神社・宝登山神社とともに秩父三社の一社。１２月の例祭「秩父夜祭」で知られ秩父市街地の中心部に鎮座しており崇神天皇の時代、初代の知知夫国造である知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)が祖神の八意思兼命（やごころおもいかねのみこと）を祀ったことに始まるとのことで昭和天皇の弟・秩父宮雍仁親王が１９５３年に合祀されている。

新倉（にいくら）パーキングエリアは埼玉県和光市にある東京外環自動車道のパーキングエリアで和光北インターチェンジが併設されているがパーキングエリアからインターチェンジに出ること、インターチェンジからパーキングエリアに入ることは不可能。旧日本道路公団の管理用施設のために設置しパーキングエリアとする予定はなかったとのことだが和光と三郷の距離が２６．７kmあり休憩施設が必要となったために急遽パーキングエリアとして設置されたもので駐車場は大型２３台小型６３台と狭いが大泉方面・三郷方面共通でＵターンも可能で便利なパーキングエリアだ。

富岡製糸場前の商店街や仲町まちなか交流館では観光客向けのみやげものを販売し町興しを行なっている。富岡は古くから生糸の町と言われており「富岡製糸場名物」チョコレート菓子『かいこの王国』がユニークだ。絹を生み出す蚕（かいこ）をリアルに再現した菓子で緑色の桑の葉の上に白い蚕をかたどったチョコが乗っている。 見た目が本物に近く虫を食べるようで「口に入れるのに勇気が要る」との声もあるそうだが珍しいおみやげだ。

上州富岡駅（じょうしゅうとみおかえき）は群馬県富岡市富岡にある上信電鉄上信線の駅で富岡製糸場の最寄り駅。
駅舎は煉瓦壁で作られた富岡製糸場への玄関口という点を考慮し等間隔に配された鉄骨柱に煉瓦壁が巻きつくデザインとなっており富岡製糸場の煉瓦を引き立たせる為、製紙場の煉瓦とは異なる色（薄茶色）の煉瓦を使用しているとのこと。駅舎全体は高さ約６．５ｍの屋根で覆われた半外部空間を持つ開放的なデザイン。
駅舎全体は「鉄骨煉瓦積造(鉄骨造と煉瓦積造の混構造)」で支えられ富岡製糸場の構造形式「木骨煉瓦積造」を意識している。
煉瓦積は富岡製糸場と同じ「フランス積み」を基本としながら構造体のブレースを煉瓦で挟み込むことで煉瓦の並びに独特の変化が生じる富岡駅特有の煉瓦積みとなっている。
上信電鉄の高崎駅では上州富岡駅への往復切符と、富岡製糸場への入場券がセットになった往復割引乗車券が発売されている。

西武秩父線（せいぶちちぶせん）は埼玉県飯能市の吾野駅と埼玉県秩父市の西武秩父駅とを結ぶ西武鉄道の鉄道路線。西武秩父駅構内に設けられた秩父鉄道との連絡線を介して秩父鉄道秩父本線の長瀞駅・三峰口駅まで直通運転を行っているので長瀞観光には便利な鉄道だ。春の芝桜シーズンや毎年12月3日の秩父夜祭り、横瀬車両基地でのイベント開催時には観光客が多く臨時列車が運転されることがあるそうだ。

忍城（おしじょう）は埼玉県行田市にあった城で別名は忍の浮き城、亀城。埼玉県の旧跡に指定されている関東七名城の一つで忍城水攻めは日本三大水攻めの一つに数えられている。１４７８年頃地元の豪族であった成田正等・顕泰父子がこの地を支配していた扇谷上杉家に属する忍一族を滅ぼし築城したといわれ扇谷上杉家に忍城を攻められたが家宰太田道灌の仲介によって和解して以後成田氏が領有し１５５３年に北条氏康は忍城を攻めたが攻略に失敗している。

富岡製糸場（とみおかせいしじょう）の東置繭所（ひがしおきまゆじょ）と西置繭所（にしおきまゆじょ）は繰糸所の北側に建つ南北棟の細長い建物で東置繭所、繰糸所、西置繭所の３棟が「コ」の字をなすように配置されている。東西置繭所ともに１８７２年の竣工で桁行１０４．４ｍ、梁間１２．３ｍ、木骨レンガ造２階建てで、屋根は切妻造、桟瓦葺き。主に２階部分が繭置き場で東置繭所は正門と向き合う位置に通路を設け通路上のアーチの要石には「明治五年」の刻銘がある。東置繭所（ひがしおきまゆじょ）の内部は展示場になっており、富岡製糸場の歴史、工場での生糸のプロセス、女工の仕事ぶりなどの写真や展示品があり映像でも紹介しており見学者にはわかりやすい展示場だ。東置繭所（ひがしおきまゆじょ）にはみやげもの売り場があり、平日でも混雑している。

「富岡製糸場と絹産業遺産群」として近代化遺産が暫定リストに加えられたのは初めてで国際連合教育科学文化機関 (UNESCO) の世界遺産センターに正式推薦され産業遺産が推薦されるのは石見銀山遺跡とその文化的景観以来２例目のこと。富岡製糸場はその敷地が史跡に指定されており開業当初の主として木骨レンガ造りの建造物群が重要文化財に指定されており重要文化財として指定された建造物も多い。

横川サービスエリア（よこかわサービスエリア）は群馬県安中市の上信越自動車道上のサービスエリアでコイン洗車機、レストラン（荻野屋（おぎのや） 、峠の釜めしコーナー、ベーカリーコーナー、テイクアウトコーナー、エンターテイメントコーナー（横川駅メモリアル）、野菜市場などがありエリアスタンプは富岡製糸場と釜めし弁当とのこと。

水城公園は１９６４年に開園した都市公園のひとつで忍城の外堀跡を利用し中国江南水郷式造園の手法を取り入れた水郷公園として整備され「水城公園」と名付けられたそうだ。
忍城（おしじょう）は湿地帯を利用した平城で沼地だったところに島が点在する地形に沼を埋め立てず島に橋を渡す形で城を築き櫓を立てずに本丸は空き地とし二の丸に屋敷を作って住まいとしていたので攻めにくく守りやすい城であったとされる。当時の沼の名残は現在水城公園で見ることができる。水城公園は忍城（おしじょう）があった沼地に造られた美しい公園だ。

西武秩父駅（せいぶちちぶえき）は埼玉県秩父市野坂町の西武鉄道西武秩父線の終点駅。秩父駅（秩父鉄道秩父本線）とは離れた位置にあり乗換駅ではない。乗換駅は秩父本線の御花畑駅で秩父市役所・秩父市歴史文化伝承館、秩父市秩父宮記念市民会館、ホテルルートイン秩父などに近い。

行田市郷土博物館は１９８８年に開館し御三階櫓は博物館の一部として「忍城鳥瞰図」や文献などをもとに外観復興され内部は展望室や行田の歴史を写真や資料で紹介する展示室として利用されている。行田市郷土博物館は忍城の本丸の跡地に建造され行田の歴史と文化を紹介している。常設展示室ではさきたま古墳群に代表される古代の歴史と文化、忍城の城下町としての歴史と文化、明治以降行田の基幹産業であった足袋づくりを四つのコーナーで紹介し「行田の歴史と文化」紹介展示としており小説・映画の『のぼうの城』も紹介している。

石田堤（いしだつつみ）は総延長２８kmに及ぶ堤をわずか１週間で作り上げたと言われるが実際には自然堤防や微高地を巧みに繋ぎ合わせたものと考えられ堤が完成した後利根川・荒川の水を引き入れたが城にはあまり水が溜まらず逆に増水で堤が決壊して石田方に多数の溺死者が出て水攻めは失敗に終わった。
現在は行田市堤根地区から鴻巣市袋地区にかけて約２５０mが残存しており埼玉県指定史跡石田堤史跡公園として整備しており丸墓山古墳から南に延びる歩道も石田堤の名残だ。

秩父駅（ちちぶえき）は埼玉県秩父市宮側町にある秩父鉄道秩父本線の駅で駅舎は地場産業センター（じばさんセンター）を兼ね周辺地域の物産が販売されている。駅周辺には秩父神社、道の駅ちちぶ、ちちぶ銘仙館、秩父ふるさと館、芝桜の丘で知られる羊山公園などがある。

武甲山（ぶこうさん）は埼玉県の西側、秩父盆地の南端にある山で秩父市と横瀬町の境界にあり標高は１３０４ｍで別名を秩父嶽、妙見山、武光山ともいう。秩父地方の総社である秩父神社の神奈備山で日本二百名山の一つに数えられている。火山島が活動を終え浸食によって削られサンゴ礁を纏うようになりサンゴによってできた石灰岩を載せた海山がプレートの動きにより北上し深い海溝に引きずり込まれやがて隆起し浸食されることで地表に現れた山が武甲山とのこと。日本武尊が自らの甲（かぶと）をこの山の岩室に奉納したという伝説が元禄時代の頃から定着し武甲山（ぶこうさん）と呼ばれるようになったといわれている。武甲山の石灰岩は日本屈指の良質な大鉱床で可採鉱量は約４億トンと推定され古くから漆喰などの原料として採掘されていた。明治期よりセメントの原料として採掘が進められ１９４０年に秩父石灰工業が操業を開始して以降、山姿が変貌するほど大規模な採掘が進められ、とくに北斜面で山体の崩壊が著しいとのこと。

石田堤（いしだつつみ）は豊臣秀吉による関東平定の一環として小田原方の成田氏長居城である武蔵国・忍城を石田三成らが攻めたときに水攻めのために忍城の周囲を総延長２８km（現・埼玉県行田市・鴻巣市内）に渡って築いた堤で１５９０年の関東平定において忍城城主・成田氏長は小田原城に籠城し残った士卒・兵・地元農民ら３０００人が忍城に立て籠った。攻城の総大将に任じられた石田三成は力攻めを行ったが周囲は沼や深田という足場の悪さにも守られ城攻めは遅々として進まず三成は忍城を望むことができる丸墓山（現・丸墓山古墳）の頂きに本陣を構え水攻めを発案し忍城周囲に総延長２８kmにも及ぶ堤を築いた。

埼玉古墳群（さきたまこふんぐん）はかつては大型古墳の周りに陪臣の小型古墳があり円墳３５基、方墳１基からなっていたが昭和初期に周囲の沼地の干拓で取り壊されてしまったとのこと。世界遺産へ登録しようという動きが２００５年頃から地元住民を中心に起こっており国の史跡から特別史跡に格上げする運動が行われている 。行田市では「古墳群」を「さきたま風土記の丘」として整備をすすめ現在は「さきたま古墳公園」として整備を進めている。

埼玉古墳群（さきたまこふんぐん）は埼玉県行田市にある９基の大型古墳からなる古墳群で県名発祥の地とされる「埼玉」の地にあり前方後円墳８基と円墳１基の大型古墳が残る全国有数の大型古墳群で国の史跡として整備されている。

勿来関（なこそのせき）は古代から歌枕となっている関の1つで江戸時代の終わり頃からは「奥州三関」の１つに数えられ福島県いわき市には「勿来の関」公園がある。
「なこそ」とは古語における「禁止」の意味で現代語では「来るな」という意味で奈良時代に蝦夷の南下を防ぐ目的で設置されたとする説もあり吉田松陰の『東北遊日記抄』にも現いわき市勿来町関田字関山付近を「勿来故関」と記録されているとのこと。