mizuta11さんのクチコミ(2ページ)全1,086件

メキシコシティーに行ったら必ず行った方がいい所が国立人類博物館です。年代別にメキシコの先史時代からアステカ文明までいろいろな遺物が本物、レプリカを含め展示されています。その質、量ともに今まで行ったことのある博物館の中で群を抜いていました。午前中に行ったテンプロ・マヨールから出土した太陽の石、３日前にに行ったテオティワカン・月のピラミッドの前に置かれていた巨大な石造、雨神チャルティトゥリクエ、10日ほど前に行ったチチェンイッツアーのチャック・モール像など今回のメキシコ旅行の集大成のようでした。また国立人類博物館のある公園を歩いていると、民族・伝統を守るイベントをしているみたいで、インディオの民族衣装をまとった人たちが大勢、パレードしていました。メキシコ人はスペイン人＝征服者・破壊者、自分たちはその被害者と思っている人がほとんどです（当然コロンブスは英雄ではない）。しかし、民族衣装をまとった人々の中には「お前は90％以上スペイン人の血だろ！」と言いたくなるようなラテン系の風貌の人たちもまじっていました。ある意味平和だな～と感じました。（まあ、そう思っている人たちもほぼみんなカトリック教徒なので、複雑ですが。）

メキシコシティーの中心部にあるこの建物は、シティー近郊のプエブラの街の特産品であるタラベラ焼きという、青味がかったタイルが壁面に使用されているため、青タイルの家と名付けられました。16世紀末住宅用に建築され、現在はデパートとして使用されています。

ソチミルコとはメキシコシティー南部にある、地元の人が休日集まる行楽地です。現代のメキシコシティーを見ても、アステカ時代はテスココ湖という湖で、ソカロのある中心部は湖上の島に壮麗な神殿が立ち並ぶテノチティトランと言う街だったという事が、どうにもイメージがわかず、唯一残る当時の面影、水路が張り巡らされたソチミルコに行きました。そこに派手に飾られた屋台船があり、のんびり水路を移動してくれます。料金により貸し切ったり、相乗りしたりできるようです。日曜日であったため、地元の人たちで大変混んでいました。船に乗っているとあちこちからいろいろな船に乗ったモノ売りがよってきます。当初の目的アステカ時代の面影は？と問われると・・・・ですが、楽しかったので良かったです。

メキシコシティー・レフォルマ大通りのほぼ中央にコリント式の高さ36mの塔の上に黄金に輝くエンジェル像が建っています。Angel　はスペイン語読みでアンヘルと発音し、そのままアンヘルの名で親しまれています。1910年独立100周年を記念して建てられ、台座内に独立の指導者たちの遺骨が安置されています。

真栄田岬にシュノーケルセットを持って行き泳ぎました。ここはダイビングスポットにもなっており、青の洞窟と呼ばれる海中洞窟もあります。入口も完全に海中に水没？しているわけではないのでシュノーケルで海面を泳いで入る事もできます。ここに限らずダイビングでは洞窟に潜るときれいな光の造形が見られますが、ここはシュノーケルのみでも楽しめるためいい場所と思いました。また天気が良かったため、2時間ほど泳いだ後、岬の上からウトウトしながら海を眺めているのも気持ち良かったです。海に入らなくても岬の上から見る沖縄の海もきれいです。3点セット（マスク、フィン、シュノーケル）持参で行けば、駐車場代は（１００円/時間）、飲み物代１２０円、シャワー代２００円だけで半日楽しめます。ただし人気スポットのため人は多いです。

玻名城の郷ビーチは沖縄本島南部にある穴場ビーチです。場所もわかりずらく、サザンリンクスゴルフ場の中に入りそのままゴルフ場を通り抜けると、海の方へ下って行く細い道があります。行き止まりが少し広くなっているためそこに車をとめビーチにおります。ビーチはサンゴ礁のリーフの上の潮だまりのような場所にあり、コンクリートでプールのように仕切ってあります。私が行った時は干潮だったため泳ぐのは断念しましたが、クラゲネットもなくカラフルな熱帯魚がたくさんいました。満潮時にはシュノーケリングもできそうです。干潮時は磯遊びができます。ただしシャワーも更衣室も売店も何もなく（ゴルフ場の元クラブハウスみたいのが廃墟のように立っている）南の島のリゾートビーチというよりは、地元の子供の遊び場のような所です。設備は整っていても魚のほとんどいない人工ビーチに飽きた人には、このような穴場ビーチもいいかもしれません。子供と遊ぶのにいいと思います。

北谷町にあるアメリカンビレッジはアメリカ西海岸（おそらくサンタモニカ）をイメージした街並みで、ホテル、レストラン、お土産物屋、衣料品店、雑貨店、サンセットビーチなどが集まっています。その中でも一際目を引くのが大きな観覧車です。一人500円で沖縄のきれいな海や北谷町が見渡せます。また夜にはきれいにライトアップされこの地区の雰囲気を盛り上げています。ただし、地元の人も集まってくるため土曜日曜の夕方は非常に混み、駐車場が満車になる事もあります。

那覇空港から車で15分ほどの糸満市に2007年オープンしたのが美々ビーチです。新しい人工ビーチのため、周辺施設はどれもきれいで整っています。また、バーベキューなどの設備（要予約）もあるため、みんなでビーチバーベキューをするのも楽しいかもしれません。ただし干潮時はクラゲネット内のいちばん深いところに行っても膝ぐらいの深さになってしまいます。小さな子供の水浴び状態です。そんな時は木陰で昼寝や読書をしましょう

トレドの旧市街の中心に威風堂々とカテドラルが建っています。1227年着工、1493年完成した建物はスケール・豪華さすべてに圧倒されました。建物の入り組んだトレドの街中でカテドラルの前は広場になっています。シエスタでカテドラルがオープン前だったため、昼食後、大勢の人がこの広場で日向ぼっこをしながら記念撮影をしていました。時間になり中に入ると、立派な柱に壁には見事なステンドグラスがあり思わず口をあけてしばらく見上げていました。

トレドのアルカーサルはカテドラルとならび、街の中でひと際目を引く建物です。レコンキスタ時代に作られた城で、トレドの繁栄とともに補強されてきました。1936年スペイン市民戦争時には、フランコ軍モスカルド大佐が籠城、人民戦線軍に攻撃され落城、現在はその後再建されたものです。城内には砲弾の跡や、人民戦線軍が大佐の息子を人質にとり、降服をすすめたときの、電話のテープが流れています。ちょっと歴史を勉強して、ここを訪れると感慨深いです。

トレド・アルカーサルのタホ河を挟んだすぐ対岸に陸軍士官学校があります。スペイン市民戦争では両軍がここで対峙しました。アルカーサルにフランコ軍が２か月以上籠城しました。中世ならいざ知らず、重火器のある２０世紀になってからでは、ほんとに目と鼻の先の距離で驚きました

トレドの街の鉄道バスターミナルから旧市街を散策すると、旧市街の一番奥西の端にエルグレコに家とトランシト・ユダヤ教会があり、どちらも中を見学できます。トレドの街の入り組んだ路地で迷子になりながらたどり着きました。それもまた楽しい思い出ですが。また、この前にあるトランシト公園からはタホ川の景色がきれいです。

マドリードにある王宮は1735年から29年かけ、作られた王宮です。太陽の沈まない国と称された、世界中からスペインに集められた富で作られただけあってとても豪華です。2800室ある部屋の中で現在20室ぐらいが公開されています。豪華な宮殿内を見学後、3月の天気が良い日だったためポカポカ陽気で王宮横の公園でぼーっと日向ぼっこをして気持ち良かったです。マドリードっ子も皆思い思いに午後のひと時を楽しんでいるようでした。

聖母アルムデナに捧げるられたアルムデナ大聖堂の正式名はサンタ・マリア・ラ・レアル・デ・ラ・アルムデナ大聖堂 （Santa María la Real de La Almudena）と言いマドリードの王宮の向かいにあります。計画から完成までの期間が非常に長く16世紀に計画され、1879年に着工、1993年にようやく完成しました。そのため伝統的なゴシック様式から部分的に近代、現代的なデザインの部分もありちょっと新鮮な教会でした。2004年にアストゥリアス公フェリペが結婚式を挙げたのもこの教会です。

スペイン旅行での移動にはのんびりローカル鉄道・長距離バスで景色を楽しむのも良いですが、要所ではスペイン版新幹線とも言えるAVEを利用すると便利です。フランスとドイツの高速鉄道の技術を採用しており、安全性も高く、また高速なのに揺れも少なく快適でした。現在スペイン各地に建設中なので今後ますます便利になると思います。

コルドバの象徴であるメスキータはイスラム勢力である後ウマイヤ朝時代である785年にモスクとして建てられました。その後13世紀になりレコンキスタによりコルドバの街がキリスト教勢力に戻ると、モスクの中央にキリスト教の礼拝堂が作られ教会として転用されました。破壊して作り直したわけではないため、世界中を探してもここにしかない一風変わった異様な建築物になっています。薄暗い建物の中に入り、幻想的な赤と白のアーチが連続する空間を歩いて行くと、突然豪華な礼拝堂・合唱台があらわれます。文化的にもデザイン的にも全く相いれない両者が同居している感じです。またメスキータの中庭にはオレンジの木が植えてあり、3月に行ったのですが、ちょうどオレンジの実がなっておりかわいらしかったです。

メスキータのすぐ南側のグアダルキビール川にローマ橋は架かっています。その名の通り古代ローマ時代に建てられた橋で、その後2000年間修復を繰り返し、現在でも16のアーチを持つ全長250mの立派な橋が現役で使用されています。また橋のメスキータとは反対側には13世紀にイスラム勢力によりこの橋を守る要塞として建てられたカラオーラの塔があります。この塔付近からは対岸のコルドバの街が見渡せ、夜にはライトアップされたメスキータがとてもきれいなので散歩がてら見に行くといいです。

コルドバのユダヤ人街はメスキータなどとともにコルドバ歴史地区として世界遺産に登録されています。ユダヤ人街、メスキータのすぐ北に花の小径と呼ばれるかわいらしい路地があります。白い壁が両側に迫り、その壁やバルコニーがたくさんの植木鉢でかざられています。振り返って見上げると、路地の向こうにはメスキータのミナレットが見えとても絵になる景色なのでガイドブックや絵葉書などによく採用されています。

コルドバにあるアルカサル（城）は有名なメスキータから歩いて5分ほどのグアダルキビール川沿いにあります。この城はもともとイスラム王朝の宮殿があった場所に、この地をキリスト教勢力圏に回復したアルフォンソ11世によって1328年建てられた宮殿です。アルカサルの敷地内には、アラブ様式の大きな庭園がありきれいで、夕方ぶらぶら散歩して、気持ちよかったです。また、コロンブスが新大陸へ旅立つ前、カトリック両王に謁見したのもここで、自分が立つ同じ広間にコロンブスも立ち、アメリカ大陸到着につながったと思うと感慨深いです。

コルドバの街はローマ帝国の一都市として発展し、8世紀にはイスラム勢力の後ウマイヤ朝の首都となり、13世紀にはキリスト教勢力に征服されたため、旧市街には様々な文化が入り乱れ、コルドバ歴史地区として世界遺産にも登録されています。そのため、見どころであるメスキータやアルカーサル以外にも旧市街をブラブラ散策しているだけでも楽しいです。メスキータ→花の小道→アルカーサルを見学後、グアダルキビール川の川岸をローマ橋方向に歩いていると大きな水車がありました。その時はガイドブックにのっておらずどんな水車かわからず、帰国後調べてみると、アルボフィアの大水車とよばれ、アラブ人が街に水を引くために作ったとの事です。そんな風に日本のガイドブックには一々解説は載っていないけれども、歴史的に貴重な建造物がたくさんある地区でした。