空港からホテルまでは車で10分ほど。ホテル入り口を入ると、冷やしたおしぼりのサ−ビス。そこには日本人営業担当女性が待機しており、チェック・イン・カウンタ−には行かず、そのままラウンジのようなロビ−に通され、寝転がれるほどの大型ソファ−席に案内されました。そこで担当日本人女性がクレジットカ−ド等、チェック・イン手続きを済ませてくれました。このホテルはシェムリアップで唯一のスタイリッシュ・ホテルということで、全てがモダンな設計です。
直前の予約だった為か、部屋は見晴らしの良いところではありませんが、中庭に面しており、樹木に沢山の鳥がさえずっているのが聞こえました。部屋にはWiFiやiPodが用意されているので、ネット利用や音楽は問題なし。ベッドはやや固めですが、日本人には問題ないレベル。
浴室はバスタブとシャワ−ル−ムが分かれており、特にバスタブは石を彫ったような形状で独特のものでした。バスル−ムの唯一の難点はシャンプ−類で、金属の重い入れ物に入っており、密封されている訳ではないので、清潔かどうかが不明なところです。シャンプ−を持参される方には関係ありませんが。
レストランの営業時間は限られていますが、代わりにスナックやサンドイッチ等簡単な調理食を売る売店があり、こちらは結構開いているので、レストランがクロ−ズしている間はこちらで軽食を済ませることができます。
レストランは朝食バッフェ、夕食ともメリックを利用しました。朝食バフェは他の大型ホテルと比べると決して品数が多い訳ではありませんが、クォリティは高いものが揃えられており、注文すればエッグ・ベネディクトも調理してくれました。夕食にはワインも注文しましたが、隣国ベトナムに比べるとそこそこのものが在庫にありました。料理は肉類、魚類とも良好で、カンボディアということを忘れさせてくれるほどのクォリティです。
場所はアンコ−ルワット観光者にとっては極めて良い立地にあり、土産物を買うダウンタウンへは徒歩圏にあり、アンコ−ルワットや博物館などもタクシ−で比較的近いところにあります。
我々の滞在中はオ−ストラリア人のビジネス客が団体で宿泊しており、彼らがホテル内のラウンジの一角で行なっているパ−ティ−に供されているメニュ−に子供が関心を持つと、ホテルのスタッフからは敬遠されましたが、オ−ストラリア人がそんな固いこというなと、チョコレ−ト類を子供に持ってきてくれました。今回の滞在中は他の客層も良かったようです。
カンボディアの民族的な味わいを期待する向きにはお勧めできないホテルですが、都会派は安心して滞在できるホテルといえます。