足が不自由なので、ホテルを選ぶときはまず交通の便である。 この点、ナショナルホテルはモスクワ観光の立地として最高である。 地下鉄駅のすぐ前、クレムリンも赤の広場もボリショイ劇場も、車の往来の激しい大通りを渡らず、地下道を通っていけるので危険もなく至極便利。 クレムリンの入り口が最も遠く5分程度、赤の広場もボリショイ劇場も3分程度。
ホテルの前のマネージ広場の地下にショッピングセンターがあり、安物の店が並んでいる。地下は3層で、最下層に食堂街がある。 牛丼の吉野家程度で、ただ腹を満たすだけの店であるが、歩くの面倒なときは、我慢すればよい。 赤の広場の前にはグム百貨店がある、ブランドの店が沢山並んでいる。 ボリショイ劇場の近くにはツム百貨店がある。ここも高級であるが、その地下の食料品売り場に、まともな日本的な寿司を売っている。 ホテルの近くのカメルグルスキー横丁には、レベルで言えば、ファミレス並みの店がたくさん並んでいる。 混んでいるので、安心して食事できるのが利点。 味を期待するのではなく、空腹を満たす程度に考えたほうが良い。
トゥヴェルスカヤ通りには、道路を隔てたところに小さなスーパーがあり、果物やパンなどを仕入れることができる。 生活用品や簡単の食料を入手するにも便が良いところである。
ホテルの廊下には、このホテルに泊まったレーニンやスターリンに始まる有名人の写真が並んでいる、最近のものはオバマ大統領であった。 廊下には、ロシア民族風の絵がたくさん並べてある、全て売り物のようであるが。
入り口にはガードマンがいるし、セキュリティのゲートもある。両替のの窓口もある、もちろんコンシェルジュが相談に乗ってくれる。 ビジネスセンターではパソコンの使うことができる、ただし料金は高いが。 パソコンの調子が悪かったので、ネットの利用は試すことができなかった。
ツアー客は見られなかったことも、ホテルの印象を良くしている。