ツアーで2泊。
旧市街の南に位置し、中央駅もすぐ(200mほど)、教皇庁も800mと徒歩圏内。MONOPRIX(300m)、Carrefour(400m)も近く、買い物も便利。
かつての修道院を改修したというホテルは、4階建て80室。築年は何と1589年。メインストリート(Republique)から少し奥まった処にあり、看板もないため、知らない人は、ホテルだとは気がつかない。
客室は、Exclusive Room Garden View(35㎡,Single Bed 2) 。
天井が高く(4m近い)、装飾は修道院のように質素だが、浴室は近代的。バスタブもあり、トイレが(浴室と)別になっているのも便利。バス・アメニティは「L'Occitane」。さすが、プロヴァンス。
ソファ、デスク、タンス、クローゼット、壁掛けテレビもあり、設備に不足はない。
無料WiFi 、冷蔵庫、ポット、金庫もあり、初日、ミネラルウォーターが2本置かれていたのも嬉しい。
エレベーターは1基のみで年代物。2~3階は廊下が広く、天井も高いが、4階の部屋は中2階のような造りで階段も多く、迷路のよう。大きな荷物があると厳しいので、ツアー客には(エレベーターのある)2~3階を割り当ててくれたらしい。屋上プールがあるというので、見に行こうとしたが、冬季は閉鎖されているらしく、鍵がかかっていた。
朝食は「Le Saint Louis」で7時から。回廊を改修したレストランは、アーチ状の高い天井と天井まで届く大きなガラス越しに中庭を望みながら食事ができる。
ベーコン、スクランブルエッグ、ゆで卵にクロワッサン、フランスパン。野菜はなく果物、ヨーグルトが若干といった感じだが、欧州ではこれが一般的なので、贅沢は言えない。すりおろしリンゴが美味しかった。
テーブルのある場所は余裕があり、ゆっくりと食事ができるのだが、料理を置くスペースが狭く窮屈。古い建物の改修は、制約がこういう所に出るのかもしれない。
近代的なホテルと比べれば使い勝手で見劣りはするが、修道院(だった建物)に泊まるという経験は驚きに満ちた得難いもの。多少の不便は楽しむくらいの余裕を持ちたい。
機会があれば是非にと、お薦めしたいホテル。