華やかな景観と古き良き文化が共存する、海の玄関口
韓国南東部に位置し、ソウルに次ぐ人口を有する韓国第二の都市・釜山。港街ならではの人気の魚市場や、世界的に有名なビーチリゾート、きらびやかなショッピングエリアなど、観光に事欠きません。毎年秋に開催される釜山国際映画祭や、広安里(クァンアンリ)海水浴場で開催される釜山花火大会も有名です。日本からは、成田をはじめ日本各地から直行便で2時間あまりという手軽さで、アクセスの良さも魅力です。
釜山の郷土料理・テジクッパは、豚骨を煮出したスープに豚の切り身とご飯を入れて食べる人気料理です。栄養満点であることはもちろん、テジクッパには、酔い覚ましの効果もあるのだそう。見た目のわりに薄味で、アミの塩辛やエゴマ粉であえたニラで味を整えていただきます。日本の豚骨ラーメンに似た味ですが、最近は臭みを抑えたあっさり味のスープや、若者や女性に人気のおしゃれなインテリアで洗練されたお店も増えてきています。
テゲとは、韓国語でズワイガニのこと。韓国では釜山近郊でよくとれ、最も味のよいズワイガニは高価格で取り扱われます。ズワイガニの味は身の締まり具合で決まり、腹の色が黄ばんでいるものほど、旨味があって最高級品と扱われています。水槽から取り出した生きたままのカニを蒸していただく料理は格別! ズワイガニを本場で堪能しようと、国内外から多くの人が訪れています。
水産物から雑貨、コスメ、スイーツまで。何でもそろう釜山の台所
チャガルチ市場
609青年モール
釜山には多くの市場があります。中でも、韓国最大の規模を誇る海水産物市場であるチャガルチ市場、多国籍な屋台グルメや輸入品が並び、毎晩世界のストリートフードフェスティバルが開かれる富平カントン市場、約700の店舗が並び、必要なものは全てそろう万物市場・国際市場などが有名。2016年に国際市場の中にオープンした「609青年モール」には、ショップやカフェ、写真館など若手実業家の店舗が並び、国際市場の新たな魅力になっています。
国際市場を歩いていると、様々な食べ物屋台が並ぶ富平カントン市場につながります。富平カントン市場は、今では各地で人気の夜市の元祖でもあり、毎晩7時半になると市場の路地の真ん中に食べ物屋台が並びます。ビビンタンミョン、焼き鳥、おでんのような伝統的な食べ物から、鉄板アイスクリーム、牛乳を揚げたウユティギムなど創造的な料理も多く、屋台料理の食べ歩きが大人気。釜山を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみて!