2016/05/15 - 2016/05/15
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entetsuさん
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5月15日(日)、初夏の秩父路で「天空のポピーまつり」に行きました。
残念ながら、まだ4〜6分咲きでしたが、5?の牧場一面に広がる可憐なポピーには癒されました。
そのまま帰ってしまうのは勿体無いし、今日はマイカーで来てないので渋滞の心配もない。
長瀞のラインくだりというものを経験していないので、初挑戦です。
その後、SLにも遭遇出来ました。
「天空のポピーまつり」の様子↓
http://4travel.jp/travelogue/11132049
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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-
よく日帰りバスツアーに組み込まれている「長瀞ラインくだり」ですが、これまで機会なく、乗船したことがありませんでした。
ポピー祭りの最寄駅「皆野」から、ラインくだりが出ている「長瀞」駅まで、秩父鉄道で3駅しか離れていないことが判り、「じゃぁ、行ってみよう」。
切符を買いました。
240円。
「スイカ、パスモなどは使用できません」との表示がうるさいほどある(笑)。秩父鉄道 秩父本線 乗り物
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長閑な「皆野」駅ホームです。
よく見ると、「秩父音頭発祥の町」との看板。
へぇ〜。
(すみません、「へぇ〜」で終わりです)(笑)。 -
そんな長閑な駅のホームに・・・。
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突然やって来た貨物車。
積んでいるのは、近くで取れたセメント鉱石。
モルタルやコンクリートの原料です。 -
そうこうしているうちに、熊谷行き(上り)が入線して来ました。
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3駅ですので、10分弱で「長瀞」駅に到着です。
長瀞駅 駅
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長瀞駅前のロータリーの所に、ラインくだりのチケット売場がありました。
長瀞川くだり 乗り物
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イチオシ
皆野駅にあった秩父の旅行パンフを提示すると、定価@1600円が1450円に割引されました。
「踏み切りを渡って、商店街を真っ直ぐ行ってください。5分ほどで、川があります。乗場はそこよ〜。」
「は〜い」。 -
「長瀞」駅の踏切を渡ります。
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食堂や土産物屋さんが並ぶこじんまりとした商店街を進みます。
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鮎ではないな、アマゴですね。
いい香りです。 -
家内が注目している店は・・・。
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豆屋さんでした。
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看板にはネコちゃん。
豆の大沢屋 専門店
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花豆や小豆、青豆など、種類も量も豊富だし、調理法を書いたレシピもくれるみたい。
味見も出来ます。
(結局、買わなかったけど・・・) -
おお、川べりに着きました。
駅からは5分ほどです。 -
右の方に目をやると、新緑が美しい。
天気もいいし、最高のライン下り日和です。 -
列が出来ているので、並びます。
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ここでチケットを渡して、順番に乗り込みます。
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「バランス崩さないようにゆっくり乗ってね〜」。
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船頭さんは2名体制。
主にこちらの人が喋る担当みたい。 -
進み始めました。
が、何と、私たちが列に並んだのは後の方で、殆ど最後の方に乗ったのですが、船の進行方向は乗ったのとは反対。
つまり、さっきの白いシャツ着た船頭さんが後ろから梶を取ったり喋って説明するらしい。 -
私たちは進行方向右側で、先頭が家内、私はそのうしろでございます(笑)。
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船頭さんの説明を思い出しながら書いてみますと、
まず、この川は「荒川」なんだそうです。
「荒川」というと、埼玉の戸田市付近や江東区を流れていることしか思いつかなかったけれど、ここ秩父付近を更に上流に行った所に水源があるとのことです。 -
「長瀞ラインくだり」は、コースが2つあって、今日のコースは秩父鉄道長瀞駅近くの岩畳→高砂橋までのBコースです。
全長約6?あり、A・Bそれぞれ約3?ずつとなっています。 -
この日は「水量が少ない」のだそうです。
「およそ、35分から40分かけて約3?下るので、たっぷり川くだりを楽しめますよ〜」とのこと。 -
「台風の後などは水量が随分多くなって、同じコースでも20分ほどで下れますよ〜。是非、台風の時に来てください」(笑)。
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イチオシ
こんな感じで流れの速いポイントもあります。
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奇岩も見ることができます。
長瀞渓谷 自然・景勝地
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先ほどもお話したとおり、この日は水量が少なく、これ以上少なくなると運休だそうです。
船底が、川底に接触すると、座礁のような状態になって船を進めることが出来ないからだとか。 -
こちら、「長瀞渓谷」は、国指定の名勝・天然記念物だそうです。
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確かに、水量が少ない様子が判りますね。
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イチオシ
「長瀞ラインくだり」の法被が勇ましい船頭さん。
船頭さんは全部で20人居て、2人ずつペアで船を進め、計10隻の船で運行中とのことです。
実は、全員が「秩父鉄道」の社員さん。
「長瀞ラインくだり」は、元は「長瀞遊船」といい、歴史は古く、1915年(大正4年)に民間経営で開業し、1923年(大正12年)春から秩父鉄道直営になりました。
100年を超える歴史〜。長瀞川くだり 乗り物
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まさに天然記念物。
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船はゆっくりと進みます。
船頭さん、「こういう日は危険は少ないけど、こっちは大変なんだよ〜」。 -
カルガモだそうです。
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橋が見えて来ました。
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この橋は「金石水管橋」といい、水道道路併用橋。
但し、車両は通行不可。
1981年(昭和56年)竣工だそうです。
橋が開通する以前は「金石の渡し」と呼ばれる船1隻を有する私設の渡船場があったそうです。
船は、付近の荒川の流速が速いため、両岸に渡船係留鉄線と繰り綱(何れも針金製)を張り、その鉄線に滑車を取り付けて綱で船に結び、繰り綱を船頭が手で繰ることで対岸とを行き来する繰り船だったとか。
船頭さん、「子供の頃は橋はなかったんだよな。船で渡ってたよ〜」。 -
近くにキャンプ場があって、若者たちが手を振ってくれました。
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私が右側の席ですので、左側の景色を撮った写真は少ない・・・。
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この辺り、流れが急なところです。
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特別天然記念物ですので、これらの石を持ち出すと犯罪です(笑)。
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まぁ、こんなに大きいのは無理だけど・・・。
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俗に言う「岩畳」という景観。
断層に沿って、岩が剥がれ落ち、この様になってます。 -
ここは、難所の一つ。
船を右端に進め・・・。 -
イチオシ
杖で強く突いて、左ギリギリを通ります。
こうしないと、浅瀬に乗り上げてしまうそうです。
2人の船頭さんが素晴らしい連携プレー。 -
大分進んで来ました。
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船頭さん、「前の石、よく見てくださいよ〜」。
「カエル岩って言うんだけど、判ります?カエルに見える人は、心が綺麗な人だって〜」。
見えなかった・・・(笑)。 -
高砂橋の終点に到着です。
なかなか、風が爽やかで気持ちよかった。 -
ここから、車で出発点近くの秩父鉄道「長瀞」駅付近まで送ってくれます。
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ここがちょうど駅の裏手です。
ライン下りの案内所でもあります。
船頭さん、「また来てね〜。台風のときなんかスリルあるよ(笑)。それと、秩父鉄道にはSLが走ってます。運転は主に土日だけなんだけど、今日は土曜だから、3時ごろに長瀞駅でしばらく停まるよ。詳しくは駅員さんに聞いてね〜。同じ会社だけど担当が違いまーす(笑)」
以上、船頭さんは秩父弁なんでしょうね。
友達と話してるみたいな感じです。 -
3時までは少し時間がありますので、食事にしましょう。
ちょうど、踏み切りをセメント鉱石を積んだ貨物車が通りました。 -
「長瀞」駅で停車したようです。
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さっき通った商店街に戻り、こちら「大黒屋」さんでそばでも食べましょう。
大黒屋 グルメ・レストラン
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くるみそば750円に惹かれます。
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店内はこんな感じ。
団体客が入るときは2Fも使うようです。 -
まずビール。
アサヒしか無いの?? -
イチオシ
そばは上々。
くるみを摩り下ろして、そばつゆで延ばしてあります。 -
さて、そろそろ3時になります。
「長瀞」駅のホームに居ます。 -
田舎ムードたっぷり。
長瀞駅 駅
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そうこうしているうちにSLがホームに入線。
SLパレオエクスプレス 乗り物
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これが「SLパレオエクスプレス」。
秩父鉄道が、熊谷駅〜三峰口駅間にて1988年3月より運行しています。
懐かしい煙の匂い。
私は、昭和33年生まれですが、小学校4年くらいまでは走っていたかな? -
赤茶色に塗装された客車も綺麗です。
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調べますと、長瀞駅には、11:26着-11:37発と15:05着- 15:13発の1日に2回来る様です。
約10分停車しているという訳ですね。 -
この列車は熊谷行き。
SLに乗るには、乗車券のほか、「SL座席指定券」(720円)または「SL整理券」(510円)が必要です。 -
この機関車はC58。
1938年から1947年に製造されたそうです。SLパレオエクスプレス 乗り物
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イチオシ
この雄姿をご覧ください。
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これだけ古いと走らせるのも、修理も大変なことだろうと思います。
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黒煙がモクモク〜。
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シリンダー類。
もちろん部品類はとっくに製造中止。
手作りしてるんでしょうね。 -
見辛いですが、中央右側の所に石炭を投入します。
蒸気機関車の仕組みは、石炭を効率よく燃やして、高温の燃焼ガスを作り、その熱エネルギーを利用してボイラーで水を沸騰させ、蒸気を作ります。
蒸気のエネルギーを、シリンダーで往復運動のエネルギーに変えます。
ロッドと動輪で、シリンダーの往復運動を回転運動に変換し、駆動力を発生させる。
という訳です。 -
観光客、案外少ないのですね。
私もそうでいたが、同じ関東に住んでいても、このSLパレオエクスプレスあんまり知られていないんですね。
会社で話してもみんな「へぇーSLあるんですか?」っな感じ(笑)。
SLといえば静岡の「大井川鉄道」って感じですよね。
もう少し、上手に宣伝したらいいかと思いますが・・・。 -
という訳で、朝から秩父神社参拝し、ポピーを観て、ライン下りして、最後にはSLまで見ることができました。
ちょうど直通運転する池袋行きの準急が来ましたので乗り込みます。
その後、準急なのでとろろろ進んでいましたが、人身事故があり、所沢止まりに変更。電車が全く来ない状態が続き、家に帰り着くのに5時間以上掛かってしまいました。(疲れきってしまい、写真は無しです)
まぁ、それも旅の思い出の一つです。
ここまでお付き合いくださって、有難うございました。
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