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長野県松本市安曇4185-2 地図 / アクセス・施設情報

厳冬なのに快適なぬる湯露天を夫婦一緒に楽しめるコンパクトな温泉旅館

5.0 旅行時期:2019/01(約5年前)

G☆traveler

G☆travelerさん(非公開)

白骨温泉のクチコミ:2件

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2019年1月29日から1泊
予約はじゃらん オンラインカード決済
舌鼓!トロ馬刺し付きちょっと贅沢プラン♪

天候は両日とも晴れ
朝はマイナス15度
外は一面の雪化粧

白骨では数少ない混浴露天風呂がある
私が知る限り、白骨温泉内で混浴露天風呂がある宿は丸永旅館と泡の湯のみだ(家族風呂は除く)。湯につかりながら夫婦でたわいもない会話をしてお湯を楽しむ。まさに混浴の醍醐味だろう。家族風呂露天も同じことが可能だが、時間制限があったり空いてなかったりなどと気難しさが付きまとう。後者は数年前の秋に入浴経験があり(1泊利用)、圧倒的な湯量と広大な湯船に感動した記憶がある。ただしスゴいと感じたのは最初だけで、以降は湯温のぬるさに閉口してしまった。いくら入っても体が温まらず結局内湯の力を借りることに。秋でこれなのだから厳寒期だとどうなってしまうのか。さらに女性の場合は露天から内湯に直接行かれないので、いったん服を着る必要がある。これには妻も「参った」という感じで、もう二度と寒い時期の露天には入らないとグチをこぼしていた(数年前のことなどで今は施設形状が変わっているかもしれない要確認)。一方丸永旅館の露天は内湯と直接行き来が可能。湯船は泡の湯と比べるまでもないほど小さめだが、グチが出るほどのぬるさではない。むしろ長湯ができる適温だったと言ってもいいだろう。ただしこれにはワケがあり、丸永の女将は「源泉掛け流しだけでは温度が保てないので熱交換器で温めた温泉を真冬だけは追加放流しています。循環はしてませんが厳密に言えば源泉掛け流しではないのです」と言っていた。だがそれで正解だろう。いくら雪見風呂がステキと意気込んで入っても、ぬる過ぎてはそもそも湯に入っていられない。チェックイン翌日の朝、気温がマイナス15度だったにも関わらず快適なぬる湯で露天を楽しめた。これは加温のおかげに他ならない。湯に浸かっていると時々下のほうから熱い湯が出てくる。それも四方八方から(笑)。ケツの置き場所具合ではアッチッチともなるが火傷するほどでもないので、このくらいはご愛嬌だろう。

温泉力と濁り湯
女将の話によると、同じ白骨温泉でも各宿で源泉の泉質や温度は異なるそうだ。昨年我が家はつり橋の宿山水館に泊まったが、こと温泉力に関しては丸永旅館のほうが勝ると感じた。湯船の大きさの違いがそう感じさせるのか。それとも泉質そのものが大きく異なるのか。とにかく丸永のほうが成分が濃厚なのだ。たかが1泊で温泉力もくそもないだろうって話しだが、仮に連泊でもしたらさらに温泉の効能を感じられるのではと期待してしまった。ただし湯温は山水館のほうが上。丸永の女将も「山水館さんの源泉はうちよりも熱いですから」と言っていた。白骨自慢の白濁だが、宿泊期間中はどの風呂もしっかり濁っていた。ただしこれは日並みで変わると言う。自然のものなので仕方がないのだろう。

アクセスを★2(積雪時限定)にした件について
白骨温泉へのメインルート(自家用車)はR158から県道白骨温泉線(県道300号)だと思われる。国道から約10分ほどで温泉街に入るが、丸永旅館(泡の湯や笹屋を含む)へはさらにきつい坂を上らなければならない。除雪はしているがそれでもハードルは高め。今回の旅でゆいいつ当区間だけタイヤ空転の経験をした。もちろん車は4WD+4輪スタッドレス(ブリヂストンの最新)。気温や雪質、除雪具合で難易度は変わると思われるが、くれぐれも油断しないようにご注意を。なお昨年は乗鞍方面から白骨スーパー林道経由で温泉街を目指した。このルートは定期バスが通るので坂もそれほどキツくない。途中には山あいにひっそりとたたずむ泡の湯などを見渡せるスポットもある(看板などはない・あったかもしれないが雪に埋もれていたのかも)。県道300号線とは逆ルートになるので指摘した急坂は通らず丸永旅館にたどり着ける。松本方面からの所要時間は倍以上になるが、雪道に不慣れならこちらのルートをお勧めする。いずれにしても車とタイヤの仕様を宿に伝え、どちらのルートが安全か、そもそもその車両仕様で上がっていけるかなど、よく相談されてから向かうといいだろう。

食事が絶品!
夕食は6時から、朝は7時30分から1階の大広間でいただく。席に着くとすでに大方の料理がお膳に並んでいるが、冷めても美味しいものなのでとくに支障はなし。その後、イワナの塩焼きやら何やら温かな料理が追加される。味はどれも素朴で絶品。とくに豆腐に長芋をのせて焼いた料理(名前は失念)が忘れられない。宿自慢はコイ料理だが我が家は苦手食材なので、事前に伝えておいたら鴨のローストとサーモンの刺身に替えてくれた。朝食には温泉粥も出る。オリジナルなのだろうか、かわった感じのふりかけが乗っていてイマイチ味気がないお粥に華を添えてくれる。とにかくマズい料理がない。白米もお味噌汁も美味い。おかわり必須だと思われるので、その後の観光(ランチ)に影響するのは避けられない(笑)

乾燥に弱い方はご用心
部屋に加湿器がない。もちろん加湿機能付き空気清浄機もない。暖房は石油ファンヒーターとコタツのみ。これで十分寒さはしのげるが問題は部屋の乾燥。室内がカラカラに乾いてしまうので、とくに喉が弱い方は対策が必須だろう。我が家はビショビショに濡らした大きなタオルを、持参した大型ハンガーに掛けて吊しておいた。しかも2枚(笑)。翌朝、2枚のタオルとも乾ききっていたので、それだけ湿度対策に貢献できてきるのだと思っている。実際、喉の痛みやイガイガは感じずに済んだ。なお布団は羽毛布団の下に毛布があり、さらに足元には湯たんぽが入れられている。かなり暖かいので、寝る前にヒーターを切っても朝まで寒さ知らずで寝られた。ただし顔だけは冷っこくなっているので肌が敏感な方は何か対策が必要かも。なお客室は喫煙可。パブリックスペースは禁煙。

温泉の他に何かすることはあるの?
何もない(笑)。宿の愛犬・テン君と遊ぶか、時間内なら近くの泡の湯(10:30-13:30休館日あり)などで日帰り入浴を楽しむくらいだろう。メーンの温泉街に歩いて出ると言ってもかなりの距離だし、行ったところで土産屋をのぞく程度。公共の野天風呂なども厳冬期は休館しているし、そもそも宿(土産屋も)自体が冬は客が少なく休館していることもある。チェックインからアウトまで、部屋でのんびりしつつ温泉三昧。これが正しい丸永旅館の過ごし方だろう。

クチコミ投稿日:2019/02/05

  • 写真奥寄り(妻がいるほう)ほど湯温が高めだった

    写真奥寄り(妻がいるほう)ほど湯温が高めだった

  • 女性は右の小屋から出入りするから体を見られないで湯につかれる

    女性は右の小屋から出入りするから体を見られないで湯につかれる

  • コタツがうれしい

    コタツがうれしい

  • 小ぢんまりな内湯

    小ぢんまりな内湯

  • せんべい布団じゃないよ♪

    せんべい布団じゃないよ♪

  • どれも美味いが写真右下の卵とじのような料理がとくにおいしい

    どれも美味いが写真右下の卵とじのような料理がとくにおいしい

  • ご飯がすすむ料理が中心の朝食

    ご飯がすすむ料理が中心の朝食

  • 宿自慢の温泉粥には見たことがないふりかけが

    宿自慢の温泉粥には見たことがないふりかけが

  • 白骨は冷えるのでこのような霜華が見られることも

    白骨は冷えるのでこのような霜華が見られることも

  • 宿の愛犬テンくんと女将に見送られてチェックアウト

    宿の愛犬テンくんと女将に見送られてチェックアウト

  • 利用目的:観光
  • 同行者:カップル・夫婦
  • 1名1泊予算:20,000円未満
  • 部屋タイプ:新館2階和室10畳広緑付き
アクセス
2.0
コストパフォーマンス
4.0
客室
4.0
接客対応
5.0
風呂
5.0
食事・ドリンク
5.0

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