浜べの料理宿 宝来館のクチコミ
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釜石鵜住居地区の津波で2階まで浸水しながら当時避難所としての役割を果たし、その後リニューアルした根浜海岸の目の前にある宿。浜べの料理宿との名の通り一つ一つ丁寧に手作りされたお食事を提供してくれます。お部屋は松林越しに海が見え、夏場は波音が響きます。温泉ではありませんが、その海を感じながらお風呂に入ることができて癒されます。女将さんは避難を呼びかけて最後に裏山に駆け上がる寸前に津波に流されましたが奇跡的に助かり「命をもらった」と語り部として活動されているので多くのメディアで紹介されていますが、とても温かいお人柄で、女将さんに会いたくて訪れる方が多いのは納得です。
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海のすぐそばにあり、東日本大震災の津波の被害を受けた宿。震災前から裏山に避難経路を造るなど、津波に備えていたが、それでもおかみさんは津波に飲み込まれ九死に一生を得たのだそうだ。その時の教訓を生かし、避難経路をさらに逃げやすいように造り直した。また、津波で孤立した時に備え、裏山の尾根を通って街に出られるように、ボランティアを募って山道の整備をしている。客室は居心地よく、大浴場からの眺めは晴らしい、料理もおいしい。
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東日本大震災を乗り越え、復興・復旧に向け懸命に、そして前向き取り組んでいる女将の姿に感銘を受けました。
つらい体験を生き残ったご自身の務めと、声を絞って体験談を語って下さいました。
スタッフの方々も温かいおもてなしでした。
お部屋もお掃除が行き届き清潔感あります。
松林越しに海を眺めながら入浴できます。温泉風呂ではありませんが、波の音が聞こえ、明るくて綺麗なお風呂でした。
お食事は、松茸づくしのプラン。
人生でこれほどの量の松茸を一度に食べる事は無いだろうというくらい沢山いただきました。
釜石で松茸?と思いますが、裏山で採れるそうです。お婿さんが早朝山に入って採ってこられたとか。女将さんやお婿さんまで挨拶に来て下さいました。
お刺身も新鮮で美味しかったです。
裏山に続く避難路を地域の方々と整備し、コロナ禍で忘れかけていた「絆」を大事にしてらっしゃいます。
これからも応援したいお宿です。
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三陸海岸観光の終わりに料理が美味しいと言う事で利用しました。
最初は普通の海の幸コースでしたが、利用する10日位前に連絡があり「三陸産松茸づくしプラン」への変更の案内が来ました。
美味しそうだったので思い切って変更して大正解でした。本当に松茸づくしで量も大きさも素晴らしいものでした。従業員が裏山に入って危険な思いをして収穫して来るそうです。
松茸だけでなく、海の幸にも大満足でした。
また、震災時の体験談等を聞き、大変な思いで復興されたようです。
応援がてら、また利用させて頂きます。 -
まさに「浜べの料理宿」です。夕方など宿の前の根浜海岸を散策すると気持ち良い。
食事、特に夕食の魚系の皿がとても美味しくてうれしかったです。
女将さんの震災トークも貴重と思いました。
2日目の朝食の殻つきホタテが最後のうれしいサプライズでした。連泊客用のサービスだそう。 -
3泊4日の東北旅行の初日に宿泊させていただきました。
大槌湾に面した根浜海岸沿いの静かな宿で、のんびりと寛ぐことができ、また新鮮な魚類が中心の料理は味付けも含めて美味しかったです。
ただ、若干、メインの料理が何なのかわかりにくい側面もありますが。
風呂は温泉ではないものの、半露天風呂に浸かりながら波の音を聞きつつじっくりと湯に浸かっているだけで、日ごろの疲れも霧散していきました。
カキコミ等を参考に今回この宿に決めたのですが、残念なことに女将が不在の日だったせいか、震災語り部の講話を聞くことができず残念に思いました。
また、それに代わる何かがあるわけでもなく、あっさりとした印象のままチェックアウトになってしまい・・・
期待感が大きかった分、もう一工夫あっても良いのかな?と感じずにはいられませんでした。 -
窓を開ければ、三陸の海を一望できる 海側の客室が多く揃っています。
浜から届く潮騒と風を四季を通して感じる空間なので 何もせずゆったりと客室にいるだけでいつまでもくつろいでいられる感じですね。ご予算に余裕があれば 露天風呂付和洋特別室もお勧め。 開放感のあるテラスも素敵です。浜べの料理宿というだけあって 三陸の海の幸がたっぷりと楽しめるのも魅力。圧巻は広々とした露天風呂。目前に迫る松林と、その向こうに広がる雄大な海を眺めながら私ものぼせる手前までずっと浸かっていました。 -
この宿が東日本大震災で津波に襲われた映像を見たことがあり、なおかつ女将は津波に飲まれたものの無事に助かったといエピソードを知り、かつ女将が宿泊者に対して語り部をやってるということもあり、滞在しました。
話すのも辛いだろうに毎朝続けていることはすごいです。これからも頑張って欲しいです -
到着した時から何かが違う!感じを受けましたが、その温かさは最後まで一貫していました。
ロビーで暖かなほうじ茶をいただき、玄関前の大きなたき火(?)スペース、で肌寒い春の夕刻時間をまったりすごし、女性限定選べる浴衣で綺麗にドレスアップし、
夕食は会席料理をお腹一杯堪能し、朝日を部屋の窓からのぞみ、出発前には女将から震災後の元気になるとりくみのお話しを聞き、大漁旗で送り出されました。
震災で被害を受けたため、改修後の建物・客室はとても綺麗です。一人部屋(二人まで?)6畳でしたので客室は大きくありませんが、家にいるようなつくりでのんびりと過ごせました。温泉も大きく、露天風呂からの臨む海は穏やかで気持ちも落ち着きます。
とても素敵な、気持ちよい時間をすごすことができました。今度は友人と訪れ、子供達作成の遊歩道マップの道を歩いてすごしたいと思いました。 -
2016年5月、2名で宿泊しました。
釜石の鵜住居地区は津波で大きな被害を受け、この旅館も例外ではありませんでした。
ただ、現在ではその痕跡は殆ど見られず、宿の裏側に整備された避難道がその教訓として息づいているな、と感じます。
お料理自慢という触れ込みだけあり、夕食・朝食ともにとても豪華。
夕食の新鮮なお刺身や和牛の陶板焼きなどは、本当に忘れがたいものがあります。
部屋も、建物が古いながらしっかりリフォームされていて、とても清潔。
あと、根浜のさざ波の音を聴きながら入れる露天風呂が非常にくつろげます。
あと、この宿の最大の特徴は、女将さんの存在でしょう。
震災時には、いったん裏山に避難したものの地元の人を助けに降り、自分も津波に巻き込まれながら九死に一生を得たという女将さん。
「私たちには伝える義務がある」と言いながら、夜の震災の経験を伝える甚句のコンサート、そして翌朝の震災当時の映像を流しながらの語りなど、観光客として訪れる私たちに精一杯のことを伝えてくれました。
いつ休んでいるのかわからないほどにいつも動き回っている、小柄ながら今まで見た人類?の中でもかなりパワフルな部類に入る女将さんは、去り際も大漁旗を振って見送ってくれました。
この女将さんに会いに行くだけでも、この旅館に来た価値は充分にあります!
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