2020/09/28 - 2020/09/29
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itaruさん
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広島県の尾道と愛媛県の今治、瀬戸内海を結ぶしまなみ海道。ここを通ったのは8年前の2012年。大学のサークルの仲間たちとの集まりで道後温泉を訪ねた際、尾道から車で往復したっけ。でも、ここの醍醐味は自転車でも橋を渡り、瀬戸内海の島々のアイランドホッピングができること。以前から1度はやりたいな、と思っていたしまなみ海道のサイクリングにようやく挑戦できました。8年前とは逆で道後温泉で1泊した後、今治から尾道へ。自転車なので片道だけですが、寄り道も含めて100km弱の自転車旅行、なかなか楽しい旅でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JALグループ JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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初日は道後温泉に移動するだけ。16時55分発のJAL439便で松山に向かいます。時間帯が微妙ではありますが、少しずつラウンジにも人が戻りつつあるようです
羽田空港国内線ラウンジ 南ウィング (サクララウンジ) 空港ラウンジ
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松山空港から道後温泉まではバスで移動。ちょうどリムジンバスがなかったので路線バス(560円)で。時間はかかりますがリムジンバス(840円)より安い
道後温泉駅 駅
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道後温泉では「ビジネスホテルさくら」に宿泊。今回は楽天トラベルのJAL楽パックで19100円。まだ東京がGOTOの対象外だったので割引はないけれど、十分な値段でしょう。ちなみにこちらの宿は道後温泉の歓楽街の外れの建物(ホテル周辺の写真は翌日撮影)で、部屋は妙に広くてバスルームも広い。設備は古いけれど、使い勝手は文句なし、ですが、立地を考えると、もしかして昔はラ○ホテルでは……。と思っていたら
松山道後ビジネスホテルさくら 宿・ホテル
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チェックインをしたら温泉で癒やされましょう。今回は外湯の一つ、椿の湯へ(400円)
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観光客が押し寄せる道後温泉本館と違ってここは地元の人中心なんだとか。確かに入浴セット持参のおじさんたちたちで盛況。ですが、昨今の状況で入浴料を支払う前に検温、消毒の上、受付にチケットを渡す際にも消毒を求められる。ロッカーもテープを貼って使用できるものはほんのわずか。でも、チケット買って受付まで数メートルで1分以内なのに再び消毒を求めるって……。その割に湯船のおじちゃんたちはいろいろと無頓着のような感じなんだけどね
道後温泉椿の湯 温泉
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何はともあれ椿の湯でゆっくりしたら、ちょっと散歩。道後温泉本館に隣接する
道後温泉本館 温泉
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道後温泉麦酒館で風呂上がりのビールを一杯。今回は坊ちゃんビール(ケルシュ)で
道後麦酒館 グルメ・レストラン
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椿の湯の隣にあるのが2017年12月にオープンした飛鳥乃湯。こちらは前回来たときはなかったので、明日の朝に入ることにしましょう
飛鳥乃湯泉 温泉
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夕食に足を運んだのは飛鳥乃湯の前にあった奴寿司。ビールにお通しをいただいて、瀬戸内産のウニを注文してみます。なかなか甘味があって濃厚で美味。呼子のミニウニ丼はちょっと微妙(まずかったわけではないけど)でしたが、積丹に続き美味いウニが食べられて満足です。この寿司屋の若旦那の友人が泊まっているホテルと親しいそうで、聞いてみたら「よく分かりましたね」。オーナーが代わってラ○ホテルをリニューアルして一般ホテルにしたそうです
奴寿し グルメ・レストラン
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愛媛の地酒にサザエの壺焼き、締めの寿司と美味しくいただきました。こちらのお店、地元客のほか、台湾、香港の方に人気だったらしく、インバウンド客の減少はそれなりに響いているそうです。ただ、地元の人の割合が大きいのが幸いし、緊急事態宣言後も数日店を閉めただけ。「やってないの、何でもいいから食べさせて」っていう感じで、地元の人が通ってくれたおかげで助かったそうです
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翌朝は出発前に一っ風呂。飛鳥乃湯は他の2つの外湯と違って、ボディーソープやシャンプーなど一通り揃っています。その分、610円と少し高いですけど
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さっぱりしたらホテルをチェックアウト。まだ朝早いのでお土産屋も開いていたり閉まっていたり、ですが、修学力せいらしいグループが買い物をする姿も。今年は修学旅行が近場の日帰り(単なる遠足?)になっているところもあるようですが、学生時代の修学旅行は一度きり。大人の事情で中止にはしないで欲しいな、と思います
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道後温泉駅前の坊ちゃん列車。タイミングがあえば一回くらい乗ってみたいんですが、運行は土曜休日なんで難しいですね
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さて、松山駅に向かう前に道後公園に寄ります
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この公園は伊予国の守護だった河野氏が築いた湯築城の城跡に造られていて、公園内には城にまつわる歴史を紹介する資料館(無料)があります
湯築城資料館 美術館・博物館
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こぢんまりとした資料館ですが、ボランティアのおじいさんが積極的に説明してくれます。時間がなかったので説明は軽く受けるだけでしたが、「珍しいよ」っておじいさんがお勧めしてくれたのが「猫の足跡がある皿」(下)。戦国期も、こういうのを面白がって製品にする人がいたんだねえ
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南北朝期から戦国期まで河野氏の居城だった湯築城ですが、秀吉の四国遠征の際に攻められて降伏。その後、廃城となってしまったため、現存しているものはありませんが、武家屋敷が復元されています。この屋敷は当時はやっていた連歌の様子を再現したもの。右は使用人で句会後のもてなしを用意しているそうです
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こちらの武家屋敷は部屋の間取りが判明していないため、中は資料館になってます
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湯築城の内堀。左側の巨石は自然の石垣といったところでしょうか
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湯築城築城の際に建てられたという岩崎神社の脇を通って
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展望台へ
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松山の街並みを眺めましょう
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普通の城のイメージだとここに天守があって。となるんですが、山城だった湯築城には天守は存在しないので、ここには城跡関連のものはありません
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まあ山城といっても、ちょっとした丘という感じですが
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日本100名城にも選ばれた湯築城。土塁展示室なども寄りたいところですが
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そろそろ伊予鉄に乗って松山駅へ移動します
道後公園停留場 駅
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が、松山駅には途中で乗り換えしなきゃいけないのを忘れていて、松山市駅まで乗り越してしまいました。が、しばらくは気付かず「JRのホームは何処?」
松山市駅前駅 駅
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バスで移動という手もありましたが、大して距離もないので歩いて松山駅へ。10時40分発の普通で今治へ。所要時間は1時間17分(970円)、思ったより時間がかかります
松山駅 (愛媛県) 駅
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なんだかんだで正午少し前に今治に到着
今治駅 駅
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お腹が空いたので駅にあった二葉でランチをいただきます
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さてエネルギーも充電したので今治駅前レンタサイクルターミナルで自転車を借ります。レンタル料金は1日1100円で保証料も1100円。途中で1泊するので2日、尾道で乗り捨てにするので保証料は返却されないので計3300円也。さて車種ですが、楽に走るならクロスバイクなんですが、愛媛県の条例でクロスバイクの場合はヘルメット着用が求められます。途中観光しながらだと、ヘルメットは邪魔。ということで、シティサイクル(ママチャリ)を借りることにします
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しまなみ海道に向かう前に日本三大水城の一つ、今治城に寄りましょう
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今治駅から城までは平坦な道で1.5km
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枡形の入口の石垣にはめられた巨大な鏡石は「勘兵衛石」。明治の廃城令で今治城の建物は破却され、石垣も崩れていたそうですが、2007年に江戸時代の資料に基づいて可能な限り昔の姿を復元したとのこと。この勘兵衛石も築城当時の野面積みです
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そして2007年の復元で再現されたのが鉄御門(くろがねごもん)。その名の通り、この門には全面木部全体に3mmの黒い鉄板を鋲で打ち付けています
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城内から見た鉄御門
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勇ましい騎馬姿の武将は初代城主の藤堂高虎。高虎って、主君を頻繁に変えた「変節漢」というイメージがありますが、当時の価値観では特別なことではないようです。加藤清正や黒田官兵衛と並び、築城の名人と呼ばれています。この城は三重の堀に海水を引き入れた特異な構造で、海から堀へ直接船で入ることもできたそうです
今治城 名所・史跡
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とりあえず天守を見学するとしましょう。観覧料は520円で天守内は城に関する資料の展示室になっています。最上階は展望台になっているので、城からの景色を楽しむとしましょう。北に見える橋はしまなみ海道の来島海峡大橋、これから向かいます
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東には瀬戸内海の島々が浮かんでいます
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南には西日本最高峰の石鎚山などの山々
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そして西に広がる街並み。その先には松山や道後温泉も
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もう一度、しまなみ街道方面を眺めてから
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城内を散策。天守に隣接する神社は吹揚神社
吹揚神社 寺・神社・教会
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今治城が廃城になった際、今治市内にあった神社を合祀したもので、今治城の異名「吹揚」をとって名付けられたそうです。祭神は天照大神のほか、藤堂高虎も祀られています
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沢山の赤い鳥居が並ぶ吹揚稲荷神社はインスタ映えする絶好のスポット
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ところで天守は1980年に5層6階の鉄筋コンクリートで再建されたもの。ただ、今治城に天守が存在していたかは分かっていません。伝えるところによると、今治城の天守は亀山城に移築されたということで、再建天守はこれを模しているそうです
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1985年に再建された御金櫓(おかねやぐら)は郷土の画家の作品を展示中
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逆光だったので撮ってませんが、1990年再建の山里櫓で寄贈された武具や古美術品の展示を見てから鉄御門に付随する武具櫓へ
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当時の構造を再現した櫓には
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櫓は枡形の城の入り口に敵兵の侵入した際、門の上部など三方向から攻撃できる構造
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こんなところから狙撃されたら避けられない
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当時の姿を忠実に再現しているので興味深い
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なんだかんだで1時間20分ほどが経過。そろそろしまなみ海道を目指しましょう。最後に今治城の雄姿を眺めたから
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ママチャリに乗って
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出発です
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おっ、しまなみ海道の標識、ってこれは自動車道なので若干コースは違うんですが
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サイクリングコースを示す青のラインに従って
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今治城から6.6km、30分ほどで今治市サイクリングターミナル「サンライズ糸山」に到着。直前の坂がママチャリだとそこそこきついですが、目の前には来島海峡大橋。なかなかの絶景です
今治市サイクリングターミナル サンライズ糸山 乗り物
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サンライズ糸山内でアイスクリームを購入し橋を眺めながらひと息
サンライズ糸山 宿・ホテル
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「風のレストラン」は地産地消。ここは宿泊施設も兼ねているので、ここに泊まって朝早くに尾道に向けて出発というのもありかも。さて、本格的にサイクリングを始めましょう
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ママチャリでしまなみ海道を走ってみよう
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