2020/02/10 - 2020/02/12
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さっとん姉さん
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☆☆☆タイ→ミャンマー→タイと旅をして来た。3月23日深夜発の福岡への帰国便(タイライオンエア)が欠航となり、予定を一日早めてタイ国際航空のバンコク-羽田便で23日に無事帰国した。
☆☆☆
自己最長二十七泊に及ぶミャンマーの旅の前にタイ北部を少し回ってみることにした。
ツアーに参加したり、タクシーをチャーターして観光をしたり。タイ北部にはタイを何度も訪れている私にとってまだまだ見所が多くあり、面白かった。
パーイでの短い滞在を楽しんだ私は、予定に従いチェンマイに戻ってきた。
当初の予定では、チェンマイには一泊だけするつもりであったが、日本を出る時のネコブルの結果、二泊することになった。
パーイへ行く前に泊まった同じゲストハウスに泊まり、二日目に個人でタクシーをチャーターして観光をすることにした。これがかなりグダグダな結果になってしまった。
タイのチェンマイやチェンラーイの旅行会社が主催するツアーの中には、看板には良いことを書いておいてそれに釣られて来た客に「明日はツアーはないが、代わりにタクシーをチャーターしてのプライベートツアーをお勧めします。」というパターンでツアーの内容に見合わない法外な料金を客から巻き上げているところがあるようだ。
私はこれまでこのパターンに何度か陥り、メーホンソーンでもチェンマイでもチェンラーイでも空しい思いをして来ている。
今回も、この詐欺に近いパターンに嵌ってしまったようである。もっと事前にリサーチをし、申し込む前にしつこいぐらい確認をしておくべきであった。とほほな私。
東南アジアあるあるの、見かけ倒しの個人ツアーにくれぐれもご用心召され。
※トラブルの軽度のものをネコブルと言う。出典:若竹七海他「マレー半島すちゃらか紀行」(新潮社)
【旅のスケジュール】
福岡国際空港
↓
バンコク
↓
チェンマイ(2泊)
↓
パーイ(3泊)
↓
チェンマイ(2泊) ~この旅行記~
↓
バンコク
↓
ヤンゴン(ミャンマー入国)
(2020.03.23暫定版)
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☆☆☆パーイで泊まったゲストハウス。☆☆☆
【02月10日(月)、チェンマイに戻る。】
パーイで宿泊したゲストハウスにて午前04時00分に起床した。
冷え込みのせいで足がつった。痛くて二度寝できない。
そのまま起きてシャワーを浴びた。鼻水は治まったが、咳があり喉が痛い。
07時00分、一昨日入ったカフェで朝食。一昨日とまったく同じものを飲食した。 -
08時30分にチェックアウト。
アヤ・サービスまではゆっくり歩いても5分くらいで着いた。
09時03分にチェンマイ行きのミニバンが発車した。乗客は私の他に4名のみだった。
10時20分、山の中の休憩所で15分のトイレ休憩が一回。
12時07分、チェンマイのターペー門で全員降ろされる。 -
12時30分、ガレー・ゲストハウスにチェックイン。パーイへ行く前に、 ホテル予約サイトを通じてすでに料金を支払っている一泊に加え、もう一泊延長したい旨を前回のチェックアウトの前に申し出ていた。
明日の分の宿泊代990THBを現金で払う。
前回とほぼ同じ部屋である。微妙な違いがあるような気もするが。 -
13時過ぎに外出するとき、フロントの隣のツアーデスクにいた女性スタッフに明日のツアーのことを聞く。
女性スタッフが電話でどこかへ問い合わせてくれた。残念ながら、私が希望する山岳民族の村を巡るツアーは、明日はない。
ナイトバザールのメインストリートに通じる路地に沿った旅行会社Chaing Mai Hub Toursの前を通りかかり、店の前にある看板を見る。
山岳民族の村へ行くツアーを扱っているようだった。 -
店内に入って女性スタッフと交渉する。ここでも山岳民族の村へ行くツアーは明日はないとのこと。
代わりにタクシーのチャーターを勧められた。
いろいろ説明を聞いた上で予約することにした。
タクシー代2,200THB(約7,800円)を前払いする。 -
☆☆☆店内で見せられた「ツアー」のチラシ。☆☆☆
興味がない蘭の植物園と蝶の公園は、私の方から訪れることを断った。
このチラシを見る限り、首長族以外に四つの少数民族の村々を訪れる内容であるように読み取れる。
多少はヤラセ的な要素のある観光施設へ連れて行かれることは覚悟していたが、翌日さらに驚くべき事態が私を待っていた。
しかし、この時の私はそれを知る由もない。 -
旅行会社のオフィスを出た後、モスクの近くにある食堂でカオソーイを食べる。
骨付きのチキン入りで安くて美味しい(50バーツ)。 -
歩いてターペー門へ行く途中、ワット・ブッパーラームWat Bubparamに立ち寄った。
入口で入場料20バーツを徴収された。
日本語ガイドブックには載っていない名もなき寺であるが、そこそこ面白いものがあった。 -
歴史を感じさせる仏塔である。
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新しい建物には手の込んだ彫刻が施されている。
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天井裏に描かれた絵画が見事である。
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中が博物館のようになっている建物もあった。
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暑くて日差しが強い。ターペー門手前のカフェアマゾンで休憩する。
16時過ぎに部屋に戻る。ヘロヘロである。
17時過ぎ、ゲストハウスの食堂でサラダとオムレツを注文。チャンビアの大瓶を2本飲んだ。
【02月10日(月)、了。】 -
☆☆☆ゲストハウスの食堂のテラス席。☆☆☆
【02月11日(火)、チェンマイ2日目。タクシーのチャーターによるプライベートツアー。】
午前05時30分のアラームで起床した。シャワーを浴び、今日のツアーに備える。
昨夜Grabを試してみた。クレジットカードの登録も済ませた。明日、ここから空港までのタクシーを呼んでみることにする。
ミャンマーでも、SIMを入れ替えて使えるようなら、空港からHotel51までのタクシーで使ってみたい。 -
07時00分過ぎに朝食へ。川を眺めつつアメリカンブレックファスト。
ちょうど川の向こう側に朝日が登っていた。 -
少し前から下に下りてフロントの近くで待っていると、今日チャーターしたタクシーが到着した。
ドライバーのMr.ローンと挨拶を交わし、すぐに出発。08時29分であった。
車はシルバーのホンダのセダン。白タク風である。
最初に訪れたのが「首長族の村Long Neck Karen」(Google Mapの表記による)であった。 -
下の右側のハートが宿泊したゲストハウスの位置。左側のハートは前回のチェンマイ到着直後に半日ツアーで訪れたワット・プラタート・ドーイステープ。
その少し上の緑のフラッグが「首長族の村」。すぐ近くには、有名な観光スポット、タイガー・キングダム・チェンマイやElephant POOPOOPAPER Park Chiang Maiがある。
一番上のフラッグが、この後訪れたチェンダーオ洞窟(ワット・タム・チェンダーオ)である。 -
☆☆☆入口から少し入ったあたり。☆☆☆
入口で入場料500バーツを徴収された。高すぎる。メーホンソーンから訪れた二つのカヤン族(タイでの呼称はパドゥン・カレン族、俗称「首長族」)の村の場合は、200~300バーツだった。
500バーツがすべてカヤンの人々(彼らはタイにいる限り難民扱いで就労は認められない)の生活向上の為に使われることを願うばかりである。
昨日の旅行会社のスタッフや今日の車内でのタクシーのドライバーは300バーツと言っていたはず。最近値上がりしたものと考えられる。 -
小さな学校の前に寄付金箱。
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欧米人観光客もここへ来ていた。
この「首長族の村」は、土産物屋が軒を連ねているだけである。
売られているものは、メーホンソーン近郊のカヤン族の村や、本来彼らが暮らしていたミャンマーのカヤー州にあるカヤン族の村(パンペット)のものとまったく同じである。
しかも、ここのカヤンのショップではカヤンではないモン族?やラフ族の伝統衣装まで売られていた。 -
土産物屋の並びの背後には、彼らが暮らしている住居が建っている。
メーホンソーン近郊のカヤンの難民が暮らす村は三つあったが、昨年の夏までにそのうちの一つが閉鎖になった。
ひょっとすると、その村の住民がここに流れて来たのかもしれない。 -
クロスボウのアトラクション。1回20バーツと表示されている。
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クロスボウの的。
後ろで小さな子どもが遊んでいる。 -
土産物屋で働いているのは若い女性が多い。
声をかけて写真を撮らせてもらった。 -
このおねいさんも織物に集中している。
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ちょっと大人っぽい雰囲気のおねいさんがポーズを取ってくれた。
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☆☆☆入口で入場料を払った後、「Long Neck Karen」と書かれた札の方へ続く右手の道(この旅行記の表紙の写真)とは別に、左側に続く道があり、奥に土産物屋らしき小屋が何軒か建っている。私はそちらへは行かなかった。☆☆☆
帰りがけ、カヤンの村へ行く手前の土産物屋(入口の近く)で民族衣装を着たおばちゃんに声をかけると、自分はラフ族であるとのこと(モン族ではなかった)。
同じ場所で来るときに会ったアカ族の衣装を着たおばちゃんにもまた会った。
09時35分に「首長族の村」出発した。 -
10時30分、チェンダーオ洞窟(ワット・タム・チェンダーオ)に到着した。
入り口でカメラ持ち込み料として40バーツを支払う。 -
喋る骸骨人形。
チェンラーイのワットでも同じ物を見かけた。 -
入口の手前は公園のようになっている。
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階段を少し上ったところが洞窟の入口。
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洞窟に入り、しばらく歩くと左手にワットのような場所がある。帰りがけには多くの人が集まっていた。
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さらに奥へ進むと、女性係員がいる。パーイ滞在中にツアーで訪れたロート洞窟と同じで、そこから先はランプを持ったガイドを頼まないと入れない。
200バーツ支払うと、後でガイドにチップを渡すよう言われた。 -
感じの良いおばちゃんのガイドに先導されて、案外奥行きのある洞窟=鍾乳洞の中を進む。
おばちゃんは手にガソリンのランプを持っている。ロート洞窟と同じである。 -
☆☆☆鍾乳洞としての見応えもあった。☆☆☆
途中、かなり狭くなった箇所が二箇所くらいある。身体を折り曲げないと通れない。
ガソリンランプの熱で洞窟内は蒸し暑い。約30分間洞窟の中を歩いた。ロート洞窟ほどのスケールではないが、そこそこ面白かった。 -
出発地点の手前に戻ったとき、大きな蛇が出現した。色が鮮やか。
慣れているはずのガイドさんも少しビビっていた。
ガイドさんにチップ50バーツを渡した。 -
11時30分に洞窟を出る。
出口付近でしばらく休む。
駐車場の周りの売店では、球根をやたら売っている。 -
冷房が効いたRestaurant Story Campという店でランチを取ることにした。
入店前にドライバーが私を見つけてくれた。昼食を取ることを伝える。 -
ココナツスムージー、チキンサラダとガーリックトーストを注文した。
チキンサラダはなぜか野菜サラダになっていたが、どちらも美味しいのでマイペンライ。 -
チェンダーオ洞窟の駐車場を出た後、途中でドライバーはどこにも停車せず、私をゲストハウスまで送った。14時00分に到着した。
私はてっきり、昨日の旅行会社の看板と見せられたパンフレット(上の写真)に記載された「モン族以下四つの山岳民族の村が集まった場所」へ最後に立ち寄るものと思っていた。
しかし、Mr.ローンにしつこく確認すると、今日最初に訪れた「首長族の村」にアカ族やラフ族の人もいる。あの施設が残り四つの山岳民族の村なのだ、と。
なんじゃそりゃぁぁぁー!(←私の心の声)
部屋に戻ってからも、釈然としなかった。
初めからあの施設(「首長族の村」)がすべての山岳民族の村の複合体と分かっていれば、今日のプライベートツアーは実施しなかった。
昨日の旅行会社でのスタッフからの説明は、肝心な部分で不親切だった。
私の方も、地図を提示して訪問する場所をきちんと確認すべきであった。
500バーツの入場料を取られた挙げ句、こんな結末とは。 -
夕食は、前から目をつけていた輸入ビールとドイツソーセージの店へ。
ドラフト二杯、グラスワイン大、ソーセージ、ムール貝ガーリック味、ガーリックトースト。
会計は、酒の値段が高いのでけっこういい値段になった。お釣り5バーツをなかなか持って来ない。諦める。
明日な出国に備えてビールを買い足すことはせず、酔いを覚ましてから寝た。
【02月11日(火)、了。】 -
☆☆☆チェンマイ空港での朝食。☆☆☆
【02月12日(水)、タイ出国とミャンマー入国。ネコブルからの解放。】
チェンマイのゲストハウスにて、午前04時30分に起床した。シャワーを浴びて身支度をする。
パッキングには時間がかかった。
07時30分にチェックアウト。ゲストハウスからGrabで呼んだタクシーはすぐに来た。
黒のマツダデミオ。新しい車。07時50分までにチェンマイ国際空港に到着した。
※カード払い153THB(561円)
タイ航空でのバンコク行きフライトのチェックインも実にスムーズに進む。
少ししてセキュリティチェックを受けてゲート前の待合室へ。そんなに混んではいない。
カフェで朝食(上の写真)。Wifiに繋がる。
定刻に搭乗開始。久しぶりの大きな機体である。
10時23分に離陸。機内で軽食とドリンクのサービス。
11時16分、スワンナプーム国際空港に着陸した。 -
11時47分、スーツケースをピックアップする。
アライバルの出口を出て、すぐに4階のバンコクエアウェイズのチェックインカウンターへ向かう。
12時00分、ヤンゴン行きのフライトのチェックインもスムーズに手続き終了。
いよいよ今日最初の山場を迎える。
カバンの中身を少しだけ整え、国際線の手荷物検査へ向かう。
男性係官からカバンを開けて中を見せるように言われた時は、心臓が止まりそうだった。
何の事はない、モバイルバッテリーのチェックだった。
無事に制限区域内に入り、出国審査も無事終了した。肩の荷を下ろす。
ゆっくり搭乗ゲートC1へ歩く。
こうしてタイに入国して以来私の肩に重くのしかかっていた史上最悪のネコブルは雲散霧消したのであった。
晴れ晴れした気持ちでミャンマー入国を果たした私であるが、一難去ってまた一難。
ヤンゴン国際空港の国際線ターミナルにてインチキ両替屋の詐欺に引っかかってしまった。
その顛末は私のミャンマー旅行記を参照されたい。
【タイ北部旅行記、了。】
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旅行記グループ ミャンマー二十七泊の前にちょっこしタイ北部へ
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