Chiang Mai生活131（3月）

2020/03/01 - 2020/03/31

毎年3月は、それでなくても山火事（野焼き？）によるPM2.5の大気汚染で大変なチェンマイだが、今年は更に厳しい新型コロナウィルスのパンデミックで不安な日々を送っている。人の移動が制限される状況になり、海外旅行は勿論、国内旅行でも予定を見送ったりしている人が増えているはずだ。この旅行サイト4travelなども甚大な影響が出ていると思う。実際、チェンマイの片田舎に暮らしている自分でさえ外出をする際に、どうしても出かけなければいけないのか、出かけなくても何とか済ませるのか、といちいち考えることが多くなった。そんな訳で、この3月はウチの庭を中心にほぼ近所の様子の写真になってしまった。

エリア チェンマイ(タイ)

夜明け

昼間はドイステープの山並みが霞んでいる。

日没

庭のバラが一斉に咲いた。

ラン

オレンジ色のバラ。満開になる直前が一番美しいのかな。

つぼみも開き始め可憐だ。

3,4日見ない間に世代交代？

ずっと観察していると、朽ちていく姿さえ愛おしい。

7年前にドイインタノン（チェンマイにある、タイで一番標高の高い山）に行った時に現地の食堂でもらったシダが毎年咲き続けてくれている。

パープルリース

8年前ここに越してきて、隣家に挨拶に行った時にもらった植木が今でも育ち続けている。

なるべく外出を控えるように心がけている。毎週日曜夕方の近所の青空市場で一週間分の野菜や果物を調達するようになった。

レモン

ダック

チョンコーの花びらよりも小さな鳥。

ブーゲンビリア

空気が濁っている時の夜明け、太陽が真っ赤だ。チェンマイでは山火事の発生が500か所に及び、消防団や軍が懸命の消火活動をしている。

シャワールームの片隅にいるくらいなら可愛いヤモリだが、時々モーターなどの機械の隙間から中に入り込み、困ったことをしてくれる。

暑い季節になり、エアコンを使おうとしたら動かない。職人に来てもらって調べたら、室外機の精密な基盤の中にヤモリが入り込んでショートしていた。

これまで何度か経験があるので予想はしていたが、基盤を全取替えしないといけないと言われた。

8000バーツ（29,000円ほど）かかると言われ、新しいエアコンに買い替えようかと思うほどの出費だった。

新型コロナウィルスの感染拡大で、プラユット首相の国民向けのスピーチが増えてきた。

MAKROという大型のショッピングセンターに食料や調味料をまとめ買いに行った。

パスタはタイ人にはそれほどポピュラーではないが、それでも半分ほどがなくなっていた。

たまたま限定でマスクや消毒薬を配っていたようで人込みが出来ていた。

朝5時ころ、他の鳥が鳴きだす前の静かな時間、この美しくしゃべるように鳴く声を聞くことが出来る。
https://www.youtube.com/watch?v=upmau06J8Oc&feature=youtu.be

朝の6時過ぎると他の鳥も一斉に鳴きだす。こうなると寝ていられない。
https://www.youtube.com/watch?v=OBr63_Twx-k

いつもの鳥が車のアンテナに止まっていた。駐車場の近くに巣を作ると、車のドアの取っ手やアンテナ、バックミラーなどに止まって糞をするので後の掃除が大変だ。

半年に一度、庭師に庭の木々の手入れをしてもらう。

チョンコーもバッサリ切ってもらった。

ある日近所の子供たちが道で裸足で遊んでいるのを部屋から見ている時に、「痛い！」という声が聞こえた。このサボテン、定期的に歩道にはみ出した部分を切ってはいたが、サボテンの花の小さな棘が刺さるととても痛く、それを抜き取るのに苦労するし、余りに大きくなりすぎて自分の手に負えないと感じていた。そこで今回庭の手入れをしてもらう時に処分することにした。長年たっぷりと楽しませてもらったので、改めて振り返ってみた。

2012年にこの家に越してきてすぐのころ、植木屋で大きな植木鉢を買った時に店の人に「欲しければ持って行っていいよ」と言われ、このサボテンを貰った。庭にはまだほとんど何もなかった。

しばらくしてこの場所に移した。それから約8年間ここで大きくなったんだ。

葉（？）が増えていくのを見るのが楽しかったなぁ。

写真のデータを見るとこれが2015年の様子。まだ花が無い、若々しい育ち盛りの感じ。

棘の多い危険な部分をこちらで処分しておいて、庭師に根っこごと処分してもらった。

手入れ後。

近所で見かけたプルメリア

我が家のプルメリア

ウチから一番近いミーチョークプラザショッピングモール。普段より人出が少ない。

ここに来ると、この日本食堂「なると」でのランチが多くなる。

味噌ラーメン

大好きなチャンポン

いよいよ非常事態宣言が発令された。

youtubeなどで世界中のCOVID-19対策の様子を見ることが出来るが、日本の対応には驚くばかりだ。無策の政府、正常性バイアス溢れる日本人。

タイでは70才以上の高齢者、基礎疾患を持つ人、5才未満の幼児は外出を控えるように言われている。

先月70才になったばかりで、69才とどう違うのかと納得出来ないところもあるが、ここは素直に従っておいた方が身のためだろう。

この危機に対するドイツのメルケル首相のスピーチには非常に感動した。我が日本のリーダーは普段から隠蔽改ざん捏造など散々国民を騙し続けているので、このような非常事態にどんなにまともなことを言っても素直に信じることは出来ない。まさにオオカミ少年だ。

一人ひとりが「うつらない、うつさない」を本気で危機感をもって実践すれば自ずから終息に向かうと思うが、、、日本はどうなっていくのだろう。

この旅行記へのコメント （4）

• 目黒警部さん 2020/04/01 19:21:02

  お元気そうでなによりです

  ２月初旬、危機感が日本にはさほどなかった時には、少し迷いましたが、今となってはチェンマイ行きを断念したのが正解だったと思います。
  日本は日々、状況が急速に変化しています。
  今日、0歳児がコロナにて重篤な状況だと報道されました。
  来年には日本そしてタイが、終息しているかどうかもわかりませんが、又お会いできるのを楽しみにしています。
  どうぞご自愛ください。
  
  
  
  

  luguさん からの返信 2020/04/01 23:48:15

  RE: お元気そうでなによりです

  目黒警部さん、コメントありがとうございました。
  
  とても海外旅行どころの話でない、大変な世の中になりましたね。
  大学を卒業して就職が決まっていたのにキャンセルされた人たち。
  仕事を失った人たち等々、どんなにショックかと察します。
  私は高齢者で人一倍危険らしいですが、リタイアした身軽な身だし、
  悔いのない人生を送れたと思っているので、案外平静な日々を過ごしています。
  
  大阪府知事は維新の会なので、今まで私的には共感できなかったのですが、この非常事態における対応はなかなかですね。こういう危機にこそその人の真価が現れますね。その点東京は全くダメです。
  
  お互い気を付けてこの危機を乗り越えて、いつかまた元気でお会いしましょう。
  lugu
  
  

• seghersさん 2020/04/01 11:43:42

  お変わりがない様で何よりです。

  お元気ですか、
  lugu様の便りを待ち望んでいました。
  チェンマイはどんな雰囲気なのか。果たして今度の冬に行くことができるのか、
  とても気にしていました。
  私の場合は、3月の韓国行き、4月の西ヨーロッパ行きのフライトが
  すでに2月末に航空会社からの欠航のメールが有り
  変更の選択肢もなしに、解約されました。
  
  日本では現状では先が見えません。オリンピックの事情があったことを勘案しても、
  他の通常の国々とは目に見えるほど異なる当局の対応に、
  全く頼り感を持たずに不安を感じているのは私だけでしょうか。
  
  清水ケンさんの死には心を痛めています。
  とても人格が感じられる方だと思っていました。
  チェンマイでは、それ程の緊張感は見えていない気がしますね。
  
  lugu様も、くれぐれもお気を使って、この困難な時期を無事に乗り越えていけるように
  願います。
  seghers
  

  luguさん からの返信 2020/04/01 14:08:56

  Re: お変わりがない様で何よりです。

  seghersさん、コメントありがとうございました。
  新型コロナウィルスで世界は一変しましたね。
  
  seghersさんの旅行の予定が有無を言わさず解約されたように、世界中の人々が今までの生き方を一度リセットして考え直すように迫られているような気がしています。
  私はテニスのTV観戦が好きで、今でもテニスチャンネルを観ていますが、つい2ヶ月前のトーナメントの再放送を見ていて、余りに現在の状況と違い過ぎて、まるで遠い昔の出来事のような、こんなことが2か月前に行われていたんだなぁ、と不思議な感覚に陥ります。
  そしてこの期に及んでも、オリンピックを来年の7月23日に開く、などと言いきってしまう日本政府やIOCは全く現状を認識出来ていないし、一部のオリンピック利権を持つ者だけが潤う今の金まみれのオリンピックは、中止でなく廃止するべきと考えています。
  
  seghersさんが日本の何処にお住まいか知りませんが、お身体に気を付けて、ストレスをためず、ここを乗り越えたらまた以前のように旅が出来るんだ、と夢見て日々を大事に過ごしましょう。
  lugu