2019/03/05 - 2019/03/05
376位(同エリア668件中)
覇王樹さん
今回の調査は初めてのチェンライ東側山岳地域の調査である。チェンライ西側とは根本的に地質が異なる地域であるが、水組成にどのような違いがあるのか、また、点在する集落の飲料水は果たして飲用可のレベルであるか、興味深い。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- その他
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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チェンライから東に100キロ弱、プーサン国立公園へ向かう。ここが今回の調査の始発点となる場所である。写っているのは公園事務所。この向かいがプーサン滝。
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ここで有名なのはこの2段の滝。実は温泉なのである。この滝の脇から源泉を回る周回コースの遊歩道が出ている。
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滝の上部
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立派な板根。フタバガキかな。
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枝の先には蜂の巣がぶら下がっている。
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こちらの木も立派な板根
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プーサン滝の上部は遊歩道となっていてジャングルの中を歩けるようになっている。まさに原生林の雰囲気。
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ここが滝の源流となる泉源。熱くはないが暖かいというレベルの温度。
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湖底からは時々ガスの泡が上がってくる。見かけよりかなり深い(4~5mはある模様)。勿論遊泳禁止。
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ラオスに向けて延びる道路。この国境検問所から先は外国人は越えられない。さらに、近隣在住以外のタイ人もこの国境を越えることは出来ないとのこと。
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最初の調査地点はこちらのモン族のお宅。ロンポータイ集落。
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こちらのお宅を調査。
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隣の集落のモン族のお宅。プラヤラオウー集落。
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ここがこの家の水道。山からの水を引っ張ってきているだけ。
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立派な鶏がいる。
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プーチーファー入り口にある食堂でお昼を摂る。山の形から褶曲地形であることが明白。眼下にはパパイヤがたわわに実り、地元でサクラと呼ばれている花も満開。
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気温は20度ほど。極めて爽快。でも、時間の関係でプーチーファーには行かず。勿体ない。
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日本の桜に非常に似ている。
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点々と桜が咲いているのが見える。
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日本語ガイド見習いのアース君の実家であるアカ族集落(ユースク村)にて。アース君の叔母さんが手に持っているのは実は納豆。見た目こそ違え、味は納豆そのもの。
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ここがアース君の実家。少数民族にしてはかなり立派な家である。実は、アース君の家の水からは殆ど細菌が出ず、数少ない生水飲用可の家であった。
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庭にはバナナも咲く。
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こちらはアース君のお隣のおばあちゃん。サービス精神たっぷりで、農作業の様子を実演してくれる。
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さらに農作業のときの格好を再現。菅笠を被って背中には日除けの蓑。こちらの習慣としてお歯黒がある。咬むと苦い葉っぱを使って歯を真っ黒に染めている。
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日除け蓑の装着実演。
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軒先に竹筒があったので、これは何?と聞いたら中に竹虫が入っていた。食用である。
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暫くほったらかしにしていたみたいで半分以上死亡。この際ということで生きているものだけ新しい竹筒に入れ替える。作業しているのはアース君のお母さん。
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手前の白い奴が生きている方。
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死んだ奴は鶏の餌になります。
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竹虫を選別中。
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これは何だ?水牛の頭?
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なかなか陽気な人たちです。
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アカ族の隣村(サンティパタナ村)にも行ってサンプリングとヒアリング。この村はタイヤイ族の集落だとか。アース君に通っていた小学校はこの村との中間地点にあるとかで、集落内に同級生もいる。
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サンティパタナ村の風景。
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次のモン族の集落(プラヤピパック村)へ向かう。
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現在は乾期で水源が涸れてしまい、貯留水だけで生活しているので難儀しているとのこと。
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勿論その貯留水もサンプリングする。
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風景だけはのどかなのですが。
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近所のおばあちゃんが孫を背負って散歩。
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標高1000mはあるが、結構暑い。
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調査したモン族のお宅の女の子。この水もかなり細菌汚染されていた。
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このうちのご主人は水質をだいぶ気にしていた。
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ガイドのヤイさんがヒアリングしているところ。
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このプラヤピパック集落には展望台が。ここからプーチーファーが見えるはずであるが、スモッグで霞んで見えるばかり。
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この集落は国民党軍と共産党軍との激戦地だったとか。
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アース君のおばあちゃんも畑仕事をしていたら畑に埋められていた銃を見つけ、届け出たこともあるとか。かつてパータンエリアにはタイ共産党軍が立てこもっていたが、タイ政府が暗黙の了解ということで中国から逃れてきた国民党軍を連中と戦わせていたという歴史的背景がある。
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兵士の像も。
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渇水で龍の像も全身が水面上に現れている。
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龍も暑そうです。
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道はただひたすら曲がりくねっている。
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次はヤオ族の集落(マイパタナ村)。道端の木陰で民族衣装の刺繍をしているところ。
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かなり精巧な刺繍である。売り物用も作るが、今作っているのは自分用とのこと。
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運転手さんの家である食堂。最後の調査地点、タイ族のロンハー集落。
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運転手の実家の食堂にて麺を頂く。うまい。但し、水源の井戸からは異常なまでの細菌数。沸かして飲むのが無難。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 覇王樹さん 2021/05/17 09:02:30
- 水
- nrtbgbkkさま、
コメント有り難うございます。健康被害として最も起こりがちなのは下痢です。一般細菌は下痢症状を起こすことは余りありませんが、彼らの飲料水の大半から本来検出されてはいけない糞便性大腸菌が出ており、生水で飲むことはとてもではないですがお勧めできません。なので、沸かして飲めば大丈夫です。では現地の人がなぜ沸かして飲まないのかといえば単に面倒なためです(熱源が薪のところが多いため)。北ベトナムの山岳民族集落でも調査をしていますが、向こうではお茶を飲む文化があるため沸かして飲むことが多いです(各家庭に囲炉裏がある)。ヒアリング調査では熱いお茶を飲まない子供達に下痢症が多いようです。
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- nrtbgbkkさん 2021/05/14 21:27:33
- 水質検査
- はじめまして。
山岳民族の村々での水質検査の記事4本を拝読しました。
年間100日程度を山岳民族の村々で過ごしていますので、とても心配になりました。
この水を飲み続けると、どのような健康被害があるのでしょうか?
沸かして飲めば、ある程度は軽減されるのでしょうか?
お手数でなければ、教えて頂けると助かります。
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