2018/03/25 - 2018/03/25
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kojikojiさん
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博物館の見学が終わるとお昼ご飯です。前の日の晩御飯がおいしくなかったと聞いていたのであまり期待していなかったのですが、到着したのは「泰明ホテル(Tai Ming Hotel)」という高級そうなホテルでした。ロビーに入ると正面に金の成る木が据えられ、その前には岳敏君(ユエ・ミンジュン)の彫刻が置かれています。通されたレストランがまた高級そうなこと。(前の日の晩御飯もレストランだけは立派だったらしいので安心はできません。)テーブルにはメニューが置かれ、ツアー会社のMSツアーと書かれてあります。つまり我々だけのメニューということになります。そして次々に出てくる料理がおいしいのです。前菜3皿以外に10皿も出てくるのですから大満足です。こんな格安ツアーでこんなお料理だして大丈夫なのかと心配になってしまいます。食事の後は「独立記念塔」の近くでバスを停めて撮影タイムがありました。そしてホテルに戻り2時間の休憩があったので、ここぞとばかりにマッサージのフロントに行ってみましたが空きがないとのことで断念。1時間でよかったのですが。仕方ないので部屋でシャワーと着替え、ビールを飲みながらくつろぎました。午後は午後で「ワット・プノン」の参拝と「セントラル・マーケット」の見学です。セントラル・マーケットは「兼高かおる世界の旅」で見たのとは建物以外の変化はすごかったです。あまり期待していなかったのですが、クロマーなども意外に安かったし、最後の最後で探していた銀製のエレファント・ボックスにも出会えました。もう思い残すことは無く、最後に立ち寄ったイオン・モールでもアイスを食べただけで買い物はしませんでした。そして空港近くのレストランで最後のディナーです。最後の最後まで至れり尽くせりのツアーでした。空港でセイハさんとお別れするのは少し寂しかったです。空港内では出発まで数時間あったので少し疲れましたがANA便はほぼ定刻に出発しました。3日間遊びつくしたのでへとへとだったので機内では映画を見る元気もなく気絶していました。早朝の成田空港でツアーメンバーの方と別れ、都内の桜を眺めながらリムジンバスで帰宅の途につきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 観光バス タクシー 徒歩 バイク
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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前日の夕方の予定ではトンレサップ河畔のシソワース・キーを散歩する予定が組まれていました。その予定以降のツアーを離団してしまったので河畔を見るのは初めてでした。中島の向こうはメコン川です。川の水の色が違うのが良く分かります。
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ツアーメンバーの方の話ではただ30分くらい歩いただけで面白くなかったという事でした。
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トンレサップ河畔に建つ「ホテル・カンボジアーナ」は立派なホテルですが1泊1万円もしないようです。
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唯一の政府公認カジノ「ナーガワールドホテル&エンターテイメントコンプレックス」だそうです。夜はライトアップして綺麗だったそうです。
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「ノロドム・シアヌークの記念塔」と「独立記念塔」に着きました。ガイドのセイハさんが「写真撮りたくない人は座っていてくださいね。」という事で15分くらいの撮影タイムです。
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カンボジアの王家はノロドム王を祖とするノロドム家とシソワット王を祖とするシソワット家に分かれ、王位継承に当たって両家の間で争われました。しかし1941年当時カンボジアを含むフランス領インドシナの最高実力者であった総督ジャン・ドゥクーの裁定によりシハヌークの即位が決定します。
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この背景にはシハヌークがノロドムとシソワット両家の血筋を引いていることと、まだ若年のため宗主国フランスの意向に沿うだろうという思惑があったためと見られています。
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独立記念塔は1953年11月9日にフランスの植民地支配から独立したことを記念して1958年に建造されたモニュメントです。カンボジアの著名な建築家ヴァン・モリヴァン氏により設計されました。
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この塔が出来るまでに2回請け負った人がお金を持ち逃げしたそうです。そういう話を1961年にここへ立ち寄った兼高かおるが「兼高かおる世界の旅」の84回の「廃墟と現代」で紹介していました。
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その当時のプノンペンの街並みの美しさは「東洋のパリ」と呼ばれるにふさわしい景観でした。現在は「ラッフルズ・ホテル」になっている建物も「ル・ロイヤル」というホテルでした。その映像の6年後にジャックリーン・ケネディがそのホテルを訪れている訳です。
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美しいプノンペンも見て見たかったですが、現在の混沌とした雑多なプノンペンも魅力があります。こんな怪しい路地の市場に入ってみたくなります。
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日本大使館です。プノンペンではセキュリティの高い大使館だそうです。理由は在ペルー日本大使公邸占拠事件のあった1996年の後に建てられたからだそうです。ガイドのセイハさんは本当に何でも知っています。アンコールの遺跡巡りでは知ることも無かったであろうカンボジア近代史を学ぶきっかけになりました。
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その横には大使公邸でその隣にはタイの大使館が並んでいます。
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お昼はそんな大使館の並ぶ通りの先の「泰明ホテル(Tai Ming Hotel)」でした。
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ホテルの中の「蘭品(Lan Pin)」というレストランです。
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建物に入ると長い廊下があり、巨大なシルバーのバード・ボックスが鎮座しています。
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そしてライオン・ボックス。これが交互にいくつも並んでいます。
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突き当りには金の生る木と岳敏君(ユエ・ミンジュン)らしいオブジェ。本物かどうかはわからないけれどオーナーは中国の人か華僑の人でしょう。
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テーブルにはメニューが置かれていました。よく見ると現地ツアー会社のMS TOURの専用でした。他のお客さんの誰も気が付いていないでしょうね。トラピックス社のツアーだと思っていても実際は全員現地の旅行会社に送り込まれている訳です。今回のツアーはその方が良かったように思います。現地ガイドのセイハさんを越えるような添乗員さんがいるとも思えません。
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全部で9品のランチメニューです。
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まずはビールです。このレストランで初めて大瓶のビールが出されました。1本4ドルというお値段です。
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スパイシーなピーナッツとキムチが出てきます。キムチは韓国での呼び名に過ぎず中国起源の泡菜の一種です。
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お酢でつけた中華風ピクルスは四川泡菜のようです。ここまでの3皿が「開胃三小皿」のようです。文字通り食事が進むように食べる前菜です。
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期待したけど白ご飯でした。
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「茄汁魚片」
白身魚の甘酢あんかけはちょっとケチャップ味が強いけど美味しいです。 -
「香檸檬炸天骨鳥腿」
文字通りクリスピーなフライドチキンのレモン味でご飯が進みます。 -
「酸辣湯」
大好きな酸辣湯(サンラータン)我が家の海外旅行では定番の料理です。皆さんはあまり箸が進まないので何回もお替りしました。 -
「葱爆牛肉」
牛肉の葱炒めも味が濃くておいしいです。見たままそのままの濃い味付けです。 -
「肉末粉糸保」
春雨の旨煮も味が濃くてとても美味しいです。どれも本格的な中華で大満足です。 -
「大白菜炒肉糸」
淡白な白菜と豚肉炒めはトウガラシのピリッとした後味が好みです。 -
「皮蛋豆腐」
辛みの効いた醤油と皮蛋と豆腐。見たままの味ですが冷たくておいしいです。 -
「蒜茸空心菜」
言わずと知れた空心菜のニンニク炒めで美味しくない訳がありません。 -
デザートは完熟スイカとドラゴンフルーツ。
こんなに美味しい食事を出してツアーが成り立つのか不思議に思います。皆さん前の晩のご飯が美味しくなかった話をされていましたがこのお昼には大満足でした。 -
オープンキッチンの素敵なお店です。
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新鮮な野菜が並んでいます。
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生きたままの田螺とカンボジアの方の好きな赤貝のような貝が並んでいます。
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早い時間だったのでこれからランチで混み合うのでしょう。
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今回食べ物の心配は何もありませんでした。
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ごちそうさまでした。安いツアーだったので現地での食事は全く期待していなかったのですが見事に裏切られました。
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独立記念塔のロータリーを回ってホテルに戻ります。
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正午過ぎに戻ってきてチェックアウトと集合は午後2時になりました。フロントの人にお願いして最後に「ハヌマーン・トラディショナル・アーツ」に電話してもらいましたが「ノアンサー。」やっぱり休みのようです。急いでマッサージに向かいましたが、「フル。」と冷たいお言葉です。諦めて部屋に戻ってシャワーを浴びてビールを飲んで寛ぎます。
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国立博物館で買った絵葉書と昨日アーチザン・アンコールで買った絵葉書を書きます。切手は博物館で買いました。そして博物館の作品集の本これは15ドルでした。有名な作品はすべて網羅されているので勉強になります。
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初日に買った最後のビール。日本から持ってきた缶チューハイも飲んでしまいましょう。そして午後2時前にロビーに降りてチェックアウトです。何度もマッサージに行かれた方がドルの手持ちが無くて日本円で支払うことになりましたが、レートが悪くてショックを受けていました。手持ちのカードも使えなかったようです。そういう私もホテルから絵葉書を出そうとしたら、切手を貼っているにも関わらず手数料が1枚1ドルという事でした。近くにはポストも無く遠いからというのが理由だそうです。このホテルで残念だったのはこのことだけです。
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午後の観光はカンボジアの首都プノンペンの象徴の1つとも目される「ワット・プノン」です。ワット・プノンの名はクメール語で「丘の寺」を意味し、字面通りプノンペン市街にある丘の上に建てられた仏教寺院のことを指します。カンボジアの民間伝承によれば1373年にダウン・ペンという名の貴婦人がメコン川の岸に漂着した巨木を川からあげさせると中から4体のブロンズ仏像と1体の石像を発見し、小高い丘と祠を築き、その中で仏像を手厚く祀りたてたことに由来するそうです。
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そしてその丘の名前はいつからプノン・ペン(ペンさんの丘)という名の聖地として崇められるになり、これがやがてプノンペンの街の名前として定着したと言われます。それから5世紀経った今でも寺院は町の象徴として崇められ、この街を見守り続けています。
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1437年の巳年のときクメール王朝最後の王であるポニャー・ヤットがプノンペンに新しい王宮を建てた際に、大臣のデチョー・スレイに丘をより高くするように命じたそうです。王の死後は聖域の西にある著名な仏塔に王とその一族の遺灰が納められます。ワット・プノンはクメール暦における新年と亡人節(日本のお盆にあたる)の間、カンボジアにおける祈りの中心となるそうです。そんな新年はもうすぐやってくるようです。
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後ろの塔は須弥山を表しているのだと思いますが、仏像については詳しく分かりません。
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この絵を見て思ったのはテート・ブリテンに収蔵されている「チャムリー家の令嬢」を思い出しました。
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この絵です。
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ご本尊の前に置かれた座像がトンレサップ川から流れついた巨木に埋もれていた仏像らしいです。
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大きくはありませんが思っていたよりも立派な寺院でした。
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この座像が埋もれていた巨木ってどんな大きさだったのでしょう。
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大きく目を見開き正面を見つめる仏像に強い意志を感じます。この視線でカンボジアの人々を守っているのでしょうね。
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頭が3つある象はエラワンと呼ばれます。天界でプラ・イン(インドラ神・帝釈天)に仕える男性の名前です。彼はインドラ神 が外出する時に乗る巨大な象に化身する超能力も持っていました。背中に乗っているのはインドラ神という事になります。
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須弥山の彫刻も素晴らしいです。きれいにライトアップされていました。
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海の怪獣マカラの姿が一対描かれています。神秘的呪術的な力を持ち階段や排水口の装飾に使用されているのでなじみがあります。肝心な神像についてはクメール語の案内しか書かれていないので分かりません。
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カンボジアの上座部仏教は日本で主流の大乗仏教とは異なります。思想としての大乗仏教の「信ずる者すべてが救われる」といったものではなく「生きることは苦しみであり、出家をして功徳を積む者だけが救われる」という出家主義に基づいています。上座部仏教の中では輪廻の思想が重視されており、人々は現世の汚れを清めて来世でのよりよい身分への生まれ変わりを願い功徳を積むわけです。
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寺院の内部は色鮮やかな壁画や装飾で埋め尽くされています。壁画の内容は「仏陀の一生」を描いたものだと思いますがストーリーは読み取れないものが多いです。仏陀の前世の物語である「本生譚」はあまりなじみがありません。「地獄絵図」や「リアムケー物語」も題材になっているようです。
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文字が読めれば絵画を読み解くことが出来るのですが…。
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ガイドのセイハさんは中には入ってこないので聞くことも出来ません。細かいことに興味を持つお客なんて少ないですからね。
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こちらがマダム・ペン(Yeay Penh)ことペン夫人の像です。背面を電飾で光り輝く仕様にすることで有難味が強調的に演出されているのは日本人的感覚からするといかにも安っぽいですが長年インドシナ半島の寺院を参拝しているとありがたく思えてきます。アイシャドーと鮮やかな口紅を塗った派手目の化粧とクメール人らしからぬ美白肌が印象的な婦人は、本堂の仏像と比べても圧倒的な人気を誇っているようで、富と繁栄のシンボルとして現地の方々によって一心不乱にお祈りを捧げられていました。旅も無事に終わりそうなので少し寄進しておきます。
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旅の終わりに立ち寄るには良いところでした。
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そろそろ帰国時間が気になってきます。
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境内にあった大きな樹はタマリンドです。ミャンマーのバガンではタマリンドの実で作ったお菓子をたくさん買いました。甘酸っぱい味が思い出されます。手前の赤い花はオオガキチョウという花だそうです。
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こちらは見納めのゴールデンシャワーの黄色い花です。
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こちらの樹は…。樹の写真では無くて黒いものがぶら下がっている姿です。
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オオコウモリです。翼を広げると1メートルくらいになるそうです。夕方から飛び始めるのですがまだ3時では寝ています。ガイドのセイハさん曰く「最近はオオコウムリを食べなくなりましたから数が増えているんです。」
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そして「セントラル・マーケット」に到着しました。東側の正面入り口前の道路でバスを降ります。ここも「兼高かおる世界の旅」で紹介されていました。建築前はこの辺りは沼地だったそうですが水が無くなって干からびたところでこの市場を建てたそうです。
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青い帽子が背が高いけど腰が低いセイハさんで右はプノンペン王宮からここまでのプノンペンのガイドさん。
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セントラル・マーケットはドーム型の天井を持つ中央部から四方に回廊が伸びる十字型をしたアールデコ様式の建物です。石碑によると2011年にフランスの協力でリノベーションされたようです。
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元々の建築も1937年フランス統治時代にフランス人建築家のJ. デボワとL. クーションの監修により建設され、現地ではプサー・トゥメイ(新市場)と呼ばれています。建設当時はアジア最大級のマーケットと言われ華々しくオープンしました。
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1960年に兼高かおるが訪れた際はこのドームの下ではお米や干物が売られていました。売り場は変わってしまっていますが建物自体は変わりありません。周辺に増築された部分も無く広々とした雰囲気で建物の美しさも良く分かりました。
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フィガロとかクレアの旅行雑誌に出てくるモデルさんみたいに撮ってあげたいとは思っているのですが…。
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貴金属には興味が無いので周りの食料品の売り場を見てみます。魚や野菜は西側のエリアに集まっています。
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物流も良くなったのでしょうね。生魚や魚介類も豊富です。
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干物も美味しそうです。ハエなども飛んでいなく不衛生な感じはしません。
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ミャンマーでこの魚の開き方を見て驚きましたが、カンボジアも同じでした。
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市場の北側には「クメール・デザート」というお店があります。デザートと言いながらステーキなどを食べているレストランです。店に入ったけど妻が食べたくないというのでそのまま出てしまいました。
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北側からの眺めが建物全体を俯瞰できて美しかったです。
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さあちょっと買い物でもしましょうかね。この市場では自由行動が与えられ1時間ほど買い物が出来ました。こういう市場の場合まず店を選ぶ場合、おばちゃんの店は外します。大抵おじさんの方が気が弱いので値引き交渉も安易です。
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という事でクロマーの小さいのと中くらいのをまとめて購入しました。留守中のことをお願いした方たちへのお土産です。多めに買って選んでもらうととても喜ばれます。選ぶという行為が楽しいのですからね。
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集合場所の正面入り口の左側のお店に寄ってみました。帰国直前で米ドルも残り少ないので冷やかしのつもりでした。ところがラッフルズホテルのエレファント・バーのテーブルに置かれていたキャンドルスタンドがあったのです。ただ1個57ドル。銀の純度と値段は各地で聞いて知っていたので秤に乗せて確認もします。どうしても買うなら2個欲しかったので値段を一応聞いてみました。114ドルは90ドルが限界と言われました。集合時間も近いので諦めようとしたら「いくら持っているの?」というので妻が20ドル、私が40ドル見せると「その値段じゃ売れないよ。」と困り顔です。「ごめんねこれから空港に行って日本に帰るんだ。」というと「なんだ日本の人なんだ。それなら60ドルでいいよ。日本は橋や道路を造ってくれた友好国だからね。」という事で半額になりました。最後に気持ち良い買い物が出来ました。
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これがラッフルズホテルのエレファントバーのテーブルです。
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キャンドルを入れるグラスは日本で調達です。ビニール袋に入っていたのでピカピカですが、2年もしたら鈍いいい色具合になるはずです。
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独立記念塔などロータリーの写真を撮ろうとしたら必ず左側に座らないと撮れません。
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「チュオン・ナートの像」です。残念ながら後ろからの姿だけです。王国(Nokor Reach)はカンボジアの国歌で、この曲はチュオン・ナートによって書かれたカンボジア民謡を元としており、1941年に国歌に制定され1947年のフランスからの独立時に改めて独立国の国歌に採用されたそうです。
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最後の最後は「イオンモール」にも立ち寄り、1時間くらいの自由時間がもらえます。前日にランチを食べに来たWATAMIもここのモールにあります。もう買い物をするつもりもないのでブラブラ歩いてみます。イオンモール自体に来るのも初めてだったので面白かったです。
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ガイドブックにも載っていた「アメージング・カンボジア」です。時間があるので覗いてみますがかなり高めの値段設定なのと目新しいものは無いように思いました。
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唯一気になったのは生胡椒の塩漬けです。クラタ・ペッパーにもこれは無かったのでお世話になったガイドさんのお薦めのバス内の販売でまとめ買いしました。ただ、これが小袋に入っているのでお土産に配るのには手頃でした。
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SNS用にこんな看板がたくさん置かれてありました。
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「hvala」はフヴァーラと読みます。 セルビア語で「ありがとう」ですが何だろうと思いました。Waffle Barですがソフトクリームをいただきます。
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ワッフルもその場で焼いてくれます。これはバニラとローズです。ローズと言っても色は真っ黒です。喉が渇いていたのですっきりしました。シンガポールのお店のチェーン店のようでした。
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この日は日曜日だったので結婚式が各地で行われていました。驚くのはその会場で、普通の道路の半分にテントを張って丸テーブルと椅子が数十並べます。中国の少数民族が長卓宴というものを村の道路や広場で行いますが、そのグレードアップしたものを大都会の通りで行うのでびっくりしました。町中がそのために大渋滞でした。夕方になって引き上げる貸し物屋さんのトラックのようです。
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だいぶ日も傾いてきました。独立記念塔ともこれでお別れです。ガイドのセイハさんの言葉で心に残ったのは1975年4月にプノンペン中の住民が1週間ほどで地方に追いやられたそうです。行先など決まっていなかったそうです。セイハさんのおじいさん家族は最後まで残ったけど、立ち退きを迫られて2つの選択を出されたそうです。この場で死ぬか出ていくか。お金を持っていることも処刑の対象だったので全財産を川に流したそうです。最終的には全プノンペンに78人しか住人がいなかったそうです。この話は重たかったです。
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欧米人の観光客はシクロで街中を走るのが好きなのだそうです。30台くらいの団体さんでした。
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プノンペン市内と空港の間は道路の高架を建設している部分が渋滞しているので、その先のレストランで晩御飯です。「ジャスミン・レストラン」という店です。ガソリンスタンドの奥に大きくて新しいレストランがあります。団体さんを目当てにしたような造りですが新しくきれいな店でした。
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大皿で出されるような料理ですが、ここでは1人1人別々にサービスされます。まずはソムタム、青いパパイヤのサラダです。
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鳥のスープに豚のリブが入っています。薄口ですが美味しい一品です。
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メインはご飯と一緒にワンプレートでした。ピーマンと豚肉のピリ辛炒めと空心菜と揚げた魚の甘酢。ちょっと物足りないくらいですがお味は良かったです。
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パイナップルと柑橘のデザートを食べ終わると空港へ向かうだけです。
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無事にプノンペン国際空港に到着です。
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最後に3日間お世話になったセイハさんからご挨拶です。「もうこれで皆さんとお別れと思うと悲しい涙か嬉し涙か。」なんて最後まで笑わせてくれます。普通であれば話を聞けないポル・ポトの話やクメール・ルージュの話をはじめ、カンボジアの近代の歴史については勉強になりました。10年後には政治家になって首相になると言っていましたがそうなると良いと思います。
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ガイドさんは空港の建物には入れないのでバスを降りたところでお別れです。4月に添乗でカンボジアのお金持ちを連れて日本に来るというので日本円で心付けを渡しました。荷物を整理しているとチェックインが始まりました。カード会員なのでビジネスで手続きしましたが、エコノミーの方がカウンターの数が多いのでかえって遅かったほどです。
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時間があったらクメールの伝統衣装も着て見たかったですね。プノンペンにも変身写真の店があるようです。
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タイのチェンマイで変身写真を体験しましたが面白かったです。昨年のアムステルダムの「夜警」に続く描き割リ写真で我慢しましょう。
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空港の免税店には「アーチザン・アンコール」もありました。値段は市内と同じです。
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「スマテリア」もありましたが結局何も買いませんでした。
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パームワインも売っていましたが、市内で2本7ドルが1本15.5ドル。他にもカンボジアワインが置かれていましたが、高い値段設定だろうなと思うと手が出ません。
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おしゃれなカフェもありました。壁がマトリックスです。
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これ郵便ポストでしょうか?そうであればここで投函出来たのでホテルで4ドル払う必要が無かったのですが。
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もうやることも無いので座ってボーディングを待ちます。この時間は空いていましたが成田行きは満席だということです。
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プノンペンとお別れです。
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お疲れさまでした。
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ほぼ定刻に出発しました。
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離陸してすぐに気絶しました。ナイトパックが配られます。
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夜はこんな軽いお菓子だけが出されます。
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朝食はこんな具合です。ツナの乗ったウドンは美味しかったです。メインは正直不味い。今まで機内食で美味しく食べられなかったことはないのですがこれはダメです。
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チキンリオナオムレツのハーブトマトソースとソーセージ添え。
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牛肉時雨のお粥も美味しくなかったそうです。スープをもらってかけてみたけどそれでもだめ。今回の旅行で美味しくなかった食事が最後の食事でした。
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復路も映画を観るつもりでしたがプノンペンで遊び過ぎて疲れ果て、食事の時間以外はほぼ気絶状態でした。
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定刻に成田空港に到着しました。リムジンバスで都内の桜を眺めながら帰宅の途へ。
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ベットカバーはこの時期重宝しました。クロマーは家族や知人にお土産です。
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エレファント・ボックスの中身はアロマ・キャンドル。これも喜ばれました。
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クラタ・ペッパーの黒胡椒の佃煮とビネガーに漬けたもの。
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お土産用のミル付きのもの。
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これが秀逸の生胡椒の塩漬け。柔らかさが不思議な触感です。味もまろやかです。買い物も楽しいプノンペンの旅でした。このツアーはお薦めです。これは日本国内では全く手に入りませんでした。
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