2016/08/11 - 2016/08/11
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dankeさん
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7月30日 パリ泊
7月31日~8月12日 ボルドー泊 ?12日泊目です。
8月12日~8月14日 ルルド泊
8月14日~8月16日 ビアリッツ泊
8月16日~8月18日 スペイン、サンセバスチャン泊
8月18日~8月20日 サン ジャン デュ リュズ泊
8月20日~8月21日 シャルルドゴール空港近く泊
待ちに待った三年連続三回目フランス旅行。毎回行くエリアを変えていますが、その度に好きな所が増えていきます。今回は南西部のヌーベルアキテーヌ地方を中心に、以前スペインで行かなかったサンセバスチャンの街へも脚を伸ばすことにしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 航空会社
- エアカナダ
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おはようございます。Iさん宅でいただく朝ごはん。
バゲット、ジャム、バター、牛乳、バスクチーズ、はちみつ、オレンジジュース、珈琲、半熟卵。ごちそうさまです☺ -
Iさんとワンチャンとお散歩兼ねてペサックの町を見せていただきます。
毎朝必ずワンチャンが会いに来る公園にいるガチョウと白鳥。 -
Église Saint Martin
てくてく5分ぐらいすると、かわいい感じの外装の教会に着きました。 -
明るい感じですね。
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レストランやお店が連なる通りをとおり
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Iさんが私を連れてきたかった、ぶどう畑に着きました。なんども思うけどヨーロッパで犬の散歩にワイン畑がコースになってるのって、個人的にはすごくうらやましいです😂
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2014年はアルザスの(白ワインが有名)、2015年はプロヴァンスの(私の行ったところはロゼと白が有名でした)、そして2016年はボルドー地方の(生産量は赤が9割)、ぶどう畑を少したづねましたが、気候も品種も土も空気も地層もそして作り方もスペシャリテもそれぞれ違います。テロワ-です。
ボルドーの昼間は酷暑で朝晩ひんやりする気候は、繊細なフルボディの赤ワインを作るのに適しているのですかね。でも重すぎてドシン、じゃないのがすごい。 -
イチオシ
「シャトーはあれよ。」あぁこういう見え方、好き。ぶどうの葉の彼方に見える洒落たかんじ。
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一人だったら必ず失敬してひと粒食べているけど我慢(笑)。
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そして城のひろーーーーーい庭には孔雀ちゃんがさまよっていますよ。
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Château Pape Clément
実はボルドー地域で一番古くからワインのぶどう栽培をしだしたところだとか。 -
こちらのお庭も広い。結婚式も行われるそうですよ。案の定スタッフの方たちがパーティー用かの門に電灯をつけたり忙しそうでした。
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イチオシ
庭園も美しいです。
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オリーブの木。南スペインで見たオリーブツリーとは違うようです。フランスのオリーブも特段おいしいよ。
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ようこそ、仏語、英語、そしてマンダリンかな、で表示が書いてありました。中国本土からの観光客やビジネスの方が増えた影響がボルドーでもみられました。
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おもしろく剪定した造園もあるし、
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養蜂箱もありはちみつをつくってもいます。Iさんによれば、ここらへんでは個人宅でも養蜂するのは珍しくないとのこと。あとIさんのドイツの生家が農家だったこともあり、きっと彼女にはこういう自然との暮らしが違和感がないのではないかと思いました。
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ありがとうございました。中には入りませんでしたが、素晴らしい散歩コースです。ワンチャン用の水飲み場もあるし。。。彼はゴクゴク飲んでいました。
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さてさらに西へテクテク。連れていきたいと朝ごはんのときに言ってくれた、ペサックの集合住宅へ。1924年、Frugès氏の指示のもと、スイス出身のフランスでも世界でも著名な建築家のCorbisierさんと彼のいとこのJeanneret氏が共作して、世界遺産に2016年、数度の挑戦の末登録されたらしいです。
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イチオシ
La Cité Frugès - Le Corbusier、看板もありますし、観光案内も時間によりしてくれます。
ペサックの集合住宅 現代・近代建築
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確かに1924年にしてはこの概念は「モダン」ですね。
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真ん中が空洞になっていて、向こうの木が見えます。
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設計図。
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マルセイユのCorbusier さんのアパートなどは耳にしていましたが、こちらのペサックの集合住宅は知りませんでした。当時のプロジェクト開始時のつくりたい家のコンセプトはジグザグ、孤立した家、相関的な家、アーケードがある家(さきほどの)、高層の家(これもさきほどのかな)、サイコロの5の目形、などが127人の住人からの声だったらしいです。ただ世界大戦などで破壊されたりし、また住民により少しづつ改築もされてきた家もあります。
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さぁそろそろ家に向かいましょう。最後にIさんが私に見せたかったお城の庭、いつもは門があいてるけど今日は施錠してあります。「あら、ヴァカンスかしら。」可能性高し、フランスの8月ですもの。
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3時間半の街歩きを私は楽しんだけど、ワンチャンはぜいぜい。「普段の3倍歩いたね。」とワンチャンをなでるIさん。ありがとうね。
お昼は暑いし疲れたので、簡単にと、Iさんの庭でとれたトマトを使って作ってあったガスパッチョ、トマトと紫玉ねぎとフェタチーズサラダ、チーズ、スイカとメロン。あと昨日私が土産で持ってきたサルラの朝市で買ったソシソン。 -
お い し い
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夏ですねぇ。
Iさん、初めてあった私をこんなに受け入れてくれて、良くしてくれて、息子さんやお友達にもあわせてくれて、ありがとう。ボルドーとペサックの思い出は、あなたのおかげでより濃いものになりました。ドイツ語は勿論、フランス語も英語もスペイン語も綺麗に話されるし、会話の幅が広い。退職されて、お花に、ボランティアに、語学維持に、はげまれている姿勢は素敵です。お別れにしんみり。
帰りは近くのトラム駅まできてくれて、トラムに乗りボルドーに帰ります。
Merci beaucoup!!!! -
ボルドーのアパートに着くと私の部屋の机に手紙がありました。
「ジャン(アパートのオーナーのマリーの友達)のお店に遊びにいってもいいのよ。
木曜日の夜はカスティヨンの戦いをあなたとみにいくわよ。
😚 マリー」
きっとこの手紙は昨日書かれて、私が帰ってこない一晩中あったのでしょう。ジャンのお店に行くにはもう無理でしたので、夜の観劇のお誘いの準備をしつつ、明日朝ボルドーをたつので荷造りもします。そうこうそうこうしているうちに、マリーが帰宅。「いゃあ、とめてまでくれてその彼女、とっても優しくしてくれたのね。」「はい、とっても。」
7時半にジャンの住むところで待ち合わせて、車で劇の会場まで行くから、と。山の上で冷えるから防寒対策をしっかりとね。」
なんとマリー、かなりあわてんぼうさん。自分で私に防寒対策を促したのに、私の防寒具をみて、「しっかりしてるわね、私は薄着すぎる。」と服をひっぱりだし、仕事用の洗濯(デザイナーさんでもあります)が終わらないとでれないとなかなか家を出れない。
ジャンに会ったのは7時45分。彼は立腹しており、自分は仕事早く終わらせて間に合わせたのに、と喧嘩。高速を飛ばす今も喧嘩(笑)。 -
二人を仲介させようとくだらないギャグを言う。サンテミリオンのぶどう畑を全速で走るジャンに、「こんな何もないあぜ道でスピード出して畑に落ちたらどうするの?」彼は「何もない? こんな混んでいる道で?」マリーと私は笑う。
もうその遅刻話は忘れたかな、と思ったところに、ジャンが道に迷う。「あれ、これどこだ。予定外かも。」マリーが「あぁあなたが道に迷うことは計算外だったわね、これでイーブンね、遅れたって散々私のこと責めておいて。」ジャン「大体君が時間通りにきてたら僕はこんなに焦って飛ばしてないんだ!」私は「まぁまぁ、きっとこの村の人は場所知ってるだろうから聞きましょうよ。」 -
案の定通過してしまっていたらしく、少し私からしたら「田舎」彼には「町」ぶどう畑の中をまた飛ばします。
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相変わらずドタバタしつつ駐車場に(といっても山の中のだだっ広い砂利駐車場)とめました。でも車が多すぎて目印がなくて、寒いからと車の中に忘れてきたセーターを取りに行くのにてこずるジャンにまたきれながらも、他の車から降りてきた知り合いに声をかけられ嬉しそうに話し始めるマリー。
風がつよくなってきました。私たちは券と夕食も付いているものをいただいていたので、早速ミールクーポンのようなものを係の方に渡します。係の方もボランティア、レストランではないし、この後劇にでる方たちです。夕食は前菜、メイン、デザートで買うと大人一人16ユーロ(2016年)とパンフレットにあります。
屋外で食べるのは楽しい。これは紙のテーブルマット。うまい具合に観光案内をしています。 -
これ、とっても美味しかったです。マスクメロン(夕張メロンではないよね。。)の真ん中をくりぬいてあり、そこには、冷えた甘めの白ワインがたっぷりと!マリーもジャンもご満悦。
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仔牛のステーキにカリカリのポテトフライ。もちろんパンとチーズもついてきました。「そうだねぇ、ワインもらおうか?」「ワインはあちらのカウンターで頼んできて下さい。」そうです、ワインはチケット代から別。
「お二人にでは買ってきます。」マリーは劇に誘ってくれたし、ジャンは車を出してくれた。ですから私ができるのはせめてもの飲み物を出すことかな、と思ったのです。
ジャンと二人でカウンターに行くと、こんな野外のログカウンターのワイン特設売りなのに、きちんと味見させてくれて、赤白2種類づつありしかも1杯2・5ユーロでした。
マリーの分も買い、テーブルに戻るとデザートはアイスかタルトか選べますと言われました。3人でワインとアイスを楽しみ、すっかり日が暮れて寒くなってきた夜10時前。。。 開演ギリギリまで三人はそれでも完食し席に向かいます。 -
マリーの知り合いの方が、この劇にボランティアとして出ているので、ご好意で三枚チケットをくれたらしいのです。運もいいことに、この年の八月は八回公演があり、この日にあたったわけであります。この年は通常大人23ユーロ。八月は夜10時から1時間半。ボルドー観光案内所でパンフレットを見ていたんですが、まさかみにこられるとは。。 車でないと無理な場所、時間ですし。
公式サイト
https://www.batailledecastillon.com/en/ -
400人のボランティア役者さん達と40頭の馬。素晴らしい迫力。
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1451年、フランス王国とイングランド王国の100年戦争の痕跡は全て双方の皇室にとって解決したかに見えていました。が、勇敢なボルドーの者たちはイングランドからの独立をめざし立ち上がります。。
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花や野菜売り
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イギリス王国との戦い、経済、流通の歴史について深い関係があるのが、やはりボルドーワインです。これがあるがために人々の生計が立ったのですから。ただくすぶる王国間で、イングランド王国はフランス王国からワインの買取を中止した期間もあります。と、小山のさらに上の方のワイナリーにあかりがともされて人々がぶどう狩りをしています。
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さぁ戦いです。爆弾の音、馬の激走の音(馬が速いので、三頭ブレているのがわかりますでしょうか?)、戦いのうめき声、。。バタバタときらている人達。。
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村全体が戦火に包まれます。馬がまた走り抜けます。あのパッカパッカの蹄の音はたまりませんが、戦争はいやですね。
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イチオシ
1453年7月17日、イングランド支配下のアキテーヌ公の終わりと共に、新しい時代が始まりました。
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フランスの勝利を祝う花火が。。。本当に火の粉がふってきました。(笑)
Bravo ! 観客はすごい拍手とbravoの連呼です。
なんだかボルドーの私の最後の夜がこんな形になり、なんとも言えない気持ちになりました。
劇に誘ってくれた方にお礼と写真を撮って、帰路につきます。 -
マリーのアパートについたのは午前1時半。帰り道彼女は後部席で寝ていました。ジャンとしんみりお話をしつつ、「また絶対ボルドーにきたい。できれば住んでみたい。」と。彼は「全てが可能だよ、もし本当にそれが君のしたいことなら。」
ガロンヌ川の横を通りボルドーの美しい夜はふけていきました。
読んで頂きありがとうございました。
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