引退する一畑電車2100系「旧一畑電鉄カラー」と日本最古級の車両デハニ50形を追いかけて

2018/01/07 - 2018/01/07

約24年間に渡り一畑電車の主力として活躍してきた2100系（2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）が今年度で引退を迎えます。

一畑電車を走る2100系（2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）を追いかけて、日本最古級の車両デハニ50形と沿線に広がる鉄道風景を探しに訪れてみました。

エリア 出雲市(島根)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

さて、一畑電車の素敵な車両を追いかけて、朝の電鉄出雲市駅に訪れています
実は、本日は一畑電車でちょっと特別なイベントがありまして・・・
一畑電車フリー乗車券を購入して、今日は一日一畑電車の追いかけ旅でありますｗ

※
【2018年の開運を！】ご縁電車「しまねっこ号」を追いかけて一畑電車に訪れてみた
https://4travel.jp/travelogue/11320938
での開運旅と交互に旅しておりました

電鉄出雲市駅 駅

先ず最初に訪れたのは、一畑電車の高浜駅
駅に下車すると、いきなり“大物”の鉄道風景を見つけてしまいましたよ！
線路の先に静かに佇む、日本最古級の車両の立派なお姿が

高浜駅 駅

日本最古級の車両デハニ50形と一緒に、一畑電車1000系を一枚パチリ☆

ここは、一畑電車の沿線沿いにある出雲市私立保育園であり、その敷地内にはなんと！デハニ50形（デハ3、デハ6）が静態保存されているという、大変珍しい風景を見ることが出来るんですよねえ～(#^.^#)

訪れた当日が休日で保育園が休園日であったため、敷地外の公道からの見学でありましたが・・・
デハニ50形の車両の保存状態はとても良く、今にも走り出しそうな非常に美しい状態でフォルムが維持されていましたねｗ
きっと、地元の園児さん達と一緒に大切に扱われているんだろうなあ～と感じる瞬間でありました

一畑電車大社線の線路沿いに平行して保存されているデハニ50形は、パンタが上がったままの状態ですので、少し遠目で見れば今でも遜色なく走っているような素敵な風景が見られますよｗ
復活した往年の鉄道風景をそのまま見ることが出来るなんて、とても素敵なことですよねえ～ヽ(*´∀｀)ノ

そんな素敵な往年の鉄道風景の横を、この後に当日限定のちょっと貴重な風景が現れるんですよ！
日本最古級の車両デハニ50形が映るこんな場所からスタンバります

日本最古級の車両デハニ50形と一緒に、一畑電車2100系（2101号2111号「旧京王電鉄カラー」＋2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）の臨時列車を一枚パチリ☆

一畑電車の主力として活躍してきた、元京王電鉄の車両2100系
近年では車両の置き換えが進んでおり、徐々にその走っているお姿が少なくなっているようでもありますが・・・
当日は臨時列車として、「旧京王電鉄カラー」と「旧一畑電鉄カラー」とが連結して運行された、とても貴重な鉄道風景を見つけることが出来ました

実は、この一畑電車2100系（2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）は今年度で引退を迎える車両でもあるんですよねえ
当日はこの引退を記念して、臨時列車を始めとした様々なイベントが開催されました

日本最古級の車両デハニ50形の素敵な往年の鉄道風景を現役で走る一畑電車の車両と一緒に目にすることが出来た、とても有意義なひとときを過ごすことが出来ました
こんな貴重な鉄道風景をこんなにもお手軽に見ることが出来ちゃうのが素晴らしいですよね～(*´∀｀*)
最後に一枚パチリ☆して、保育園を後にします

高浜駅から後続の列車に乗って、一畑電車2100系の臨時列車を追いかけましょう

高浜駅 駅

列車が出雲大社前駅に近付くと、前方に映るは特徴的な二つのお顔・・・
ほんの一瞬の風景ではありましたが、日本最古級の車両デハニ50形と一畑電車2100系（2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）とが並ぶ、貴重な鉄道風景を再び目にすることが出来ました～

出雲大社前駅を出発する、一畑電車2100系（2101号2111号「旧京王電鉄カラー」＋2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）の臨時列車を一枚パチリ☆

出雲大社前駅 駅

駅到着と同時に入れ替わりで出発していった出雲大社前駅での非常に短い時間ではありましたが、一畑電車の主力として活躍してきた2100系（2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）の車内の雰囲気を少しでも感じることが出来た素敵なひとときでありました

さて、出雲大社前駅にはもう片方、特徴的なお顔をした日本最古級の車両がいらっしゃいまして・・・

出雲大社前駅の構内にもデハニ50形（デハニ52）が静態保存されております
日本最古級の車両をこの場所でも目にすることが出来るなんて大変有難いことですよね～

一畑電気鉄道 デハニ50形 52号車 名所・史跡

デハニ50形は1928年（昭和3年）に製造された車両で2009年まで運転されていました
2009年春に引退した車両であり・・・
ってことは、つい最近まで走っていた車両でもあり・・・う～ん、乗ってみたかったなあ～(´・ω・｀)

出雲大社前駅構内に佇むデハニ50形は車内も見学することが出来ます
こちらの車両も保存状態がとても良く、車内も当時の面影がそのまま残っていましたねｗ

中井貴一さん主演の映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』（配給：松竹・2010年）の舞台にもなった日本最古級の車両
短い間ではありましたが、古き良き「RAILWAYS」の世界を十分に感じることが出来た素敵なひとときでありました

新旧二つの車両が並んだ、一畑電車に存在する「RAILWAYS」な風景を最後に一枚パチリ☆して、出雲大社前駅を後にします

さて、一路川跡駅にやって来ました

川跡駅 駅

川跡駅は一畑電車北松江線・大社線との接続駅でもあり、この駅ならではの素敵な鉄道風景が見られる駅でもあるんですよねえ
駅ホームに並ぶ一畑電車の三つの車両（1000系、1000系ご縁電車「しまねっこ号Ⅱ」、7000系）を一枚パチリ☆

接続駅でもありますので、列車が到着してから乗客が慌ただしく乗り換えていくこの風景もちょっと名物な風景であるのかな(笑)、一枚パチリ☆

という訳で、一畑電車に存在する素敵な日常風景を満喫いたしましたが、川跡駅に訪れた目的はこれだけではなく・・・

川跡駅から歩いて15分ほどの、線路沿いのこんな田園風景の中にスタンバってみました～

田園風景の中を走る、一畑電車2100系（2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）の臨時列車を一枚パチリ☆

一畑電車2100系（2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）が目の前を通り過ぎるまでほんの一瞬の出来事でありましたが、これで本当に引退なの？と少し疑ってしまうくらいに元気なお姿で走り抜けていきました

線路沿いで一畑電車2100系（2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）の臨時列車をお見送りした後、急いで川跡駅に戻ります

実は、一畑電車2100系（2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）の臨時列車が川跡駅に到着した後、当日限定の川跡駅ならではな鉄道風景が現れるんですよねえ
ほらほら、そろそろその貴重な光景が出現しますよ～＼(^o^)／

川跡駅ホームに並ぶ一畑電車の四つの車両（7000系、1000系、1000系ご縁電車「しまねっこ号Ⅱ」、2100系（2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」））を一枚パチリ☆

（まぶっちゃけ、かなりマニアックな風景なのですが・・・(笑)）
川跡駅ホームに三つの車両が並ぶことはあっても、四つの車両が並ぶことはそうそう有り得ない、これも今しか見れない！かなり貴重な鉄道風景なんですよね～！
一畑電車に存在する実に奇跡的な瞬間を目にすることが出来た、大変有意義なひとときでありました
ミッションコンプリート！＼(^o^)／

ただ、こうして四つの車両が並ぶのはたった1～2分の出来事
本当に一瞬であった儚い鉄道風景でありましたｗ
川跡駅からは続々と列車が出発していきます
そして・・・

一畑電車2100系（2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）の臨時列車もそろそろ川跡駅から出発のお時間であります
（はあ～、忙し忙し・・・(^_^;)）

川跡駅を出発する、一畑電車2100系（2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）の臨時列車を一枚パチリ☆

関東在住の私にとって、このお顔はどちらかと言うと京王電鉄としての車両のほうに馴染みがあり、残念ながら一畑電車の2100系としては思い入れの少ない部分もあるのですが・・・
でも、いざ「引退」という言葉を耳にしてしまうと、“鉄っちゃん”としても強い悲しみを感じずにはいられませんでしたねえ

一畑電車2100系（2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）が目の前を通り過ぎるまでほんの一瞬の出来事でありましたが、最大限の「ありがとう！」と「お疲れさま！」を心で叫びながら、今年度にはこの勇姿が消えることになるだろう、走り去るこの列車が見えなくなるまで静かに見送っていました

しかし、ここまで本当に忙しい本日の追いかけ旅
ここでようやく昼食タイムです（コンビニで買ったおにぎりだけなんですがｗ
川跡駅の駅舎は何処か懐かしい雰囲気があって、なんか良かったですね～(*´∀｀*)

後続の列車に乗って、川跡駅を後にします

さて、一路やって来ましたのは雲州平田駅
駅に下車すると、ホームの先に見えるは・・・

雲州平田駅 駅

一畑電車2100系車両４編成が勢揃いした大変貴重な鉄道風景
当日はココ雲州平田駅構内で引退記念撮影会（13：30～15：30）が開催されました

一畑電車 乗り物

一畑電車2100系車両４編成＋α（2101号2111号「旧京王電鉄カラー」、2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」、2103号2113号「楯縫」、2104号2114号ご縁電車「しまねっこ号」、デハニ50形（デハニ53））が勢揃いした鉄道風景を一枚パチリ☆

いやいや、これも今しか見れない！かなり貴重な鉄道風景なんじゃないでしょうか！
一畑電車に存在する奇跡的な瞬間を目の前に、つい無我夢中になりながらシャッターを切っていた、大変有意義なひとときでありました～(#^.^#)

本日これまで散々と追いかけてまいりました、一畑電車2100系（2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）の追いかけ旅もいよいよクライマックス！
これまで一畑電車の主役として活躍してきた、今年度には姿を消すこの立派な車両をしっかり前にして、古き良き時代をしばし感じることが出来た素敵な瞬間でもありました

行先表示版に記載された「さようなら」の文字にちょっとウルっとしてしまったものの(泣)、今はただ古き良き時代を感じさせてくれたこの素敵な車両に「お疲れさまでした！」と言ってあげたい気持ちで一杯でしたねｗ

引退する一畑電車2100系（2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）の他にも、構内に気になる車両がもう一つ・・・

こんにちは～、しまねっこちゃん♪
一畑電車2100系（2104号2114号ご縁電車「しまねっこ号」）にこの場所でもお会いすることが出来ました～(#^.^#)

有り難や有り難や...(-∧-)
そりゃあ、今日は引退する一畑電車2100系（2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）の追いかけ旅でありましたが・・・
この有難いご縁電車はやはり別物だったかな、やっぱりかわええ～(*´∀｀*)

この有難い御本尊様の横側にも、日本最古級の車両が駆け抜けていく大変有難い風景が

雲州平田駅の構内にもデハニ50形（デハニ53）が保存されております
尚、雲州平田駅のデハニ50形は車籍を残したまま動態保存されており、現在は主に運転体験用の車両として使用されているんですよね

しまねっこちゃんと一緒に、未だ現役バリバリで駆け抜けていく日本最古級の車両デハニ50形を一枚パチリ☆
このご時世にしっかりと動いているデハニ50形のお姿を前にちょっと驚き～（ﾟдﾟlll）
ある意味、これも奇跡的な鉄道風景ですよねえ

雲州平田駅で、日本で唯一“電車”の体験運転を通年で楽しめる、一畑電車のデハニ50形体験運転
まあ、今回は流石に時間的にも体験運転に参加することが出来ませんでしたが・・・
そりゃあ、“鉄っちゃん”であったなら是非ともデハニ50形の体験運転に参加して、いずれは実際に電車を運転してみたいですね！（ｷﾘｯ

でも、今日は日本最古級の車両デハニ50形が未だ現役バリバリで駆け抜けていく力強い勇姿を見つけることが出来ましたねｗ
素敵な往年の鉄道風景をココ雲州平田駅構内でも目にすることが出来た、とても有意義なひとときを最後に過ごすことが出来ました

雲州平田駅構内で開催されました引退記念撮影会
当日は大勢の鉄道ファンの方達で賑わっていましたが、たいした混乱も全くなく終始和やかムードで過ごせたのが何よりも好印象でありましたねｗ

そして、引退する一畑電車2100系（2102号2112号「旧一畑電鉄カラー」）や日本最古級の車両デハニ50形を追いかけながら、沿線に広がる古き良き鉄道風景をたくさん見つけることが出来た、一畑電車での素敵な追いかけ旅でありました
（まぶっちゃけ、かなりマニアックな鉄道旅でありましたかなｗ）

さて、旅の最後はやはり、名物出雲そばでも頂いて追いかけ旅締めです
出雲の地にあるお蕎麦屋さんは大抵16時を過ぎると何処のお店も閉まってしまうのですが、出雲市駅近くにあるこのお蕎麦屋さんだけは夜遅くまで営業していて、打ちたての手打出雲そばを頂くことが出来るんですよね～
今回みたいに時間的にも忙しい出雲旅にはとても助かります、私的にはオススメよ！

石臼挽き 手打ち 出雲そば ほしえん グルメ・レストラン

本場出雲の地で頂く三色割子そば、大変美味しゅうございました～♪