新規オープン！あいち航空ミュージアムとMRJミュージアム探訪

2018/01/11 - 2018/01/11

　名古屋空港内に航空機をテーマにした「あいち航空ミュージアム」と「MRJミュージアム」が2017年11月30日にオープンしました。
乗り物マニアを自認する自分としては百聞は一見に如かずで話題の新スポットを見に行かずにはおれず、オープン直後の賑わいが落ち着いた頃を見計らって見学に出掛けました。

エリア 小牧(愛知)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

あいち航空ミュージアムと名古屋駅を結ぶ名古屋エアポートシャトルバス

空港ならではのミュージアムへの案内標識

あいち航空ミュージアムの１階にある案内看板

名古屋空港に隣接してオープンした　あいち航空ミュージアム。
かつては国際線ロビーであった建物のショッピングモール「エアポートウオーク名古屋」の2階からも直結

あいち航空ミュージアムの入場券売場
あいち航空ミュージアムとMRJミュージアムの一般個人の大人入館料は共に1,000円ですが、事前にセット入場券をインターネット申込みすれば両館を1,500円で見学出来ます。

＜あいち航空ミュージアム公式サイト＞
https://aichi-mof.com/

黒澤明映画監督が塗装のデザインしたという日本エアシステム（JAS)MD-90七機の模型がエントランスに陳列され出迎えてくれます。
「七人の侍」として活躍して欲しいとの思いを込めた七色のレインボーカラーが鮮やか。

旅客機や戦闘機やヘリコプターなどの写真が掲示され航空ミュージアムの雰囲気を盛り上げています。

空港のような入場ゲート

あいち航空ミュージアムの展示エリアは撮影OK。屋外にある建物の撮影は絶対にしないでくださいと但し書き

館内では無料Wi-Fiがパスワード入力なしで利用可能。

歴史に残る名機百選と題し、1/25スケールの精密な模型100機がズラリ。

展示されているJALのDC-10機の模型

展示されているANAのボーイング767-300機の模型

なんといっても一番の見どころは、実機の展示ゾーン。
愛知県で開発、生産された機体や初飛行を行った機体6機を間近で観ることができます。
日本が戦後初めて設計開発した双発ターボプロップエンジン方式の国産旅客機「YS-11」

1階には実際に空を飛んでいた飛行機やヘリコプターを展示

MH2000
機体・エンジン共に純国産の民間用双発ヘリコプター。MHは「三菱ヘリコプター」の略

航空自衛隊のYS-11

低燃費性と高い巡航速度という特徴を持つMU300

ビジネスジェット機MU-300を後ろから眺めます

三菱重工業から借受け展示されている零式艦上戦闘機「52型甲」

三菱重工業によって開発されたヘリコプターMH-2000

名古屋市立工業高の生徒が手がけ約70メートル飛行した「名市工フライヤー」

飛行機の工房。この中で零戦を展示

飛行の教室
飛行機が飛ぶ仕組みなどを分かりやすく説明してくれます。

フライングボックス
飛行機に乗っているように上昇下降したり傾いたりするシートにシートベルトを締めて座り、大画面スクリーンに映し出される東海地方の名所を自分が操縦しているような気分で遊覧飛行を楽しめます。
名古屋駅界隈の高層ビル群やテレビ塔近くを飛行したり、名港トリトンを客船ぱしふっくびいなすと対面し潜り抜けるシーンもあり見応えがあります。

展望デッキへのエレベーター

展望デッキ

展望デッキから見えた雪化粧した伊吹山

展望デッキにはFDAの出発・到着時間の時刻表が掲示され、これからどこへ何処へ飛んでいく飛行機かとか、どこから飛んで来た飛行機か分かります。

ふじドリームエアライン（FDA)のエンブラエル社製ERJ170が島根県出雲空港から飛来してきました。

FDAのERJ175が軽快に着陸

屋上階は、展望デッキになっているので、県営名古屋空港に離着陸する飛行機を間近で楽しめます。
名古屋空港はかつては国際空港でしたが、中部国際空港（セントレア）にバトンタッチ。今では旅客線はふじドリームエアライン（FDA)のみですが自衛隊機や民間機の軽飛行機の離着陸の様子が間近で見物できます。

ドクターヘリが駐機していました。

トイレ案内もパイロット・CAのイラスト

休憩スペースは旅客機の椅子

航空機の模型や文房具、お菓子、DVDなどが販売されている館内のショップ「Fun Blade」

機体のチェックや飛行機の操縦などを体験できるという職業体験コーナー。
予約をしていなかったので職業体験はできませんでした。

再入場用スタンプを手に押しておくと再入場できます。MRJミュージアムにも行く見学客が多いので粋な計らい。

再入場したい時はこのスタンプを自分で押して出場します。

出口も空港風

あいち航空ミュージアム２階にあるMRJミュージアムのチェックインカウンター。こちらでチェックインをして約700ｍ離れたMRJミュージアムに向かいます。

このシャトルバスに乗りMRJミュージアムへ

MRJミュージアム外観

MRJミュージアムの受付
＜MRJミュージアム公式サイト＞
http://www.mhi.co.jp/mrjmuseum/

MRJミュージアムロビー掲示のMRJ写真。
来館者は2階でMRJ実機の製造作業を見学。5階の展示室にはMRJの胴体やエンジンなどの実物大模型が設置され、MRJのスケールをリアルに実感でき、これらを確認しながら、各展示物を見学できます。

MRJグッズが販売されているミュージアムショップ

MRJミュージアムエントランスに掲示されているMRJの雄姿。
館内は企業秘密漏洩防止のためカメラや携帯電話はロッカーに預けさせられて見学。手ぶらで見学のため写真が撮れず残念でした。