2017/11/23 - 2017/11/24
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Islanderさん
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およそ3,000の島々が散らばる瀬戸内海。瀬戸内に面する街で育った自分にとって、瀬戸内は海の原風景。少年時代に眺め、何時かは行きたいと思っていた島々。それからうん十年、橋が通った島、芸術の島、世界遺産の島、時の流れとともに変わりゆく。
今回の旅は、まずは紅葉の名所、寒霞渓を目指して小豆島へ。土庄の迷路の街を歩き、一泊。翌日は紅葉映える寒霞渓を歩きました。
【旅程】
○11月23日(木)
岡山駅12:43(岡電バス)13:20新岡山港13:55(両備フェリー)15:05土庄港 <宿泊:旭屋旅館>
○11月24日(金)
土庄港8:20(オリーブバス)8:52草壁港9:00(オリーブバス)9:14紅雲亭(寒霞渓ロープウェイ・徒歩)猪谷11:57(オリーブバス)12:09草壁港12:32(オリーブバス)13:03福田港(vol.16 家島編につづく)
【島データ】
・小豆島(しょうどしま) 香川県土庄町、小豆島町
面積:153.3平方km 周囲:126km 標高:817m 人口:28,764人(2016年)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
今回の旅は岡山駅から。路線バスで小豆島行きのフェリーが待つ新岡山港へ向かいます。バス停のきっぷ売り場で新岡山港までのバス乗車券と小豆島(土庄港)までのフェリー乗船券がセットになった「かもめバスキップ」(片道1,300円)を購入。それぞれのキップを買うより240円オトク。
岡山駅前停留場 駅
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乗り込んだバスは和歌山電鐵「たま駅長」デザインの「たまバス」。降車ボタンには2代目駅長の「ニタマ」が書かれ、ボタンを押すと「ニャーニャー」とニタマの鳴き声がします。
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岡山駅から約40分で新岡山港に到着。小豆島土庄港行きのフェリーに乗り込みます。
両備フェリー 乗り物
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今回乗船した「にゅうおりんぴあ」の客室には自動演奏のピアノがありましたが演奏はされませんでした。
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しばらくは湖のような児島湾を走ります。
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左手に去年訪島した犬島が見えます。犬島は現代アートの島になっています。興味ある方は拙作旅行記 https://4travel.jp/travelogue/11161037 をご覧ください。
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遠くに高松の市街地と屋島が見えます。
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小豆島土庄港が近づいてきました。
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土庄港にはごま油の工場があり、ごま油の香りが漂っています。
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新岡山港から1時間10分で土庄港に到着しました。
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土庄港のターミナルビルの中にはコシノジュンコの作品があります。太鼓をたたくとガラス玉の色がが変わる作品で子供たちが楽しんでいます。
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韓国のアーティスト、チェ・ジョンファの作品「太陽の贈り物」。オリーブの葉をモチーフにした王冠には島の子供たちのメッセージが刻まれています。
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「二十四の瞳平和の群像」には平和と幸せを求める永遠の願いが込められています。
平和の群像 名所・史跡
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平和の群像を囲むようにオリーブが植えられています。
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今日の宿、旭屋旅館は土庄港から歩いて数分。チェックインして荷物を置き、街歩きを続けます。
旭屋旅館 宿・ホテル
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土庄町市街の真ん中にある「土渕海峡」。世界一狭い海峡としてギネス認定を受けたとのことです。
土渕海峡 自然・景勝地
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一つに見える小豆島ですが、土渕海峡を挟んで2つの島で構成されていることを説明しています。
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東洋紡績工場跡。戦時中この場所で「陸軍船舶特別幹部候補生隊」(若潮部隊)が訓練を行っていました。ここで水上特攻などの訓練を受けた少年志願兵はフィリピンや沖縄へ出撃、千数百名の尊い命が失われました。
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土庄の中心街は「迷路のまち」。複雑に路地が入り組んで名前のとおり迷路になっています。約680年前に、戦乱から逃れるため複雑な路地の町をつくったとのことです。
迷路のまち 名所・史跡
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迷路のまちには古民家などを活かした5つのアートギャラリー「MeiPAM」があります(全館鑑賞料1,000円)。
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独特な外観のMeiPAM1では香川を拠点に活動しているオビカカズミの個展が行われていました。
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かつて蔵として使われていたMeiPAM2。
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MeiPAM2では小豆島出身の藤原慎治によるインスタレーションが展開されていました。
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MeiPAM3はかつて料理屋と喫茶店であった建物。瀬戸内国際芸術祭2016の会期終了後は外観のみの鑑賞。
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街中には小さな路地が数多くあります。
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MeiPAM4は「もののけ堂」。2014年から行われているコンテスト「妖怪造形大賞」の応募作品が展示されています。
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商店跡の部屋に並べられている作品。独特な雰囲気が妖怪の不気味さを引き立てています。
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MeiPAM5は古民家。
MeiPAM セトノウチ お土産屋・直売所・特産品
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2階の部屋には小豆島出身の妖怪画家・柳生忠平による巨大妖怪天井画「モノノケマンダラ」があります。畳の上で寝転んで見ることができます。
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とっぷりと日が暮れ、街歩きは終了。夕食にします。エンジェルロード近くの「味彩」に入ります。
味彩 グルメ・レストラン
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上品なお通しでまずはビール。穴子の天ぷら、めばるの煮付けを肴に酒が進みます。シメは小豆島素麺。寒いので温かい素麺にしました。
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土庄港まで20分少々歩いて戻りました。「太陽の贈り物」がライトアップされています。港近くにあるセブンイレブンに立ち寄り宿へ。
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旅の2日目。昨日の夕方は満潮で見ることができなかったエンジェルロードへ朝の散歩。早朝ですが多くの観光客が散策していました。
エンジェルロード 自然・景勝地
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朝食は宿で。焼き魚はカレイの干物。
旭屋旅館 宿・ホテル
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土庄港を8時20分に出発する路線バスに乗り、草壁港に向かいます。通勤時間で渋滞、草壁港には10分程度遅れて、9時過ぎに到着しました(運賃300円)。
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草壁港でバスに乗り換え、寒霞渓ロープウェイの山麓駅がある紅雲亭に向かいます(運賃300円)。草壁港を9時に出発するバスでしたが、土庄からのバスの到着を待って発車しました。
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草壁港から15分で紅雲亭に到着。見事な紅葉が出迎えてくれました。
寒霞渓ロープウェイ 乗り物
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紅葉の時期でありロープウェイは混雑していました。この写真だけを見ると、とても瀬戸内の島で撮った写真には見えないのではないでしょうか。
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ロープウェイの山頂駅の標高は612メートル。山頂駅から徒歩15分程度で四望頂へ。瀬戸内の島々と紅葉に染まる渓谷を望むことができます。
四望頂展望台 名所・史跡
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乗ってきたロープウェイが小さく見えます。
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寒霞渓は1300万年前の火山活動で生み出された岩が浸食されてできたもの。自然の造形美に圧倒されます。
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帰りは地図上では一番右の裏登山道を歩いて下山することにします。裏八景と呼ばれる8つの見所を通るルートです。
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登山道は整備されていますが、かなり急な坂もあり足もとには注意が必要です。
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裏八景の第一景、鹿岩。
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裏八景の第二景、松茸岩。
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見上げれば見事な紅葉。
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イチオシ
登山道は裏八景の第三景、石門をくぐります。
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裏八景色の第四景、石門洞。小豆島霊場18番札所のお寺。階段を登り、岩窟の本堂をお参りしました。
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第五景の幟岳(写真左上)、第七景の二見岩(写真左下)、第八景の螺貝岩(写真右下)。第六景の大亀岩は見つけることができませんでした。
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約1時間かかって登山口近くまで降りてきました。
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イチオシ
登山口にある猪谷池。水面に映る寒霞渓の紅葉は幻想的。
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バスの時間まで少々あるので、近くにある小豆島霊場第20番札所のお寺、佛ケ滝へ。ここの本堂も岩窟の中にあります。
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猪谷のバス停から草壁港に向かいます。当日は臨時便が運行されており定刻の5分前に来たバスに乗ることができました。
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臨時便のバスに乗ったことで予定の時間より10分程度早く草壁港に到着。時間に余裕ができたので、草壁港バス停のすぐ近くにあるカフェ「Minori gelato」でランチとします。歩いた後なのでまずはビール。野菜たっぷりのパニーニと食後のジェラート。ジェラートは島のフルーツを使った色々な種類があり、迷ったあげく、いちじくと醤油に。小豆島産の醤油を混ぜたジェラートは甘塩っぱさが絶妙。ここは是非とも再訪したい。
ミノリ ジェラート グルメ・レストラン
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草壁港からバスに乗り小豆島の東の玄関口、福田港に向かいます。
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草壁港から約30分(運賃300円)で福田港に到着。
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フェリーターミナルの建物は古風な内装。
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姫路行きフェリーのきっぷを買います(1,520円)。「8年越しの花嫁」は小豆島でもロケが行われたことが書かれていました。この映画は映画館では見れないな。最近涙もろくなってきたので。
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13時15分発の姫路港行きのフェリーに乗り込み、小豆島を後にします(家島編https://4travel.jp/travelogue/11313691につづく)。
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