2017/10/01 - 2017/10/01
82位(同エリア254件中)
ちゃんさん
耳納(みのう)連山の山懐に抱かれた、フルーツの里・久留米市田主丸町。中でも山の中腹を横断する「山苞(やまづと)の道」は、フルーツ狩りができる農園や、カフェ、ワイナリー、温泉が点在する観光エリアです。
これまで公共交通機関が通じてなかったのですが、2017年10月1日から路線バスが乗り入れるようになり、ぐっと行きやすくなりました。
西鉄久留米から紅乙女酒造までのバス運賃は、640円。距離があるのでちょっと値は張るけど、福岡方面からなら電車・バス共通の「FUKUOKA 1 DAY PASS」を使うと2,060円で収まりお得ですよ。
僕は西鉄バスが土日限定で半年乗り放題になる「ホリデーアクトパス」(12,000円)を持っているので、タダで行けるようなもの!?。さっそく運行開始の初日、山苞の秋の1日を楽しんできました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス
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西鉄久留米駅から1つ東側、我が家最寄りの「五穀神社」から25番バスに乗車します。正確には25-1番。「山苞の道」に乗り入れる系統に振られた、「枝番系統」です。
写真では分かりにくいですが、終点の上原よりも、山苞の道にある「紅乙女酒造」の方が大書きされています。酒蔵行きバス、気分が盛り上がりますね(←僕だけ?)。五穀神社 寺・神社・教会
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路線図に表すと、こんな感じ。山苞の道に乗り入れるのは土休日のみ、1日7往復です。
西鉄久留米から9時~13時の間は、毎時37分発。毎時00分発の、福岡天神発の西鉄特急に接続します。
JRとの乗り継ぎは、御井、草野から可能。JR久留米発は8:55、14:55、15:55分発だけなので、これ以外の時間帯は一旦、西鉄久留米まで出る必要があります。
また田主丸駅からでも乗り換えられますが、1日5往復のみ。特に12:26の次は15:31までバスがないので、要確認です。 -
さて記念すべき運行初日、4本目の「山苞の道」方面へのバスには、僕ら以外にも5人の乗客が。
昨日までは左折していた交差点を反対側に曲がり、山へとぐんぐん登っていきます。 -
今回2つ新設されたバス停のうち、1つ目の「樹蘭マルシェ」では1人下車。農家レストランや直売所、カフェまであって、「山苞の道」の名所のひとつです。
2つ目の紅乙女酒造では…あれ、みんな降りないの? 降りたのは、僕ら2人だけでした。紅乙女酒造 名所・史跡
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さすがはできたてホヤホヤのバス停。ピカピカです。
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紅乙女は見どころの一つだけど、12時半もまわってお腹ペコペコ。まずはご飯処探しです。
紅乙女酒造内の水縄茶寮(みのうさりょう)や、ワイナリーのホリイゲ、そば処 農(みのり)など、徒歩圏内でもいろいろ選べます。眺めのいいRestaurant Spoonは、今日はお休みのようで。 -
もう一つの眺めのいい食事処、ギャラリーカフェ・萌木を訪ねてみました。ストロングコーヒーがお気に入りで、車のあった頃はよく通っていた店だったのですが、手放してからは足が遠のいていました。
紅乙女酒造のバス停からは、歩いて5分もかかりません。ギャラリー萌木 グルメ・レストラン
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南側に大きく開けた窓。窓際は、カウンター席になってます。
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麓の田主丸市街地と、朝倉の山々が見渡せる気持ちのいい眺望。
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山苞の道を行くバスは、今日からの景色です。
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萌木ランチ(税込み1,100円)は、すべてお店のお母さんの手作り。一品一品、体が喜ぶ味がします。
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食後の珈琲もコミコミです。1時間近く、緑を眺めながらゆったり過ごせました。
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もうコスモスの季節です。
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紅乙女酒造に戻ってきました。
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胡麻焼酎が看板商品の酒造会社。麦焼酎や芋焼酎も作っており、瓶のデザインもしゃれていて、贈答品としても喜ばれそうです。
試飲コーナーでは、セルフで自由に飲めるのが嬉しい。いやヤバイ、判断力が(笑)。 -
高級品は勝手に飲めませんが、頼めばカウンターでついでもらえます。
春まつりで試飲した時おいしかったのに、買うのを忘れて激しく後悔した「時の超越」を自分用の土産に買い求めました。 -
裏手に登れば…
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ワインの森。田主丸名物「巨峰ワイン」を醸造する、紅乙女酒造のワイナリーです。
巨峰ワイン 名所・史跡
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敷地内では、巨峰もすくすく育ってます。5年前の九州北部豪雨では、大きな被害を受けた葡萄畑。その爪痕はほとんど感じられません。
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森の中のワイナリー、いい雰囲気。
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こっちの試飲も、大盤振る舞いなんだよなあ(笑)。
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フルーツワインやスパークリングワインは有料試飲に変わっていましたが、それでも試飲カップになみなみ3杯で100円なのだから、やはりサービス精神は旺盛。
柿ワインには、甘さの中に芯の通る苦みがあり、料理にも合いそうでウマかったです。焼酎でカバンが重かったので遠慮したけど、車だったら買って行ったかも。 -
14時34分発のバスで、紅乙女酒造を出発。乗客は、僕ら2人きりでした。
これから秋の観光シーズン。11月2日、3日にはシャトルバスも走る「来て見てん山苞の道」も開催されるけど、静かな雰囲気の日常にも、路線バスで訪れる人が増えてくれればと思います。 -
草野上町で途中下車。城下町、宿場町として栄えた町で、近代の擬洋風建築も多く残ります。
バス停前の古民家は、ギャラリーカフェ。 -
旧草野銀行本店は、市の歴史資料館に。
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小ぶりなかわいい洋館は、骨董屋さんになっています。
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県文化財・鹿毛家住宅の脇の砂利道は、耳納連山を背景に、草野のシンボル的な風景です。
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山辺道文化館は、もともと医院だった建物。規模の大きな木造建築で、風格を感じます。
山辺道文化館 美術館・博物館
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集落の山手側に入ると、古民家や果樹園を、細い路地が網の目のように結んでいます。
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案内看板に沿って、気ままに歩きたい街です。
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草野は、つばきの街でもあります。立派な「つばき園」は7年前にオープンしました。
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夏場じゃ、緑しか見えないなと思っていたら…
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小さなつばきが咲いていました。
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周囲の果樹園は、実りの季節です。
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県道沿いには、世界のつばき館も2014年にオープン。
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温室のつばきも時期外れかなと思っていたら…
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元気に咲いている株が1つ!
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アザレアツバキは、今が時期なんですね。
ちょうど1時間後のバスを捕まえ、西鉄久留米駅に帰って来たのは午後5時前。久留米市内で旅気分を満喫できた1日でした。
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