2017/09/10 - 2017/09/10
4953位(同エリア6723件中)
ちゃんさん
もう15年来の付き合いになる韓国の友人が、今年めでたくゴールイン!国境を越えて、ソウルまでお祝いに駆け付けることにしました。ついでに取得した遅い夏休みを利用し、秋の香りが漂い始めたソウル近郊を巡った、4日間の旅の記録。
最終日の4日目、ソウルから福岡まで陸海路で帰ろうとすればほぼ丸1日つぶれてしまうのが残念。移動そのものを楽しむとしましょう。
- 旅行の満足度
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
https://4travel.jp/travelogue/11283479からのつづき
「フレイザー プレイス セントラル ソウル レジデンス」の朝食はなかなか高そうだったので、ホテルの向かい側にあるカフェ「MAMAS」を訪ねてみました。 -
オープンカフェ風の内装。窓は、すぐに閉められてしまいましたけどね。
朝の空気だけはすずしく気持ちいい、ソウルの9月中旬です。 -
フードのメニューは豊富なのですが、開店の朝8時から間もないため、ポテトスープしかできないとのこと。6,500ウォン(≒650円)となかなかの値段でしたが、量があるので2人でシェアしてもOKだそうです。
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というわけで、フレッシュジュース(6,000ウォン≒600円)と、アメリカーノ(3,300ウォン≒330円)をセットにして、ブレックファースト。
ポテトスープはなかなかボリュームがあり、二人でお腹いっぱいになりました。 -
ホテルからソウル駅はすぐそこなので、KTXなら10時過ぎまでホテルでのんびりできるはずです。しかしSRTに乗りたいがために、9時前に早出しました。趣味に付き合ってくれるヨメさんに感謝です。
市庁駅まで歩き、2号線に乗って往十里(ワンシムニ)で盆唐(プンダン)線に乗り換えます。市庁駅 駅
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ソウル市南部の市外の路線だったことから、メトロではなくKORAILの運行だった盆唐線。ソウル市側への延伸が続き、いつの間にか漢江を超え、江北まで進出してきました。
事実上、ソウル市内の地下鉄ネットワークの一員になっており、韓国語が分からない外国人には分かりにくい面も。通称だけでも10号線にすれば?と思います。往十里駅 駅
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約1時間で水西(スソ)へ。首都圏高速鉄道・SRTのソウル側のターミナルです。
盆唐線からの乗り換え通路には、しつこいくらい「SRT 高速列車乗り場」の案内が出ていました。 -
乗り換え通路は、そこそこの長さがあります。乗り換えには10分くらい見込んだ方がよさそうです。ムービングウォークがあるので、体力的な負担感はそれほどではありません。
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乗り換え通路の途中には飲食店が並び、テイクアウトもOK。釜山までの2時間半で、お腹も満たしたい人の願いをかなえます。車内販売はない分、テイクアウト可能な店はソウル駅よりも充実しているように感じられました。
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地下から地上に出ることなく、SRTの待合室まで来れました。
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そして待合室の自動ドアの向こう側は、そのままSRTの乗り場。改札のない信用乗車方式ならではのシームレスさです。
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自動券売機もあるけど、やっぱり利用者は少ない感じ。
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せっかくやって来た始発駅、地上の様子を見てみようとコンコースに上がってみたら、大きな半地下の吹き抜け空間に出てきました。
コンビニや飲食店も充実。てっきり水西駅は地下で完結しているのだと思ってましたが、駅の本体はこちらでした。 -
ギャラリーコーナーも。
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半地下駅とはいえ、地上の駅舎は存在感があります。
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というわけで、改めて地上から地下のホームに降りました。
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利用の多い時間帯の列車ということで、2編成の連結編成。KTX山川では途中駅で分割して、それぞれの行き先に走るパターンが多いですが、SRTは純粋に輸送力確保が目的です。
「おや、お客様、数日前にも乗っていただいたのに、ありがとうございます」
と乗務員さんに声を掛けられびっくり。SRTのクルーはフレンドリーです。特室を使わなかったのがバレちゃいましたが。 -
復路では、4号車を指名買いしました。往路の列車で、編成中の一般室で唯一、座席のタイプが違うことを見つけたので、試してみたかった次第。
座席の色と形が異なり、頭には可動式の枕つき。他の車両より、ゆったりくつろげます。 -
座席が少し厚め…のような。その分、前の座席との間隔が狭い…ような。
気のせいではないことを証明するため、メジャーでも持って行けばよかったと思います。 -
背面テーブルには車内の案内。日本の列車のようです。
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SRの単独運行区間は、ほとんどが地下路線。真っ暗なトンネルを、時速200km以上で滑るように走ります。初代KTXでは問題視された騒音も、だいぶ低減されました。
SR上の途中駅は通過列車もあることから、ホームドア完備。郊外の巨大ベッドタウンを背景に、乗降客は思いのほか多いです。 -
車内販売がないのは寂しいSRT。自販機も基本的には「飲料水の」と案内されており、小腹を満たせるお菓子の種類はわずかです。
充実した駅売店は、簡素な車内サービスの裏返しでもあります。 -
約30分で地上に出て、京釜高速線と合流してしまえば、乗り慣れたKTXと同じ景色。しかし沿線風景は、時代とともに刻々と変化します。
2010年の開業時はそれこそ「農村地帯」だった金泉亀尾駅周辺も、すっかり都会に様変わり。乗降客も目立ちました。 -
釜山港国際旅客ターミナルの威容が見えてくれば、日本への出口はすぐそこです。
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水西から2時間半ジャスト、ぴったり定刻に釜山着。
身障者用スロープの設備がないのか、車椅子の乗客が降りるのに苦労していました。「LCC」だからといって、省いていい「サービス」ではないはず。バリアフリーの観点は、まだまだのようです。釜山駅 駅
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15時のビートルまで2時間。街まで出る時間もないので、おなじみ駅を出て右側の食堂街に出向きました。
いつもの釜山名物テジクッパではなく、パジョンが食べたいというヨメさんのリクエストに応え、ネバって(韓国大手ポータルサイトNAVERで検索して)見つけたのがこの店。 -
朝鮮カルククス。
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ウッディな店内です。午後1時というのに人っ子ひとりいなくて不安になりましたが、この後続々とお客さんが入ってきて安心。SRTのクルーも、制服のままククスをすすっていました。
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HITEは大きめのジョッキで3,000ウォン(≒300円)。最後まで、酒飲み天国を満喫です。
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パジョン(6,000ウォン≒600円)、カルククス(4,500ウォン≒450円)で、韓国料理の食べ納め。よく呑み、よく食べた旅でした。
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釜山駅は、大改造の真っ最中。工事をやっていないことの方が珍しいと思います。
現在は、地下鉄駅との直結通路を建設中。今は一旦外に出ないといけないし、屋根もエスカレーターもないので苦労するんですよね。 -
駅舎の柱には、博多駅との姉妹駅締結の碑が。1987年だから、ビートルが釜山に至る4年も前の話です。
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一方、国際旅客ターミナルのできた港側では、大規模な再開発工事が進行中。巨大なツインタワーを建造すべく、基礎工事が進んでいます。
駅と港の距離が縮まるわけではないけど、施設の中を通り抜けられるようになれば、心理的な距離は近まりそうです。お土産が買えるようなスポットができるといいなあ。 -
出航1時間前に、ビートルカウンターで手続き。信じられないほどガラガラです。
釜山港国際旅客ターミナル 船系
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せっかく作られた待合室も、広さを持て余しているよう。夜のフェリーの時間には、混むのかもしれませんが。
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帰路はお待ちかね、リニューアル後のビートルです。
JR九州高速船ビートル 乗り物
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床はポップだけど、座席はシックに。最近の「水戸岡デザイン」の路線とは、ちょっと違う感じもします。
それにしても、日曜夕方の便なのにガラガラだなあ…。 -
「ゆったりくつろげる座席」も、今回のリニューアルの目玉。足置きが新設されて、くつろげるという触れ込みです。
しかし足置きが付いて足回りがごつくなった分、足元のゆとりがずいぶん減った気が…というか、ハッキリ言って窮屈になりました。 -
これが以前のビートル。前の座席の足回りには何もなく、脚を伸ばすことができました。博多~釜山は3時間という長丁場。うーむ、前の方が良かった…。
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最後尾のデスクに置かれていた貸し出し用の雑誌や新聞は、新設されたマガジンラックに移りました。あまり気付かれていない分、好みの雑誌を選べます。
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USB充電ポートと、イヤホンジャックが付いたのは大きな改善点。3時間の船旅は映画を1本見るのに手ごろで、大型テレビでの映画上映は楽しみの一つです。今まで音声は極小音量で流れており、ほとんど字幕が頼りでした。
数々の邦画の名作を無声状態で見てきましたが、今回「1リットルの涙」を音声付で鑑賞できました。ぜひイヤホンの持参をおすすめします。 -
夕暮れの博多港に入港すれば、4日間のお祝い旅行も幕を閉じます。
福岡天神から久留米までの西鉄特急にも座れて、おかげで翌日からの勤務もバリバリ(?)こなせましたとさ。博多港国際ターミナル 乗り物
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