2017/09/20 - 2017/09/20
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lagunaさん
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鎌倉の古寺で彼岸花(曼殊沙華)が見ごろと聞き急遽、鎌倉へ行ってきました。
当日は曇天模様で涼しく、古寺の散策には絶好のお日和でした。
また、萩の花も見ごろとのことで、ちょっと欲張って歩いてみました。
コースは次のとおり。
JR鎌倉駅西口→英勝寺→海蔵寺→宝戒寺→JR鎌倉駅
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
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JR鎌倉駅西口から北鎌倉方面へ徒歩10分程度で「英勝寺」に到着しました。
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「英勝寺」は扇ヶ谷上杉の家宰「太田道灌」から4代目「太田康資」の娘である、徳川家康の愛妾「お勝の方」が出家して、先祖の住んだ地に英勝寺を建立する。また、水戸徳川家初代「徳川頼房」の猶母で、水戸藩とのつながりが深い。
水戸光圀もこの寺に来て、滞在したと記録にある。
英勝寺は現在、鎌倉で唯一の尼寺です。尼寺というとよく「東慶寺」(駆け込み寺)を思い浮かべる方が多いと思いますが、「東慶寺」は明治になってからは男性が住職となり、現在は尼寺ではありません。 -
英勝寺の拝観門です。
「花だより」が表示されています。 -
拝観料は大人300円です。
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英勝寺に入って、すぐ左側に彼岸花(曼殊沙華)が咲いていました。
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周りの木々の緑と彼岸花(曼殊沙華)のコントラストが何とも言えません。
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彼岸花(曼殊沙華)が丁度今頃が最盛期というのがお分かりになると思います。
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花の盛りは約1週間ほどだそうです。
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しかしながら、彼岸花とはよく言ったもので今日は「彼岸の入り」です。
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ここで一句
曼殊沙華 豪火のごとく 咲き乱れ -
英勝寺の鐘楼は「袴腰鐘楼」といい、鎌倉では珍しいといわれる鐘楼です。
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「袴腰鐘楼」が木々の間から見えます。
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「袴腰鐘楼」の全体像がお分かりになるでしょうか?
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英勝寺の庭では別の場所で「芙蓉」が咲いていました。
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祠堂の裏に廻ってみました。
「英勝院尼」の供養塔のようです。 -
その後ろにはさらにお地蔵さんが祀ってあります。
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英勝寺山門の扁額「英勝寺」は、後水尾天皇の直筆と伝えられます。
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白色の彼岸花(曼殊沙華)ですが、枯れかかってきてます。
これは赤色の彼岸花(曼殊沙華)より咲く時期が早いためだそうです。 -
仏殿から裏山に廻ってみます。
報国寺(竹の寺)に匹敵するくらい見事な竹林があります。
この場所は、代々住職を務めた歴代徳川水戸家の姫君が住んでいた場所といわれます。 -
竹林は9月が見ごろといわれています。
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ここで竹林をしばらく見ていました。
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竹を見ていると何故か気持ちが落ち着きます。
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英勝寺開山「英勝院尼」の墓です。
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英勝寺開山「英勝院尼」から右に歴代住職の墓が並びます。
「英勝院尼」没後は、歴代徳川水戸家の姫君が代々住職を務め、英勝寺は「水戸御殿」と呼ばれました。
お坊さんの墓は「卵塔」または「無縫塔」と呼ばれ、どこのお寺に行っても一目で分かります。 -
英勝寺を出て少し北鎌倉方面に歩くと「十六夜日記」を書いたといわれる「阿仏尼」の供養塔があります。
ここも英勝寺の寺域内の土地です。 -
海蔵寺に行く途中に見つけました。
鶴岡八幡宮で春と秋に流鏑馬神事が執り行われますが、春の流鏑馬は「武田流」が執り行います。
なんだかこの看板を見つけて感激しました。 -
海蔵寺に到着です。
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海蔵寺入り口近くににある「鎌倉十井」の一つ「底脱の井」(そこぬけのい)です。
その名の由来は、室町時代、上杉家の尼が修行していたとき、水を汲むと桶の底が抜け、その瞬間、悟りが開けたとのことです。(ただし、諸説あり) -
海蔵寺に入るとすぐに「芙蓉」が目に入りました。
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「芙蓉」もなかなか味わい深いです。
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海蔵寺の仏殿です。
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海蔵寺仏殿には、本尊である薬師如来、向かって右手には日光菩薩、左手には月光菩薩が見えます。
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海蔵寺仏殿の本尊である薬師如来から右サイドには、弘法大師や伽藍神が祀られています。
海蔵寺を出て、宝戒寺に向かいます。 -
宝戒寺に向かう途中、岩船地蔵堂があります。堂内の地蔵は源頼朝の娘、大姫の守り本尊と伝えられています。
大姫は木曽義仲の子、「木曽義高」(人質として鎌倉にいた)と仲が良く、兄、妹のように慕いあっていたが、頼朝の命で義高が殺されてしまったショックから今でいう「鬱病」となり死んでしまう。
この岩船地蔵堂も海蔵寺の管轄であり、春と秋には海蔵寺で供養がされているとのことです。 -
宝戒寺に到着です。
宝戒寺では、彼岸花(曼殊沙華)より「萩の寺」として有名です。 -
宝戒寺では白と赤の彼岸花(曼殊沙華)が仲良く咲いていました。
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心無い観光客のせいで、踏みつけられている彼岸花(曼殊沙華)が見受けられました。
観光客・参拝者としてマナーやエチケットを守りたいものです。 -
宝戒寺は確かに「萩の寺」の趣があります。
本堂までたどり着くのに、萩の花をかき分けて進むようでした。 -
宝戒寺太子堂です。聖徳太子を祀っています。
毎年、1月22日には、鎌倉市内の建築関係者、造園、石屋などを営む人たちが集まり「聖徳太子講」が執り行われます。 -
得宗大権現(北条高時)を神として祀っています。
この宝戒寺は、鎌倉幕府が崩壊したとき北条屋敷跡を後醍醐天皇が足利尊氏に命じて建立した寺です。
当時は、滅ぼした相手の霊が祟るのを極端に恐れ、その霊を慰めるため寺を建立する慣わしがあったようです。 -
秘仏である「大聖歓喜双身天」を祀ってあるとありますが、私も残念ながらいまだかつて拝観したことがありません。
宝戒寺の参拝を終わり、裏道を通って若宮幕府跡→宇津宮辻幕府跡→JR鎌倉駅に到着し、帰宅しました。
秋のすがすがしい日の鎌倉散策・ワンデイ・トリップでした。
最後まで、お読みいただき有難うございました。
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