サハリンの街歩き（8）新しくなってた（旧ベランダー）

2017/09/11 - 2017/09/13

地球の歩き方や、多くの先輩サハリン旅行者さんがアップしてくれた＜ベランダー＞というレストランに、私も従ってみようと行ってみると、ないないない・・・・　どこにも無い。

エリア ユージノサハリンスク(ロシア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

ユジノサハリン駅から、レーニン通り（レニナ通り）を南下すると、左手にベランダーという店があるらしい。地球の歩き方などに掲載されているらしい。（←持ってない）いろいろな所にちょいちょいアップされているので、きっと素敵なレストランなんだと思って行く。途中とてもかわいいマトリョーシカのカフェがあった。ベランダーで食事をしたあと、ここでカフェをしようと決めた。

マトリョーシカのカフェ＜マルシャ＞の隣は、なんかいろいろな店が入ってたが忘れた。ブロックの一番はじっこは、小洒落たスーパーマーケットだった。

スーパーマーケット。20代くらいの日本人が束できていた。旅行なのか交換留学なのかはわからないけれど、ロシアに詳しい様子だった。
スーパーの中は、噂通り、カバンを入れる鉄格子のロッカーがあり、カバンを預けた。その学生は、つかつかとそのまま入店していたが、特にお咎めはなく、警備のおじさんもただ彼らをじーっと見ていた。果物、野菜、ヨーグルト、チーズが種類豊富であった。酒もお菓子もあり、ちょっとしたバラマキ土産は、ここで調達すると良さそうだった。

しかし無いのでベランダーを調べると、ベランダーの外観と、マルシャの外観がそっくりなわけで・・・　もしや閉店してしまったのか？　窓拭きをしていた店員さんに聞いてみると、食事もできるというのでここに入る事に決めた。

店内に入り、すぐにベランダーが店名だけ変わったことに気づく。バイキングのような舞台が目に飛びこんできた。経営者が変わったとかそういう細かいことはわからないけれど、旅行者にとってはありがたい店だった。
ぼーっとしていると、会計のところからおばちゃんが「おぼん持っていくのよ」と優しく指示を出してくれた。そしてこちらにやってきて、ジュースはこうやって注ぐの。何が食べたい？色々聞いてくれる。

クレープを焼いている、素敵なお姉さんと目があい、クレープが美味しそうだったので、注文する。ソースは？と聞かれると、わからないから適当に指をさすと、メイプルシロップがかかった。未知なるソースじゃなくて本当に良かった。

ボルシチはないかと思い、目の前にあったスープを指し、「これはボルシチ？」と聞いてみた。「ボルシー」「ボルルシェー」「ボリューシュ」と様々な発音をしてみるが、おばさんは「そう？これが食べたいのね！」という具合だった。

えーっと　ニエットでしてね～
「ボゥォーリュシシッ」もう一度言ってみる。

おばさんは、「ああ～～～～～～」と手をぽんと叩き、
「ボルシチね、分からなかったわぁ～」といいながら、配給の方に「ボルシチ１皿よそってあげてね」と注文してくれた。
「大きさは？」なんて聞かれても、返事のしようのない私に、彼女は皿を二種類ぽんと見せてくれた。

そしておばさんは、「サワークリームを入れると美味しいの」と、もっさり入れてくれた。正直、サワークリームは苦手なので少しでいいし、入れなくてもいいと思ったけど、これが本場の味ならと拒否をすることはしなかった。

そしておばさんは、「サワークリームを入れると美味しいの」と、もっさり入れてくれた。正直、サワークリームは苦手なので少しでいいし、入れなくてもいいと思ったけど、これが本場の味ならと拒否をすることはしなかった。

他に、フレンチっぽいサラダの盛合せと、オレンジジュースを取ってしめて350P くらいだったと思う。レシートを紛失してしまった。日本円で700～800円だなぁと思っていた。

クレープはもちもちしていて、とてもおいしい。
サラダもシャキシャキで、ドレッシングもいい。
なにより、ボルシチのサワークリームが今まで食べたことが無いくらい濃厚だった。おばちゃんナイス！

店内は昼どきというのに、そこまで混んではいなかった。

この後私はコルサコフへと向かい、足早にまたユジノサハリンスクへ戻ってくるのだった。ここはたしかアーミーのグッズを売っているお店だった気がする。

街の日を２日前に開催していたようで、撤去作業が行われていた駅前。

どうしても赤と青のイスが写り込んでしまう。

どこへ行っても街の景観が美しい。

夕食、同じ＜マルシャ＞へやってきた。
しかし、入るとなんだか様子が違う。バイキングのブースにはカーテンがかけられている。まさか？？？閉店したの？　
「クローズ」か聞いてみると、店員さんは不思議そうな顔をする。
「入っても（←ここは身振り）モージナ？（いい？）」

どうやらオープンはしているらしい。

席につくと、さっきとちょっと様子が違う。
ナイフとフォークがセットされているし、メニューがテーブルにセットされてあった。もしかしてフルコース的な？？？　そこまでお腹入るかな？

とりあえずコーヒーできるか聞いてみると、アメリカンと、ナントカならOKだと。
アメリカンバジャールスタ。

ロシアでビールを飲んで見る（ライト）
サハリンビールかは不明（メニューで確認しろっ）

メニューから読み取れたのは、ビーフストロガノフと、サーモンのなんとかと、マッシュポテトとあと少し何か。

よって、サーモンの何かと、マッシュポテトを注文した。

サーモンのハンバーグのようなものだった。結構おいしい。
そして、マッシュポテトがめちゃおいしかった。

店内の演出も好きです。
店員さんも、とても気を使ってくれていました。砂糖はいる？などなど。
隣の席では、日本の女子２名。ロシア語が少し話せる様子。留学生かなにかなのでしょうか。いいなぁ。

このレストラン、本当に昼夜どちらもオススメな１軒です。

ユジノサハリンスクへ戻っても、この老朽化対策はかわらなかった。
一般のアパルトメントにもカバーが。

大きな通りの割には、しょぼい（失礼）交通表記ですね。

尊敬されているのですね。花がきれいに添えられています。