2017/09/16 - 2017/09/16
29位(同エリア1497件中)
+mo2さん
今年の夏は、パリで美術館を巡りをしてきたのですが、その話を聞いた母が絵を見に行きたいとのこと。国立西洋美術館などの大きな美術館は、体力的に無理だろうということで近場で考えポーラ美術館に行ってきました。
3連休の箱根でしたが、大型台風が接近中ということもあり空いていました(美術館は、外が雨ということもあり賑わっていましたが)。ポーラ美術館4年ぶりだったのですが、驚いたことにいつのまにか写真撮影OKになっていました。国内だと国立西洋美術館や東京国立博物館ぐらいしか撮影OKでなかったと思います・・・。
展覧会などでOKにすると、それはそれで混雑して鬱陶しいでしょうが、常設展示くらいはOKな美術館が増えてくるとうれしいですね。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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-
ポーラ美術館、バリアフリー対応もしっかりされており、母も駐車場から全く歩かず車椅子で移動することができました。B1及びB2の展示室1・2で特別展「ピカソとシャガール 愛と平和の讃歌」が開催されていました(特別展は写真撮影NGです)。
ポーラ美術館 美術館・博物館
-
ピエール・オーギュスト・ルノワール 「レースの帽子の少女」1891年
展示室2に入ると皆さん写真を撮っています。展示室の方に伺うとコレクション展示室から写真撮影OKとのこと。確かに表示がありました。
こちらは、ポーラ美術館の顔ともいえる作品。レースの帽子の質感や軽やかさを伝える筆致からは、ルノワールの描く喜びが感じ取れるようです。 -
ピエール・オーギュスト・ルノワール「水浴の女」1887年
ルノワールは、最初に感動を覚えた絵画として、18世紀フランスの画家フランソワ・ブーシェの《ディアナの水浴》(1742年、ルーヴル美術館、パリ)を挙げています。1860年代後半からモネとともに印象派の手法で描いていますが、やがて行き詰まりを感じたルノワールは、1880年代初頭のイタリア旅行を機に、この主題に本格的に取り組むことになります。本作品はその頃に制作された1点です。全身像で表された裸婦の身体は、ハイライトと細やかな陰影により量感がもたらされ、浮彫りのように描かれています。身体の向きがわずかにねじれ、動きが生み出されている点は、古代ギリシアやローマの彫刻に典型的な身体表現にも見られ、ルノワールが伝統的な造形を重視して参照していたことがわかります。 -
ピエール・オーギュスト・ルノワール「髪かざり」1888年
ポーラ・コレクションはルノワール15点ぐらいあるはずですが、全て展示されているわけではないようです。 -
ピエール・オーギュスト・ルノワール「休息」1916-17年
入浴の後と思われる裸婦が寝台に横たわる、室内での休息のひとときが描かれています。 -
ピエール・オーギュスト・ルノワール「水浴の後」1915年
ルノワールの晩年の作品。暗緑色の上に置かれた山吹色のハイライトは、ルノワールがとらえた強い光の効果を伝えており、その印象が画面全体にわたって描き出されています。 -
ピエール・オーギュスト・ルノワール「水浴の後」(部分拡大)
本作品に描かれた裸婦は、若々しい血色をたたえるとともに、周囲の自然の生命力を感じさせる色彩と呼応して、輝きを放っています。 -
ピエール・オーギュスト・ルノワール「風景」制昨年不詳
カーニュの町の高台から地中海を望む立地にあった「レ・コレット」あるいはその近辺で描かれたものと考えられます。 -
ピエール・オーギュスト・ルノワール「ロバに乗ったアラブ人たち」1881-82年頃
1881 年の 2 月末、ルノワールはアルジェリアへの一度目の旅に赴いています。その滞在中に制作されたと考えられる本作品には、伝統的な衣装に身を包んだおそらく現地の人々 の、ロバに乗って海岸沿いを進む光景が描かれています。 -
クロード・モネ「セーヌ河の支流からみたアルジャントゥイユ」1872年
1871年12月から1878年1月までの間、モネが活動拠点としたのが、パリから10kmほど離れた、鉄道でおよそ15分の距離にある、セーヌ河畔の町アルジャントゥイユでした。 -
クロード・モネ「グランド・ジャット島」1878年
スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」でも有名な、19世紀半ば以降、舟遊びなどで人気のある行楽地グランド・ジャット島を描いた作品。 -
クロード・モネ 「ジヴェルニーの積みわら」1884年
25点ある積みわらのうちの1点。他はボストンとかスコットランド、チューリッヒなど世界中に散らばっています。 -
クロード・モネ 「睡蓮の池」1899年
先月、ジヴェルニーにあるこの池に行ってきたけどこの景色のまんま残っていて驚き!睡蓮は300点以上描いているのであちこちで見れますが、こちらはいわゆる「睡蓮」第1連作で、太鼓橋を中心に、睡蓮の池と枝垂れ柳が、光の変化に従って描かれています。 -
クロード・モネ「バラ色のボート」1890年
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クロード・モネ「睡蓮」1907年
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エドガー・ドガ「休息する二人の踊り子」1900-05年頃
ドガは、1870年頃に制作された「オペラ座のオーケストラ」(オルセー美術館)ではじめて踊り子を描いたとされています。本作品では、楽屋の踊り子たちのなにげない一瞬の光景が描かれています。 -
エドガー・ドガ「マント家の人々」1879-80年頃
オペラ座のオーケストラのコントラバス奏者をつとめ、写真家でもあったドガの友人ルイ=アメデ・マントの家族を描いた作品。 -
エドガー・ドガ「踊りの稽古場にて」1884年頃
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ジョルジュ・スーラ「グランカンの干潮」1885年
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ポール・セザンヌ「4人の水浴の女たち」1877-78年
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ポール・セザンヌ「砂糖壺、梨とテーブルクロス」1893-94年
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ポール・ゴーギャン「白いテーブルクロス」1886年
ゴーギャンが、ブルターニュの小さな村ポン=タヴェンで下宿宿のグロアネク夫人に贈った作品。 -
フィンセント・ファン・ゴッホ「アザミの花」1890年
1890年6月16日または17日に、描いた数点の野花の静物画のうちの1点。ゴッホは、7月27日、自らの胸にピストルを発砲し、その2日後に亡くなっています。 -
アメデオ・モディリアーニ「ルニア・チェホフスカの肖像」1917年
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ピエール・ボナール「浴槽、ブルーのハーモニー」1917年頃
本作品は、伴侶マルトが体を洗う姿を描いており、ほぼ同じ構図で、ボナール自身がマルトを撮影した写真が現存しており、昨年開催されたピエール・ボナール展(国立新美術館)にも出展されていました。 -
ジュール・パスキン「果物をもつ少女」1927年
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ジョルジュ・ブラック「レスタックの家」1907年
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アンリ・マティス「襟巻の女」1936年
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アンリ・マティス「リュート」1943年
マティスの作品はオランジュリー美術館にたくさんありましたが、特徴的な赤です。 -
第5展示室では「日本の化粧道具と洋画でひもとく―よそおいの近代」として化粧道具や近代の女性美を象徴する日本の洋画が展示されていました。
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岡田三郎助「あやめの衣」1927年
婦人雑誌の表紙絵や百貨店のポスターも手掛けていた岡田三郎助の洋画。 -
藤島武二「女の横顔」1926-27年
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展示室4は「ポーラ美術館のガラス工芸」としてアール・ヌーヴォーの代表的な作家であるエミール・ガレのガラス工芸が展示されていました。
(左)「ケシ文花器」1900年頃
(右)「クロッカス文花器」1898年 -
エミール・ガレ「ケマン草文花器」1895年頃
ガレのガラス工芸の特徴は植物や昆虫といった自然をモティーフにしたもので、彼の工房の扉には「わが根源は、森の奥にあり」と彫られていたそうです。 -
エミール・ガレ
(左)「ヤグルマギク文水差」1879-82年
(右)「菊にカマキリ」1884-1904年
日本的なモティーフの作品が続きます。 -
エミール・ガレ「菊にカマキリ文花器」1880年代
モティーフは菊にカマキリ。 -
エミール・ガレ「菊花文花器」1900年
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エミール・ガレ「ユリ文花器」1895-97年
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エミール・ガレ「紫陽花文ランプ」1904-06年
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エミール・ガレ「蘭文耳付花器」1896年頃
蘭をモチーフにした作品も何点か展示されていました。 -
エミール・ガレ「アザミ文花器」1884年頃
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エミール・ガレ「タンポポ文耳付花器」1890年代
タンポポの花や白い冠毛をつけた種子、カミキリムシのような昆虫が見事に描かれています。 -
見せ方(展示方法)も美しい。
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ミュージアムショップ、レストランも充実していました。
母も美術館満足していましたが、意外にも一番気に入った作品はピカソの「花束を持つピエロに扮したパウロ」だったようです。ポーラ美術館 美術館・博物館
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クロード・モネ「セーヌ河の日没、冬」1880年
モネは、1878年1月にアルジャントゥイユを離れてパリに滞在した後、8月からパリの北西約60km、メダンとジヴェルニーの間に位置する、セーヌ河の湾曲部にある小さな村ヴェトゥイユに転居しました。その年の冬、フランスを襲った記録的な寒波により、セーヌ河が氷結します。そして翌年の1月、氷が割れて水面を流れるめずらしい光景をモネは眼にし、描く時間や視点を変えて繰り返し描いています。 -
クロード・モネ「国会議事堂、バラ色のシンフォニー」1900年
1900年冬に、モネは息子ミシェルが留学していた英国のロンドンに滞在し、「国会議事堂」の連作を描き始めています。 -
クロード・モネ「エトルタの夕焼け」1885年
ノルマンディーの英仏海峡に面した漁村エトルタの海岸を描いた作品。
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