大山登山と鳥取の名宿「岩井屋」「旅館大橋」宿泊4泊5日　その9三徳山三佛寺＆倉吉観光編

2017/07/28 - 2017/08/02

昨年来、相方から大山に登ってみたいというリクエスト。その一方で鳥取には以前から宿泊してみたいと思っていた足元湧出の温泉宿が2軒があり、ちょっと贅沢ですが今年の夏はその両方を叶える旅です。天候予備も考えて大山の麓のとやま旅館に2泊、3泊目は岩井温泉の岩井屋、4泊目は三朝温泉の旅館大橋に宿泊。前半は頑張って、後半は観光を最小限にして宿でゆっくり過ごす計画です。

　その9。5日目。三朝温泉の旅館大橋さんをチェックアウトし、三徳山三佛寺へ。さすがに足や膝に疲れもあるので参拝は本堂までにしました。その後、倉吉に向かい、打吹玉川地区を観光。ゆっくり歩いて白壁土蔵や赤瓦の風情がある街並みを見て回りました。

エリア 倉吉(鳥取)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

まず投入堂遥排所へ。

皆さんはこちらの双眼鏡で見るのですが、旅館大橋の仲居さんのご指南を受け、

すぐ隣にある海老谷橋を渡り切ったところからの方が良く見えると教えていただいたので、こちらから眺めました。

こちらからの方が木が邪魔にならずに見えます。

遠くではありますが、はっきり見えました。

カメラの望遠で、肉眼ではわかりにくところも良く分かります。

道を挟んでところには坂道があり、この先にも遥排所があるようです。

車を最寄の駐車場に停め、三徳山三佛寺へ。

三佛寺 寺・神社・教会

階段を登り、

三佛寺 寺・神社・教会

この参拝受付案内所で入山料を支払います。

三佛寺 寺・神社・教会

階段は続き、

三佛寺 寺・神社・教会

三佛寺に到着。

三佛寺 寺・神社・教会

こちらが本堂。

三佛寺 寺・神社・教会

参拝。

三佛寺 寺・神社・教会

境内には礼拝岩があり、

三佛寺 寺・神社・教会

地蔵堂も見える場所がありました。（看板があります。）

地蔵尊七福神。

三佛寺 寺・神社・教会

水琴窟があり、仏様に水をかけると透き通るような琴の音色を聴くことができました。

三佛寺 寺・神社・教会

隣の仏様の下から聞こえてくるようです。

階段を下り、

三佛寺 寺・神社・教会

宝物殿を見学。実際に投入堂で使われていた材木や、安置されていた「金剛蔵王大権現」の展示などもあり、見ごたえがありました。

さらに階段の中ほどにある輪光院も参拝。

輪光院 寺・神社・教会

正善院は修復中。庭がきれいという事なので、見たかったですね。

皆成院。

駐車場に戻り、車で移動。

皆成院 寺・神社・教会

次に向かったのは倉吉です。無料の駐車場に停め、まずは観光案内所で散策マップを入手。

赤瓦十号館 名所・史跡

ちょうど12時になり、まずは昼食。

よね グルメ・レストラン

日替わり定食。この日はサーモンのバターソテー。ほうれん草、モロヘイヤのお浸し、南瓜の薄甘煮など。

驚くのはその値段。これだけ揃って500円です。豪華な宿のご飯の後はこれぐらいがちょうどいいですね。

よね グルメ・レストラン

食後、倉吉の街を散策。

この玉川沿いに白壁の土蔵が立ち並び、石橋が川に架かっている風景。

白壁土蔵群 名所・史跡

これが倉吉です。外壁は杉焼き板の縦目張りで上方が漆喰壁で統一されています。

白壁土蔵群 名所・史跡

こういう古い建物が残っているんですね。

赤瓦十一号館 陶芸館 名所・史跡

こちらは土産物屋＆カフェですが、外壁はリニューアルしたようです。

赤瓦五号館 久楽 グルメ・レストラン

一番大きな建物だったのが赤瓦一号館。

赤瓦一号館～十八号館 市場・商店街

大正時代に建てられた醤油の仕込み蔵です。

赤瓦一号館～十八号館 市場・商店街

中は改装され現在は土産物店などが入っています。この屋根の骨組は、柱と柱に梁を渡し、梁の上に束柱を立て格子状の構造で、伝統的な日本の建築技術。そのまま残っています。

赤瓦一号館～十八号館 市場・商店街

一方こちらは西洋建築独特の三角形を集めた型式で組み立てられています。

赤瓦一号館～十八号館 市場・商店街

赤瓦7号館である元帥酒造。杉玉もあり風情があります。

観光協会からも近く、絵にもなるので多くの観光客がカメラを向けます。

元帥酒造 専門店

正面から。良く手入れもされていてきれいです。

ここから本町通りを西へ歩くと、

元帥酒造 専門店

旧日本産業貯蓄銀行、倉吉支店だった建物があります。古い街並みに一軒こんなレトロな西洋建築があるのがまたいいですね。日本の建物では見られない窓の取り方や装飾が見事です。

ぎゃらりい和 名所・史跡

さらに西にある赤瓦六号館の桑田醤油醸造所。

桑田醤油醸造場 グルメ・レストラン

京風建築の町屋がなんとも風情があります。京都で修業した大工が建てたそうです。

桑田醤油醸造場 グルメ・レストラン

ちょっと店内を覗かせていただきました。これはTVチャンピオンのドールハウス職人選手権で作られたもの。見事に再現されています。

桑田醤油醸造場 グルメ・レストラン

横は杉焼き板の縦目張りと漆喰壁。

桑田醤油醸造場 グルメ・レストラン

打吹公園通りを越えて進むと、弁天参道があり、奥が大連寺です。

大蓮寺 寺・神社・教会

立ち並ぶ赤い灯篭が不思議な雰囲気です。

大蓮寺 寺・神社・教会

高田酒造。

高田酒造 名所・史跡

この右端の2軒の建物にレトロな看板があるはずなのですが、現在はありませんでした。地震の影響でしょうか。

今日もいい天気で、少しバテてきたので、近くにある喫茶店へ。

本町通りから少し入った所にある、おるすばん灯さん。

おるすばん灯 グルメ・レストラン

シフォンケーキとアイスコーヒーで休憩。素敵なご夫婦がやっておられるカフェでステンドグラス工房もあります。このシフォンケーキは本当においしくお勧めです。

ここで一服して、本町通りを東の端へ。

おるすばん灯 グルメ・レストラン

赤瓦十三号館は旧国立第三銀行・倉吉支店だった白壁倶楽部。
屋根は黒瓦、外壁・軒裏は漆喰、腰は石張り、窓には鉄格子がはめられています。明治時代に建てられた木造の擬洋風の建物がこれだけきれいな状態の残り、今も現役で使われているという事が素晴らしいですね。

赤瓦十三号館 レストラン白壁倶楽部(旧国立第三銀行倉吉支店) 名所・史跡

白壁倶楽部を左に曲がり、再び玉川沿いまででました。

白壁土蔵群 名所・史跡

この橋辺りが、映画「男はつらいよ」のロケの場所らしいです。白壁土蔵と打吹山が同時に見る事ができるポイントです。ただ地震の爪痕のブルーシートが痛々しい。

打吹山 自然・景勝地

最初に昼食を食べた辺りまで戻ってきました。相方がお土産を買いたいというので、ワイン蔵で鳥取県産の葡萄を使った純国産のワインを購入。

ワイン蔵 グルメ・レストラン

いつも最後が慌ただしくなりますが、今回は比較的ゆっくり見て周る事ができました。（昼食を食べている時間を含めて2時間半）きれいな街並みを維持するのは大変な努力が必要かと思いますが、がんばってほしいですね。

14時半を過ぎました。そろそろ空港へ向かいましょう。

白壁土蔵群 名所・史跡

レンタカーを返却し、空港で一息。
通して見ていただいた方はお分かりだと思いますが、今回鳥取砂丘にはいきませんでした。当初は2日目大山夏山登山コース、3日目午前中に大山周辺の観光をして、午後は砂丘に行くつもりでしたが、図らずして2日続けて大山に登ったので、後半に無理に詰め込みませんでした。結果的にはそれでよかったと思います。
時間になり搭乗ゲートを通ると、

米子鬼太郎空港 (米子空港) 空港

窓から大山がくっきり！近くにいる時には全然姿を見せてくれませんでしたが、最後になってお見送りですか。
改めて、大山では2日続けて登った事で、全く違う素晴らしい景色を見る事が出来大満足。また登ってみたいと思う山が増えて本当に困ります（笑）いい旅行になりました。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

おまけ。倉吉のワイン蔵で購入した「伯州」と空港で購入したお土産。