2017/04/05 - 2017/04/08
1716位(同エリア4468件中)
三峯霧美さん
桜の咲く観光ハイシーズン、嵐山は観光客に溢れています、それでも桜はとても綺麗。
二日目は嵯峨野から嵐山へ、天龍寺と塔頭を廻り、有名な景色の渡月橋を楽しみ、夜は二条城へ夜桜見物に行きました。
しかし・・・二条城で予想通りに雨が降ってきました。
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大賑わいの竹林の道を抜け、天龍寺方面に向かって歩いて行きます、人も車も多い。
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天龍寺の参道もたくさんの人。奥に嵐山。
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14:27 弘源寺 天龍寺塔頭
春の特別拝観中で。同じく特別拝観中の宝厳院との共通拝観券を購入
1429年 細川持之公により創建、創建当時は二尊院の隣にあり、広大な寺領だったそうです。ご本尊は観世音菩薩。弘源寺 寺・神社・教会
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山門を入ると外の喧騒から切り離されたように静かです。参拝者は他に誰もいない。
受付は新しい建物で御朱印帳を預けて拝観。
竹内栖鳳やその一門のとても上品な日本画が展示されていました。
足早に目を通すだけなのが残念な美しい絵の数々でした。 -
特別拝観の虎嘯の庭(こしょうのにわ)は、寒いからか硝子戸越しに眺めました。「龍吟じて雲起こり、虎嘯きて風生ず」という禅の悟りの境涯を表す言葉から名付けられました。
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幕末、長州藩士が逗留し、血気に走った藩士が試し切りした傷跡が柱に残っていました。
拝観にいらした方は、この刀の跡を見に来たそうです。
裏側も手入れの行き届いた庭がありました。 -
お抹茶とお菓子で一息入れました。お庭を見ながらほっとするひととき。
嵐山界隈はどこに行っても人ばかりだったので、やっと心を落ち着けられた感じ。
お菓子は老松の御所車 少し疲れた体には甘みがうれしい。 -
毘沙門堂 毘沙門天像は、日本の仏像とはちょっと違う優美なポーズ。
インドの仏師によってつくられたそうで、流れるような姿がエキセントリック。
中国を経て、比叡山の無動寺から引源寺にやってきたという伝承です。
この像が見れただけでも、拝観料のコスパはいいと思うほどの素晴らしさ。 -
御朱印は毘沙門天。
お隣の慈済院にも寄ってみましょう。 -
慈済院 弁財天をまつるお堂。天井に龍が描かれていました。
慈済院 寺・神社・教会
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お次は宝厳院に向かいます。なんだか急に人が少なくなりました。
天龍寺の塔頭は、外国人観光客には人気がないようです。 -
15:02 法厳院 天龍寺塔頭 大亀山宝厳院 だいきざん ほうごんいん
1461年細川頼之公によって現在の上京区に創建、応仁の乱で焼失し1573年頃秀吉によって再建されますが、明治時代に河川工事の為、弘源寺内に移転。
受付で共通拝観券を見せて門をくぐります。宝厳院 寺・神社・教会
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門から後ろを振り返ると、秋はもみじのトンネルになる参道。
ここは天龍寺塔頭の妙智院の跡地で、幕末の兵火で畑になっており、大正期に日本郵船の重役が別荘として整備しました。
2002年に宝厳院がこの地を購入して移転、再興されました。 -
玄関門をくぐるとすぐに売店があり、書置きの御朱印を頂きました。
境内はあちこちに枝垂桜が咲いています。 -
獅子吼の庭
室町時代の禅僧策彦周良禅師によって作庭されたもので、獅子吼とは仏が説法するという意味だそうです・・・お庭は手入が行き届き、とても新しい印象を受けました。 -
風の音、鳥の声を聴き、草花を眺めながらの散策。
白い水仙が春を待つ庭のアクセント。 -
獅子岩 どうも後ろ側から撮影したみたい?。
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本堂前は枯山水の庭があり、その向こうに無礙光堂
ご本尊は十一面観世音菩薩
本堂拝観は別料金なので、迷ったのですが、再訪できるか分からないので、拝観することにしました。
見どころは田村能里子氏の障壁画、鮮やかな朱色からサーモンピンクの美しいグラデーションの砂漠に、観音様が現世に現れたという33人の姿を描いています。
人物の表情に引き込まれ、時間を忘れてしまいそうです。 -
大正時代、別荘の建物として使われていた書院、取り壊される予定でしたが、建物の価値が認められて保存されることになりました。
ここは凄い別荘でしたね。財閥系企業のすごさをまざまざと感じる次第、しかし、なんて贅沢な素晴らしい眺めなんでしょう -
御朱印は念彼観音力 ねんぴかんのんりき
観音菩薩の力を念ずれば・・・という意味。 -
通りの反対側には羅漢さん。その奥は、何度も映像で見たことのある湯豆腐屋さん。
ああ、ここだったのか・・・。 -
ピンク色の枝垂桜が満開で、道行く人は、つい立ち止まって撮影。
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15:42 天龍寺の参道に戻り、法堂の横の授与所で御朱印を頂きました。
これだけの人がいるのに、御朱印の窓口は一つだけで混雑していません・・・というのも。 -
御朱印は全部ハンコだったからです。
覚王宝殿 お釈迦様をまつった場所だという意味。 -
この日はイベントがあるため堂宇の参拝はできませんでした。年に数回の拝観休止日に当たってしまった。まったく調査不足でした。
庫裏の入り口から有名な絵が垣間見れる。天龍寺 寺・神社・教会
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霊亀山 天龍資聖禅寺 れいきざん てんりゅうしせいぜんじ
ご本尊は釈迦如来 開基 足利尊氏 開山 無窓疎石
大方丈と曹源池庭園 700年前の夢窓国師作庭の面影をとどめているという、池泉回遊式庭園 -
庭園の中はぞろぞろと人が歩いています。竹林の道の途中に天龍寺の北門があり、竹林の道を歩いた後は、天龍寺の庭園を通って戻るコースになっているようです。。
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巨石二つで隆門の滝 いわゆる登竜門を表現しております。
お寺は足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために創建しました。尊氏と後醍醐天皇は対立していましたが、尊氏は夢窓国師の勧めで建立することなりました。 -
京都五山の第一で、子院150寺でしたが、度重なる火災により規模を縮小し、蛤御門の変でも焼失、伽藍の大部分は明治の後半に建てられたものです。
小方丈ではイベントが行われていました。 -
小方丈の正面の山の斜面には枝垂桜がたくさんあって桜のシャワー。
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枝垂桜を上から見てみる・・遠くに比叡山。
写真は人が少ないですが、実はこの桜の下をぞろぞろと沢山の人が歩いています。外国人の割合が高く、ここでも着物姿の中国人のカップルが枝垂桜の下で写真撮影してて、キスシーン絶賛公開中。やれやれ。 -
北門に近づくと、竹林の道に続く竹林。
ここから引き返し、渡月橋に行ってみましょう。
ところで、天龍寺の庭園のトイレはペーパーが無かった、持っててよかった!
今どき珍しいですが、これだけの人数だと、経費節減は仕方ないか・・・。 -
渡月橋に行こうとして、法堂の雲龍図を見ていないことに気が付きました。
結構なお値段ですが、迫力ある龍は見ごたえがありました。明治に描かれたものの痛みが激しく、平成に入って書き直された龍です。 -
桂川に向かって歩いて行きます。雨が降って来そう・・。
そういや、長渕剛のデビュー作は「雨の嵐山」という、とんでもなく暗い曲。 -
その「雨の嵐山」の歌詞が「雨の降る京都の嵐山を二人、息を切らしながら登り始めていく」とあるのです。
ははは。嵐山を登るってねぇ・・・。
1977年のリリース、当時アンノン族御用達だった京都嵐山を題材にして、長渕が自分の勝手なイメージだけで、流行の場所を織り込んで作った歌。
売れたかったんでしょうね。 -
川沿いを渡月橋に向かって歩いて行くと、最近話題の「%」のアラビカのコーヒーショップ。行列です。さっきお抹茶を頂いたので、スルーしました。
ここでコーヒーを飲んだという友人に聞いたら「コーヒーの味は普通だった」そうです。 -
17:13 渡月橋を渡ります。有名な場所なので、ちょっと達成感が湧きました。
亀山上皇が橋の上を移動する月を眺め、「くまなき月の渡るに似る」といったので渡月橋渡月橋 名所・史跡
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川の上流を見ます、貸しボートもあるようで。山の斜面を桜の帯。
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橋脚と橋桁は鉄筋コンクリートで、欄干は周囲の風景に溶け込むように木製なんだそうです。数年前の洪水時も流されることなく健在です。
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17:20 櫟谷宗像神社 いちたにむなかたじんじゃ
渡月橋の袂にある、松尾大社の摂社で 櫟谷社と宗像社の2社が1殿に祀られています。櫟谷宗像神社 寺・神社・教会
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櫟谷社は式内社 櫟谷神社に比定されています。
境内はモンキーパークいわたやまの入り口に隣接していて、入場者は神社の境内を通って行きます。 -
17:36 もう一度橋を渡って、桜が咲いている土手まで移動。
桜を入れて写真を撮影しました。
周りは桜バックの自撮りする和服を着た外国人ばかり。 -
ランチにおにぎりを食べただけだったので、お腹がすきました。
この時間なら空いてるだろうと、鯛茶漬のお店に向かいましたが、見事に営業終了していました。残念、ちょっと贅沢しようと思ったのにな。 -
仕方なく、向かい側のうどん屋さんに入りました。
おづる。 温かいものが食べたい。嵐山うどん おづる グルメ・レストラン
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九条ネギと鴨のうどんを注文。
最初の一口の汁は、だしが体にしみこむように美味しいです。日本人で良かったなんて思う一瞬です。 -
18:19 うどん屋さんを出ると雨が降っていました。
小雨ですが、観光客も足早に駅に向かう。 -
18:25 嵐電 嵐山駅 着物フォレストという友禅をライトアップした小路。
雨に濡れた石畳に反射して、とても綺麗でした。 -
18:27 嵐電で嵐電天神川駅へ。観光客で車内はいっぱいです。
天神川で地下鉄東西線に乗り換えて二条城前へ。 -
19:00 二条城へ ぞろぞろと人の流れに乗って歩いて行きます。
そういえば、中学の修学旅行で訪れた記憶が、ちょっと残ってます。
ライトアップで夜桜見物、入場料は400円 -
まずは唐門のプロジェクションマッピングを見物。雨はやんでます。
この後、清流園のプロジェクションマッピングを見るのに、30分ほど待ちました、その間に雨が降ってきました。元離宮二条城 名所・史跡
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桜の木はライトアップだけではなく、プロジェクションマッピングの演出もあります。木の根元が水の波紋のように揺れています。
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桜の花もピンク色にライトアップされるて、化粧を施したようです。
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日産のリーフを電源にしたライトアップ。残念ながら、この枝垂桜は全く咲いてない。
このあたりから雨が本格的に降ってきました。 -
飲食スペースは屋根がなく、雨ざらし。皆さん横目に見ながら、足早に出口に向かいます。テントの飲食販売やお土産販売も呼び込みを頑張ってますが、傘を持っての買い物は、ちょっと・・・。
二条城の桜は3分咲きといったところでした。雨は降ったりやんだり。 -
20:00 二条城前からバスで堀川中立売へ。交差点のファミマで夕食を調達して、この日の宿の京都平安ホテルまで、12分ほど歩きました。普通の住宅街の道だし、歩き回って疲れていたせいか、とても長く感じたのです。やっとこさ、チェックイン。
スマホの万歩計は3万歩を記録・・・11時過ぎには夢の中でした。
この日は桜の数ほど人を見たような錯覚を覚えた一日でした。
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