ウィーン・シュテファン大聖堂コンサート

2017/08/12 - 2017/08/12

ウィーン、シュテファン大聖堂の週末コンサートに行ってみました。やっぱり、ウィーンに来たからには、何らかの「音楽活動」しないと(笑)。
検索すると、いろいろなコンサートがある、ある、ある。さすが、ウィーン。クラシックファンなら、いろいろ行くのかもしれないけど、夜のコンサートだと、昼間の観光疲れで居眠りしそう。。ここはやっぱり、知ってる曲が無難。というわけで、シュテファン大聖堂の「ヴィヴァルディ・四季」にしました。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0

コンサートはPM8:30から、8:00から入場可、とのことで、昼間、観光して夕方いったんホテルに戻り、仮眠。時差ボケで夜寝れていなかったため、爆睡してしまった。
ウィーン中央駅前のホテルからリンク内の観光地までは、トラムD線を愛用していたのだけど、シュテファン大聖堂はリンクの内側なので、リンク沿いに走るトラムは不適。渋々、地下鉄U1を使用。
7時ころには到着。おお、これはすごい聖堂だわ。
シュテファン大聖堂のコンサートは有名なので、聖堂前で切符を売っている人が何人かいた。ダフ屋じゃないとは思うけど。
私はclassictic.comというページで予約済なので、出力したPDFを切符売り場の人に見せて、チケットに交換してもらった。

一時間ほど、シュテファン大聖堂あたりの繁華街をうろつく。
目抜き通りなので店も人もいっぱいだけど、お店はねー、東京もニューヨーク(去年行ったので)もウィーンも、そうは変わらない感じ。ほしいものはアマゾンとかヤフーで買えるしね。特に「ウィーンにしかない」ようなお店もないので、ブラブラして時間をつぶす。
おお、シュテファン大聖堂が夕焼けになってました。

あの先端には何が?

アップにしてみたが、天使とか神様がいるわけではなさそう(笑)。

8時前には、聖堂前に入場待ちの行列ができていたので、並ぶ。風が冷たい。。。寒い中待つのは辛かったが、指定席ではないので、並ばないと。8:15くらいに、ようやく入場開始。
席は、ステージ1、2、3でエリアが分かれており、値段がかなり違うけど、一生に一回の機会なので、ケチらず、ステージ1にしました。

ステージ1は、もちろん、一番前のエリア。前から三列目に座れました。

うっわー、あの奥の絵はなんだろう?

コンサート中は写真撮影をしなかったので、写真はありません。
…が。「ウィーン室内管弦楽団のソリスト達によって結成されたアンサンブルが演奏を担当します。」との説明でしたが、素晴らしかったです。バイオリンて、こんな凄いものなのか、と思いました。特に、四季のときに出てきた男性が、バイオリンを立って弾いたのですが、これぞ「The 男の仕事」って感じで、彼の出す音に戦慄しちゃいましたね。背筋がゾーーっとしました。

一時間のコンサートが終わって出てみると、夕方と違う、これまた素敵な光景になっていました。

帰途につきながらも、頭の中を「春」の旋律がずーっと流れています。「春」は甘くない。緊張感? 焦り? このままじゃだめ、なんとかしなきゃ、ギリキリの線に立っているけどどうする? のような、不安定なものが湧き上がってくる…
みんな、なぜクラシックを聴くのでしょう? きれいなものを内に入れるため? 楽しいから?
奥が深いですね。もっと勉強しなきゃ。一生、忘れない音を聞けたコンサートでした。
お席は、ステージ1にしてよかったです。プロの演奏者の方の演奏中の様子がよく観察できたので、音と映像の両方が記憶に残りました。後ろの席だと、音だけだったかもしれません。